紅魔館に拾われた少年はゆっくり暮らしたい   作:ユキノス

83 / 125
こんにちは、好意を抱いている女子と俺の友達がひと月前に付き合い始めた事を知ったユキノスです。
はっきり言います、複雑。
いや友達の方はですね、更にその友達から苦労してたって話を聞いてたんで「あーお幸せに」って思えたんですよ。でもですね、女子の方は……なんとツンデレ属性持ちだった事を知りました。眼鏡っ娘でツンデレで可愛いという圧倒的ヒロイン力ですが、なんかラノベの主人公の友人みたいな関係になるってホントにあるんだなぁ……と思ってしまう次第です。

はいそんな訳で(いいのかおい)、今回はちびっ子達の集合。ルーミアも出ます。さらっと紅霧異変直後以来、実に1年振りの登場ですね。マジかよ。ルーミア推しの方、申し訳ありません。
ではどうぞ。


ちびっ子達、集まれー!

「「「お邪魔しまーーす!」」」

「あら、いらっしゃい。今日は……5人ね。前も言ったけど、本は大切にしてちょ──」

「だーいじょーぶだってムラサキ!アタイはちゃんと大切にしてるぞ!」

「……チルノちゃん、凍らせるのは大切にしてるって言えないよ……」

「──んんっ、大切にしてちょうだい。私はここに居るから、何かあったら言うのよ」

「「「はーい」」」

凍らせたと聞いて笑った人、なんとこれ事実なんだ。しかもそれが、外の世界(向こう)から流れ着いたただの小説や漫画ならまだ良いんだけどさ……チルノが前に凍らせたのは、(推定)327年前の魔導書。推定、というのは簡単で、凍らせた後に見た為に表紙がギリギリ見えたぐらいだったから。……というのはパチェの見解で、俺は前に見たからこそ分かる。アレは、前に俺が引っ張り出して滅茶苦茶怒られた《呪術》関連の本で、書いてある文字こそ読めなかったが開いただけで寒気がした──というのは記憶に新しい。蛇足だが、こあにそれがバレてお仕置きされた。

話が逸れたな。今日は、チルノ・大妖精・ルーミア・ミスティア・リグルのちびっ子5人衆が図書館に遊びに来た。てけてん。

まあ俺は俺で、最近読み始めた外からの小説にハマってたりする。ここには8巻あり、今は5巻。……図書館は暖かいから、ロッキングチェアに座ったまま寝落ちする事も少なくないのだが。その場合、決まってフランが膝に居る。閑話休題。

「霊夜君、何読んでるんですか?」

「うん?えーと……《デ〇〇ラ・〇エスト》っていう小説だな。面白いぞ」

「ひぇっ……お、おっきなカエル……」

「あー、確かに……表紙あんま見てなかったなぁ」

「私は見ますよ」と苦笑いされた。苦笑いする立場なのは俺の筈なんだが。

「大ちゃーん、こっちに何か面白そうなのあったよー」

「お。呼んでるぞ、行ってきたらどうだ?」

「あっ、はい。行ってきますね」

スイーッとミスティアの方─方角からして、Uの棚の上の方だろう─へ行った大妖精を見送り、本に目を落とした次の瞬間。本棚近くの影が、不自然に動いているのが見えた。言うまでもなくルーミアだ。

「ルーミア、そこに居て楽しいのか?」

「楽しいわよ。本食べても美味しくないんだし」

「いや食うなよ……貴重なのだってあるんだから」

「って言われてもねえ」そう言いながら、どういう原理か服からドロっとした闇を出し、それに座ったルーミアが話し始めた。

「霊夜やパチュリーには分かっても、私には価値が分からないもの。霊夜だって、……そうね、私がその辺の小石を大切にしてたとして、その価値が分かる?」

「……いや、分からないな。理解しやすい例えを出してくれてありがとう」

「いいえ。……口調には突っ込まないのね」

「え?……あっ」

今初めて気付いた。いつもの語尾を引き延ばした感じが無い。

「ごめん、意識半分小説(こっち)に持ってってたから気付かなかった」

「まあいいけど、私この口調の方が話しやすいから」

「え?じゃあ今までのは……」

「演技よ演技。このリボンが御札だっていうのは知ってるでしょ?」

「ああ、うん」

前にひっぺがそうとして吹っ飛んだアレか、というのは口に出さない。そう思うと、昔からやんちゃで済めば御の字レベルの行動ばっかしてないか俺。しかもたまに死にかけるし。

「貴方が前に剥がそうとして吹っ飛んだアレよ。……今剥がしても、多分吹っ飛ぶわ」

「や、やらないよ。……でもなぁ、大人の姿のルーミアなぁ……うん、何度考えても想像出来ない」

「しなくていいわ、利益も無いもの」

「興味はあるけどな。思ったより美人だったら……それはそれで笑い話にするさ」

「……へえ?どうでしょうね」

クスクスと笑っているが、本当に大人の姿は想像出来ない。何だかんだ付き合いの長いルーミアだが、未だに分からない事だらけなのだ。

「……ま、それはいずれ見られる時に見るよ」

「今見せられるって言っても?」

「え、ちょっと待て封印されてたんじゃなかったのか」

「ええ、されてるわよ。でもね、これ全力でやれば外せるの。指が焼けてるみたいな感じはするけど」

「ひー想像したくもない……鳥肌立ってきた」

「冗談よ。……貴方も、右目を失った時に似たような痛みを受けたでしょ?」

と言うと……目が潰された時レベルだから、皮膚を剥かれた肉を触られてる様な感触?うわ怖っ!やだわー……

「……凄い痛みを伴うんだな、それ」

「そりゃそうよ、先代博麗の巫女が施したものよ?」

「それもそっか。あの人には世話になったなぁ……人里に居た時。あれ、でもそうなると……その封印、かなり最近されたのか?」

「そうなるわね。さて、私から出せるヒントはここまでー」

ヒラヒラと手を振って、また影の中に潜っていったルーミアを呆然と見送り、そう言えばと時間を見る。今は……えー、午後の2時半か。あ、そろそろおやつの時間だ。

「よっ……と。今日は何かなー」

実は毎日の楽しみだったりする、今日のおやつ。紅魔館のおやつは基本的に咲夜が作るが、たまに料理班が作る。だが、その味は(最近では)大差無く、めちゃめちゃ美味いのだ。関係無いけど、昨日は霊夢から貰った─と、咲夜は言っていた─饅頭だった。

 

 

―*―*―*―*―*―*―*

 

因みにだが、ちびっ子達の内チルノと大妖精が泊まることになり、2人の分のベッドは俺のを使っている為、俺は図書館のロッキングチェアで寝ることになった。案外寝心地は悪くなかったぞ。




描き始めてからまた1週間以上経ってるよ畜生め()。
それはそうと、文化祭がキツ過ぎてあちこち筋肉痛です。楽器持って駆けずり回って、トロンボーンで左肩凝ってる状態なので、ウニもそこまで出来ませんでした。まあその分書けるかは不明なんですが。

ではまた次回。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。