特別編のくせに本編関係ある話(しかも作中ではまだ未来の話)を投稿した出前、早めに執筆しないとですね。書き溜めも用意してないし。
と言う訳で、どうぞ。
霊夜と美鈴が、弾幕ごっこではない闘いで怪我を負った。しかも、その相手は同一人物らしい。
その話を聞いた私は、「そいつをぶちのめせば、私は霊夜や美鈴よりも強くなる」と考え、早速情報集めに入った。
「――で、窓を割って侵入してまで俺に話を聞きに来た訳か」
「そうだ。どんな奴だったんだ?」
「いや謝れよ。何普通に質問してんだよ」
こいつほんとにケチだなー……ケチな男は嫌われるぜ?
まあ霊夜は兎も角、美鈴までもが負けたとなると相当強い奴だろう。気になるんで平謝り、っと。
「へいへいすいませんでしたー」
「………」
何やら額に青筋が浮かんでいる気がするのは目の錯覚だろう。親父で鍛えられた私の平謝りが、こいつに見破られる訳が―――
「平謝りで済ませて話を聞こうって魂胆なら帰れ。生半可な実力じゃ捻られるぞ」
あっさり見破られた。畜生何故だ!?
と思っている間に、霊夜はベッドから起き上がった姿勢で、瞳に鋭い光を宿して警告してきた。
「弾幕ごっこでなら勝てる、とでも考えてんのか?」
「悪いのか?ここは幻想郷だぜ?」
「……なら諦めろ。殴り合いだけじゃなく、弾幕ごっこの腕も相当だ。下手したら咲夜も負ける」
あの完璧メイドが負ける?私と霊夢以外に?そんな馬鹿な事がある訳無いだろ。
「…お前な、能力を加味しない火力だけなら俺の方が上なんだぞ?」
「だから何だってんだ?」
まだ分からないのかお前……と溜め息をついた霊夜が――
「…………は?」
「お前が今のを数十発受けたとして、どれぐらいの傷になる?」
「いやいやいや、絶対死ぬ。無事な方がおかしいだろ」
「ああ、おかしいな。
…って事は、そいつは妖怪か。なんだ、結構話してくれるじゃないか――
「…因みにそいつは、数十発以上受けて掠り傷程度のダメージしか受けなかった。お前に、これを越える威力を――いや、それは愚問だったか。ただ、魔力が足りるかどうかだな」
「ふん、私のマスタースパークを嘗めるなよ?速攻で倒してやるぜ!」
「ま、健闘を祈るよ」
「わっ…」
帽子の上からわしゃわしゃと頭を撫でた霊夜の顔に、微かな笑みが浮かんでいたのは、きっと気のせいだろう。
そして、帽子から転がり落ちてきたのは……炒った豆?
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「おーい、美鈴ー」
「むにゃ…あれ、魔理沙さん……どうされました?」
「異変について教えてほしいんだが」
良いですよー、とにこやかに答える様子は霊夜とは正反対だ。霊夜も見習え。
「博麗神社にですね、妖力を持った霧がかかってるんです。それが異変の犯人ですよ」
「ふぅむ………うん?霧が?」
「えー、まあ、はい。いやでも、霧は仮の姿と言うか……あ、でも周りに誰も居ない時にしといた方が良いみたいですよ」
「なるほど分からん。恥ずかしがり屋なのか?」
「どちらかと言ったら飲んだくれですね。お酒の臭いしかしませんでした」
「何だそりゃ……」
以上が、私が目撃者―もとい被害者から話を聞いた全てだ。
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「……だーーっ、分かるかこんなもん!大体、なんで炒った豆なんだよ!」
「人の家で暴れないで頂戴。……でも、
以前に霊夜と春集めをしていたらしいアリスが、
「
「ってこらっ、上海で遊ばないの!」
「あ、悪い」
宴会は明日。絶対に犯人をぶちのめしてやる。……で、炒った豆って何だ?
霊夜ツンデレ説。因みにこの後、咲夜に怒られました。
ところで皆さん、炒った豆を何に使うかは分かりますよね?…割とヒント出したな霊夜。
ではまた次回。