【完結】ハリー・ポッターとラストレッドショルダー   作:鹿狼

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デビルマン全巻か少女終末旅行全巻かで悩む人間なんて自分位だと思う。
あ、総合評価2000pt突破しました、皆さんいつもありがとうございます。


第四十五話 「ジェーン(Aパート)」

夕食中だった大広間は、異様な静寂に包まれていた。

ある者はフォークに指していたソーセージを取り零し。

ある者はあんぐりと口を開け含んでいた牛乳を滝の様に垂らし。

又ある者はその場で気絶していた。

 

あれから数日、怪我や病気が落ち着いた俺は、ポンフリーの許可を得た上で夕食を取りに来ていた。

だが彼等からしてみれば、死んでいた筈の男が何食わぬ顔で現れたのだ。

 

「ゴ、ゴゴ、ゴースト…!?!?」

「ほ、本物!? 何で? あいつが何で一体アバババババ」

 

大混乱と混沌を体現する中を歩き、ハッフルパフの席へ向かう。

正直予想できる反応ではあった為、俺は然程気にしていなかった。

そんなどうでもいい事は置いておき、空いている席の一つに座る。

 

「…キ…リコ…?」

「…心配を掛けた」

 

口をパクパクさせるキニスに俺は謝罪する、別に俺が悪い訳ではないが心配を掛けたのは紛れもない事実だからだ。

 

「…生きてた…キリコが生きてた…!」

 

だからこそ、顔を涙でグシャグシャにしていても、その腕を大人しく受け止める。

 

…セドリックが死んだ時俺でさえショックを受けたのだ、まだ15歳のこいつにとって俺やセドリックが居なくなった事の衝撃は計り知れない。

 

…数秒か数分か経った後、キニスはふてくされた顔を上げる。

 

「…後で何があったか、ちゃんと聞かせてよね」

「…ああ」

 

それを皮切りにハッフルパフ生を中心とした怒濤の質問責めが始まるか…に思えたが、ダンブルドアがそれを制止する。

 

「さてさて諸君、気付いているじゃろうが少し耳を傾けてほしい。

二ヶ月前、儂等は途方もない哀しみに襲われる事となった。

じゃが皆も死んだと思っておったキュービィーはこうして生きておった。

全身傷だらけではあったが治療に専念したお陰で完治する事もできた。

治療をしてくださったマダム・ポンフリー先生には今一度感謝をしたい」

 

尚どんな怪我だったかと言うと、爆発による火傷、吹き飛ばされた際の打撲に骨折、栄養失調(軽度)、更に日照不足によって骨粗鬆症寸前だったらしい。

…魔法とはいえ、全3日で完治してしまう辺り、自分の異質さを感じずにはいられない。

 

「積もる話もあるじゃろうからこれ位にしておくが、彼はまだ病み上がりなので気を使う様にの」

 

残念ながらその願いを聞く者は殆どおらず、また質問責めに呑まれる羽目になったのだった。

 

 

 

 

夕食後の談話室で、俺は更なる追求に追われる事になった。

やれ何処に居たのだとか、どうして居なくなっただとか、何をしていただの…

 

当然正直には答えず、どれも曖昧な返答で誤魔化すしかない。

その内一人の生徒が、顔を強張らせながら寄って来た。

 

「あ、あの、キュービィー先輩、先輩もあの時ポッター先輩と一緒に居たんですよね?」

「…それがどうした」

「ポッター先輩と校長先生は、″例のあの人″が復活したって言ってるんです、でも僕らは何も聞いていなくて…

う、嘘なんですよね? 魔法省や新聞が言ってるのが本当なんですよね?」

 

…どう返答したものか、ここで正直に言うのは簡単だ。

だが魔法省によって世論が支配されている中、言ったとしても信じてもらえる確率は低い。

少し思考し、どうともとれる答えを返す事にした。

 

「…セドリックは何故死んだ」

「! そ、それも聞いていないんです! だから―――」

「答えは既に分かっている筈だ」

「―――!」

 

これ以上追及されても堪らない、次の質問を打ち切る様に自室へと戻って行く。

部屋に入るとそこには、大量の菓子をバックに据えたキニスが待ち構えている。

 

「…じっくり…話そうじゃないか…」

「…………」

 

寝れなさそうである、もしくは胃もたれか。

 

「あ、事前に言っておくと…何だっけ、ブラッド? の事は知っているから、隠し事はダメだよ」

「…何故知っている」

「ハリーの首根っこを掴んで聞き出した」

「…………」

 

