艦隊これくしょん 真実の先にある平和への道   作:ナタク
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第14話

トールギス「なに?また消息不明の提督が出たって?」

艦隊執務をしていたトールギスに一本の電話が飛んできた、相手は周泰からだった。内容は、昨日話した本部の提督達が消息不明になると言った同じであった。

トールギス「そんで、本部はどうしてんだ?」

周泰「本部は護衛を強化することにし、実は護衛担当に私が頼まれてね」

トールギス「ほう、もしかして艦娘達を使っての護衛か?それは大変だな」

周泰「そうだな、私の艦娘達で護衛しろと言う無茶振りに、頭を抱える一方だよ」

トールギス「くっ、それはご苦労なことで。あれなら俺の所から援軍を出そうか?」

周泰「いや、それに関しては気持ちだけ受け取っておくよ。私の艦娘達で、どうにかするよ」

トールギス「そうか。そう言えば、護衛してたと言っていたな?そいつらは何していたんだ?」

周泰「あぁ、それの事なら」

周泰が話した内容は、上層部の提督を護衛してた憲兵達は三人いて、その提督の車に一人が運転席に乗車した後、代わりに運転し、残りの二人がバイクなどに乗って一人は前衛、もう一人は後衛と言った形で車を囲んだ護衛だった。
最初は何も問題なく護衛していたが、ある海峡橋にさしかかった時に異変が起きたと言う。
海峡橋を通り始めると、急に霧が深くなり、濃霧に包まれたらしく、バイクにて護衛していた二人は提督の車を運転している憲兵に無線などでやり取りしながらも護衛を続けたが、次に確認した時には護衛していた車が姿を消していた。憲兵達は、懸命に探したりもう一人の憲兵に無線をするなどしたが、結局発見できなかった。

周泰「これが、護衛してた憲兵達の証言内容だ」

トールギス「その憲兵達は、本当に何も発見しなかったのか?」

周泰「先程述べたように、提督や護衛してた憲兵は発見できなかったが、その代わりに、恐ろしいものを見たと言うらしい」

トールギス「何だ?バラバラにされた遺体でも見つけたか?」

周泰「いや、憲兵達が見たのは、霧の中に巨大なゴーストがいたと言ってよ」

トールギス「巨大なゴースト?幻でも見たんじゃないのか?」

周泰「さぁ、それはわからないけどね。もう少しで、護衛に行かなければならない。また後で、報告するよ」

と告げてから、周泰は電話を切った。トールギスは、受話器を持ったまま、窓から見える、真っ暗闇の外を覗いていた。


その頃、本部にて仕事を終えた、一人の提督が護衛の憲兵と共に車に乗り、自分の鎮守府に帰宅していた。

提督「護衛もいながら、行方が知れないとは、気の毒だな。しかし、今回は英雄である周泰提督の護衛もある。
心配は無いな!」

憲兵「しかし、提督殿。ある憲兵の話しでは、巨大なゴーストが現れたと言う情報が出てますが」

提督「ふん!それが、どうしたと言うのだ?どうせ、腰抜けな護衛共が見間違えただけだろ」

自信満々に声を上げる提督に憲兵は何も言わずに運転に集中していた。

数分もしないうちに、多くの提督が行方不明となった海峡橋へと入った。橋の下では、大和筆頭に並ぶ、護衛部隊が到着した。部隊の中には、自らクルーザーに乗って指揮を執る周泰の姿もあった。

しばらくすると、瞬く間に辺り一面、霧の包まれた。

先程まで自信満々だった提督も、霧が深くなっていくのを見て、堂々としてるが内心は凄く焦っていた。

そんな時、急に車が止まってしまった。

提督「な、何をしている!?何故、止めたんだ!?」

憲兵「提督殿。この海峡橋を覚えていますか?」

提督「な、何のことだね!?良いから、早く進んでくれ!」

憲兵「ここで昔、とある提督が反逆罪の容疑を掛けられて殺されことを」

提督「あっあぁ、知っているとも。深海棲艦と内通していたのが知られて、この橋の上から落ちたそうだ」

憲兵「実は、その時の提督が化けて出るとの話しですよ。そうだ、提督殿ですよね?あの提督をこの橋から落としたのは」

提督「そ、それがどうしたと言うのだ!君に関係があるのかね?!」

すると、憲兵は被っていた帽子を取り、提督に顔を見せると、

提督「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

憲兵の顔見た途端慌て始め、急いで車から降りて、へっぴり腰のままで憲兵から逃げていた。
直ぐさまに憲兵も車から降りて、提督を追い掛ける。

?「あの人は自分の正義を貫いた行動を示していた!それなのに!」

提督「うるさい!」

提督は持っていた拳銃で、憲兵を目がけて発砲するが、手が震えていて、上手く当てられないでいた。
直ぐに弾が切れて、空となった拳銃を憲兵に投げつけると、憲兵の頭に拳銃が当たりその場に座り込む、それを
確認した 提督は立ち上がって来た道を走って行った。

?「地獄へ落ちろ!」

憲兵がそう言い放った直後、逃げる提督の前に巨大なゴーストが姿を現した。
恐怖に駆られしまった提督は、助からない。と感じたのか、橋かその身を放り出し、暗い海へと姿を消していった。

憲兵は提督が海へと飛び降りたのを確認していると、こちらに多くの照明に照らされた。

周泰「犯人は後で捕らえる!全軍、砲撃開始!」

その掛け声と共に、大和率いる艦隊が一斉にゴーストに目がけて砲撃を始めるが、全く効果が無く、すり抜けていった。

周泰「すり抜けたのか!?」

ゴーストは周泰達に目がけて青い火球を連続に放ち、迎撃を始めた。
艦娘達は、回避を成功させるが、周泰が乗っているクルーザーに命中し、半壊させる。

周泰「やはり、ゴーストの名だけあるか」

艦娘達が砲撃が全て失敗していく中で諦め感じていた
その時、突然地響きが鳴り始めた、辺り一面にその地響きは波を立てて、しだいに大きくなっていく。

そんな中でもゴーストが周泰のクルーザーに火球を飛ばして来たが、目の前に大きな音と共に、大きな水柱が周泰を守った。

周泰「また、現れたのか」

水柱が消え、中から見えたのは黒い機体。

その名も、

?「ビッグオー!アクション!!」

ビッグオーと名を持つ、この世界には無い、人が造った神の機体であった。






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