ソードアート・オンライン 【風紀の守護者】   作:kanmuru

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影浦恭弥(かげうらきょうや)

17歳→19歳

179cm 62kg

武器 トンファー

容姿 雲雀恭弥そのままだが目の色は碧色



1st Story

周りが真っ白になってから数瞬後には俺は部屋の中にいた。男子高校生の部屋にしては家具が充実し過ぎだが綺麗な部屋だ。テレビに冷蔵庫などの電化製品も完備してある。ふと椅子に座ると洋封筒が何処からか出てきた。どうやら神様からのようだ。

 

『この手紙を読んでいると言うことは無事に転生出来たようですね。では、そちらの世界の説明をします。現在は原作が開始する日の正午です。午後1時からソードアート・オンラインのサービスが始まります。ナーブギアなどの必要なものは全て揃っていますのでご心配なく。あなたは今、家族とは離れて一人暮らしをしているという設定です。そちらの世界の現実について分からないことがあったら頭の中に返答するのでドンドン質問しても良いですよ。それでは良きsecondlifeを‼︎』

 

今は現実開始の1時間前のようだ。それにしてもsecondlifeの書き方めっちゃカッコイイぞ筆記体だし……あと1時間はナーブギアの取り扱い説明書でも読んでおこう。

 

 

______________________________

 

 

ナーブギアの取り扱い説明書を読んでいたらすでに13:05になっていた。俺は急いでナーブギアを被った。

 

「やっぱこの言葉いいたかったんだよな!『リンク・スタート』!!」

 

視界が一気に変化して、アバターとプレイヤーネームを【kyoya】と設定し終わると白いモヤが晴れて来た。そこにはアニメで見たことのある『はじまりの街』があった。ちなみに

 

「めっちゃスゲェ……現実よりリアルな感じがする!」

 

俺は仮想世界に感動しながらもこれからどうするかを考えている。

 

「やっぱデスゲーム化する前にレベル上げておきたいな。モンスターが狩り尽くされる前になんとかしないと…」

 

その前に装備を整えようと武器屋へと向かう俺。大抵のMMORPGは武器屋と防具屋は隣り合っているがSAOは違うらしい。

 

「まぁ、必要な物が買える店は同じ通りにあるからまだましだが…。それにしても武器どうすっかなぁ…」

 

「よう、兄ちゃん!どんな武器をご所望だ?今なら安くするゼィ」

 

武器を選ぼうとしているとNPCが声を掛けてきた。NPCが声をかけるってスゲェ!

 

「いや、俺にどんな武器が合うか分からねぇからお試しして見たいんだが」

 

「よぉし、分かった!片っ端から試してくれ。だけどあんまブンブン振り回すなよ!」

 

言われた通り加減しながら様々な武器を試す。片手剣、両手剣、片手斧、片手棍などなど…

 

「やっぱりこれが一番しっくりくるな…」

 

「トンファーか?本当にいいのかそれで?攻撃力は低いしソードスキルも使えねぇぞ?」

 

NPCのおっちゃんの言う通り攻撃力は短剣の半分くらいだし、対応するソードスキルの欄にも何も書かれていない。けれども、雲雀恭弥の身体能力にはやはりトンファーが一番合うらしい。

 

「おう、俺はこれがいい!それに誰も使わなそうな武器でこの世界で一番強くなったら最高じゃねぇか!!」

 

「そう言うことなら止めねぇけど後悔すんなよ!特別にそのトンファーは半額にしといてやる!」

 

「えぇ!?そういう流れならタダが普通じゃね?」

 

「こっちも生活がかかってるんでな、タダじゃ渡せねぇ」

 

「分かったよ。んじゃ半額の250コルな!」

 

俺は初期支給金額の1000コルから250コル払い防具屋へ向かう。武器が安く手に入ったから防具にもっと金が掛けられる。

 

「お前さん!なんか防具買っていかないかい?」

 

防具屋に着くやいなやおばちゃんに声を掛けられた。この世界のNPCは商魂半端ないな。

 

「ここの1番人気の防具は胸部プレートか?」

 

「そうだよ、お目が高いねぇ!ウチの防具はこの街1番なんだドンドン見てっておくれ」

 

防具にも色々あるが胸部プレートはトンファーを使うとき邪魔になりかねないから布装備にしておこう。

 

「おばちゃん!この《ノーマルブレザー》と《シンプルマフラー》を頂戴!」

 

「あいよ!二つで650コルだよ」

 

俺はコルを払い両方とも装備する。やはり比較的動きやすい。残りの100コルでポーションを買いフィールドに出た。

 

______________________________

 

 