隠し事をしたら同じ目に合いそうだな…もっとも知られた事を隠す理由も無いが。

俺はキニスに、今まであった全ての事を洗いざらい語った。

…異能と前世は除いて。

長々と語り終えると、そこにはまた涙を垂れ流すキニスが居た。

 

「うう…酷い、酷過ぎる…」

「…………」

「ごめんねキリコ…助けに行けなくて…」

「…お前が悪い訳では無い」

「でも…地獄まで付き合うって言っといて…僕は何もできなかった」

 

…一体こいつはどこまでお人よしなんだろうか。

だが正直、今回ばかりは居なくて良かったと感じていた。

あの状態でもしキニスが居たら、確実にヴォルデモートに…

 

「…キリコ? どうしたの?」

「…いや、何でもない」

 

止そう、″もしも″等考えるだけ無駄だ。

 

「…お前は気にしていないのか?」

「へ? 何を?」

「…ブラッド家の事だ」

 

俺の祖先がどれ程悍ましい事をしていたかは知っているだろう、だがこいつは先程からまるで知っていない様な態度だ。

その理由は何となく分かっていたが、僅かな不安がこの質問を促していた。

 

「え? 何で? 別にキリコがした訳じゃないじゃん」

 

…予想通りの答えだが、決して期待外れでも無い。

残された暗雲が晴れた頃に、俺達はやっと眠りについた。

…果たしてこの先も、無事でいられるのか。

そんな予感を抱えながら…

 

 

*

 

 

翌日になっても質問の一斉掃射はまだ終わらなかった。

ハッフルパフ生の質問は粗方捌ききったのだが、今度は他寮からの質問責めが始まったのだ。

 

流石に堪らなくなった俺は、朝食を取り終えた後全力で一限目の教室に逃げ込む。

しかし苦労も虚しく、俺はラヴグッドに鉢合わせていた。

 

「おはようキリコ」

「…何故居る、授業までまだ時間はあるぞ」

「たまたま」

「…………」

 

本当なのだろうか、何故か狙っていた気がする。

彼女の本心を考えている途中に、とんでもない発言が襲いかかった。

 

「元気になったンだね、良かった、でも驚いたよ、キリコがあのブラッド家の末裔だったなんて」

「…誰から聞いた?」

「ハリーが言ってた」

 

あいつ、今度会ったらどうしてやろうか。

ブラッドの名は魔法界において禁忌、その末裔が俺だと知られれば、俺は勿論匿ったダンブルドアの立場すら悪くなる。

まさかハリーは、そんな事も理解していないのだろうか。

そんな事はないと思うが、あいつの口は余り信用できないのだ。

 

「あ、大丈夫、他の人には言ってないから」

「…そうか」

「まさか、凄い運が良いとは思ってたけど本当に不死だったなンてね」

 

まあ意外なのは当然だ、本来夢物語である筈の概念が目の前に居るのだから。

 

「…でも、羨ましくはないな、だって不死って事は、ずっと一人ぼっちだって事でしょ? 何だか可哀想」

「…………」

 

本当に彼女は容赦なくものを言うな…

数年前まで正にその状態だった俺に、その言葉は重く圧し掛かる。

思い出される苦しみから逃れようと、自分の席に着き話を打ち切ろうとする。

 

「…ねえキリコ」

「…………」

「そういえば教科書持って無いよね、どうするの?」

 

しまった、質問責めのせいで頭から抜け落ちていた。

そもそも二か月間捕まっていたせいで教科書を買う所か、何を買えば良いかも知らなかった。

 

「まあ、要らないんだけど」

 

要らない? 一体どういう意味だ?

一昨年の防衛術の様に、教科書を殆ど使わないのか?

 

「あたし要らないから貸してあげるよ」

「…良いのか?」

「うン、どうせあんたも直ぐに要らなくなるから」

 

そう呟くルーナの顔は変わっていないが、声色は露骨なまでに嫌悪感で満ち溢れている。

…一限目の″闇の魔術に対する防衛術″は、早速暗雲が立ち込めていた。

 

 

 

 

気分は最悪の一言に尽きる、あんな授業は二度と受けないだろう。

ダンブルドアが言っていた『ホグワーツに手を加える魔法省の人間』こそが、防衛術の新任″ドローレス・アンブリッジ″だったのだ。

肝心の授業内容はと言うと、魔法省の定めたマニュアルに沿って行われる知識と理論を机の上で完璧に覚える座学のみ。

つまり実戦では糞以下の価値すら無い、とんでもない内容だった。

 

