Fate/Grand Order【The arms dealer】   作:放仮ごdz

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ヴェルカム!ストレンジャー・・・どうも放仮ごです。前回の感想が少ない事にちょっと落ち込みながらも、高評価をくれた方がいらっしゃったのでそれに後押しされて完成させました。本当に感謝です。一瞬だけだったけど赤評価バーとか自分の小説で初めて見た・・・

今回はVSアーチャー、そしてVSバーサーカー。ディーラーが死にます。ネタバレって言うレベルでも無いぐらい死にます。楽しんでいただければ幸いです。


まるでサンドイッチのハムだなストレンジャー

アサシンを倒したディーラーの一言をきっかけに先を急ぐ立香達一行を、遥か遠くに聳え立つ、元"新都”の一角のビル屋上から観察している者がいた。その興味の先は、ただ一つ。

 

 

「一体何なんだ?あのサーヴァントは・・・」

 

 

サーヴァント・アーチャーは異邦人たちもそうだが、マスターと思われる少女が呼び出したサーヴァントに悪寒を感じていた。確かに死んだ、しかし死んでいない。訳の分からなさが恐怖を呼ぶ。ありえない軌道を描く銃器を始めとした強力な武器を持ち合わせ、直前のキャスターとの戦闘で弱っていたライダーばかりか、たった今アサシンまでもを完封して見せた。その敵意が、こちらに向いているのだ。危機感を抱いても仕方が無かった。

 

 

「最初はアーチャーかと思ったがこの異常事態で召喚されたエクストラクラスか…?…得体の知れないサーヴァントならば、奴をぶつからせるのが最善か。セイバー、面倒な事になっても私を恨むなよ?これが一番合理的だ」

 

 

そう言って、その手に投影した弓に、よくある剣を投影して矢にして番え、引き絞る。狙うは、視界の端に見える森の、焼けた城の跡に陣取る鉛色の巨人の形をした"災厄”

 

触れさえしなければ何も問題ないが、ひとたび暴れ始めれば手の付けられない最強の狂戦士。彼は自らの主でさえ放っておいたそれを、ただ一人の商人の為に解禁した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「■■■■■■■■■■■ーーー!」

 

 

そんな咆哮が聞こえたのは、やっと柳洞寺へと続く石段が見えてきたところだった。建物を薙ぎ倒しながら、轟音と共に何かがこちらに突っ込んでくる。それに気付いたキャスターが、警告の声を上げる。

 

 

「ヤバいぞ、奴が来た・・・!」

 

「奴って…」

 

「バーサーカーだ!真名はヘラクレス、この聖杯戦争で最も厄介な奴だ!」

 

 

大英雄ヘラクレス、その名を知らない者はこの場に存在するはずがない。それほどまでに有名、そして強力な英霊。それが、狂った状態でまるで暴走トラックの様にこちらに突っ込んでくる。その恐怖、如何程か。

 

 

「エルヒガンテの様な図体の癖して速いな」

 

「何のことか知らないけど言っている場合か!あんなのに勝てるはずないわ、一旦逃げるわよ!」

 

 

そう言ったオルガマリーに頷いたディーラーが閃光手榴弾を投げ付け、閃光でバーサーカーの目が眩んだ隙に逃げようと踵を返した瞬間。突如飛来した矢が、一行の逃げる先に着弾。爆発を起こして強制的に動きを止めた。

 

 

「今度は何よ!?」

 

「アーチャーか!あの野郎、バーサーカーを誘導して矛先を俺達に宛てやがったな!」

 

「このままじゃサンドイッチのハムだな。質量と爆発でべちゃんこだ」

 

「言っている場合か!?」

 

 

文句を言いながらオルガマリーを担ぎ、立香を担いだマシュと共に全速力で物陰目掛けて走りだすキャスターに、何とかそれに追いすがり冗談を言いながら思考していたディーラーが質問する。

 

 

「…キャスター、アンタ一人でアーチャーのサーヴァントに勝つのに何分かかる?」

 

「…ランサーの俺でもそう簡単に勝てない相手だ、かなり時間を喰う。どうするんだディーラー?」

 

「俺がバーサーカーの動きを一瞬止めた後、ストレンジャーと別れてアーチャーをやる。アンタは盾の嬢ちゃんと一緒にストレンジャー達を守って逃げてくれ。アーチャーは俺が引きつける。俺はこの大英雄相手には足手まといにしかならん。頼めるか?」

 

「ディーラー、危ない真似は・・・」

 

「…ストレンジャー。綺麗ごとは結構だが、生憎とこれが最善だ。何回か死ぬと思うが怒ってくれるなよ?アンタに殺されたらたまらん」

 

