転生したらカガリになってた、開発チートでオーブの未来はどっちだ?   作:モフモフ好き

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遅ればせながら皆さんあけましておめでとうございます、今年初投稿。

ちょっと体調不良で掛けない日が続いてなかなか仕上がりませんでした。
後は……FGOのイベントが……。




3話

 ふぅ、あれから色々あった。

 捕虜にしたメンバーの扱いから、戦闘後の事情説明、並びにその後の交渉。

 私の権限ではどうにもならないのは明らかなので、ウズミ代表に出張ってもらうことに。

 留守はキサカさんに任せた。

 

 ウエポンブレイカーを足に使っての高速便である。

 うん、サイシステムつかってフェイズドライブしました。

 ミラージュコロイドとかも併せて情報隠蔽しながら帰国、そのまま緊急事態ということでウズミ代表を連れてとんぼ返り。

 通信で行ければよかったんですけどね……。

 Nジャマーの影響で長距離通信は難しい状態だからな~。

 

 あ、お父様が悟りを開いたかのような顔してらっしゃる、またの名を、激流に身を任せ同化する。

「もはやいちいち驚いていたらお前の父親はできんよ……」

 

 その後の交渉の結果半分のZAFT兵捕虜は返還。

 重要人物でもある赤服4人組の半分はしばらく捕虜という名のヘリオポリスに滞在という形にはなった。

 残りの半分、ぶっちゃけイザークとディアッカは先に返還した。

 まだ温和な二人に残ってもらったほうがこっちとしては助かるというのもあった。

 最終的な交渉は、あちらも交渉の代表となった、パトリック・ザラを呼んでの緊急会談が行われるようです。

 一応お互いのすれ違いが起きた事件として扱う事になりそうです。

 

 まあ、もらうもんはもらうんですけどね……。

 

 なおアスランとニコルには監視もかねて私の視察に同行してもらったりもした。

 再度、キラのいる工科カレッジに行ったときにはタイミングが良かったのかキラとアスランの再会があったりもした。

 廊下でキラとアスランが鉢合わせした時の顔は原作再現とおもわれるぐらいに動揺していたけど、殺伐とした戦場での再会でなかっただけマシといえるだろう。

 

 

 まあ僅かな間ではあったけど、この世界での学生の雰囲気を味わえただけ貴重な経験だったといえるだろう……。

 

 

 その後、建前を押し通し一応の和解となった。

 残りの捕虜も開放、鉱物資源や賠償金などで手を打つことに。

 

 

 そしてその間にクルーゼ隊はアークエンジェルを追っていった。

 

 その後、原作補正と言うか、修正力とでも言うべきなのか、どういうわけかクルーゼ隊はギリギリ第八艦隊合流前でアークエンジェルと交戦、その際にデュエル、イージス、ブリッツを鹵獲に成功。

 ストライクは急遽フラガさんが乗っていたことにより難を逃れ、バスターまでもが何故か奪取されずにすんだ。

 どうやらフラガさんがパイロットとして覚醒した模様。

 ジン相手に善戦し、第八艦隊との合流までの時間を稼いだようだ。

 

 

 だがその後、第八艦隊がほぼ壊滅、アークエンジェルも低軌道会戦もアラスカから進路がズレて落ちてしまう。

 ただキラがいないせいなのか、あるいは私が飛び出していないせいなのか、アークエンジェルは確かにアフリカに落ちたのだが、海岸線ギリギリ、紅海にほど近い場所に落ちたため、バルトフェルド隊に追撃されずに済んだのだった。

 

 明けの砂漠はご愁傷さまである。

 

 さてアークエンジェルに起きた原作との差異があったが、実は第八艦隊にも原作とのズレが起きたというか、起こしたと言うべきか……、ハルバートン提督が生存したのだ。

 本来であれば、準備万端なクルーゼ隊のはずが、こちらではGAT-Xシリーズの鹵獲が低軌道会戦の直前。

 さらにアークエンジェルも人員が足りてるおかげなのか、クルーゼ隊の戦力が落ちているせいなのか、原作とは違う結末となった。

 

 

 ……引き抜くべきかな、これは。

 

 ハルバートン提督は連合の中でもトップクラスの常識人だ。

 能力も問題なく、連合軍でも疎まれている。

 今回の戦闘の事もあるから、一歩間違えると上に消される可能性もある。

 ジャン・キャリー博士も連合からは疎まれてるし、ダガーシリーズが出来て、ブースデッドマンが完成したら確か連合にいるコーディネーターはまとめて処分されたって聞いた気がする。

 

 よし、引き抜こう!

