FAIRY TAIL〜魔龍の滅竜魔導士   作:長之助

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越魔龍(えつまりゅう)

アルドロンの両手、両肩、背中……計5カ所で行われている乱戦。破壊すればアルドロンの力を封印することが出来る5つのオーブを巡り、100年クエストに参加しているナツチーム。ドラゴンイーターのみで作られたギルドのディアボロス。白魔導士に操られている残りの妖精の尻尾(フェアリーテイル)の全メンバー。

各自それぞれが戦う中で、左肩の街ではディアボロスのレークとダーツとネバルの3人を相手にマルクが戦うこととなった。体の内外が文字通り満身創痍になりながらも…その最中でマルクは新しい力を得た、それこそが━━━

 

「━━━モード越魔龍!!3分以内で終わらせてやる!!」

 

「この人数差でか!!甘すぎるぞ!!」

 

「そうだ!こちらにはスプリガン12(トゥエルブ)の面々がいる!僕たちを含めれば14対1!!3分ごときで━━━」

 

そう、レークは史竜の力に加え屍のヒストリア、具現のアーク、記憶造形(メモリーメイク)の3つの力を使い記史竜となった。その力で生み出されたのは冥府の門(タルタロス)滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の力を得たナインハルトを除く11人のスプリガンである。並大抵の相手であれば、まず勝つことは不可能である。最も、目の前にいるのはまともでは無い魔導士なのだが。

 

「━━━ごふっ…まずは、2人同時…!」

 

「……は?」

 

レーク達が気づいた時には、スプリガン12の一人ジェイコブとディマリアがマルクの手によって近くの民家の壁を貫通して、地面に叩きつけられていた。

 

「何ッ…!?」

 

「嘘だろ!?早すぎる!!」

 

軽く血を吐きながら、マルクは振り向き次の獲物を狙い定めようとする。その腕はエーテルナノが固まりに固まった故に出来た魔水晶(ラクリマ)で覆われており、まるでドラゴンの腕を模した篭手の様であった。そして、倒されたジェイコブとディマリアは()()()使()()()()()()()()()()()()姿()()()()()()()

 

「なっ…!?僕の魔法は最早生物の創造の域に達しているんだぞ!?死んでも死体は残る!!僕が解除しなければ永久に消えることは無い!!なのに、どうして!!」

 

「ッ…!こいつ!!()()()()()()()()()()()!!」

 

「クソっ!!行け!!」

 

「……トランスポートを『出入口』の安定剤に」

 

レークの指示で、一斉に襲いかかる残りのスプリガン12。先にマルクの近くに辿り着いたのは、ラーケイドとブラッドマンの2人であった。

 

「もう一度眠れ!!」

 

「魔障粒子で苦しみながらな!!」

 

欲望を照らす白の輝きと、死を近づける影がマルクに迫る。しかし、その2人を睨みつけていた()()()()姿()()()()()()()()()()

 

「「なっ………?!」」

 

「━━━━後回しだ、お前ら2人は。厄介なのを先に倒す」

 

「はっ!?まさか、ジェイコブの━━━」

 

「越魔龍の!!!滅殺拳!!!」

 

「がはっ…!」

 

そして、マルクは気づけばアイリーンの眼前に姿を現しており…既に拳に込められていた魔力を顔面に入れ、一撃で決める。ジェイコブと同じように…その姿は瓦礫となる。

 

「な、何故だ!!お前は魔法の魔力は吸収できても起きる現象は完全には消せないはずだ!!こんなの、まるで…記憶で見たアクノロギアじゃないか!!」

 

「その目で見続ければわかるんじゃねぇか!?」

 

「魔法を吸収するならば!!遠距離からの総攻撃は通じまい!!超電磁砲(レールガン)!追尾ミサイル共に錬成!発射!!」

 

離れた位置から、マルクに向けて様々な火器が襲いかかる。だが、マルクはぶつかる直前で口を開き…そこに魔力を一点集中させる。それは、今までの比較にならないほどの……ブレスである。

 

「越魔龍の轟砲!!!!」

 

単なる魔力の一撃。しかし、範囲も魔力の『質量』も全てが桁違い。直線上にあった()()()()()()()()()()()

 