「怒るよ!?」

 

 

マシュに担がれて逃げながら怒鳴り散らす己の主人に苦笑したディーラーは、懐から閃光手榴弾と片手で持てるコンパクトな機関銃を取り出し、振り返って構えた。

 

 

「余裕があるなら俺以外のサーヴァントを呼び出した方がいいかもな。時間を稼ぐ、早く逃げなストレンジャー!」

 

「■■■■■■■■■■■ーーー!」

 

「本当、エルヒガンテを思い出すな。いや、暴れ方はガラドールか。目は開いてるのに何かに盲目になってるな?どうした、守ると誓った主人でも失ったか?」

 

 

立香達が己から離れた事を確認して間髪入れず、威力と命中精度はかなり低いが連射速度が速い短機関銃・・・マシンピストルをその頭部に向けて連射するディーラー。短い間に鉛弾を数十発も撃ち込まれ、堪らず怯んだ巨人は頭部を押さえる。

 

 

「死にはしないが痛いだろ?コイツはシカゴタイプライターほど強力じゃあないが、どんなに堅い奴でもすぐ怯んでしまう代物だからな。…これを受けて微動だにしないサドラーがどれだけ化物だったかよく分かるぜ」

 

「■■■■■■■■!!」

 

Goodbye(トンズラさせてもらうぜ),Berserker」

 

 

咆哮を上げ、目の前の敵に向けて巨大な斧剣を振り下ろす神話の大英雄。それに対し、ディーラーは防ごうともせず、あっけなく両断。された瞬間、その手から地面に叩き付けられていた閃光手榴弾が眩く辺り一帯を照らし、ヘラクレスの視界を完全に塞ぐことに成功した。

 

地面に転がる二等分されたディーラーを見て悲鳴を上げそうになる立香であったが、すぐに視界の端に新たなディーラーを確認した事で安堵する。仕組みは分からない故に心臓に悪すぎた。しかし今自分のするべきことを思いだし、思い付いた事をマシュとキャスターに指示する立香。

 

 

「マシュ、キャスター!とりあえず屋内に!バーサーカーって言うぐらいだから、隠れれば大丈夫のはず!」

 

「了解です!」

 

「飛ばすぜ、ちゃんと掴まっていろよ嬢ちゃん!」

 

「え、ちょっ、待っ・・・イヤアァアアアアアッ!?」

 

 

オルガマリーが悲鳴を上げながらも速度を上げて走り去るマシュとキャスターを、視界を何とか取り戻したバーサーカーは見失い、それを遠く離れた物陰から双眼鏡で確認したディーラーは静かにその場を立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「何なんだアイツは・・・!?」

 

 

一方、アーチャーは苛立っていた。逃げる武器商人を鷹の目を駆使して追い詰める彼だったが、時折何やら炎を出す手榴弾・・・焼夷手榴弾を投げてこちらの視界から上手く隠れ、それを何度か繰り返して今やどこに隠れたのか分からず仕舞いなのだ。バーサーカーの方は完全にマスターを見失っている。散策するが、手掛かりは無い。戦場で生き残る手段でも知り得ているのか?とアーチャーは思案する。と、その時。

 

 

カチン。ピッ、ピッ、ピッ・・・

 

 

「何だ?この音は・・・」

 

 

小さな何かが当たる音と、続けざまに電子的な音が響く。嫌な予感を感じたアーチャーがその場を退避しようとした瞬間、彼の立っていた屋上縁が爆発。爆風で吹き飛ばされるアーチャー。それには見覚えがあった。ライダーを撃破に追い込んだあのよく分からない武器だ。

まさかそれが、ウイルス研究している製薬会社が自らの特殊部隊の為に開発した特殊な銃だとは露にも思わず、正体不明の敵を前に慌てて階段傍の物陰に隠れるアーチャー。しかし顔面すれすれを弾丸が通過、冷汗をかく。

 

 

「馬鹿な…アーチャーである私を相手に遠距離戦を挑むだと?それに奴等は深山町の最奥、こちらは新都だぞ?この距離を正確に狙い撃つなどと・・・」

 

 

再びカチンと言う音が響き、たまらず屋上から隣のビル屋上に跳んで逃げるアーチャー。背中から爆発を受け、そのままゴロゴロと屋上を転がりダメージに呻く。かなり離れていたはずなのに、爆発の炎が背中を焼いていた。それだけで威力がどれほどか分かってしまう。直撃していれば木端微塵だろう。

 

 

「こちらの居場所が把握されているのは明白・・・しかしこちらはまるで奴の居場所が分からない。ならば…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スコープ付き誘導マインスロアー。反則以外の何物でもないな」

