紅魔館に拾われた少年はゆっくり暮らしたい   作:ユキノス

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こんにちは、お察しの通り(何を)ユキノスです。
予告した通り、今回は……宴じゃおらー!(懐かしのネタ)
誰と話すか?そんなの俺にだって分からな(殴)
という訳で(どういう訳だ)、花映塚宴会編どうぞ。


紅き花弁は飛沫となりて

「乾杯!」

「「「かんぱーい!」」」

何だかんだ小町と四季様が来ている辺り、魂の輸送も終わったんだろうか。それとも特別に休みを貰ったのだろうか。謎である。

「……人がいっぱい……」

「だから言ったのに……ああそれと、酒飲みすぎるなよ?」

「むー、もう子供じゃないもーんだ」

「はいはい、分かってますよっと」

颯忌は普通に、「聞いた上で流す」事を覚えれば案外楽だったりする。まあそれも、普通に話せる間柄であればだが。

「それじゃ、俺は行ってくるかねぇ」

「どこへ?まさかもう懐郷病(かいきょうびょう)?」

「ちーがーう。友達……はちょっと違うか。とにかく知り合いの所」

「ふーん……居たんだ」

また傷付く事をズバズバと言ってくれるぜこんにゃろう。あ、因みに懐郷病ってのはホームシックの事。覚えなくても大丈夫だと思うよ。

さて置き、実は屋根の上に集合すると約束した人物が居るのだ。許せ颯忌。

「よっと。……よう、影狼」

「ふふ、こんにちは霊夜。いいの?颯忌ちゃん連れて来なくて」

「……落ちた場合の責任が取れないから、な。それが無けりゃ連れてきた」

「そっか……」

永夜異変の宴会から半年経つ事に対して、もう感覚が無いレベルの頻度で会っている草の根メンバーだが、影狼だけというのは久しぶりだったりする。いわゆる「発情期」もあったが、それでも久々なので、少しは態度を崩しても良さげだろう。うん。

「……そりゃー」

「わっ……ふっふっふ、捕まえた。しばらくの間逃げられないよ~?」

「へっ?あ……」

緩いノリでぺしぺしやってたら捕まった件について。

「えへへ~、らいしゅき~……」

……あっ待てこれ影狼少し酔ってるな!?たまたま強い酒飲んだな!?

 

―*―*―*―*―*―*―*

 

「影狼~離してくれよ~……」

「やーだ、最近あんまり構ってくれないんだもん」

ぶー、と頬を膨らませて見下ろすな可愛い死ぬ。これで強い酒の匂いがしなければ最高なんだが、そこはもう仕方無い。宴会だし。

「いよっと……あり?先客か、ごゆるりとー」

「あっ……魔理沙ー、おーいちょっと待てーい」

「イチャついてる側で酒飲んでいられる程の度胸は無いぜ」

「うん知ってた。俺もそれはしにゃあああ……」

「よーしよーし……」

「うぅ~……」

なんでこんな撫でるの上手いの影狼(この人)。気持ちいい所と痒い所を的確に、かつ不快じゃない強さ。あーダメになる……

「……んんっ」

「……?」

擽ったさに何度か体を震わせながらも、咳払いの方向に目をやると四季様が居た。小町も一緒。

「あーこんちは……」

「やっ、霊夜。お楽しみみたいだねぇ」

「あれ~どちら様~?」

「幻想郷の閻魔をしております、四季映姫・ヤマザナドゥです」

「閻魔様でしたか~……ええっ、閻魔様!?」

「ぐぇっ!首、首……!」

「あ、ごめんね……」

閻魔様に出会っただけで酔いが覚めたようで、慌てながらも小町と会話を楽しんでいる様子だった。

――で、俺はというと……

「……なんで俺境内の端(こんな所)に連れてこられたんでしょうかねぇ……」

()()には少し話があります。ですので、こちらに移動していただきました」

「は、はあ……」

さりげなく女扱いされたみたいだが、俺が男か女かは分かっている……筈。となると、本当に分かっていないか、それとも別の理由が――

「――しもし?もしもし!」

「へっ、あっ、はい!」

「全く……返事をしてください」

「はい、すいません……」

溜め息を吐き、目付きも空気も変えた閻魔様は、やや低い声で話し始めた。

「……貴方そっくりな別人に、会いましたか?」

「……え?いや、会ってないです……でも、華扇と会話した時に存在は知りました」

「それについてですが……()()は、『新月霊夜』と名乗った上、人殺しをしています」

「何……!?」

 

―*―*―*―*―*―*―*

 

人里近く、妖怪の樹海

「ハハッ、散々馬鹿にされてた奴に殺される気分はどお?ねえ教えてくれよ!」

「ガ、ハッ……やめろ、ヤメロヤメロヤメロォッ!」

「やだね、辞めないよ。だって、お前は――僕の逆鱗に触れたから」

銀髪の女狼は高らかに笑いながら、男の胸を穿った。その身に、大量の返り血を浴びながら。

「アハッ……次は誰を殺そっかなぁ……♪」

狂った笑い声が樹海に響き、人里にも届いていた。勿論、御阿礼の子にも。貸本屋の娘にも。人里の守護者にも。そして――不死の火の鳥にも。




タグ追加した方が良さそうですね(諦観)。
さてこうなった以上、EXは書き直さなアカンくなりました。なので暫く時間くださいお願いします!
ではまた次回。宴会は続くと思います。
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