FAIRY TAIL〜魔龍の滅竜魔導士   作:長之助

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六頭目の五神竜

「「「「「「「六頭目!?」」」」」」」

 

突如として明かされた()()()()()()()。大迷宮と言われるそこに、その存在は眠っているとエレフセリアは告げる。そして、その大迷宮に今ディアボロスが入っているということが明かされた。

 

「どーゆー事だ!?」

 

「五神竜なのに六頭目だと!?」

 

「いいかウェンディ、5+1はな……6になるんだ」

 

「ナツ…そう言うこと言ってるんじゃなくてね…」

 

「五神竜は六頭いたってこと?」

 

「でも、それじゃあ六神竜じゃない」

 

困惑する一同。五神竜の1人である以上倒さねばならぬのは必死。だが5なのに6とはこれ如何に。当然その疑問はエレフセリアへと向かう。

 

「話せよエレフセリア、ディアボロスが絡んでるのなら俺達も行く」

 

「…相分かった、事情は道中話そう」

 

「…分かることは全部話せよ。これ以上情報を後出しにされちゃあたまんないからな…特に、今は全部話してもらわないと俺達のこれからにも関わるからな」

 

ナツがエレフセリアに提案し、着いていくことになった一同。だが、ディアボロスとエレフセリアの関係を聞いて信用が若干無くなっているマルクは、釘を刺す様に伝えるのであった。

そうして急いで移動するためにエレフセリアはドラゴンの姿を取り、一同は大迷宮へと急ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「━━━五神竜は元々六頭おった…そう、六神竜だったのだよ。だがその内の一頭が死んだことによって、五神竜となった」

 

「死んだ?」

 

「あんた、眠ってるって言ってなかった?」

 

「亡骸が眠ってるのじゃ」

 

「…っつー事は、その大迷宮ってのは六頭目の墓って事か」

 

「じゃあ…まさか六頭目の骨でも食おうとしてんのか…?」

 

六頭目の墓…と思われる大迷宮に近寄るディアボロス。マルクはそれが六頭目の力を得るための行動では無いか?と予想していた。しかし、それにしたって残っているとしても精々が腐肉、体毛、鱗、骨だろう。

 

「墓荒らし…骨等でも力が得られる、と…?」

 

「自分でも言ってて有り得ないとは思ってるんですけどね…」

 

「まぁそれ以前に墓荒らし自体がダメなんだけどね…」

 

「六頭目の神竜、土神竜ドグラマグ。奴は六神竜の中でも1番弱かったと言えよう……あくまで、他の五神竜と比べてに過ぎん。数いるドラゴンと比べればその強さは脅威。我は100年前、ドグラマグを倒すことに成功した」

 

「エレフセリアさんが倒したんですか!?」

 

「すげーな爺ちゃん!」

 

「だが、その代償に我の心臓を奴らに食われた」

 

「心臓を!?」

 

「それって……」

 

「すげーな爺ちゃん………ってじゃあ何で生きてんだよ!死ぬだろフツー!」

 

今のエレフセリアには、心臓がない。生物である以上、心臓がなくては生きることは不可能。だか現に彼は生きている。ドラゴンになったならなかった以前に、その不可解な状態に一同は驚かされていた。

 

「竜化の影響じゃな…人間が滅竜魔法を使っていけば、やがて体は竜化していく。その時外観の変化だけでなく、臓器すら変化していくのじゃ」

 

「まさかそれで心臓がもう一個できたのか!?グロいな…」

 

「まぁ図体が大きくなるって事だし…臓器のサイズは勿論、増えたり減ったりしてもおかしくない…か?」

 

「少し違う…心臓が要らない体になったんじゃ」

 

「スゲーな爺ちゃん!!」

 

「イヤイヤイヤイヤ!!おかしいって!!あたし本で読んだことあるよ…心臓って体の血液を循環させてるの、それがなきゃ生物は生きていけない」

 