 

 

そう言いいながら特別性のスコープが付いたマインスロアーに次の弾を装填し、床に置いてその横に置いていた大型サイズのアサルトライフル、彼がセミオートライフルと呼ぶ銃を構えるディーラー。威力はボルトアクション式のもう一つには劣るが、連射性に優れるそれでプレッシャーを与える事が狙いだ。

 

 

「こちらにはサーモスコープがあってな。バレバレだぜ、アンタの居場所はな」

 

 

彼が今いるのは、当初の目的地であった柳洞寺だ。壁に小さな穴を開け、アーチャーに見付からない様にしていた。これは彼の顧客であったレオン・S・ケネディも多用していた手であり、木造の建築物だからこその戦法である。ここに逃げ込んですぐさまサーモスコープで矢の飛んで来た方向を捜してアーチャーを見付け、こちらの居場所を悟られぬようにとマインスロアーで怯ませたところをセミオートライフルで仕留める。これが、ディーラーの考えている作戦だ。

問題はここが本拠地だと言う事だが、首魁のセイバーは洞窟に閉じこもっており、ライダー・アサシン・ランサーを仕留めた今、残るサーヴァントはキャスターとバーサーカー、そしてアーチャーのみ。大方、自分達を仕留めるためにアーチャーは持ち場であるここを離れたのだろうが、それが功を指した。

 

 

「アーチャーにとどめを刺したら念話とやらでストレンジャーを呼んでさっさと乗り込むか。あんな狂戦士、相手するだけ無駄だ」

 

 

バーサーカーを見てすぐさま思い出した巨人、突然変異したガナードであるエルヒガンテの暴れっぷりを思い出して震えるディーラー。彼は、封印から解かれるや否や周りの村人を皆殺しにし、レオンを追い詰めていたその姿を陰から見守っていた事がある。

かつてレオンが助けた犬が助太刀として囮になった事により勝利を納め、さらにその後三体のエルヒガンテと戦いどれも勝利を納めたと、嬉々と話していたかつてのストレンジャーの化け物っぷりと己の渡した銃の性能に思わず笑みを浮かべる。

 

しかし、エルヒガンテはプラーガと言う明確な弱点があったからこそ勝てたのだ。普通は巨人と戦うのは自殺行為だ。

相手が人外ならば己のスキルで多少の効果はあっただろうが、生憎とバーサーカーの真名はヘラクレス。つまり、半神である。彼のスキルと神性持ちサーヴァントは相性が悪い。ヘラクレスを殺すにはヒュドラの毒矢でも持って来ないと無理だろう。そして生憎、ディーラーに毒の持ち合わせは無い。とあるルートから入手した解毒するブルーハーブなら持っているが。そう何度も死ねない上に、どう足掻いても勝てないため、無視が得策である。

 

 

「さてどうやってとどめを刺すか」

 

 

目下の問題である打倒アーチャーについて考える。確実に一撃で殺せる威力を有するマインスロアーでは着弾から時間がかかる上に、遠すぎるとターゲットとの間に存在する障害物に当たってしまうため駄目。ライフルでも木の盾ならばともかくコンクリートを貫通する事は不可能。追い詰める事が出来ても決め手にかける。手詰まりだった。こうなったらマインスロアーを連射してちまちまダメージを与えていくかと考えていると。

 

 

「ッ!?」

 

 

決してありえないはずの赤い軌跡を視界に捉え、慌ててライフルとマインスロアーを直してその場を退避、しようとした次の瞬間、大爆発がディーラーを飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…やったか」

 

 

物陰にてたった今、弓から解き放った魔弾・・・射手が健在かつ狙い続ける限り、標的を襲い続ける効果を持つ必中の追尾型魔剣、フルンディングの飛んで行った柳洞寺が木端微塵に吹き飛んだ光景を見て勝利を確信するアーチャー。

通常は相手が逃げてもクリーンヒットするまで狙い続けるマインスロアーの上位互換な魔弾なのではあるが、紙耐久のディーラーには掠りさえすれば問題ないため意味は無い。なので、飛んで行く先が円蔵山だと分かって柳洞寺に潜んでいると確信、着弾した瞬間に彼の得意とする戦法、宝具を破壊して内包された神秘を解放する「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」を発動し爆発させたのだ。

 

 

「私が遠距離戦でここまで苦戦するとは、もしやアーチャーなのかと疑うぞ正体不明のサーヴァントよ」

 

 