 人道的にも問題あるしいいよね(暗黒微笑)

 

 

 

 

 会談の後、ヘリオポリスにはしばらくの間バルキリー3機を護衛において、私たちはオーブへ帰還した。

 宇宙空間でなら相転移エンジンも問題なく稼働するので、ほぼ無補給で動けるためよっぽどのことがない限りはメンテも必要ない。

 自律行動できる利点だね。

 グラビティーフィールド及び、グラビティーショットの使用は防衛の際に弾薬が尽きた時のみ許可を出している。

 変形機能も必要とあれば自己判断で使用を許可した。

 オーブに帰ったらお父様は大変だろうけど、まあ、私は開発に忙しいからね、仕方ないね。

 

 

 

 

 

 うん、オーブに帰ったらお父様がバルキリーに関してせっつかれてましたわ。

 ジンを完全に圧倒し、無力化した上、たった3機でZAFT軍を打倒したという無茶苦茶な戦果である。

 

 モルゲンレーテ以外での、完全独自開発した機体故にほぼデータがない。

 あるのは外見上戦闘機であることだけだ。

 

 当然MS開発をしていたモルゲンレーテは上を下への大騒ぎ。

 

 

 バルキリーの正式配備も近いかな?

 それともまだアストレイで頑張ってモルゲンレーテの意地を見せるか?

 キラがいない以上ナチュラル用OSをモルゲンレーテの力だけで作り上げられるのかな?

 

 

 さて、アストレイとかはあっちに任せながらこっちはこっちでフルメタのアラストルみたいな子作らないと。

 潜入&救出で、タイミング次第で交渉や救出、襲撃できるようにしないと……。

 どこぞの人材収集家じゃないけど、どこも優秀な人材は欲しいからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後しばらくして……色々開発してるところで

「主殿、お父上からお呼び出しの知らせが」

 ボディを新調したシグマから、お父様からのお呼び出しが入りました。

 見た目はSDからリアルタイプモデルにチェンジしている、目はそのままだけど。

 フェイズドライブ駆使して、木星からヘリウム3を回収したりしてプラズマニュートリノエンジンを完成させたり、グングニール対策として、今までも施してたEMP対策をさらに強固にしたり、小型パラジウムリアクター作って、アラストルを完成させたり、人工疑似フォールドクォーツのようなものを作って通信妨害対策していたところだったのだ。

 

 ちなみにシグマのニューボディはフルメタル・パニックのアラストルを元にして作ったため、前のボディに比べて大きくなり、私より身長が高くなったのだ。

 バルキリーを表に出したからか、護衛のためにとシグマにせっつかれたのだ。

 元にしたアラストルの関節部の問題も対処し、PS装甲、ミラージュコロイド、重力制御、静音動作も可能にしたハイスペックボディ……開発費が恐ろしいことになったのは言うまでもなかった。

 新たなボディを手に入れた本人? にとっては今までのSDサイズなロボ太ボディより動きやすくなり、護衛としてより働けることをよろこんでいたようだが……。

 

 他にもソードブレイカーやシグマの機体に搭載する予定の、慣性制御チップや空間湾曲チップの開発を始めようとしていたところだったのだけど。

 

 

「お父様、如何なされました?」

 お父様の執務室に行くと、何故かエリカ・シモンズ主任がいた……。

 

「……すまんカガリ、どうも頭の固い者が多くてな」

 お父様いわく、どうやらバルキリーの性能に懐疑的な人が多い様で、かといってアストレイのOSが完成していない状態では性能試験で競う事ができない。

 

「つまり、ナチュラル用OSの技術協力を求められていると?」

 一度エリカ・シモンズ主任の状態を見てから、お父様の方を見ると

「ああ、カガリのところにいる()()()()OS開発をな」

 

 お父様の言い回しに意図を察した。

 

「なるほど、つまり()()()()()()()モルゲンレーテのOS開発に何かしらのアドバイスなりして完成させろと?」

 

