東方染色記   作:折れない黒鉛筆

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どうも、オデッセイやらポケモンやらで財布の中身が寂しくなりそうなうp主の折れない黒鉛筆です。
内容少なめですが許してください何でも(ry
さて、第十一話です。今回はとうとう異変の元凶が出てきます。といっても二次創作だとカリスマがブレイクすることでお馴染みのあの吸血鬼なんですけどね。あと妹様も出てきます。少しだけですが。
それでは、第十一話をどうぞ。

前回のあらすじ
紅魔館の中に入った
咲夜と戦った
決め撃ちして何とか咲夜に勝利した

修正履歴
2017/12/23 台本形式を修正+ストーリーがズレない程度に文などを修正


第十一話 紅霧異変第3話:異変の元凶と狂気

俺は少し前(メタイこと言うと前回)霊夢と協力して咲夜を倒し、異変の元凶を探す為にここ紅魔館をひたすら歩いている。なのだが…

「…どこだよここ…」

「どうやら迷子になったようね。あのメイドに道を聞いておくべきだったわ。」

はい。完全に迷いました。かれこれ一時間は歩いてるよな?これ。なのに全くもってそれっぽい場所が見えない。この紅い霧の影響もあってか、どんどん体調が悪くなる一方だ。

「…どうする?霊夢。」

「もしかしたらその異変の元凶が一階にいる可能性もあるかもしれないわね。一度一階に戻る?一応一階は魔理沙が調べてるんだけど…」

マジかよ。この館に魔理沙もいるのか。あの時見た予知夢が本当にならなければいいが…取り敢えず一階に戻ろうと提案しようとするが、ここで何かが俺の視界に入ってくる。

「おい霊夢。あそこにいかにもそれっぽい扉があるぞ。」

「あそこ?ああ本当ね。しかもあの中から強い妖力を感じるわ。きっと異変の元凶があそこにいるのかもね。」

妖力…?まーた知らない単語が出てきたぞ。多分言葉の意味からして霊力と似た力なんだろうけど…まあ後で聞くとするか。そんなことより今は目先の異変だ。

「…入る?嫌な予感しかしないんだけど…」

「当たり前じゃない。それにあんた、相当無理してるでしょ。この紅い霧のせいで。ならさっさとこの異変を終わらせたほうがいいんじゃない?里の人達も困ってるでしょうし。」

「…お前には全部お見通しだったって訳か。」

そう言いながら霊夢の方を見ると、既に扉に手をかけていた。あ、もう開けちゃうんすね。まだ心の準備が…とか言ってもどうせ待ってくれないだろうしやるしかないだろう。…まあ所詮俺は一人じゃ何もできない雑魚だから霊夢のアシスト専門でもした方が良いかもな…

そう考えていると、霊夢が扉を開く。その部屋の中には、子供のような容姿をした少女が一人。その少女はまるで、いや、あの予知夢に出てきた青髪の少女とほぼ同じ容姿をしていた。

若干水色がかかった青い髪にナイトキャップをかぶっている。白がかかったピンク色のドレスっぽいものを着用しており、見た目はまるで子供のようだが、その背中には蝙蝠のような翼があり、それが彼女が人間ではないことを物語っていた。

「あら、ようやくご到着ね。博麗の巫女に…あなたは?」

「俺か?俺は天ケ原康介。外の世界で暮らしてて諸事情で帰れなくなったいわゆる外来人ってやつだ。」

「そして、私が博麗の巫女の博麗霊夢よ。」

「あら、これまたご丁寧に。私は紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ。」

「単刀直入に聞くわ。この紅い霧を発生させたのはあんた?」

あら霊夢さん。いきなりそれ聞いちゃいますか。まあそっちの方が面倒くさくなくて良いと思うが…こんな質問に「そうだよ」みたいに答える奴なんかいるのか…?

「そうよ。私がこの霧を発生させたの。」

前言撤回。ここにいたわ。取り敢えずこいつが異変の元凶ってことは分かった。けど…何故こんなことを?

