【完結】ハリー・ポッターとラストレッドショルダー   作:鹿狼

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暫く日常回が続きます。
というか日常イベントの消化期間が始まります。


第三十七話 「服従」

最初の課題を切り抜けた俺達を待っていたのは、談話室での祝勝会だった。

ハッフルパフの寮の一部は直接厨房と繋がっている、そこから貰って来たであろうより取り見取りの料理と飲み物が俺達を出迎えてくれていた。

いつになく大騒ぎする生徒達であったがこういった雰囲気もたまには悪くない、生き延びれた事に胸を撫で下ろしながらその光景を微笑ましく眺める。

気付けば俺やセドリックも関係無しに盛り上がってゆく空気の中一人の生徒が呟いた、あの卵には何が入っているんだ?

 

その言葉を皮切りに群がってくる生徒達、しかしそれを拒む理由も何も無いので開けてみる事にした。

パグマンはこの中に次の課題の手ががりがあると言っていたが、何が入っているのだろうか。

期待に目を輝かせる群衆の中、卵を掲げセドリックと同時に蝶番を開く。

 

瞬間、まるで狂気を体現しているような恐ろしい金切声が談話室を引き裂いた。

予想だにしない悲鳴の登場によって、耳を押えて蹲る。

混乱の中何とか卵を閉め直し音を止めるが、近くに居た生徒達はいまだ白目を剥きその被害の甚大さを見せつけている。

結果場の空気は一気に冷え込み、祝勝会はあっさりと終わりを告げたのであった。

 

 

*

 

 

『エルンペントの角を運ぶ違法業者壊滅! しかし同時に大爆発が発生、ノルウェー魔法界は大きな被害を受けた、爆発規模は調査中』

 

日刊予言者新聞の一面を読みながらホットコーヒーで体を温める、耳には冷たい金属音が常に鳴り響いている。

時は過ぎ十二月、外を見れば一面白銀で覆われており、それを更に分厚くしようと強烈な吹雪が大地を打っていた。

どうも今年はかなり冷え込むらしい、最低気温は既にここ数年を更新してしまっている。

しかし近づいてくるクリスマスに興奮する生徒達には関係の無い事であった。

 

その理由は数日前告知されたダンスパーティーにあった、三大魔法学校対抗試合の伝統としてクリスマスにそれが行われるというのだ。

それが知られて以降、生徒達は理想の相手を見つける為に目を獣の様にぎらつかせており、ホグワーツは猛獣の檻と化していた。

その理由は好意を寄せる相手であったり、なるべく美しい相手と踊りたいという自己顕示欲だったり、酷い場合だとそのままベッドの上で泥沼の様なバトリングを目論む為だったりと千者万別である。

いずれにせよ俺にとっては関係の無い話だ、誰かと踊る気も無いし踊ろうとも思わない。

そもそも全く興味が無いので行く理由自体無い、よって俺はその間一人で悠悠自適に過ごすつもりでいた。

…暫く経った後、絶対の危機に陥るとはまだ夢にも思っていない頃である。

 

そういった色話だが、今学校内で最も評判に…正確に言うと酷い目に合っているヤツがいる。

誰かと言うと、それはハーマイオニー・グレンジャーである。

再び日刊予言者新聞に目を通すと、ゴシップの欄に『玉の輿を目指す彼女の狙いはビクトール・クラムとハリー・ポッター、ホグワーツの秀才は色仕掛けも秀才の模様』ととんでもないのが書かれている。

その結果ここ数週間、彼女の元にはクラムファン(主に女性)からの吼えメールの集中爆撃が続いていたのであった。

執筆者の欄を見てみればそこには″リータ・スキーター″の名前、俺の勘は間違っていなかったらしい、あの女に口を聞いていれば俺も只では済まなかっただろう。

 

しかもそれに限らず他の選手の記事まで書かれている、ご丁寧にも全て例外無く嘘か本当か分からないロクでもない内容であるが。

ただあの時インタビューに一切答えなかった事が功を成したのか、俺の記事は少なくせいぜい無口で不愛想と耳にタコができる程聞いた事しか書かれていなかった。

 