 一応、私が開発したことはまだ隠せてある……と。

 

「そうなるな、流石にモルゲンレーテ社も意地があるようなのでダイレクトにナチュラル用OS開発は依頼してこなかったが」

 

 ちらっと主任を見ると、その状態は酷い有様だった。

 身だしなみはしっかり整えているが、化粧の上からでもわかるほどに酷い有様だった。

 何日徹夜したのか、目には隈が、そして肌の状態も悪く、髪の毛の状態も良くない。

 

「お恥ずかしい話ながら、現在我々が作ったOSではとてもではないですが、戦闘機動と言えるものでは無いのです」

 

「なるほど、一度データを見せていただいてもかまいませんか? うちの技術者と相談するにしても元にするそれがわからなければ問題点も相談出来ないので」

 

「え?」

 エリカ・シモンズ主任としては、バルキリーを開発した技術者と顔合わせしたかったんだろうけど、とてもじゃないけどお父様も娘が全部が作りましたとは言えんよね。

 お父様の反応を見る限り、我が家、あるいは私お抱えの技術者と説明してると思う。

 

 むしろそっちのほうが自然だと思われる。

 

「どうしました? ここで見るのは不味いのですか?」

 

 あ~、これはあれかな? オーブでの私のあだ名のせいかな?

 

 ここで説明するとオーブでの私の立ち位置は姫ではあるのだが、裏で色々やってるから、表立っての活動はほとんどしてないのだ。

 公務は出てるけど最低限、裏で開発を色々やってるからあんまり時間割けないんだよね。

 

 基本お父様から貰った無人島に行ってるから、語感だけでいいのなら、オーブの眠り姫、悪ければニート姫とか引きこもり姫等々、いい呼び名がないのだ。

 ただ、公務の際においては悪いことや失敗はしてないから、無能ではないが有能かと言われたら微妙なラインと思われるように誘導しているので、こういう反応も慣れてはいる。

 

「申し訳ありません、何分機密に関わるので、モルゲンレーテから持ち出すのは問題が有り、そちらから来ていただきたいと……」

 

 まあ、そうなるわな。

 一度お父様の方を見ると、GOサインが出されているので仕方ない。

 

「わかりました、ではこの後私がそちらに伺いましょう」

「……わかりました、では車を回して置きますので、準備ができたら連絡をください、ウズミ様、本日はありがとうございます」

「ああ、こちらもナチュラル用OSが完成するのを期待していよう」

「では、失礼致します」

 

 そうして主任が退室すると私はシグマのセンサーで盗聴なんかの有無を確認させ、安全が確認されたところで

「お父様、そんなに他の方々は頭が硬かったのですか?」

 一体どれぐらい硬かったんだろうか?

 

「ああ、MSの開発にさいして今までかかった費用などもあるのだろう、そして後はOSの問題さえクリアすればいいところまできて、お前のところの機体に持っていかれるのが気に食わんのだろうな」

「あ~、少なくともサハク家、並びにセイラン家辺りは利権関係もあって反対しているんでしょうね」

「アストレイを作るために連合と裏取引をしたぐらいだったからな、お前に教えてもらわなければ割り込むことも出来ずに、あとになって事後報告か、ヘリオポリス襲撃の時に知らされた可能性が高いだろうな」

「情報収集していて良かったです……、しかしこうなるといっその事、アストレイはそのままにバルキリーとシーリオンは家の私設部隊として扱ったほうがいいですかね? 下手に揉めることもないですし、技術漏洩の心配もなし、国防に関しても、独自行動権さえあれば動けますし」

 

 無理に正規採用させるより、特殊部隊的な位置にいれば動きやすいんじゃないかな?

