今回、ようやく宴会に入ります。遅せぇ!遅せぇよじっちゃん(誰だ)!
まあじっちゃんの事は置いといて。最近、文章力やら書き方やらを見て盗む為に色んな作品を見てるんですが……《UA〇〇以上で次話投稿します》とか《感想〇〇以上で(同上)》というのを見て、なんか違うんじゃないかと思いました。
ほんっとに何度でも言いますが、《読まれてるなら書く》《意見貰ったから書く》じゃなく、遅くても《書きたいから書く》が1番なんじゃないかなぁと。別にプロでも仕事でもないので、書こうと思ったら書く。書きたくねえと思ったら書かない。それで良いと思います。ハイ。
本編の事書こうと思ったけど想像以上に長くなったので、本編どうぞ。
「ほれ、お前さんの為に開いた宴会なんだからさ」
「おわっとっ……押すなよ萃香、危ないだろ」
所変わって、妖怪の山宴会場。まだ痛む右手を庇いながら、周りから見て少し高い所にある岩に跳び乗る。そこでお猪口と酒(勿論萃香のものではない)を貰い、咳払いをして注目させる。パッと見偉そうな烏天狗達はもう飲んでいるが─たかだか白狼天狗の音頭に付き合ってらんない、と言いたげの目だ─、萃香も放っといている辺り別にいつもの事なのだろう。天魔曰く『指示を出すだけの漬物石』だそうだが、なるほど確かに動かない。代わりに白狼天狗が右往左往しているが。
「……えー、今回は俺の為に宴会なぞ開いてくれて、本当に感謝してる。 と言うか半分くらい萃香の無茶ぶりだろうけど、まあ……それはほんとに申し訳ない。 でも楽しんでもらえたらなぁ、と。 俺が言うことじゃないんだけどさ。 ……あーもーやめだやめ、乾杯!」
半分くらい苦笑しながら、「乾杯!」と声が響いた。
因みにだが、何故か華扇も居た。いや、妖怪の山に住んでるんだったな。何故も何もねえわ。
―*―*―*―*―*―*―*
宴会が始まって1時間。事ある毎に酒を勧めてくる萃香をどうにか退けながら、仲良くなった(?)白狼天狗の男と2人で呑んでいた。
「お前、しばらく行方不明になってたらしいけどどこ行ってたんだあ?」
「あー、と……」
紅魔館の面々と天狗達は吸血鬼異変の折に争ったそうなので、面倒にならないかと嘘でも吐こうと思ったが、どうせすぐバレると思ったので辞めた。
「……紅魔館に拾われたんだ。その時は、まだ人間の見た目だったけど」
「紅魔館に!?よく生きてたなぁ、お前……俺の同僚なんか、討伐隊に加わってそのまま……」
これだ、と言って首を掻っ切る動作をした。 それだとクビになったみたいに聞こえるが、(物理的に)首を斬られたのは間違いなさそうだ。
本人は笑っているが、その悲しみは推し量れないだろう。 話を聞くに、その同僚とは仲良し──と言うより、恋仲だったらしい。 尚更申し訳ない……と俺が謝っても仕方ないか。
「……恨んだり、してないか?」
「そりゃ、恨んでないと言ったら嘘になる。 何せ、まだちっこい狼だった頃からの知り合いだしな。 でもまあ、なんだ……お前を恨むのは、お門違いだ! って怒られそうだし、な」
「……そうか。なんか、ごめんな」
「いいっつの、それよりこれからは俺の後輩だぜ? 敬語は使わねーでも良いが、存分にこき使ってやるさ」
「うへぇ、そういう事か。 分かったよ、こき使われるさ。……代わりと言っちゃなんだが、よろしく頼む」
「おう。 ………さて、早速だが……お呼びだぜ、新月」
「おぉ〜い、霊夜ぁ〜。 伊吹萃香様がお呼びだぞぉ〜」
「な?」
「……華扇が頭抱えてる時点で色々察した。面倒事だろうなぁ……」
「はっはっは、最初の仕事だな。 ほら、行ってこい」
「へーい。 そんじゃ、行ってくらぁ」