そして俺は今、手元にある金の卵の謎を解き明かす為に必要の部屋に籠りながら、閉心術の特訓に勤しんでいた。

…間違いでは無い、閉心術である。

一体どういう事なのか、確かに最初は卵の謎に取り組んでいた。

しかし開けられる事以外卵本体には何の特徴も無い、開ければ卒倒しかねない程の騒音。

何かの暗号かもしれないとそれに耐えながら音を調べてみたが、音の並びに規則性も無ければそもそも人の感覚に当てはめる事もできなかった。

 

その後も遮音呪文や呪文解除呪文等色々試みてはみたものの成果は思わしくなく、顔をしかめる程に行き詰まっていたのだ。

よってこのまま悩んでいてもどうしようもないと、息抜きと実用を兼ねて閉心術の練習を始めたのである。

 

閉心術とは開心術の反対呪文であり、精神への侵入を防ぐ事で記憶を読まれる事や、操られる事を防ぐ事ができる呪文だ。

実の所前々から習得しようと考えてはいたのだが、ある出来事を切っ掛けに危機感を覚えたのが理由の一つでもある。

 

代表選手に選ばれてしまった時、俺は一つの可能性を仮定した。

それは俺の″異能″を知っているヤツがいるかもしれないという可能性だ。

もし何かの切っ掛けで開心術を掛けられ、その時異能の力を知られてしまったら?

 

そうなれば俺は以前の様にありとあらゆる勢力から追われる事になるだろう。

俺には全く理解できないが、不死というのは多くの奴等にとって魅力的な甘い果実に見えるらしい。

不老では無いとはいえ、魂や肉体等の代償を払わずに不死に成れるのだ、それを欲するヤツは山ほど居るだろう。

 

そうなれば俺自身は言うに及ばず、キニスや他の奴等まで巻き込まれる事になる。

俺だけなら兎も角、それは何としても避けなければならない。

それ故に、秘密を知られない為に、閉心術の習得は急を要するものだったのだ。

本当は他に会得したい呪文もあるのだが、それはまた別の機会にしておく。

 

ゆっくり息を吸い込み集中力を高め、目の前に置かれた小さな人形と相対する。

次の瞬間、体の内側をズルズルと這いずり回る感覚に襲われる―――

 

―――息をつく事も叶わぬ泥沼の中で一人喘ぐまた一人だけ生き残ってしまったしかしそれは次の地獄への誘いだった全身で感じ取る監視者の視線の中集められた五人の男達内通者は誰なのか切りの無い疑いドミノ倒しの様に崩れる谷底死神を浄化せんとする炎から逃げ惑うそして辿り着いた冷獄狂気と才能の間にある一線を頼りに生き残る黒い耐圧服を着込み最後の任務に挑む謎の現象異能生存体分隊の正体を語りそれを希望に足足掻く次々と散りゆく戦友体闇に落ちる感覚を覚えてるささやかな祈りだ人間らしかった彼らの様に俺も―――

 

「―――………ッ!」

 

抉り返されフラッシュバックする記憶を心の底へ追いやり、それに近づく全てを拒絶する。

頭の中で何かが弾ける様な音が鳴ると同時に、人形が弾き飛ばされる。

何とか追い出す事に成功したようだ、この調子ならもうじき完璧なものを会得できるだろう。

 

全身から嫌な汗を流しながら椅子に腰掛ける。

本当に必要の部屋様様だ、『閉心術を練習できる部屋』と考えたらこの部屋が出てきたのだ。

閉心術について書かれた本に術の威力を調整できる開心人形、お陰でまだ時間は掛かるが最高レベルの開心術も防げる様になった。

 

…アラスター・ムーディ、俺の勘が鈍っていなければ、この望まぬ参戦にヤツが関わっているのは確かだ。

しかし疑問は多い、何故ハリーに歓喜を向けていたのか、殺すつもりなら殺意ではないのか?