そもそもルーナが渡してくれた教科書自体、『防衛術の理論』という基礎以下の本だ。

こんな物一年の入学以前に読んだっきり、本棚の奥に仕舞われている様な物だ。

 

更には授業中寝ているヤツや漫画を読んでいるヤツを起こそうともしない、挙手を許可制にする等軍隊なら兎も角教員としては信じられない態度を取っている。

ここまでくればヤツの意図は分かる、そもそも授業をさせる気等全くなく、むしろ学力を下げる事が目的なのだ。

 

本当にうんざりする、これでは教える内容は良かったクラウチ・ジュニアの方が…いや、下手したらロックハートの方がまだ聞いていられる。

三日三晩吹雪の中を行軍した時よりも更にげんなりしながら教室を出て行こうとしたが、後方から無駄に響く甘ったるい鳴き声がそれを許さない。

 

「エヘンエヘン、あらあら、ミスターキュービィー、確か貴方は今日の授業は初めてでしたよねぇ?」

「…はい」

 

一体何の用なのか、絶対碌でも無いのは確信できるが。

 

「まぁ! それは大変! このままでは授業に付いて行けなくなぁってしまいますわぁ!」

「…………」

 

あの授業内容で良くそんな事が言えるな…、だがやはり政治家だけあって口だけは良く回る様だ。

 

「そ! こ! で!、この私が特別に個人授業をして差し上げまぁーすっわ!」

「………………」

 

これが一年間続くのか? 俺は心の底からマルフォイ邸に監禁されていた方が良かったと思わずにはいられない。

 

「今日の放課後、私の部屋で待っていますわ…ウフッ♡」

「………………………………」

 

気が付けば右手がローブの中のブラックホークを握りしめていた。

落ち着け、何も殺す程ではない。

…必死で理性を利かせながら、俺は次の教室へ向かうのであった。

 

 

 

 

とうとう来てしまった、この時間が。

防衛術の教室の奥、目の前には見事なピンク色の扉が地獄の入り口の様にそびえ立つ。

 

「…ヌフッ! フフフ… エヘンエヘン」

 

試しに耳を澄ましてみれば、扉の奥から変な奇声が聞こえてくる。

…これ程までにやる気を削がれる事がかつてあっただろうか、しかし行かなければ突け入れられる口実を増やすだけなので行くしかない。

 

「あら? やっと来てくれたのねミスターキュービィー、ではそこの席に座って」

 

極力目を合わせないようにしたが、その代わりに悪趣味を可愛さと煮詰めた様な内装を目の当たりにしてしまう。

机、椅子、照明壁床家具その他諸々全てピンク一色、壁に敷き詰められた猫模様の皿、そこに居る猫が一斉に愛くるしい鳴き声を放てば鳥肌が立つ。

 

「では教科書を出して? っとそういえば教科書も買ってないんでしたよね? 私の教科書を使って良いわよ?」

 

差し出された教科書まで一面ピンク、呪いだろうか。

本当に呪われているかもしれないので、ルーナの教科書を持っていると手を上げ許可を取った上で発言する。

 

「…そう…ならいいわ、エヘン! では授業を始めましょう」

 

ピンク一色の地獄が幕を上げた。

…といっても、やる事は通常の授業と変わらず羊皮紙への書き取りが中心だった。

単調かつ無意味な内容だが、この時ばかりはありがたい、アンブリッジが言う事を書くだけで終わるのだから。

 

そして一時間位、体感時間二時間が過ぎた頃、終了となった。

さあ帰ろう…という願いを聞いてくれる筈も無く。

 

「お疲れ様ミスターキュービィー、ちょっとお茶にしましょうか」

 

と言いつつ紅茶を入れ始めるが、俺は紅茶のカップに何かが入るのを見逃さなかった。

…自白剤、もしくは真実薬(ペリタセラム)か、この際どちらでも大差ないが。

 

「さあどうぞ、遠慮しないで? グイッと、飲んで良いのよ? まさか私のお茶はお嫌い?」

 

飲む…訳にはいかない、不死鳥の騎士団についてか、可能性は低いが俺の血についてか。

何を聞かれるか分からない以上飲むのは危険過ぎる、だからといって飲まなければ更なる面倒を呼ぶ。

そこで俺は、一つの妙案を考えた。

 