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妖怪の山の実力者、と問われて浮かぶ者は多い。 伊吹萃香、天魔を始め、射命丸文、近接なら犬走椛もそれに入る。他には大天狗が居るが、滅多に動かない為に除外。
そんな実力者であり、鬼の四天王の一角である伊吹萃香は、私の腐れ縁。 もう千年以上前から知っているが、彼女程に酒が好きで、かつ戦いに飢えた鬼を私は
それはともかくとして、肉弾戦で彼女が太鼓判を押す程の妖怪とはまた珍しい。 格下と言われる白狼天狗なら尚更だ。……それが、甘味処で度々会う銀狼とは思いもしなかったけれど。
「いやぁ、あいつは強かったよ〜。 武術と喧嘩を織り交ぜたみたいな闘い方でさぁ、何してくんだか面白くてたまんない。 しかもさ、しまいにゃ折れかけた腕でぶっ叩いてきたんだよ? あそこまで変な闘い方した奴は初めてだぁね」
「ふぅん……で、私にそれを話してどうしろと?」
「うんにゃ、信じてなさそうだからさ。どーせ、『甘味を美味しそうに食ってるからまさか』とでも思ってんだろぉ〜?」
「うっ……正解」
自分が言うのも何だけど、尻尾を振りながら幸せそうな顔で甘味を食べている彼を見ていると………とても強そうには思えない。疑う訳ではない。萃香の目が濁ったと言う訳でもない。ただ、俄には信じ難かった。
「ま、見てみりゃ分かるよ。 おぉ〜い、霊夜ぁ〜。伊吹萃香様がお呼びだぞぉ〜」
「あ、ちょっ……はぁ。誰かと闘わせるつもり?」
「んー? そのつもりだよ。 むしろ、
「……まさか」
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お、なんだなんだ。 やけに周りが騒がしいぞ。 手荒い歓迎会でも始まるのか? いやもう始まってるわ。 じゃなくて。
「……ごめんなさい、萃香が勝手に……」
「あー、いいよいいよ。 どうせ萃香と闘えってんだろ? 死なない程度に頑張……」
「いえ、
……ん? 今、なんてった? 華扇なんてった? え? 華扇と闘うの? 仙人だろ? マジ?
思考停止した俺の頭上に《?》マークが浮かんでいる様が見えそうだが、ぶっちゃけ言わせてほしい。
「……俺、今日が命日とか嫌だぞ」
「そんなに身構えなくても、殺すつもりはありません。 と言うか、なんでそんなに凶暴だと思われているのですか……」
完全なる俺の偏見、なんて言ったら凹んでしまいそうなので、それについては何も言わないでおく。
違う違う、それについては後でいくらでも考えよう。 問題は、この《手合わせ》は天魔が考えたという事。実力を知っておきたいんだそう。ついでに聞いたが、実力次第で大天狗がこぞって俺を欲しがるそう。普通に嫌なんだけど。
「うし、そろそろ始めんぞ。双方、準備はよろしいかね?」
同時に溜め息を吐いて、頷いた。 心底嫌そうな顔で。 それを見てゲラゲラ笑ってる萃香、お前マジで許さねえからな。 知ってんだぞ、天魔に俺の強さ云々垂れ流したの。
「そんじゃ……これより、新月霊夜対茨木華扇の手合いを始める。 決着は気絶のみ、では……」
始まってすぐに「降参!」と言いたかったが、ダメなようだ。 畜生、俺がめんどくさがりなのも言いやがったなあの小鬼。 後で煎り豆ぶつけてやる。
「始めぇ!」
双方やる気無し、かつ双方が直前に知らされたという異例の手合わせが始まった。 ……今更だけど、何これ?
何これ(2回目)。
天魔の思惑は、萃香が太鼓判を押す程の実力を見てみたいと思ったから。萃香の思惑は、単に闘わせてみたかったから。完っ全に巻き込まれてます。実際にやられたらいい迷惑ですね(あるかは分からないけど)。
さて、次回は華扇と手合わせ(やる気無し)です。いつになるねん()
ではまた次回。