「……ネクロマンサーの呪法か…体死にかけだし、臓器回す用に当てとくか…アイリーンの魔法で…悪魔の力その物に妖精の球(フェアリースフィア)をエンチャントして…」

 

「何をよそ見しているのか…!」

 

「隙だらけだ!死の影に沈め!」

 

「炎で燃やし尽くしてやろう!!魂は燃え尽きる(アニマ・エクスリット)!!」

 

ラーケイドからは思考を白く染め欲望のみにする光。ブラッドマンからは死だけがある影。オーガストからは存在そのものを燃やし尽くす炎が……三方向からマルクに向けての攻撃が放たれる。マルクは瞬時に判断し、ブラッドマンの方へと飛び出す。

 

「貴様、死が…!」

 

「怖いに決まってる!!だが、お前だけはそのまま倒すと怖いからな!!()()()()()()()!!魔龍の(アギト)!!」

 

距離を詰め、マルクの頭部に瞬時に魔力が集まる。そしてそれはまるで、ドラゴンの頭を思わせる形をした大きなものとなり……文字通りブラッドマンを()()()()()()

 

「ごぼっ…!!内臓…負傷してる時に、食うもんじゃねぇな…!」

 

マルクには懸念があった。魔障粒子の塊であるブラッドマンを倒した時に、吸収しきる前に魔障粒子の体を爆発させた場合…どんな被害が起きるか分からなかった。故に……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。当然その代償は大きく、体内のエーテルナノが一気に破壊されてしまいかなりの大ダメージを負ってしまったが。

 

「……ブラッドマンの呪法は九鬼門全員の呪法か…なら…強化の呪法で肉体の再生能力を強化して使い切るか…」

 

「馬鹿な馬鹿な馬鹿な!!一撃、一撃だと!?ふざけるな!!スプリガン12!!早くトドメをさせ!あいつは満身創痍だぞ!?」

 

レークが指示を飛ばす…が、全員警戒して動けなくなっていた。基本、意思があるとはいえ指示されれば動くはずの者達が…今自らの意思によって指示を拒否していた。

 

「ッ…!?どうしてだ、どうして動かない!!」

 

「そりゃあ……怖いからだろ、俺が意味不明過ぎて…意思があるってのも不便なもんだな」

 

「ぐうぅ…!」

 

越魔龍へと至る直前のマルクは、身体中はズタボロにされて内蔵も1部破裂してるほどの大怪我を負っていた。だが今はどうか?傷口からは魔力が固まったラクリマが、まるでカサブタのようにくっついている。

そして、怪我のダメージはどこへやらと暴れ回っているのだ。

 

「……まだだ、てめぇら全員食って…俺の糧にしてやる…!」

 

「こッ……!こうなったらマスターハデスを召喚して…!」

 

「させねぇに決まってんだろ!!」

 

再びのブレス。しかし、それは読んでいたのかレークの前にオーガストが立ちはだかる。そして、持っていた杖から一気に炎を噴出してブレスごとマルクを燃やそうと図る。

 

「ハハハハ!!!流石だオーガスト!!そのまま燃やし尽くしてしまえ!!」

 

「……いや、それはどうやら叶わぬようだ」

 

「は?何で」

 

「レーク!!!」

 

ダーツがレークに向かって飛び込み担ぎ、そしてブレスの直線上から逃げさせる。その直後……オーガストはワールと同じようにブレスによって消し飛ばされてしまう。

 

「……オーガストの魔法は最後に使うか…ディマリアの魔法を『出入口』の中に入れて………ん?」

 

「単なる質量差なら…!」

 

マルク目掛けて、いつの間にか巨大化していたブランディッシュが拳を振り下ろしていた。単なる質量差とは言うが、蚊を叩き潰すのに全力を出す人間のようなものである。それを鑑みれば、普通であれば何も出来ずに叩き潰されるのが目に見えているが……

 

「……越魔龍の鉤爪!+天下五剣!!」

 

「ぐううううっ!!?」

 

足を振り上げ、向かってくる拳に蹴りの要領で技を当てるマルク。そして、それに天下五剣を合わせ…斬り飛ばすまでにはいかないがブランディッシュの殴りかかってきた腕丸々ズタズタに切り裂く。そこには当然マルクの魔力も乗っかっているために……ブランディッシュは元の瓦礫へと姿を戻した。