「一ついいか?お前は何でこんなことをしたんだ?」

「吸血鬼の弱点を克服しようとして何が悪いの?」

その言葉を聞き、内心俺は呆れる。克服って言ってももっと他に方法は無かったのか…?例えば日傘さすとか。取り敢えず説得してみますか…なんとなく返答の予想はついてるけどさ。

「なあレミリア。この霧を晴らしてくれないか?人間の里を始めとした大体の人間に悪影響が出てるんだよ。」

「お断りね。第一なんで勝手に入ってきて美鈴と咲夜を倒した奴らの願いを聞かなきゃいけないのよ。」

デスヨネー。やっぱり断られたよ。それに正論だから言い返せないし。となるとやっぱり…実力行使しかないのか?そう思って霊夢を見ると、既に臨戦態勢に入っていた。あ、これもうやるしかないやつだ。霊夢の目がそんな感じになってるもん。

「そう…もう夜で時間もないわ。ここであんたを…倒す!」

「やれるものならやってみなさい。この夜の帝王と呼ばれた吸血鬼に勝てるのならね!」

(あー…やっぱりこうなるのね…。取り敢えずやりますかあ…死なない程度に頑張ろう。もちろん霊夢も殺されないようにアシストもしなきゃな。そういや魔理沙は大丈夫かなあ…)

こうしてレミリアと霊夢(あと俺)の激しい戦いが始まった…

 

 

 

 

 

 

─────

 

 

 

 

 

 

「ふふふ…さっきまでの威勢はどうしたのかしら?」

「うるさいわね!これでも喰らいなさい!霊符「夢想封印」!」

「そんな単純な攻撃、簡単に避けられるわよ?」

「は…?レミリアが大量の蝙蝠に!?んでもってサクッと躱されてるし…」

「はあ…はあ…どうしたらあいつに攻撃が当たるのかしら?」

さっきからずっとこんな調子だ。何せレミリアは吸血鬼だ。あの時の人間の里の妖怪や咲夜とかとは全く持って格が違う。正直今の状態で挑むべき相手じゃなかった気さえする。

「霊夢…どうする…?こっちの攻撃全く当たらんし相手もまだ本気じゃないだろうし…」

「これはあくまで弾幕ごっこよ。被弾さえさせればこっちの勝ち。つまりどうにかして被弾させたいんだけど…」

「どうする…ってん?」

……地面が揺れている。地震?んなわけ無い。何かが下から飛び出してくるかのような感じの揺れ方っぽいけど…そして何か嫌な予感が…

そう思った次の瞬間、下から見覚えのある何かが飛び出してきた。

「うわあああ!どいてくれええ!」

「ちょっ…痛ぁ!」

いきなりどいてくれと言われてもどけるはずがなく、敢え無く俺は下から出てきた何かとぶつかってしまった。何とか俺は能力を最大限に活かして後退するのを止める。

「痛ってえ…って魔理沙!?どうして…?」

「康介じゃないか!大変なんだぜ!あいつはヤバい…」

「あいつ…?あいつって誰のこと…?ってまた誰か飛び出してくるわよ。」

その霊夢の声を聞きつい先程魔理沙が突撃して出来た穴の方を見ると、また人影が飛び出してきた。いや、吹っ飛んできたと言ったほうが正しいかもしれない。それに人影の様子がおかしい。

(あいつ怪我か何かしてるんじゃないか…?)「魔理沙!そこどけ!」

そう思って魔理沙をどかし、俺はその吹っ飛んできた人影に向かって飛ぶ。そして近くまで行きその人を受け止める。

受け止めた少女は寝巻きのような薄い紫っぽい服を着ていて、髪は服より濃い紫。頭にまるでドアキャップのような帽子をかぶっていて、その帽子には三日月の飾りがついていた。そして俺の予想通り彼女は左腕に怪我を負っていた。

取り敢えずここの紅魔館の関係者的なやつかなと思い、レミリアの元へ運ぶ。ついでに怪我してた箇所を応急処置しとこうと思い、俺の右手に巻いてた雲を彼女の左手に巻きつけ直す。そのときにたまたま彼女の傷に俺の右手にある傷が触れて痛かったけど気にしない。

「レミリア、こいつお前の知り合いか?」

「知ってるも何も、パチュリーじゃない!どうして…」

「レミィ…フランが狂気化しているわ…それも過去最高に強くなってる…早く止めないとまずいわよ。」

レミリアとパチュリーの会話を聞いていたが、また知らない単語が出てきて困惑する。…狂気とはどういう意味合いか後で聞いてみるか。にしてもフランって…あの予知夢に出てきたフランじゃないよな?

