「そこまでだ、ギャングラー!」
「な、お前たちは!」
「世間を騒がす怪盗さ」
〈レッド!〉〈ブルー!〉〈イエロー!〉
〈マスカレイズ!〉
「「「怪盗チェンジ!」」」
〈怪盗チェンジ!〉
「「「怪盗戦隊ルパンレンジャー!」」」
「予告する。あんたのお宝、いただくぜ!」
大怪盗アルセーヌ・ルパンの残したとされるお宝をめぐり、今宵も怪盗と怪人が駆け回る……はずだったが、今夜は何やらいつもと違う様子。
「そこまでだ! 怪盗! それと怪人!」
「また来たな、おまわりさ……え?」
「あれあれ? いつもの人じゃない?」
「あいつ……誰だ?」
怪盗たちの前に現れたのは、知らない一人の警察だった。
「誰だか知らないけど、逃げた方がいいよ、おまわりさん」
普通の警察官が紛れ込んだと思い、忠告するルパンレッド。
だが、彼もまた普通とは違う警察なのだった。
「悪いがそうはいかない。こっちも仕事なんでな」
そう言って、彼――泊進ノ介――は腰にとある”ベルト”を巻き付ける。
「いくぜ、ベルトさん! ひとっ走り付き合えよ!」
『OK! START YOUR ENGINE!』
ベルトのつまみをひねり、変形させたシフトカーを左手のブレスレットにセットする。
「は?」
「なに?」
「なにアレ!?」
待機音が流れ、進ノ介は構えをとる。
「変身!」
その声をあげ、ブレスレットのシフトカーを前に倒し、元に戻す。
『DRIVE! type SPEED!』
ベルトから音声が聞こえるとほぼ同時に、進ノ介は仮面ライダードライブへと変身する。
「まじかよ……」
「なんだとっ……」
「うそっ、変身しちゃった!」
新たな変身する警察官、仮面ライダードライブに困惑を隠せないルパンレンジャー。
そんなことがおこっているとは知らない国際警察は別のギャングラーを追っていた。
「そこまでだ、ギャングラー!」
「くっ……」
〈1号!〉〈2号!〉〈3号!〉〈警察Xナーイツ!〉
〈パトライズ!〉
〈警察Xチェンジ!〉
「「「「警察チェンジ!」」」」
〈警察チェンジ!〉
「「「「警察戦パトレンジャー!」」」」
「国際警察の権限において、実力を行使する!」
市民の平和を守るため、今日も怪人――ギャングラー――と戦う国際警察……だが、こちらもいつもと様子が違った。
ギャングラーを追い詰め、パトレンエックスが金庫からコレクションを奪おとする。
「ルパンコレクション、返してもら……うわっ!」
どこからか銃撃が襲い掛かり、下がらざるをえない。
「よし、この隙に……うおっ!」
ギャングラーは隙を見て逃げようとするが、目の前に何者かが現れ、金庫に手を伸ばす。
「き、貴様!」
すぐに追い払うも、謎の人物は攻撃をかわしながら、手入力で金庫のロックを外し、コレクションを奪う。
「あ! 返せ!」
ギャングラーはそれに気付いた時にはもう遅く、既に距離を取られていた。
「これがルパンコレクション。実に興味深い」
「キサマ、何者だ!」
パトレン1号がVSチェンジャーを謎の人物に向け、問いかける。
「私か? 私はルパン」
謎の人物ことルパンは懐から変わった銃のような武器、ルパンガンナーを取出し、銃口を手のひらで押し込む。
『
「変身!」
その掛け声と共にルパンガンナーから宝石のようなものが飛び出し、その宝石がルパンに集まると、彼は仮面ライダールパンへと変身する。
「私はルパン。仮面ライダールパンだ!」
「かめん?」
「らいだー?」
「ルパン!?」
「な、なんだ、あいつは!?」
パトレンエックスですら困惑の声をあげる、謎の怪盗、仮面ライダールパン。
その姿に驚きを隠せない面々。
今ここに、決して交わることのなかったはずの警察と怪盗の物語が、今!
始まらない!
何故なら、ウソ予告だから!