物陰から出てきて、堂々と屋上の端から炎上する柳洞寺を見やり不敵に笑むアーチャー。彼の推察では、ディーラーが復活するのは彼の死体に近い範囲。ならばとその一帯を爆発させたのだ。いくら不死身であっても復活した瞬間に爆発に巻き込まれればさすがに消滅するだろうと、そう考えていた。…しかし、事実は少し違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…残念だったなアーチャー」

 

「うわっ、びっくりした!ディーラー、何時の間に!?」

 

「つい今だぜストレンジャー」

 

 

ディーラーと別れた後、とにかく走り手頃な武家屋敷の土蔵の中に潜んで隠れていた立香一行は、扉も開かなかったはずなのに突如出現したディーラーに驚いた。彼はそれを愉快そうに眺め、人差指を立てて笑う。

 

 

「一つ報告しておくぜストレンジャー。次の俺が現れるのは、必ずアンタから半径一キロメートル内だ。戦略に使えるかもしれないから覚えておきな」

 

「あ、うん…じゃなくて、また死んだの!?この短期間で二回も!?」

 

「勘弁してくれストレンジャー。俺も死なない様に頑張ってたんだ。こちらの居場所を把握されていないと多寡を括っていたらまさか誘導する矢が飛んで来て、しかもそれが爆発するとか誰が思うか」

 

「それは確かに・・・」

 

「それで、近くにバーサーカーはいないな?」

 

「ああ、多分な。破壊音は大分遠のいたぜ」

 

「なら十分だ」

 

 

そう言って土蔵の扉を開け、ずんずんと武家屋敷の敷地外に出るディーラーを慌てて追う立香。追い付いたディーラーが取り出したのは、彼女を驚かせるには十分な物だった。

 

 

「ろ、ロケットランチャー・・・!?」

 

「まさかこの俺に武器で勝る英霊がいるとはな。完敗だ。だからお礼に俺のとっておきをくれてやる」

 

 

それは、彼の有する武器の中でも最高峰の代物。プラーガに対して無敵のある武器を除けば、これほどまでに「切札」と呼んでも差し支えの無い代物。その名も、無限ロケットランチャー。

 

 

「残心・・・と言う事は日本の英霊か。だが甘いな、どういう勘違いをしたかは知らないが隙だらけだぜ」

 

 

サーモグラフィーで敵を確認したディーラーはこちらに気付いていないアーチャーのいるビルに標準を合わせる。マインスロアー程度の爆発で逃げられるのならば、建物ごと巻き込めばいいだけである。

 

 

Goodbye(終わりだ),Archer」

 

 

一発、また一発、さらに一発。連続してロケット弾頭を発射して行くディーラー。アーチャーが飛来するその存在に気付いてももう遅い。続けざまに大爆発を起こし、倒壊して行くビルの瓦礫と共に落ちて行く中。まだ負けていないとばかりに弓を構えドリルの様な矢を投影したアーチャーが最期に見たのは、自身に迫る無機質なロケット弾頭に鏡の様に映る己の敗北を悟った笑みで。

 

 

「…ああ、私の敗北だ。すまないセイバー」

 

 

直撃。爆発四散したアーチャーは、そのまま冬木の空に消滅して行った。

 

 

 

 

 

 

 

「ヒッヒッヒッヒェ・・・俺の特注改造品、サーモスコープ+望遠スコープ+無限ロケランだ。絶対に逃げられないぜ」

 

「うわぁ…」

 

 

武器商人の闇を見て軽く引いてしまう立香であった。




悲報:ディーラー、今回だけで二回死ぬ。そのからくりが少しだけ明かされました。単独行動で遠くに居ても死ねばマスターの元に戻る便利な仕様。乱戦でも隠れて復活できるなど多様な戦法が使える宝具です。

バーサーカーを見てエルヒガンテやガラドールを、そして描写されてないけどアーチャーを見てクラウザーの遠距離からちまちま戦法を思い出すディーラー。原作だとどうかは知りませんが、こっそりレオンの戦いを見ていました。前回のナイフも直接見たからこその戦法でした。でも本人が弱いから、レオンなら軽々避けれたはずのフルンディング+ブロークンファンタズムに敗れました。しょうがないね。

遠距離で視界が悪い時には便利な誘導マインスロアー、とサーモスコープ。何も寄生体みるだけが能じゃないです、二週目で湖から教会に戻る際にボートを使わないルートを選んだ時に重宝しました。今作の武器商人は職権乱用の如く魔改造を施して無限ロケランに望遠スコープ共に付けると言う仕様に。ぶっちゃけ、遠距離からのこれは鬼畜です。使いたい。

次回はついにVSセイバー。最も苦手な接近戦でディーラーはどう立ち回るのか。次回もお楽しみに!よければ評価や感想などをいただけたら嬉しいです。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

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