 

「そのほうが軋轢は少ないんだろうが、空軍の方からはバルキリーをよこしてほしいと嘆願書が来ててな、とくに戦闘機乗り関係からな……正式採用はされてないからと言っていはいるが、いつまで持つか」

「あ~、戦闘機に乗ってる人たちからしたらバルキリーは突如現れた希望のようなものになってしまったんですね」

 MSが戦闘の要になりつつある今、ただの戦闘機だと厳しいよね。

 しかもPS装甲が普及したら、それこそミサイルや機銃なんかの実体弾通らなくなる。

 そうなれば難易度はただの戦闘機で緋蜂を落とすようなものになる。

 一応フェイズシフトダウンがあるから当て続ければいつかはきく分、緋蜂改よりは下がると思いたい、ハイパーモードもボムもないけど。

 

 だがそんなところに現れたMSを圧倒的な力で無力化した戦闘機(見た目は)が現れたのだ。

 となれば当然、こういう話題は上がるだろう。

 

 これはおそらくシーリオンを出したら海軍からも来るのではなかろうか……。

 

 

 この後、お父様と現在の開発報告と、シグマのニューボディ、疑似フォールドクォーツとサイシステムを用いた思念通話システムを試したりしてから私はモルゲンレーテに向かったのだった。

 これでいつでもお父様と連絡がつくはず……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:エリカ・シモンズ

 

 私、エリカ・シモンズは憂鬱である。

 隠しているが私はオーブに住んでいる、所謂隠れコーディネーターだ。

 夫には結婚する際に話してはいるものの、回りにはそれを隠している以上どうしても疎外感のようなものを感じることもある。

 

 最近は上からナチュラル用OSを完成させろと矢のような催促が来ている。

 そのせいか最近モルゲンレーテ内では重く、切羽詰まった空気で満たされている。

 それもこれもアスハ家が作ったという戦闘機が原因だ。

 ようやくMSがOS以外は完成した所に、コロニー防衛戦において、戦闘機でZAFTのMSを完封するというニュースが飛び込んだせいだ。

 

 その結果、モルゲンレーテで開発されていたMS、M1アストレイのオーブ軍正式採用に疑問視が入ってしまったのだ。

 だが、その疑問の声には私も同感であると言わざる得ない。

 少なくとも映像で見た宇宙での戦闘データから、スペックでは確実にアストレイでは太刀打ちできない。

 大気圏内でも厳しいものであると予想される。

 あの機動性で動き回られたら今のアストレイでは翻弄された後に後ろを取られて終わるだろうと。

 

 だけどあれほどの機体だ、早々量産できるものじゃないはず。そういう点では量産が前提とされてるアストレイに分があるはず。

 しかし肝心のOSが全くと言っていいほどうまくいかない。

 そしてこの空気を打破するために国内の隠れCO(コーディネーターの略)に協力を求めようと思ったのだが、そう簡単に見つかるわけもない。

 そこでダメ元でウズミ様に交渉し、技術協力をお願いすることになった。

 

 バルキリーを開発した技術者ならもしかしたらこの空気を変えるような案。

 いやもしかしたらすでに開発してるかも知れない、ナチュラル用OSから足りない部分を出してくれるかもしれない。

 そうじゃなくても、何かしらの取っ掛かりができるはず!

 全く違う技術形態からの刺激というのは馬鹿にできない結果を出すことがあるのだから。

 

 だけどまさか来るのがあのカガリ様とは……。

 セイラン家のあの方ほどではないにしろ、カガリ様の印象は今のところ表に出る機会が少なく、ある意味可もなく不可もなくという印象が拭えない。

 彼女の後ろにいるであろうバルキリー製作者が、彼女から伝わる情報でどれだけの協力をしてくれるか……。

 ちゃんと伝わるのか不安は拭えなかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はずだった。

 彼女がデータを見てから口にした言葉を聞くまでは。

 

 

 sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:カガリ

 

 

 

「えっと、これがこうなって、ここがこうなってるからこっちとつながって、それでこの設定なんだから……」

 現在私はモルゲンレーテに来ています。

 キラがストライクに乗っていない上、私が飛び出していないからOS開発が難航している結果、このままではまともに動かせないのだ。

 

 どういうわけなのか、修正力か何かが働いたのか、ヘリオポリスが崩壊しなかったのにもかかわらず、どうやらロウ・ギュールと叢雲劾はアストレイを手に入れられたようだ。

 なんでもアラートが鳴ってヘリオポリスにZAFTがやってきた段階で3機をコロニー外に射出した模様。

 それを偶然近くまで来ていたジャンク屋でもあるロウ・ギュールが回収、後に叢雲劾と交戦したもよう。

 

