紅魔館に拾われた少年はゆっくり暮らしたい   作:ユキノス

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こんにちは、最近ようつべに生声(顔出しはしてません)動画を上げ始めたユキノスです。
4人プレイの直撮りで、今更感溢れるマリオWiiをやってくだけのものですが、ここで告知させていただきます。

https://www.youtube.com/channel/UCybP1LFIdyHOUyhvSnCMZUA

さてさて、本編はこりゃまた大変な事になってますねぇ……(白目)
ゆうかりんとのお茶会ですよ。ええ。他になんてこたぁありません。
ではどうぞ。


立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は死を告げる

「へぇ〜、1人で世話を!?凄いなぁ」

「あら、何て事は無いわ。()()()()()()()()()()()()

「……花の、声?」

「ええ。それが私の能力(チカラ)であり、私がここに居る所以よ。お茶のお代わりは要るかしら?」

「じゃあ貰おうかな。ところでこれ、リンゴの紅茶か?」

「ええ。いくつか貰って行く?」

「う、うーん……俺はあまりお茶に詳しくないし、咲夜辺りに聞いてみるよ」

あれから数分、普通に話している様に聞こえるかもしれないが、実を言うと冷や汗と震えが止まらない。だって、1歩間違えたら即死だぜ!?怖くない奴絶対異常あんだろ!

「ねえ」

「ひゃいっ!?」

目の前に迫っていた幽香は、面白いものを見つけた様な顔をしていた。事実、それは間違っていないのだろう。幽香にとっては、それこそ吹けば飛ぶぐらいの奴なのだから。

「……貴方、普段どこに住んでるの?血の臭いがするんだけど」

「え?そんなのしてな……」

い、と言いかけて口を閉じた。他人が家に来ると「この家〇〇の臭いするぞ」と言われても、自分は何も感じないのと同じで、同じ臭いを嗅ぎ続けていたら、その臭いに対して嗅覚が麻痺しているのだろう。狼だろうと何だろうと、それは変わらないのだ。

そして血の臭いとは、レミィとフランの分で間違い無いだろう。

「……あー、俺は紅魔館に住んでるんだ。だから血の臭いが……」

「……へえ?どうして?」

「ど、どうしてって?」

オウム返しになってしまった。でも主語が無いから答えられないので仕方無い。

「どうして貴方が、紅魔館(そこ)に住んでいるのか。何故貴方は無事なのか。それが知りたいの」

――まずい。まずいまずいまずいまずいマズイマズイマズイマズイ。

客としてではなく、相手として興味を持たれてしまった。でも今更嘘は言えないので、全て打ち明ける事にする。

「ふうん、なるほど……」

そう言った幽香の口が、三日月型に裂けた。あ、オワタ。

「あっ、あの、俺――」

「ねえ、狼くん」

しなやかな五指が、俺の腕を取った。振りほどこうとして、()()()()()()()

「私の、玩具(お相手)になってくれない?」

柔らかい笑み、そう例えるべきである筈なのに、何故か笑みはとてつもなく冷たく、瞳は全てを射殺さんばかりの輝きを持っていた。

 

―*―*―*―*―*―*―*

 

「……で、敵う訳も無く、ボコボコにされて逃げ帰って来たと」

「うーん……逃げ帰って、と言うより飽きられて、かな。そうでなきゃ死んでた」

「……まあ、分からなくもないけど。事実、あの妖怪は強かったわ」

「えっ、戦った事あるのか?」

「前に1度だけ、吸血鬼異変でね。おかげで図書館を修復するまでにどれだけ掛かったか……」

今は永遠亭――ではなく、紅魔館にあるヴワル魔法図書館に居る。前述の通り、風見幽香に為す術も無くやられてきた後、自分で大体の傷を塞ぎ、帰ってきたのである。

「いてて……うー、なぁんであんなに強いんだろ……」

「分からないわ。でも、私は霊夜を『強い』と思ってるわよ?」

「えぇ?俺が?まさか」

「私からすれば、それこそまさかよ。いい?霊夜、『強さ』というのは単純な力、火力の事じゃないのよ。その対象の硬さや鋭さ等の物理的な強さ、メンタルや魔法、あとは勉学といった精神的、頭脳的な強さ。名前は違えど、皆『強さ』である事に変わりは無いの。りょ……けほっ、けほっ」

「わわ、大丈夫か?薬、薬は……」

パタパタと小走りで薬棚に向かい、喘息の薬を取ってコップに水を汲む―因みに、水道だけ用意されている―。その後、零さない様に飛びながら、頭の片隅で考えてみた。俺の『強さ』と、幽香の『強さ』。内容は違えど、対等に渡り合える程のものであるとも言えるし、そうでないとも言える。パチェはそう言いたかったのだろうか?それとも、俺の考え過ぎなのだろうか?

「パチェー、戻っ――――」

今、目の前で起こっている事が理解出来ず、床に落ちたコップが硬質な音を立てて割れ、薬の袋が乾いた音を響かせた。




最後何があった(お前が言うな)。
いやー、我ながらひでー所で切りやがる。アニメの気になる所で次回へ!みたいなもんですわ……多分。
さてさて、まだお時間のある方は是非動画をご覧ください。「こんな声だったの!?」ってなるかと思われます。兎に角カオスなので、そこも楽しんでいただければと。
ではまた次回。
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