ルーシィが慌てて伝える。竜とは言え生物、生物である以上心臓はいる。だがエレフセリアは心臓を取られ、生きている。最早超常の存在と言ってもおかしくないのだ。だが、マルクはふと思い出していた。そもそも各滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の親達は、冥府の門(タルタロス)戦にて自分たちの体から飛び出ていたことを。そして、その体はきちんと生物の体を成していなかったが…それでも生きていた事を。

 

「…よく考えたら俺達の親、似た様なもんでしたよ」

 

「…言われてみれば…そうなんだけどね…」

 

「厳密に言えば…心臓の代わりとなる臓器が作られた、故にこうして生きながらえている」

 

「すげーな竜の体ってのは」

 

「神秘ですね…!」

 

「あたし…まだ納得してないんだけど…」

 

説明を続けていたエレフセリア。だが、その目は細くなりまだ語りを続けていく。その表情は…懐かしさと、恐怖と、不安が入り交じった様な表情であった。

 

「……だが、ドグラマグの真の恐ろしさは死んだ後じゃった。奴の死体から溢れた魔力が大地に根付き、巨大な地下迷宮を作り出した……それが『ドグラ大迷宮』」

 

「死体が迷宮を作ったの!?」

 

「そんなのありえない!!」

 

「それこそが奴の真の力だったのじゃ…死してなお輝き続ける、神の竜の名に相応しい力…迷宮は多くの冒険者や魔導士によって探索された、千人以上が迷宮に入り帰ってきた者は数名だけ。その者達の報告によれば、大迷宮内は複雑に入り組んでおり年々拡がっているらしい……あまりに危険なその大迷宮の入口を封じたのがもう100年も昔の話」

 

つまりは、100年前に倒したドグラマグから派生した迷宮。それは発生した時から中に入ったものに牙を剥く迷宮となっていた。エレフセリアはどうすることも出来ず入口を閉じるに留めたという事になるが……

 

「…ちょっと待てよ!?じゃあその大迷宮ってのは今も広がり続けてるってことなのか!?」

 

「分からぬ…だが、原因となるドグラマグは死んでおる。我々には入口を封じる以外…術が無かった」

 

「ねぇ…100年以上かけて体を再生させてる、ってことは無いわよね…?」

 

「それも分からぬ…奴が死後、何故あのような迷宮を作ったのかも不明じゃ」

 

「死んでまでやらなきゃいけないことだったのか…?いや、それを達成する為に死んだ…?」

 

マルクは色々考えるが、結局の所結論としては「何故そうしたのか」の答えが明確に出せない以上…ドグラマグが何をしたかったのかを考えたところで、仕方ないことである。

 

「…先程も出た話だが、ディアボロスがそこに近づくということはやはりドグラマグの力を?」

 

「どうですかね…自分達の実力で五神竜の居場所を突き止めている連中だ、自分で言っといてなんですけど…骨を食べて力を得られるなら既にそうしてそうな気が……」

 

「土神竜の力には不明な点が多い、しかし『死後』にまで及ぶ力ということだけは確か。こんな力を人間が手に入れてしまったらというのもあるが……我が最も恐れていることは、我の心臓じゃ」

 

「…?食われちまったんだろ?」

 

「それが…迷宮内に残っておるのじゃよ」

 

「何!?」

 

エレフセリアの心臓、これが残っているともなればそもそもの話が変わってくる。ドグラマグと、エレフセリア…選択肢としてこの2つの力を狙っているという話になるためだ。

 

「ドグラマグが消化できぬ、何かの魔法がかかっていたのかもしれぬ。もしくはドグラマグの迷宮の力で再生したのかもしれん…我は感じるのじゃ、かつての我が心臓の鼓動を」

 

「そんなこと…」

 

「あるわけが無い、か」

 

「けどもし残ってたら、ディアボロスがエレフセリアの力を欲しがってるってことになる。今まで狙ってなかったのは知らなかったのか、はたまた狙えない理由があったのか……なんとなくは、分かってんだろ?エレフセリア、自分の心臓が狙われる理由」