 

「ば、ばかな…馬鹿な…もう残っているのが…4人だけだと…?異常だ…なんで、なんで…!?」

 

「……そうだな、全員が本人なら俺は負けていたかもな…けど()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ば、化け物め…!」

 

「その化け物を怒らせたのが……お前達だ、ディアボロス!!」

 

その言葉と共に、マルクがレークとダーツの2人に迫る。だが、残りのメンバーも相当に強い存在である。それらが今、覚悟を決め同時に襲いかかる。

 

「今こそ見せよう今の俺の!!滅竜『呪』奥義!」

 

「いでよ!全てを凍らせる氷帝竜王騎士!」

 

鉄砂剣軍(ラムメタル・セイファーズ)!!」

 

「白き欲望の果てに!!」

 

呪いにまみれた八つの竜が、竜も悪魔も滅する絶対零度の氷が、相手を切り裂き乾かせる砂と鉄で出来た大量の剣が、三度迫る白の欲望が……一度にマルクに襲いかかる。だが━━━

 

「スー………ッ!!越魔龍の激昂!!!」

 

今までのどの技よりも、全てを消し飛ばしているブレスよりも濃い魔力を…マルクは一気に解放する。それはさながら…威力の高い爆弾が起こした爆発のようで………マルクの周り全てを破壊しながら、魔法全てを打ち消していく。レークはネバルに指示を咄嗟に出して、ダーツと共に抱えさせて咄嗟に逃げ出すしか無かったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあっ、はぁっ……クソが!!あんな急にパワーアップするなんて聞いてねぇぞ!!そもそもあいつの魔法、体質として…魔力と使用者の距離が短かったら食えねぇんじゃねぇのか!?だから最初、お前の作ったスプリガン12にボコボコにされて…!!」

 

「ッ…認めるしかない、あいつは…パワーアップして()()()()()()()。」

 

逃げた先の暗い小道。そこでレークとダーツは状況をまとめていた。マルクがここまで追ってくる事は無いだろうと、一旦冷静に考えを纏めているのだ。

 

「枷…?」

 

「何らかの方法でパワーアップしたんだ…それも、恐らく滅竜因子を魔力でひたすらに強化して…彼の中の『魔龍』という力をより強くさせた…ただのドラゴンフォースとは訳が違う…僕らが同じことをすれば一瞬で竜化してしまう」

 

「じゃああいつはどうして竜化しねぇ!!」

 

「…そこは世代の違いだろうけど…恐らく彼自身も安定していない…だからスプリガン12の魔法で、何らかの安定を図ってるんだ」

 

「やたらブツブツ言ってんのはそれか…だが、あいつは魔法のコピーはできないって言ってなかったか?なのになんで出来てる…いや、それ以上だ…触れて魔法を奪うだなんて聞いたことがねぇ」

 

「…恐らく、本来は相手の魔力や魔法に触れてコピーする様な形なんだ……一時的には使えなくなることもあるだろう…だが、記史竜の力は本来記憶や歴史、情報からなる力…情報の1つを奪われて…魔法が破綻したんだ…」

 

「だから消えたのか…」

 

レークの推理に納得するダーツ。そして、ここまで話して落ち着けたのか…ようやくネバルの本体の事を思い出す。今連れてきているのは、あくまで虚像である。

 

「ちっ…焦り過ぎてネバルの本体拾い忘れてきたな…」

 

「元より捨ておくというのがスカリオンの指示だ…生きてたら勝手に戻ってくるだろ…それよりも、撤退するよ…スカリオン達に追いつかないと」

 

そう言って、立ち上がるレーク。ダーツも立ち上がり虚像のネバルを連れて去ろうとした瞬間、目の前に濃い紫色のドラゴン(マルク・スーリア)がいた。

 

「…やっと追いついたぞ」

 

「ひっ…!?」

 

「ば、ばかな…馬鹿な馬鹿な!!死ぬ気か!?今アルドロンが暴れてるんだぞ!?」

 