何故俺も参戦させたのか、ヤツは俺の力を知っているのか? あの殺意の訳はなんだ? そもそも殺すつもりなのか?

キリの無い疑い、しかし今やらねばならないのは俺の心を守り、この力を知られない様にすることだ。

…無論卵の謎も忘れてはいけないが。

 

 

*

 

 

日々悪化していく吹雪はもう一週間も吹き続けている。

そういった形で、卵の調査と閉心術の訓練を繰り返しながら数週間たった頃の昼時の事である。

 

「キリコ! 重要な話があるの!」

 

サンドイッチをもさもさもと食べている所に乱入してきたハーマイオニー、彼女が机に叩きつけたのはバッジの山であった。

ブームが去り校内のあちこちに放置されフィルチの頭痛の種になっている″汚いぞポッター″バッジかと思ったが、それとは違うようだ。

バッジにはでかでかと″S・P・E・W″と書かれている。

 

「…″Spew(反吐)″がどうした?」

「違うわよ! ″S・P・E・W″!  Society for Promotion of Elfish Welfare(屋敷しもべ妖精福祉振興協会)!」

「………」

 

何やら非常に面倒な事に巻き込まれた気がする、よく見ればハリー達やウィーズリーの双子は人混みの中に溶け込みながら逃げ出している。

その間際双子が憐れみの表情を浮かべながら俺に向かって親指を立てていた、奴等もこれに巻き込まれたのだろう。

 

「知ってる? 屋敷しもべ妖精はお給料も休日も福祉厚生も年金も何も与えられないで過酷な労働を強いられているの!」

「………」

「これは奴隷以外の何ものでもないわ、私それを知った時凄いショックだったの。

だってそうでしょ? 奴隷制度はもう何世紀も前に廃止されたのに魔法界ではそれがまかり通っているのよ!?」

「………………」

「誰かが彼らの意思を代弁しなくちゃいけないわ、″S・P・E・W″はその為の組織よ! 入会金は2シックル!」

「………………………」

 

久し振りに聞いた彼女のマシンガントークと想像以上の面倒さに頭痛が止まなかった。

人混みの中で息を潜めるキニスやハリーがあんな表情を浮かべるのも納得である。

 

「当面の目的は屋敷しもべ妖精達が正当な報酬と労働条件を確保すること、それ以外にやることは色々あるけどとりあえずはそれね、というわけでキリコも入会してほしいの!」

「断る」

「そう! ありがと―――え?」

「…断る」

 

にべもなく断られた事に唖然とするハーマイオニー、何故そんな事を言うのか理解できていないのか困惑した表情を浮かべている。

 

「ど、どうして!? キリコは屋敷しもべ妖精が可愛そうだと思わないの!?」

「お前は奴等から頼まれたのか?」

 

労働に正当な対価を要求する、それは別にいい。

問題は屋敷しもべ妖精の本能だ、奴等は一体どういう事なのか魔法使いに使える事を至上の喜びとしている。

にも関わらず報酬を寄越せと? あいつらが自分からそんな事を言うとは考えにくい。

 

「いいえ、聞いてないわ、だって彼らはそう言えないよう洗脳されているのだもの!

だからこそ代弁者が必要なの!」

「………」

 

これは駄目だな、どうしようもない。

彼女は純粋な善意で動いているのだろうが、その分たちが悪い。

これでは奴等の意向を無視し自分の正義を押し付けているだけ、ありがた迷惑というやつだ。

このまま放置てしいても構わなかったが、悪化するのも面倒だったので助言を送る事にする。

 

「…梨だ」

「え?」

「地下室にある果実皿の絵だ、その中の梨を擽れば厨房に繋がる、そこには屋敷しもべ妖精が100人程居る、意見を聞ける筈だ」

 

何故そんな事を知っているのかというと、これはハッフルパフ生の間では常識だからである。

 

「でも屋敷しもべ妖精は不満を言えないよう洗脳されてるかもしれないじゃない!」

「なら「正直に答えろ」と命令すればいい、奴等は魔法使いからの命令には逆らえない」

 