 

マルクの言葉に、エレフセリアは目を細める。無言だったが、その無言こそがもはや肯定の証。ただ『ドラゴンだから』という線も無くはないだろう。だがディアボロスに…ゲオルグに襲われたという話も聞かないので、マルクは尋ねたのだ。『わざわざ心臓が狙われる理由』を。

 

「……もし、我が心臓が存在するのであれば…法竜の力さえもディアボロスに渡ってしまう」

 

「法竜?」

 

「我が滅竜魔法の属性じゃよ、ナツなら炎…ウェンディなら天。我は法…魔法界全ての情報を入手する力」

 

「凄い…」

 

「評議員の元議長と同じ力?」

 

「イシュガルの、あのクズか…奴は我の力の足元にも及ばぬ」

 

ふと、マルクは記憶の中で『そう言えば』と思い出していた記憶があった。冥府の門がフェイスを探していた時、元議長を使っていた…という事を。フェイス起動直前までは彼は生かされており、そして殺された。当時早まったのはキョウカであり、あの時元議長をさっさと殺してしまうことがなければ、フェイスがきちんと全て起動していた可能性は非常に高いのだ。

………と、ここまで思い出してから頭を振った。冥府の門との記憶は彼はあまり思い出したくない出来事である。

 

「…マルク?」

 

「何でもない、確かに…そんな感じの力を使ってたと思ってな」

 

「だが、奴でさえフェイスの情報を入手できた。我が心臓の力があれば、エーテリオンやフェイスに並ぶ魔法界の負の遺産がさらに掘り出されてしまう」

 

「エーテリオンやフェイス以外にも兵器があると言うのか!?」

 

「元々は迫害を受けた魔導士達の自衛の為の武器だった……が、それを話すことは出来ん。この時代の人間には、知られてはならぬもの」

 

「確かに…そんなもの掘り起こされでもしたら…大変なことになる」

 

ただでさえエーテリオンやフェイスという強力な兵器がある中で、対抗出来る兵器が僅かにでも漏れ出てしまえば…それを求める国やグループが出てしまうだろう。それは、非常にまずいことである。

 

「とにかく、ディアボロスのヤツらに心臓が渡るのは不味いってことだな」

 

「奴らとはそろそろ決着もつけてーしな」

 

「正面衝突するなら…完全勝利!!全員倒してから、ついでに早い者勝ちでマスターゲオルグをぶっ飛ばす!!それでいいですよね!」

 

「燃えてきたぞ!!」

 

「お、穏便にな…」

 

色々な事があった。その色々なことを思い出し……マルクは怒りに燃えていた。最早彼にとって、ディアボロスはただの敵では無い。因縁の仇に等しいものである。

 

「皆さん!そろそろ大迷宮につくでがす!!」

 

「あれが大迷宮…」

 

「ッ!!待て!誰かいるぞ!!」

 

大迷宮に近づくにつれて、一同の目に入るその姿。一瞬ディアボロスが待ち伏せているのかと思った一同だったが、そこには…ドラミールの街で見た仲間の顔があった。

 

「ガジル!?と、リリー!?」

 

「それにラクサス!!?」

 

「ちょ、なんでマホーグが居るんだよ!!」

 

「お、お前ら…!?」

 

「…と、ドラゴン…!?」

 

「な、なにこれ…ほん…ッ、と…な、にこっ…れ…!?」

 

驚いている4人の傍に降り立つエレフセリア。一同は降りて4人の前に走っていき、合流する。だが、4人とも当たり前の話だが状況が呑み込めていないようで驚きと唖然とした表情に挟まれていた。

 

「何でこんな所に!?」

 

「お前らこそなんで…!?」

 

「気がついたらここにいたんだ」

 

「きゅ、急に消えるの、が見えた、から…タイミン、グ…合わせて、ラクサスに、くっついた…吐きそうになるほど、怖かった……」

 

「何でだよ…」

 