レークの言うことは真実である。現在、アルドロンが活発に動き始め…街が崩壊寸前の危機になっているからだ。下手をすれば、この動きに巻き込まれて死んでしまうかもしれない。そのことに気づいていないのかと、マルクに叫ぶ。

 

「…………で?」

 

「はッ…!?」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そう言いながら、マルクの両目から魔力が溢れる。まるで紫の炎の様に揺らめくそれは、たったそれだけでレーク達に異質さと恐怖を与える。

 

「こ、殺す気か!?」

 

「殺してやりたい程ではある、が…俺を強くしてくれた恩もあるからな…死なない程度に叩き潰す」

 

「く、クソっ…!ならせめて記憶を読んで弱点を…!記史竜の学習!!」

 

内蔵の傷口は凍らせ、ネクロマンサーの応用で無理やり臓器を回す。

時を操る力は、無の魔力で作りだした擬似的な時の狭間内に送り込み糧とする。

大きさをいじる魔法により擬似時の狭間の空間の外郭となっている妖精の球は小さくして、出入り口を限界まで大きくする。

命令の呪法で自身の体の疲労を忘れさせ、強化の呪法にて肉体強度を全体的に上げる。

エンチャントにより悪魔の力も妖精の球で隔離し、同じように出入口を作ることで純粋に魔力だけを使うことが出来るようになる。今後は一切の枷が無い状態で好きに力を振るえるだろう。

そしてコピーと適応の魔法を肉体全体に使う事で安定化を図り、進化の呪法でそのままレベルアップさせる。

残りの余った魔法と呪法は、錬金の力で全部魔力へと変換した。

 

「ま、まさか…今の、お前には……」

 

………今、レークが読み取った情報はこれだけである。この力は今や完全に安定しきり弱点らしい弱点がない状態となった。そして同様に…悪魔龍としての力も、今までのように魔力を減らしてからでないと使えない…という弱点もなくなった。

マルク自身は、この大陸に来てからの魔力酔いという弱点が…収容量ほぼ無限の空間を体内に作ったことで無くなった。

 

「そうだな、魔力酔いもしない…悪魔龍の力も最初から振るえる。悪魔の力が邪魔をしてたらしくてな…今までよりずっと魔法が出しやすい」

 

「く、くそっ…!くそっ!!!」

 

「…言っとくがな、逃げられると思うなよ。だからって謝ろうともするなよ。本心から謝っていたとしても……考えを変えないからな、俺は」

 

「ッ…!戦いの場であれば、傷つくこともあるだろう!!そうやって…そうやって庇ったところで彼女の為にならないぞ!!」

 

その言葉に、マルクはピクリと肩を反応させる。それが糸口だと思ったのか、そのままレークとダーツは喋り始める。

 

「あぁ!そうだな!てめぇがバカみてぇに介護すんのは良いが!それで魔導士が成り立つと思ってんのか!?この大陸で!それが叶うと思ってんのか!?そんなんじゃいつまで経っても強くなれねぇぞ!!」

 

「あぁそうだ!君が彼女を守るせいで!彼女がより傷つくだけだ!!」

 

マルクは黙っていた。思うところがあるのか、と思っていた2人は段々とその口角を上げていく。記史竜の力で、再現した力を一気にぶつければ勝てるかもしれないと今レークは必死に有効打を探していた。

 

「そうだ!!今だってそうだ!もしかしたら俺の仲間がそいつをさらって、無茶苦茶に」

 

「黙れよ」

 

「えっ」

 

レークの顔が、一気に青ざめる。マルクは1歩も動いていない。だが、拳から放たれた強大な魔力によってダーツは吹き飛ばされ……一撃で気絶していた。

 

「ウェンディはな、俺より強いんだ。心も、体も。確かに、今さっきまでは傷つけたことに怒ってたけどな…庇ってるわけじゃない。惚れた云々以前に…仲間を傷つけられたから怒ってるんだ」

 

「ッ………!」

 

レークが息を飲む。だが、同時に内心でほくそ笑んでいた。今のマルクにも対抗できるであろう力を再現し始めたからだ。その力を自分の体に再現し、そしてぶつける。そうすれば勝てると考えたのだ。だが、再現しきるにはまだ時間が足りなかった。それだけ、強大な魔法なのだ。