これなら奴等の本心を確実に聞き出す事ができる、彼女はいまだ納得していなさそうだが必ず聴きに行こうとする筈。

これで少しはマシになるだろう、時計を見てみれば午後の授業が近づいていた。

 

サンドイッチを食べきり席を立つ、次の授業は闇の魔術に対する防衛術だ。

あの男が何を目論んでいるか、そもそも本当にあいつが犯人なのかも分からない。

まあ仮に黒幕だったとしても、大衆の目がある中で変な事はしないだろう。

 

 

 

 

「今日は貴様らに″服従の呪文″を掛けるぞ!」

 

からのこれであった。

とんでもないを通り越して堂々と犯罪宣言をしたムーディ、生徒の反応は一律して正気を疑っている。

いくら実践向けと言えど限度は有るだろう、パニックに陥る生徒達を無視して授業は続く。

 

「以前も言ったが″許されざる呪文″の内これだけは精神力で抵抗できる!

しかし初めて喰らう呪文にどうして対抗できようか!」

 

聞いた直後はどうかと思ったが、ムーディの言うことは至極正しい、初見の攻撃に対し的確に対処するのは非常に困難だ。

本当に質の高い授業をしてくれる、これで黒幕の疑いさえ抱かなければ素直に喜べたのだが。

 

「よって貴様らにはこの呪文の恐ろしさを身を持って味わってもらう!

ついでに言っておくがこの事はダンブルドアの許可も得ている! 誰一人とて例外無く叩き込むから覚悟しておけ!」

 

半ば問答無用で一列に並ばされ、哀れな犠牲者達は次々と黒歴史を量産していた。

キニスは闇だの深淵だの片目が疼くだのと連呼し、フレッチリーは上裸になってからのブレイクダンス、ハンナは両手を伸ばし教室中を走り回っていた。

 

「全く駄目だ貴様ら! どいつもこいつも抵抗どころか喜んで闇の力を受け入れてしまっているぞ!?」

 

そしてとうとう俺の番になってしまった、一体何をやらされるのか…

もしかしたら俺の秘密を聞き出されるかもしれない、可能性は限り無く低いが無いとも言い切れない。

 

「次のヤツ! む!? 貴様か!」

 

他の奴等にとってはただ恥を晒すだけだが、俺にとっては深刻な問題だった。

絶対に掛からない様にしなければならない。

 

「ドラゴンは楽勝だったようだがこいつはどうかな?

インペリオ! ―服従せよ!」

 

その瞬間俺が抱いていた不安は全て砂の様に吹き飛んだ。

こいつへの警戒心も死ねない事への絶望も、誰かが死ぬことへの恐怖も。

残されたのは不気味な程暖かい幸福感と満足感だけだ、これが″服従の呪文″か。

そうか、これが俺の求めていた事だったのだ。

何て簡単な答えだ、もっと早くこれを知っていれば喜び涙を流しながらこの男に頼んでいたのに。

感謝しても仕切れない、嬉しい、嬉しい、嬉しい嬉しい嬉しい………

 

『儂に従え』

 

だがその幸福感と満足感は木っ端微塵に崩れ落ちた、と同時に凄まじい嫌悪感と怒りが溢れ出てきた。

従え? 従えだと? ふざけるな、何故お前などに跪かねばいけないんだ。

これは俺の人生だ、俺の運命だ、彼女の命だ、お前なぞに従うものか!