「お、大きいの…ばっかりで…」

 

「おー、よしよし…この二人でかいしリリーも大きくなるもんなぁ……」

 

怯えているマホーグの頭を撫でて落ち着かせるマルク。だが、そんなやり取りをしている際に一同のすぐ傍で…大きな反応を感じて、全員がそちらの方へと視線を向けた。

 

「ッ!?」

 

「なっ…!?」

 

「この気配…!何でお前がここに居る!」

 

直後に、大きな遠吠え。凄まじい魔力の圧、いるだけで押し潰されそうになる存在感。そこに居たのは、ドラゴン化したセレーネであった。

 

「月神竜セレーネ!?侵入者はディアボロスでは無かったのか!?」

 

「セレーネ!?」

 

「……久しいな、エレフセリア。竜の姿が板に付いてきたではないか」

 

「何故お前がここに…」

 

「ここは(ドグラマグ)の墓であるぞ?来るのは当然……さて、準備は整った。ゲームを始めよう…妖精の尻尾(フェアリーテイル)の諸君」

 

セレーネが喋っている間に、マルクは頭を回す。何故ここにいるのか?どうしてディアボロスがいるであろう場所に彼女もいるのか?混乱する頭を無理やり整理しながら、情報をまとめていく。

ドグラマグの蘇生?そもそもドグラマグを友と呼ぶが、100年放置した意味が分からなくなるため違う。ドグラマグの力を求めて?同じく放置する意味が無いのでこれも違う……と、考えたが1つだけその答えらしきものを思いついた…だが、ならばディアボロスは?ここにいる答えと、ディアボロスがマルクの頭の中ではどうしても繋がらなかった。

 

「こいつァ一体どういう事だョ!!」

 

「何故俺らをこんな場所に飛ばした」

 

「誰でもよかったのだけれど…折角だし、滅竜魔導士にしたの…余計なのもいるみたいだけど」

 

「ヒッ…」

 

「これは、一体…」

 

「━━━()()()()()()()()()()()()()()()

 

突如としてセレーネから明かされる事実。その事実に一同は驚き、そして同時にマルクは答えが繋がった。どういう形にせよ、ディアボロスがセレーネに下ったという事ならば…決まった事実は、たった一つである。

 

「そうか…狙いはエレフセリアの心臓、それで得られる兵器の情報!!」

 

「っ…!そっか…!セレーネは他のドラゴン達が邪魔…ディアボロスはドラゴン討伐のギルド…!」

 

「協力を持ちかけて、ディアボロスのヤツらと組んで倒そうって事かよ…!」

 

ルーシィとグレイはマルクの答えにより、セレーネの目的を知った一同。だが、焦るどころかニヤリと不気味な笑みを浮かべながらセレーネは一同の方へと鋭い視線を向ける。

 

「その通り…利害が一致したのだ。この迷宮の奥にはエレフセリアの心臓がある、私はそれが欲しい…本人さえも知らぬ兵器の場所をな」

 

「さっき言ってた負の遺産って奴…?」

 

「本人も知らないって…どういう事?」

 

「心臓は迷宮の力で、エレフセリア本人の力をも超えてしまったのよ。但し…本人が死んでしまうと、その力は失われてしまう」

 

セレーネ、エレフセリア…両名が同時に人型へと変わっていく。狙うのはエレフセリアの心臓、本人の力すら超えてしまった心臓を狙うセレーネを睨みつける一同。だが、意にも介さずセレーネはエレフセリアに指を向けて━━━

 

「というわけで、安全なところにいてちょうだい」

 

「うあああああ!?」

 

「エレフセリア様ーッ!?」

 

「消え…いや、転移させたのか!!」

 

「オイ!爺ちゃんをどこへやった!!」

 

突如として姿を消すエレフセリア。何度も味わった、セレーネの転移魔法である。目的も鑑みると、無事であることは明白だがどんな場所に移動させられてしまったのかは定かではない。最悪、セレーネがいつでも手出できる場所に移されて…用済みとなった際、即座に始末される可能性があるのだ。

