はいこっから本編の話します。
前回、鈴仙を半分以上運に助けられて退けた霊夜。いざ、永遠亭内部……へ、行ったら良いなぁ……
ではどうぞ。
「……落ち着いたか?」
「はい……大丈夫です」
「そうか」
鈴仙は涙を拭うと――俺の顔を両手で挟み、じっと見詰めてきた。その瞳は爛々と輝いていて、それが能力を使っている事を示していた。
「あ……」
「霊―――」
視界が、赤く染まり始めた。ごうごうと耳鳴りがする。思考が纏まらない。ただ、体の奥底で、何かが、延々と同じ事を叫び続けている。
『人間が憎い、人間を殺せ』と。
―*―*―*―*―*―*―*
「霊夜っ!」
鈴仙が能力を使った時、私は反射的に叫んでいた。
霊夜は昔から、人里の人間達―ただし、一部の、という前置きが付く―には何度も理不尽な事をされている。慧音や阿求、小鈴の耳には入らない様にされていた上、霊夜も慧音に心配を掛けたくないからと一切話さなかったが、やはり心の傷は深い筈だ。
しかもよく見れば、その憎悪を理性で押し殺しているのが分かる。
――その理性が、狂気に染まったら?まず間違いなく、人間を殺しに掛からないか?
「しっかりしろ!気を強く持て!」
「も、こ、姉……皆……逃げ、ろ……っ!」
「鈴仙……お前っ!」
「……私の役目は、貴女達の撃退です……だか、いっ!?」
霊夜の蹴り上げにより、鈴仙が思いっきり吹っ飛んだ。……うわぁ、痛そう。丁度股に入ったし。
なんて考えてる場合じゃない。あそこまでやったという事は、霊夜の理性を越える程に波長を操ったのだろう。振り向いた霊夜の瞳には、ギラギラとした狂気が宿っている。
「――っ、ハハハハハハ!」
「ひっ……」
「――っ!」
歪んだ笑みを浮かべながら、妖夢の方へと襲い掛かっていく霊夜は無視し、妖夢と博麗の巫女を抱えて飛び上がる。
「きゃっ!?」
「ちょっと、何すんのよ!」
「霊夜は私が引き付けるから、2人は中に入っててくれ!どうにかしたら追い掛ける!」
まだ迷っている様子の妖夢に対し、博麗の巫女は即決だった様だ。スキマ妖怪に指示を飛ばし、私の腕から離れる。その時に妖夢も引っ張って行ったらしく、戸惑いながらも亡霊の姫さんを連れて永遠亭内部に入る。そちらを追おうとする霊夜を弾幕で制し、前に立ちはだかる。
「……霊夜、私はお前の心の傷を治してやる事は出来ない。――でもな、お前の鬱憤を晴らす手伝いをする事は出来る。なんたって、私は不老不死だからな」
「ならッ……好きなだけやって良いって事だよな?」
瞳に浮かんでいるのは、狂気だけではない。鬱憤を晴らせる喜び、私への申し訳無さ、そして――――人間への、憎悪。
「お前との弾幕ごっこは、初めてだったな……けど、遠慮はしないぞ。だからお前も、全力で来い!」
「ああ……全部、ゼンブぶっ壊すつもりでやってやらぁぁ!」
そうして、私達は
今宵のもこたんは一味違うぞ……(待て)
最近茶番で話す事が少なくなってきました。やべぇ。
あ、パズドラのリクウ杯やったら-20万でした。適正居ないわヴァルカンで手間取るわで散々でしたわ……(笑)
ではまた次回。
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『小説家になろう』にて、「聖剣姫と二重人格者」なる作品を見付けました。面白いので、一度見てみては?