 

「………ッ!」

 

圧倒的な怒りの奔流が、頭に掛かっていたもやを消し飛ばす。

気持ちの悪い幸福感が抜け落ち、そして俺は冷静さを取り戻した。

 

「ほう、見たか貴様ら! キュービィーは一発で闇の力を打ち破ったぞ! ハッフルパフに10点!」

 

ニッコリと怒っているのかどうか分からない表情を浮かべるムーディ。

しかし恐ろしい呪文だった、涙を流しながら懇願しようなど一瞬でも考えた自分が嫌になる。

今回は事前に準備ができていたから抵抗できたものの、″磔の呪文″で疲弊した所に叩き込まれていればこうはいかないだろう。

 

 

 

 

結局その後も俺以外に抵抗できるヤツは出ないままであった。

 

「あー、やだー、絶対しばらく弄られるじゃないかー…」

「………」

 

げっそりした生徒達と共に教室から出ていく、俺の気分も最低ではあったが、まあ貴重な経験もできたのでプラマイ0といった所か。

何はともあれ授業はこれで終わりである、なので何時もの様に必要の部屋に籠る事にしよう。

 

「あっそういえばパートナー決まった?」

「…パートナー?」

「ダンスパーティーの」

 

そういえばそんなのもあったか、ここ最近忙しくてすっかり忘れていた。

まあ覚えていなくても問題無いのだが。

 

「で、誰になったの?」

「決めていない」

「ありゃ、じゃあどうするの?」

「行く気が無い」

「あー、そう、まあキリコらしいっちゃらしいけど…」

 

別に行きたい相手がいない訳ではない、しかし彼女がここに居ない以上そこに価値を見いだすことはできないのだ。

ダンスパーティーまで一週間を切っているが、俺には関係の無い事と言えよう。

 

「…お前はどうなんだ?」

「僕? 僕は…フフフ、ハハハ」

「…どうした」

「内緒だよ…ヌフフ」

「………」

 

何時もの他愛も無いがかけがえの無い一時を過ごす、ふと視線を上げればそこには眉をしかめるマクゴナガルが居た。

 

「ミスターキュービィー、貴方はダンス・パートナーを決めていないのですか?」

 

何故マクゴナガルまでそんな事を聞くのだろうか、ダンスパーティーはそんなに重要な事なのか?

 

「いえ、俺は出ません」

「…今何と?」

「出ません」

「駄目です」

 

一体どういうことだ? まさか全員強制参加だとでも言うのか?

深い溜め息をつくマクゴナガル、そして出てきた言葉は俺にとっては恐ろしい程の現実だった。

 

「聞いていなかったのですか? 代表選手は強制参加です、これは三大魔法学校対抗試合の伝統、例外はありません。

まだ決まっていないのは貴方とポッターたけですよ」

「…本当ですか?」

「私に虚言癖があると思いますか」

 

何と言うことだ、最悪以外の何ものでもない。

この瞬間俺の捉え方は″行く気が無い″から″行きたくない″というものに早変わりした。

 

「いいですか、必ずパートナーを見つける事です、万が一見つからなかった場合パートナーは私になりますよ、それが嫌なら―――」

「ではお願いします」

「冗談はいい加減になさい!」

 

本当に誰でも良かったのでマクゴナガルの提案は天恵だったといえよう、にも関わらず冗談と切り捨てられてしまった。何故だ。

 

「…で、どうするの?」

「………」

 

ゆるりと続く平凡な日々。

その中で男と女、悲鳴と秘密、歓喜と憎悪。

まるで遺伝子の様に絡み合うそれの狭間で俺は悩んでいた。

ダンスパーティー、それが遊びである事は分かっている。

ただ誰か一人を選んで、一回踊るだけでいい筈なのだ。

だが、たったそれだけの事が、彼女への裏切りだと感じてしまうのは…おかしな事なのだろうか?




恋路と嫉妬、欺瞞と弁明
閉塞空間に絡みつく異能の因子
利己的に、利他的に
そう、それは本能を懸けてせめぎ合う、唐突に仕掛けられた絶対の危機
純心を引き裂かんと、鉄の檻を突き抜ける炎からの銃弾
こわばる魂がそっと呟く
あいつもこいつも俺以外と踊ればいい
次回、『虚劇』
これも一つの茶番か



ギャグっぽく見えるけどマジで踊るの嫌がってるキリコでした。
どこまでもフィアナ一途故に…
ちなみにエルンペントってのは魔法生物の一種で、角に衝撃を与えると大爆発します。
原作ではこの結果ルーナちゃん家が半分吹っ飛びました。
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