 

「だが今はな…そのウェンディをバカにするようなことを言ったから、余計に怒ってる。叩き潰すのは変わらないが…加減ができる気がしない……!!」

 

マルクの魔力が荒ぶる。魔力で作られた大きな翼がはためき、ラクリマと魔力によって出来上がった尻尾が地面を揺らす。そして身体中に目に見えるほどの濃さの魔力が立ち昇る。

 

「ッ………!!ネバル!!上質なドラゴンだ!!食え!!!」

 

「やっと!!食える!!!ドラゴン!!いただき」

 

「邪魔だァ!!!!!」

 

上から飛び降りてきたネバルは殴り付けられ、地面に叩き落とされる。ドラゴンフォース時を再現したものであったが、呆気なく元の瓦礫へと戻されてしまう。

 

「さて……歯ァ、喰い縛れ━━━!!!!!」

 

「ッ…!!ハハハハ!!ペラペラと喋っているおかげで!!君は僕に対抗できる力を再現する時間を与えた!!再び味わえ!!無の魔力を得た竜の王アクノロギアの力を!!エターナル━━━!!!」

 

マルクが一気に距離を詰める。だがレークはそれに合わせてブレスで対抗しようとする。かつて驚異だと感じた、時の狭間の無の魔力を得た全てを破壊するアクノロギアのブレス。だが、レークは目にしてしまった。今マルクの腕に溜められている魔法……それは、()()()()()()()()()()()()()

 

「オラァァァァァァァァァアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

「グッ……ガアァァァァァァァァァァァアアアアアア!!!?!!!?」

 

マルクの拳が、レークの腹にぶつけられる。吐き出そうとした魔力は霧散し、残っていた魔力も全て持っていかれる。そして、最後に残っていた意識さえも完全に刈り取られ……吹き飛びながらレークは気絶するのであった。

 

「……ようやく終わりか…ってか、アルドロンが動いてるな…一旦ウェンディ達と合流するか…」

 

そして、一瞥すらせずに…マルクはその場を離れていく。新たな力、それは彼が今まで得た魔力によって作られた、竜としての彼の力であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『私達はここまでです』

 

『意識が完全に表層に出たこと…そして、食らった魔法や呪法による強化によって、これで最後になるだろう…もう二度と出てくることもない』

 

その言葉を最後に、メイビスに似た少女とアクノロギアに似た青年の意識は…マルクの中から消えるのであった。




マルクがどの力をどう使ったのかの説明
また長いです。

アイリーンの魔法:妖精の球を悪魔の力にエンチャントとして外郭と力の出入口を形成、これにより悪魔の力が魔力の有無に左右されずに使うことが可能となる。

エゼルの呪法:攻撃に使用

キョウカの呪法:肉体強度を上げるために使用

キースの呪法:負傷時の内蔵を動かす補完役、応急処置とも言う

インベルの魔法:止血と内蔵の形を留めるために凍らせる

ディマリアの魔法:出入口の中身の擬似時の狭間の維持の為に補完

ブランディッシュの魔法:外角そのままに出入口を大きくして出力増加

ブラッドマンの呪法:全部使えるのでとりあえず強化の呪法で肉体の再生能力一時的な向上

ジェイコブの魔法:死の空間に送るトランスポートの魔法を応用し、異空間である擬似時の狭間の補完に使用

セイラの呪法:負傷箇所が痛いので自分に命令して痛み無視できるようにした

フランマルスの呪法:取り込んだ魔法や呪法達を一緒くたにして統一化

オーガストの魔法:上記後、適応の力を応用して全てマルクの体に合うように適応させる。

滅竜魔法:最後の一撃に全て回した

ワールの錬金:使わない魔法や呪法は全部魔力へと変換させた

内蔵の負傷箇所はこれで完治してます。そして、悪魔の力を分離したことで実は悪魔化している人間から、悪魔の力を使う人間へとなっています。
因みに『何で瓦礫に戻ったの?』に対してなんですけど、例えて言うなら支柱を抜いたビル、システムの根幹のデータをぶっこ抜いたパソコンやスマホみたいなもんです
構成情報の1個が一時的とはいえ無くなったので、動かせなくなりバグって消えました
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