「ちょっと待って。色々と急展開すぎて話についていけてないんだけど。取り敢えずフランって奴を止めればいいわけ?」

霊夢が今すべきことの確認を取る。恐らくそうだろう。

「そうね…部外者であるあなた達に頼むのも気が引けるけど…今回ばかりは私達だけでどうにかできるレベルじゃないかもしれないわ…」

「要するに一時休戦して俺らで協力してフランって奴を止めれば良いのか?」

「…まあそういうことね。」

レミリアの肯定の言葉を聞き、今すべき事をようやく納得する。そういや魔理沙がついさっきから何も喋んないが…どうしたんだ?

「おーい魔理沙ー。生きてるかー?」

「…生きてるぜ。つーか喋ってないだけで勝手に殺そうとするな。」

魔理沙から言葉が返ってくる。ただ魔理沙が今までにないくらい焦ってるけど…

「まさかお前…フランと出会ってしまったのか?」

「ああ…そこにいるパチュリーと戦っているときに出会ったんだぜ。ただあいつはガチでヤバい。私達全員でかかっても勝てるかどうかわかんないくらいだぜ。」

マジかよ。魔理沙の言葉を聞いて俺の中の焦りがさらに大きくなる。ただでさえ霊力使い切りかけなのにさらに強いやつが出てくるのかよ…勘弁してくれよ。それに魔理沙やレミリアの話聞いてた感じだと予知夢に出てきたあのフランの可能性が高いだろうし…本格的にまずくなってきたぞこれ。

「話し込み中悪いけど、そのフランってやつが出てきそうよ。」

その霊夢の言葉を聞いて俺はクラウドソードを装備し身構える。霊夢や魔理沙、そしてレミリアも同じく身構えているようだ。次の瞬間、また穴から何かが飛び出してきた。

その姿は、ほぼ予知夢で見たフランそのものだった。濃い黄色の髪の上からナイトキャップを被っていて、真紅を基調とした半袖とミニスカートを着ていた。そしてその背中から、一対の枝に七色の結晶がぶら下ったような特殊な翼が生えていた。それがこれまた人間ではないことを物語っていた。

(ハハハ…いよいよ洒落にならなくなってきたぞ。予知夢通りじゃねえかこれ…取り敢えずここから先は霊夢と魔理沙が殺されないように立ち回るしかなさそうだな…)

「アハハ♪ココニモ遊ビ道具ガイッパイ!」

「フラン!早く戻ってきなさい!でないとあなたが…!」

「ミンナ壊シテアゲル!!」

…どうやらレミリアの声は届いていないっぽいな。こうなってしまうとやっぱり物理的に止めないといけなくなるのか…

「攻撃は任せる!俺は霊夢たちの防御に徹するわ!ただ攻撃し過ぎるなよ!」

「了解。魔理沙、行くわよ。あとレミリアも。」

「ああ。やってやるぜ。」

「フラン…」

こうして、俺達四人とフランとの決戦が始まった…




次回予告
とうとう始まるフランとの戦い。最初は圧倒的な力の前に苦戦以上のものを強いられ、予知夢が本当に実現してしまいそうになる。しかし、康介の「二人は死なせない」という強い決意が奇跡を起こす…!(多分)
次回「第十二話 紅霧異変第4話:フランとの戦い」

いかがでしたでしょうか。
今回少し短めなのはもう時間がギリギリなのとフランとの戦いをどうしても次回に回したかったからなんですよね。
さて、予定では次回辺りからスプラトゥーン要素が出てくるはずなので楽しみにしておいてください。
それでは、うp主の折れない黒鉛筆でしたー。
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