 そしてエリカ・シモンズ主任が見せてくれたデータは私がヘリオポリスで入手したストライクのOSから多少改善が見られる。

 おそらくロウ・ギュールの所からデータを持ってきたと思われる。

 だけどまあ、それでもこの状態ではこちらのアストレイはまともに動けない。

 ロウ・ギュールのこれは、AIのハチがサポートすることを前提で組まれているからだ。

 

「よし、だいたい把握できた」

「え?」

 

 私がOSのプログラムを見え終わったところで驚かれた。

 いやまあ、オーブ内における私の評価はわかってはいたけどね。

 

「エリカ・シモンズ主任、とりあえず見せてもらったOSプログラムに関する意見がありますがよろしいですか?」

「はい、お願いします」

「これは前にうちの技術者と話をしていたことだったんですが、もしナチュラル用MSOSを組むとしたらどんなものになるのか、ZAFTのMSOSとの違いは何かと話したからでた感想だということを頭においておいてください」

 

 なんかエリカ・シモンズ主任の目が点になっているけど大丈夫かな?

 

「まず、コーディネーター用のOSをナチュラルが使おうとするとパイロット側の処理が多すぎて、まともに動かせないというのであってますよね?」

「ええ、一度使ってみたことはありますが、まともに動かせませんでした」

「でしょうね、これは予想ですが、ここまで複雑なのはもしMSを鹵獲されても、COじゃないとすぐには使えない様に、ZAFT側の開発者が保険を掛けておいたのではないかということです」

「保険、ですか?」

「ええ、これをナチュラルの軍人が乗りこなそうとしたら相当の訓練期間が必要となるでしょうね、少なくとも年単位で」

「なるほど、確かにそんな訓練を施す余裕は、今の連合にはないですね」

 一つ納得がいった顔をする。

 

「それで、その保険を踏まえた上でもしナチュラル用OSを開発するとしたらなのですが、これは車に喩えるとわかりやすいかもしれません」

「車、ですか?」

「エリカ・シモンズ主任はさきほど車の運転をしていましたが、確かMTで運転してましたよね?」

「ええ、運転するのは気晴らしになりますので……まさか?」

 彼女は少し考えると、ハッとした表情を浮かべた後にこちらをみた。

 

「さすがエリカ・シモンズ主任だ、もう私の言いたい方向性がお分かりになるとは! そう、ZAFTのMSをMT車に例えるなら、ナチュラルのMSはAT車と考えたら良いのではないかということです」

「そうよ、なにも全部パイロットにさせなくてもいいのよ」

「ええ、処理能力の高いCOなら自由度の高いあのOSの方が良いのかもしれませんが、ナチュラル用のOSと考えるなら操作の簡略化、あるいはAIなどのサポートがあれば動きはだいぶ改善されるのではないか、例えばこのプログラムなんかも、こうして行動途中でキャンセルできるようにしたりすれば……」

「ええ、そうなれば……」

 

 それからしばらく私はエリカ・シモンズ主任とナチュラル用OSについて語り合った。

 終わった頃にはあれだけ疲労困憊だったエリカ・シモンズ主任の顔はとても生き生きとした生気あふれる顔になっていたのだった。

 

 

 それから二日後、ナチュラル用OS.Ver1.0が完成したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なお、その後日にバルキリーと模擬戦をしたM1アストレイはうそのように敗北したのだった。

 

 スペックの差は大きすぎたよ。

 だが、コストの関係からM1アストレイの地上部隊としての制式採用は一応されたようだ。

 空軍には数機のバルキリーが配属されたこともここに追記しておく。

 

 

 

 

 なお、それからしばらくして、連合から理不尽な宣戦布告をされたこともここに記す。

 おい、アークエンジェルもまだ来てないし、スピットブレイクもまだだぞ!

 しかも狙いはうちの技術かよ……。

 

 

 

 

 

 続くの?




MSの免許証があったらオートとマニュアルで別れる可能性?
MSのOSに関する考察みててこれなら少し納得できるかなと言うものを設定に入れてみました。
キラくん、ボタン一つでしゃがんでいたきがするので、いろんなモーションをボタンに登録していた可能性が。




今年も頑張って書いていきますのでよろしくお願いします。
そしてまた別物を書きたくなる衝動にかられるどうしようもない作者ですいません!
ふと読んで、昔設定とか書いて妄想したなのはのネタが不意に頭をよぎったせいです!
その前に遊戯王の方も書かないと……

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