 

「自害させる訳にはいかないから大丈夫よ、心臓を手に入れるまでは安全だから」

 

「事実上の人質じゃねぇか…!」

 

「……オイ、話が見えねぇぞ」

 

「ウム…」

 

「な、何となく…わかる、のは……敵、って…こと」

 

この場にいるガジル、リリー、ラクサス、マホーグの4人は事情がよく呑み込めていなかった。セレーネに無理やり連れて来られた事が原因だが、ナツ達の方から現状を詳しく言うわけにもいかなかった…何せ、セレーネが関わってくるとなると100年クエストの内容を話すのと同義になってしまうためである。

 

「さっきも言ったでしょう?これはゲームなの…ディアボロスのメンバーは総勢10人、妖精の尻尾は…そこの猫ちゃん達を入れたら12人…」

 

「オイラだけ戦えないんだけど…」

 

「12対10のバトルダンジョン、先に心臓を見つけた方の勝ちって訳」

 

「おー、なんか面白そうだな!」

 

「面白そうじゃねーよ!!つーか誰なんだテメー!!」

 

ナツはこの状況を少し楽しんでしまっているが、他のメンツはそうはいかない。目の前には五神竜の1人であるセレーネ、そして今の説明から察するに…彼女は入る気は毛頭ないようだ。

 

「貴方は…どうするんですか?」

 

「私、主催者だもの。ここで見物させてもらうわ」

 

「ふざけおって…!今ここで斬り伏せてやる!!」

 

「貴方達が心臓を持ってきたら…相手してあげる」

 

「……全く話は分からねーが、要は迷宮の中にいる奴らを倒せばいいんだな?」

 

そういったラクサスは、落ち着いてはいるものの…既に殺気を飛ばしていた。そしてそれで実力を把握したのか、面白そうと言わんばかりにセレーネは笑みを浮かべていた。そして同時に、ラクサスのその雰囲気に一同はやる気を出しつつもどこか安堵を浮かべていた。

 

「ラクサスが居れば楽勝だな」

 

「ちょーっと、アテが外れそうよ?」

 

「ふ……私は楽しめればそれで良い。どちらが勝っても、双方共に死しても…心臓は私の手に入る。それまでの余興に過ぎぬ」

 

「人質って訳か…!」

 

「ルールは簡単!心臓を持って脱出せよ!

……おっと、追加ルールが2つある。1つはどちらかが全滅するまで、迷宮の入口は閉じさせてもらう。それまでは脱出は不可能だ。2つ目は心臓を破壊してはならない…私はここで見ているぞ、そのような行為をすれば…分かるよな?先程異空間に飛ばしたエレフセリア、奴にもう用はない…()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ちっ……」

 

要するに、マルクが見られないために魔力を大きく吹き出させて監視の目を掻い潜る…ということをした時にはどうなるかという脅しである。無論、ほぼ意味の無いことではあるが…マルクに念を入れて釘を指した、ということである。

 

「このルールはディアボロスにも伝えてある、奴らはもう迷宮への探索を始めている」

 

そう言いながら、セレーネは魔法を発動させる。瞬間、ヒカゲとセレーネ以外の全員の体が光り輝き始める。100年クエストを行っているメンバーは、既に味わったことのある輝き…そう、セレーネの転移魔法である。

 

「これは…!」

 

「空間を移動させる魔法…!」

 

「俺達をここに飛ばした魔法だ…!」

 

「次はどこに…!」

 

「へぇ…迷宮の中に案内してくれるって訳か」

 

「絶対…てめーの思い通りにはさせねぇからな…!」

 

「さぁ!ゲーム開始よ!!」

 

そう言った途端に、全員が転送される。その場に残されたのはヒカゲとセレーネ…突如として訪れたディアボロスとセレーネ、一同はディアボロスとの決着をここで望みつつ…セレーネとの決着も付けねばならないと、ここで覚悟を決めるのであった。

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