理由に『何せ金が無いので』なんて書いたら怒られそうなので、何か適当に考えとこ……と思っていたら、なんと期間まで書けやという横暴っぷり。駅近くなので、バレた時怒られない様にと許可を取る事にはしましたが、これは皆許可取らないのも納得でした。因みに、許可取ってから応募するつもりです。
さて、真面目な話に入った本編の話をば。
何やら霊夜にご執心の女狼と、激昂するレミィ。「もうやめて!私の為に争わないで──っ!」と言うのは霊夜の立場ですが、ここは何がなんでも言わせません。ご了承ください。
ではどうぞ。
致死の槍と狂った
かと言って、鎖と動いていない体は重く、動く事も出来ない。それと、さっき引っ掻かれた目が滅茶苦茶痛い。だが、その痛みは耐える事にした。俺以上にズタズタにされ、幼い身体のあちこちに傷が出来ても尚退かないレミィが居ると言うのに、俺だけ泣き叫ぶ訳にも行かない。
「っ……!」
痛みを意識から外し、力の入らない体に鞭を打って立ち上がる。鎖はバカみたいに重いが──動ける。
手を前に突き出す。呪文の詠唱を始める。やがて、掌に炎が収束してくる。
「カルラ……パラスピア……ポルツァーナ……」
「あはっ、起きたぁ♪」
女狼の首がぐるんと後ろを向き、普通なら有り得ない格好になった。改めて正面から向き合うと、この女の狂気が目に見えて分かった。
まず瞳孔が開いている。何もしなければ可愛らしい顔だが、ギョロリとした瞳と裂いたような口が全てを台無しにしている。背格好は普通。髪もよく見れば蠢いているようだ。
「食 べ さ せ て ェ ッ ♪」
「ぐあっ……!」
レミィの拘束を瞬時に解き、体の向きを戻しながら駆け寄ってくる女狼の光景は正直ホラーだが、そんな事に構っていたら死ぬ。深呼吸し、意識を集中させ、掌に集めていた炎を指先──人差し指の先にのみ集め、圧縮。鈴仙が前にやっていた、《銃》というらしい武器の模倣。それを今、ここに再現させてやる。
「アハッ、アハハハハハハハハハハハ──」
「うるせえ」
ピュウッ!と空気を鳴らして唸った炎の弾丸は、女の口を貫き、喉を焼き、恐らく胃か腸に着弾し──爆ぜた。
「ぐおっ……!あちっ、あちちちちち!」
「っはぁ、はぁ……、あぁもう、何よアレ……」
「知らん、そんなもん俺が聞きた……い……」
そろそろ鎖の重さを堪えるのもキツくなってきた為、ドサッと座り込んだ。そこまでは良かった。問題は、女狼(だった肉片)が、ピクピクと蠢き、1箇所に集まっていく事だ。常識的に考えて、これは──
「肉片1つ1つ焼き尽くせ!再生する!」
「っ、あ────ッ!いい加減にしろ────ッ!」
先程とは別の意味でブチ切れたレミィが、グングニルでグサグサやっているのを横目に、俺は俺でほぼ空っぽの魔力をフル活動させて焼いていく。
「カルラ、カルラ、カルラ……あっ、魔力切れた……」
「何ぃい!?」
結局レミィが一掃し、その後首輪を外された。が、彷徨いて良いのは館の中だけだそう。丁度、前のフランみたいな扱いだ。まあしゃーないか。『災禍の獣』だとか呼ばれてたし。あの女狼だけど。
「……首が、めっちゃ軽い」
「でしょうね、重くなったら60キロあるのよこれ」
「重っ!」
―*―*―*―*―*―*―*
その頃、紅魔館外壁近くでは、うねうねとした肉片が蠢いていた。レミリアが焼き払い切れなかった、たった1つの肉片である。それは、魔法の森を目指して這い進んでいった。
結論:女狼にはまだ名前が無い
ほんっとに浮かばねえ、どうしよ()
最近パズドラのランダンに忙しくて(おい)あまり更新出来ていない状況ですが、どうか暖かい目で見守ってください(おい)。
ではまた次回。