さて、今回は日常回。こあにひたすら愛でられるとはなんと羨まし(ゲフンゲフン)けしからん……。
ではどうぞ。
「ふふ~、きょーおっはわったしっのりょっうやっ君~♪」
「何だその歌……」
久々に俺を好きに出来る(と言っても1日だけだが)とあって、こあがよく分からない歌と共に抱きしめてきた。ちょっと苦しいんだが、まあそれは良しとしよう。「恋人同士がやる事以外なら何でもしていい」と言ったのは俺なのだ。ハグはノーカン、良いね?
「はうぅ~……ほんとに綺麗な髪ですねぇ……」
「え、そうか?こあのが綺麗だと思うんだけど……」
「むぅ、褒めてるんですから素直に喜んでください」
「はぁーい」
因みに今は俺の部屋に居る。別に図書館でも良いと思――いや駄目だ、パチェが集中出来なくなる。あと魔理沙が来たら面倒な事になりそう。なるほど、こあはこれを見越してここにしてたのか。
「霊夜君」
「うん?……わっ」
体を反転させられ、ぽすっと見事に収まった。――こあの胸に。
「~~~~!」
「ふふ、赤くなって……可愛い♪」
「ぷはっ!なるほどわざとかわざとなのかだからってそれするかこあ!?俺だって健全な男なんだぞ!?」
「さぁ?私にはさっぱり分かりませんよ~?」
クスクスと楽しそうに笑っているが、こっちとしてはもう何度目の感触なんだか分からん。事ある毎に抱きしめられて、その度に顔を胸に埋めさせられているが、やはり慣れない。
「むぐぐ……」
「そんな怖い顔しないでくださいよ、美男子が台無しですよ?」
「ひゃう!……そんっ、な、事言って……もっ、耳触る理由には……っ、ならにぁ―――っ!」
「あはは、面白い声出すんですね。それそれ~」
こあの耳の触り方は、撫でたり擽ったりしてきた奴とは訳が違う。摘まんで、指先でこねくり回すのだ。撫でられるのも擽られるのも気持ち良かったが、これは最早快楽の域に達している。しかもたまに耳元で息を吹き掛けてくるとかもう頭真っ白になりかねないから止めて―――
「はむっ」
「ひぁうっ!?」
「はむはむ……ふふっ」
「喋ら、ない…でっ……」
「……それは、擽ったいからですか?それとも――気持ち良いからですか?」
わざとらしく色っぽい声を出し、問い掛けてくるこあの顔は笑っている。これは狙ってたのが目に見えて分かる。
「気持ち良い……けど、頭真っ白になるから……これ以上はやめて……」
弱々しい、それでいて蕩けた声と共に首を横に振る俺を見て、こあはにっこりと笑った。
「ダメです♪」
…………え。
「だってぇ、霊夜君は『恋人同士がやる事以外なら何でもしていい』って言ってたじゃないですかぁ」
「あ……」
そうだ。確かに、間違いなくそう言った。と言う事は、つまり―――
「私がどれだけ耳や尻尾を弄っても、霊夜君は耐えてくださいね?」
「あぅ……ですよね……」
がっくりと肩を落とした俺の頭を、華奢な手がそっと撫でた。
「でも、やっぱりやめにします」
「え……?」
「――だって、霊夜君が堕ちちゃったら責任取れませんし♪」
「むぅ……そこは『堕としたくない』とか言ってくれれば嬉しかったのに」
「あれ、そうですか?」
久々に過ごしたこあとの時間は、いつも通りで――あるいはだからこそ尊いものになった。
「あ、霊夜君霊夜君」
「うん?」
「わしゃわしゃーってして良いですか?」
「……耳と尻尾を弄らないならな」
こあの様な姉が欲しい(渇望)。甘やかしてくれる姉って良いと思うんですよね。
さて、何かやってほしい日常回ってありません?(2回目)このキャラと絡ませてほしい、とかでも大丈夫ですよー。
ではまた次回。