最初の空きスキル2つは《索敵》と《戦闘回復(バトルヒーリング)》を取った。索敵スキルは今後絶対に必要だし、戦闘回復(バトルヒーリング)スキルはトンファーの性質上攻撃をくらう可能性が高いし、アンサートーカーを使い続けるのが非常に困難というのが理由だ。慣れてくれば大丈夫になるだろうが保険としておくのが無難だ。

 

「よし、レベル上げ開始だ!」

 

他のゲームではスライム相当のイノシシを殴っては避け、殴っては避けるのを続けると1分もせず始めの1体がポリゴンとなって消えた。

 

「やっぱ最初は弱いモンスターを殲滅するに限る!」

 

俺がイノシシ型のモンスター《フレージボア》を倒していると2人組のプレイヤーが来た。御察しの通り、キリトとクラインだった。2人の周りで狩りを続けていると声を掛けられた。

 

「おーい!そこのトンファーを使ってる人!ちょっとこっち来てくれ!」

 

キリトに声を掛けられたのでそちらに向かう。

 

「あ、俺はキリトだ。そして隣にいるのがクラインだ」

 

「俺はキョーヤだ。キリトもクラインもよろしく」

 

「おうよ!こっちもよろしく頼むぜキョーヤ!」

 

自己紹介を終えると早速本題に入ってきた。

 

「キョーヤはなんでトンファーなんて使ってるんだ?ソードスキル使えないから言っちゃ悪いがハズレ武器だぞ?」

 

「ハァァ!?ソードスキルってこの世界の醍醐味じゃねぇか!どういうことだよ!」

 

「そうだ、だからキョーヤに聞いてるんだ」

 

「まぁ、理由としてはしっくりきたからだな」

 

「えぇ……。そんなんでいいのか…?」

 

「それにソードスキルがないってのはこの世界じゃおかしい。だから今は使えなくても、後々クエストをクリアしたらトンファー用のスキルが使えるようになる、なんてことがあるかも知んないだろ」

 

「うーん、言われてみればそうなのかも」

 

キリトは一応納得したらしい。そんなスキルがあるという確証はないが、アンサートーカーがあると言っているのであると確信している。

 

「それよりもよぉ、俺にソードスキルの使い方を教えてくれよ」

 

「それもそうだな。ソードスキルは………」

 

キリトがクラインにソードスキルの説明をしてる間も俺はイノシシを狩る。クラインが練習しているので1体以外は近づかないようにする。

まぁ、本当の目的は経験値だが。

 

「いよっしゃぁー!」

 

クラインの雄叫びが聞こえたので成功したのだろうと思い話しかける。

 

「やっと成功したのか。遅かったな」

 

「おう、キョーヤ!やっぱソードスキルは最高だぜ!それに遅いは余計だ!!」

 

「お前このイノシシどんぐらいの強さだと思う?」

 

「え?中ボスぐらいじゃねぇのか?」

 

「キリトくん答えをどうぞ」

 

「スライム並み」

 

「嘘だろ!?あいつ結構強かったぞ?」

 

「だったらキョーヤがさっきまで中ボスをバッタバッタと倒してたことになるぞ」

 

「そういやそうだったな……」

 

クラインがしょんぼりとしているが無視する。

 

「そういやお前ら今レベル幾つだ?」

 

「俺は3だな」

 

「俺ァさっきのやつで2に上がったぞ。キョーヤは?」

 

「俺は5だ」

 

俺がレベルを明かすと2人とも呆然としていた。

 

「キョーヤも俺と同じベータテスターなのか?」

 

「いや、違うぞ。もしもテスターならトンファーは選ばん」

 

「そっか。クラインまだ狩りを続けるか?」

 

「あったり前よぉ!、と言いたいところだが腹減ってよぉ…」

 

「こっちの食べ物は空腹を紛らわすだけだからなぁ」

 

「17:30にアッツアツのピザとジンジャーエールを予約済みよぉ!」

 

「準備がいいな、クライン。落ちる前にフレンド登録しとこうぜ」

 

「そうだな、キョーヤ。」

 

お互いにフレンド登録してからクラインがログアウトしようとした。

 

「……あれ?ログアウトボタンがねぇ…」

 

「そんなわけないだろ。ちゃんと探したのか?……あれ本当だ」

 

「だろ?バグかなんかか?」

 

「バグにしてはおかしすぎるな。もしそうならアーガスは強制ログアウトをさせるはずだ」

 

「ということは…どういうことだ?」

 

俺たちが話しているとアバターが光り出して《はじまりの街》に転移された。

 

「これは強制転移…!?」

 

「みんな集まってるからバグに対する謝罪でもすんのか?」

 

『おい!あそこ見ろよ!』

 

誰かの声に従いみんな上を見る。『WARNING ANNOUNCEMENT』と表示されている所からフードを被ったアバターが出て来た。

 

 

 

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