今回はちびっこ3人との触れ合い(?)です。ロリコンじゃないですからね?
ではどうぞ。
「よっ、3人とも。 少しだけ久しぶり」
「おー、霊夜なのだー」
「こんにちは、霊夜君」
「よく来たわね! あたいの子分になる覚悟は出来た!? 」
「ならないって何度言わせんだよ。 多分無限に言いそうだけど」
ふわふわした雰囲気のルーミア、大人しいけどしっかり者の大妖精、何かと凍らすチルノの3人とは、幼い頃──それこそ紅魔館に拾われる前からよく遊んでいたので、少し説明すれば(チルノ以外は)分かってくれる。 そこ、遊んでたの関係無いって言わない。
「──って訳なんだ。 夕方からだぞ」
「分かりました、皆と来ますね」
「宴会なのだー、チルノちゃんも来るのだー」
「ふふん、あたいが行くからには覚悟しなさい!」
「火でも起こしてやろうか?」
「あたい死んじゃう!」
「冗談だ、安心しろ」
チルノも、威張っていなければ可愛いものだ。 ひんやりしてるから冬はかなりキツいが。
「あ、門番さんまた寝てるのだー」
「……またか」
相変わらず幸せそうな寝顔で寝ている美鈴を見ていると、何故か……
「……眠くなってきた」
「ふわ…
思えば、最近は朝早くから紅魔館の修理に追われていたので寝不足気味だ。 ここで眠るぐらい良いだろう。
「わぁっ……どうしたんですか?」
「いや、どうせなら美鈴の隣で寝ようと思って」
「あ、いえ……そっちじゃなくて……あの……」
俺は現在、大妖精をお姫様抱っこしている状態だ。 ……なるほど、それで赤面してるのか。 同じ寝床に居たというのに何を──いや、それとは少し違うかな。
「嫌だったか?」
「いえ、そんな事は……ただ」
「ただ?」
「……霊夜君、おっきくなったなぁ、って」
「うん、まあな。 2人も昼寝するか?」
「するのだー」
「するする!」
おぉう、元気が良い事で。 まだ日は高いし、昼寝には十分な時間が取れるだろう。 夜眠れなくなる? そんなもん知らん。
「……美鈴。 めーえーりーんー」
「んうぁ? あ、お早うございます……」
「ちょっと体育座りしてほしいなー」
「……へ?」
「いーからいーから。 枕にしたい」
「絶対咲夜さんに怒られますって……」
じゃあ何故寝てたし。 立ってたら許されるのか? ……んな訳ないよな。 今まで立って寝てナイフ刺されてんだからな。
「だーいじょうぶ、俺が責任取る」
「……絶対ですよ?」
ちょろいな。責任取るのは本当だが。 まぁとにかく、体育座りしてくれたし寝るとしよう。
「お休み」
「お休みなさい…」
「お休みなのだー」
体育座りしている美鈴を中心に、左右に俺とルーミア、前(と言うか足)に寄り掛かって寝ているのがチルノ、そして俺に寄り掛かって大妖精。 中々見ないぞこの構図。
―*―*―*―*―*―*―*
……美鈴が、また寝てる気がする。 そんなに勘が当たる方ではないけど、この勘だけはよく当たるのだ。
という訳で。
「美鈴何して…あら?」
目に飛び込んできたのは、美鈴を中心として眠っている霊夜&ちびっ子3人組だった。 ……中々見ない構図ではある。
「ふふっ、……よく寝てるわ」
起こす時を除いて、霊夜が寝ているのはあまり見ない。 昔からツンツンした性格だった、という事もあり、悪戯してみる事にした。
「……えいっ」
「んむゅ……んぅ〜」
この頬はなんだろうか。 ふにふにしてて、ずっと触っていても飽きない感触。 15歳の男にしては柔らか過ぎるぐらいだった。
「あら、案外可愛い声出すのね?」
「……うるさいなぁ、ほっといてくれ」
「〜〜〜!? ……お、起きてたの?」
「お陰様で起こされましたぁ、今とっても眠いですぅ」
「──ねえ、今更なんだけど」
「……ん?」
「貴方の髪と目、
「……さぁ、どうだろ。 俺がくたばるまでに当ててみてくれよ」
「はぁ……分かったわよ、出来ればね」
カラカラと笑う霊夜に、私は溜め息をついて返すしか無かった。
―*―*―*―*―*―*―*
「霊夜、霊夜」
「ん……咲夜?」
「起きなさい、夕方よ」
「もうちょっと……あと5分……」
「宴会があるでしょう?」
「……分かったよ、起きるよ」
どうやら、思ったより熟睡していた様だ。 西を見れば、もう太陽が沈みかけている。 今頃神社では、霊夢達がイラついている事だろう。 静かに寝ているちびっこ達の頬をつついて起こし、神社へ向かう。 ……美鈴はもうほっとく。 起きないし。
「おーい大妖精ー」
「ふにゅ……んん、むにゃ……」
「そろそろ行くぞー?」
「んぅ……ふぁい……」
まだ眠そうだが、流石に寝たまま宴会はつまらないだろう。 それを宴会と呼ぶのかは別だが。
「ん、おはよう。さて後は……チルノー、ルーミアー」
「うぅ……あたいまだ眠い……」
「おはよーなのだー」
ルーミアの目覚めが意外に良かった件について。 寝惚けて噛まれそう、もとい喰われそうだったんだが。 まあ安全に越した事は無い。
「起きたか。 夕方だからもう行くぞ」
「「「はーい」」」
「うむ、元気でよろしい」
それとほぼ同時に、美鈴がぎゃー!という声と共に目覚めた。思わず肩を跳ね上げたが、どうせ咲夜が美鈴の米神でもグリグリしてるのだろう。咲夜は、身内以外が見ている時は決してナイフを使わない。
「さ、行くわよ霊夜」
「おう、悪いな待たせて。 ……んじゃ、行きますか」
「ええ」
全員で同時に飛び立ち、一行は博麗神社へと向かった。
大妖精可愛い(断言)。…さて、次回はいよいよ宴会です。皆さん杯の準備はしましたか?←おいこら
ではまた次回。
キャラクターメモ
種族:妖精
年齢(紅霧異変時):不明
能力:不明(テレポート等多彩な事が出来る)
説明:妖精の中では偉い(らしい)が、単純な実力ならチルノの方が上。頭脳は彼女に軍配が上がる。可愛い。
割と臆病だが、妖精らしく陽気で悪戯好き。霊夜を寝た振りで驚かそうとした事もある。可愛い。他にも色々やっている(意味深)。
何気に霊夜のお気に入り。頬はぷにぷにと柔らかい(霊夜談)。可愛い。