いやーはっはっはっ、推薦落ちました。はい。まあ3.5倍ですし、受かりゃ良いなーぐらいにしか思ってませんでしたしね。そこまで落ち込みませんでした。……一般頑張るかぁ……(遠い目)
それと、この小説のUAが18000を越えました。信じられなくて、思わず笑いました。皆さん、ありがとうございます。
さて、本編の話に移りませう。
前回、冥界組に遭遇した霊夜。相変わらず戦闘にはならず、のほほんとした空気で少しずつ進んでいってます。
ではどうぞ。
……予約投稿忘れてたんで即時投稿になってます。
俺は、前に「死なない人間とか居たら笑うしか無い」と言った事があるぐらいには《不老不死》なぞ居ないと思っていた。だから、先程もこ姉が自白した事も、すぐには受け入れられなかった。
「え?え?え?……どゆこと?」
「そのまんまの意味。輝夜とかぐや姫が同じ奴だって話はしたろ?」
「ああ、してたなそういや……お爺さんとお婆さんに蓬莱の薬渡したけど帰らなかったっていう……」
「そうそれ。蓬莱の薬の効能は知ってる……よ、な?」
「いえ、知らないです……」と妖夢。
「大丈夫、知ってる」と俺。
ただぶっちゃけ言うと、実在しているとは思えない――とは言えなくなってきている。何故なら、蓬莱の薬の効能は――――
「そう、不老不死。んでちょっとだけ話戻すけど、帝は蓬莱の薬を富士山頂で焼いたんだ」
「ふうん……あれ?」
「? どうしました?」
「なあ妖夢、今の話聞いて何か思わないか?」
「何か……と言うと?」
前提部分が噛み合っていない様なので、うほんと咳払いして説明する。
「お爺さんとお婆さんが死んだ後、帝に渡った蓬莱の薬は、富士山頂で焼かれた……なあ、これだけだと
「あ……」
そう、これだけだと何も変わらない。細部に至るまで、何もかも。だから、もこ姉が不老不死である理由――恐らく蓬莱の薬を飲んだのだろう――が輝夜さん(それ以外の人である可能性もあるが)に関係あるとすれば、知れ渡っていない《裏》の話だ。
もこ姉に視線で話の続きを促すと、もこ姉は照れた様に笑って頭を掻いた。
「簡単な事さ。帝の手から強奪して飲んだんだ、蓬莱の薬を」
「……わぉ」
「そ、それは凄い……」
「ふふふ、だからなのね~……貴女には《生》も《死》も感じられない……」
にこやかに笑う幽々子の口から発せられた言葉が、ひやりとした実体を持って俺にも絡み付いたかに思えた。今ので寿命が2年ぐらい縮んだんじゃないのか?と錯覚出来るぐらいに。
「……あっ!あんな所に、女の子が……!」
「え?あっおい、待て妖夢!そいつは――」
もこ姉の声は、最後まで届かなかった。何故なら、妖夢の姿が掻き消えたから――って嘘ぉ!?
「妖夢!妖夢!?」
「いっ……たぁ~~……」
「……ああ、やっぱりな……おいこら悪戯兎詐欺」
「……!」
「あっ、逃げやがったな!」
「妖夢~大丈夫~?」
「は、はい……なんとか……」
どうやら妖夢は、消えずに―寧ろ消えられたら困る―落とし穴に落ちただけの様だ。それに周りをよく見てみれば、罠に罠を重ねて重ねて更に重ねられた量の―誇張ではなく本当だ―罠が張り巡らされている。
「……丸太にトラバサミ、仕掛け網に落とし穴……矢まで飛んでくるのか?生かして帰す気無さ過ぎんだろ」
「てゐの奴……ん?霊夜、何し―――いっつ!」
「わあ、ごめんごめん!」
「いよいよ怪しいわね~……妖夢~お腹空いた~」
この期に及んで緊張感の無い幽々子はこの際もう放っておこう。兎に角妖夢はなんで出てこないんだ?
「今ですか!?と言うか出してください!」
「いや、飛べよ」
「え、あっ……」
はぁーっ、と盛大に溜め息をつく俺と、ははは……と苦笑したもこ姉の前で、妖夢が顔を真っ赤にして穴から出てきた。流石に土が付いているが、怪我は無い様だ。
「何やってんだか……」
「うう、お恥ずかしい所をお見せしてしm」
「長い!失態を長々と謝り過ぎだ!」
「……はい、すいません……」
「さてもこ姉、永遠亭行こうか」
「へっ?あ、ああ……」
妖夢が幽々子を姫抱きしたのを確認して、再び竹林を歩き始め――俺は吹っ飛んだ。
「霊夜っ!?」
―*―*―*―*―*―*―*
カランカラン、と木札が鳴り、罠に誰かが引っ掛かった事を知らせた。
「くっくっくっ、また誰か引っ掛かった!さ~て、引っ掛かったマヌケはどんな奴かな~っと」
全速力で竹林を駆け抜け、私が見たのは――
血だらけで倒れる、いつか見た狼だった。
「――嘘……」
丸太なんて大掛かりな仕掛けをしたが、実際は絶対に死なない様に工夫に工夫を重ねている。ちょっと動けば――いや、動かなくても直前で止まる様にしてあるのだ。
それが、失敗していた?あの狼は、死んでしまった?だって、妹紅も銀髪の剣士も酷く悲しんでいる。剣士に至っては、膝から崩れ落ちて泣いた程に。
私の顔から、サッと血の気が引いた。そして、ぼやけた視界で走り出した。
「嘘……嘘、嘘嘘嘘嘘うそうそうそうそうそうそうそウソウソウソウソウソォォォォォッ!」
そんな、まさか、あのパッと見小生意気な狼が――そう考えただけで、どんどん涙が滲んだ。
「てゐ……お前、なんて事を……!」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……私、そんな事……」
「にはなってないんだけどな」
「そう、良かっ――――え?」
「ん?」
「ウサアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
その後の記憶が無い。
何この謎過ぎるチームワーク。息ぴったり過ぎて怖いんだけど。
って感じた方、大丈夫です。俺も同じ事考えました。
最後の方のアレは、次回種明かししますんでご安心を。
ではまた次回。