「どうしたの? まさか紅茶は嫌いなの?」

「…いえ」

「なら飲みなさい! とっても美味しいは―――」

「アレルギーなので飲めません」

「―――は?」

「紅茶アレルギー、なので、飲むとアナフィラキシーショックで死にます」

 

幾ら魔法省の権力があるとはいえ、生徒を殺しかねない真似は大っぴらにはできない。

そのリスクがある以上、ヤツはもう飲ませようとはできないのだ。

 

「…そう、そうなのね、でも残念ねえ、英国人なのに紅茶が飲めないなんて!」

「…………」

 

この日はそれ以上薬物を飲ませようとはせず、無事に終わる事ができた。

だがこれからも″補修″の名目で何かを飲ませる可能性は否定できない、色々な口実を考えておく必要があるだろう。

 

 

 

 

翌日の授業にアンブリッジが無かったのは幸いだった、精神的にだいぶ楽だからだ。

だが肉体的に楽な訳では無く、昼食時に今度はハリー達からの質問攻めに会った。

当然その前に、俺の血について話すなと厳重注意をしてからだったが。

…最もキニスとルーナに話していて、ロンとハーマイオニーに話していない訳も無かったが。

 

「…まさかマルフォイの家に居たなんてね…」

「そ、それでどうやって脱出したの?」

 

最も質問の内容は一昨日のキニスと然程変わらず、同じ事をオウム返しの様に繰り返しただけだった。

それよりも重要な事があった、何とハリーがアンブリッジに罰則を受けていたらしい。

それだけなら良いが、理由が問題だった。

 

「それで私は止めたのに、ハリーは魔法省が間違ってるって言っちゃたのよ…」

「僕は間違った事は言っていない、キリコだってあそこに居たんだから分かっているだろう!?」

 

尚俺が行方不明になっていたのは驚くべき事に『移動鍵で何処かへ飛ばされ迷子になっていたから』と処理されていた。

本当に信じられない、どうなっているんだあの大臣は。

 

「そりゃ君の事を疑う訳じゃないけどさ…でもあいつに言ったって無駄じゃないか」

「じゃあロンはアンブリッジやファッジの言ってる事を黙って聞いてるのか!? 不死鳥の騎士団は居るけどほとんどが教師でアンブリッジの言う事には逆らえない、なら僕たちが真実を叫ばなくて誰が言うんだ!」

 

…ハリーの言う事が間違っている訳ではない、だが今世論は完全に魔法省に向いている。

余りに露骨すぎるネガティブキャンペーンのせいで本領は発揮できていないが、それでもかなりの勢いだ。

つまり今言った所で効果は得られず、付け入る隙を与えるだけなのだ。

 

「だから言ってるでしょう? 今魔法省はファッジの私物になっていて、そのファッジはダンブルドア先生の息の掛かった武装勢力が反乱すると思い込んでいるの。

そんな時にハリーが反抗的な態度を取ったら、あのカエル女(アンブリッジ)やファッジが本当に武装勢力があると考え、もっと干渉してくる可能性があるのよ!?」

「それが何だ! そう思いたいなら思わせておけばいい、真実を言って何が悪い!」

 

駄目だなこれは、怒りに駆られてどうしようもなくなっている。

…気持ちは分かるが。

 

「第一何でキリコは黙ったままなのさ! キリコはセドリックが死んで何とも思わないのか!?」

「…思っていないと思うのか」

 

流石に無視できない発言に、少しの怒気が籠る。

思わない訳がない、どれだけ″死″を見慣れても、″悲しみ″に慣れた事は一度もない。

 

「立場を考えろ、お前の行動次第では騎士団が壊滅するぞ」

 

これ以上話をしても無駄だと判断し、午後の教室へ俺は向かって行った。

…あれで納得するとは思えないが、少しでも冷静になってくれればそれでいい。

 

 

 

 

午後の授業は″変身術″の授業だった、付いて行けるか多少心配ではあったが、ATを創り上げる為に散々変身術の禁書を読み漁った甲斐あって無事に乗り切る事ができた。

まだまだ病み上がりの今、暫くゆっくり過ごそうと決めていたので談話室に戻ろうとすると後ろから呼び止められる。

 

「お待ちなさいミスターキュービィー」

 

振り向けばマクゴナガルがこちらに手招きをしていた、この状態にピンク色のデジャヴを覚える。

だが相手はマクゴナガルだ、あの女みたいな事はあり得ない。

 

「あー…じゃあ僕は…次の授ゲホン! 談話室に戻ってるねー」

「…………」

 

それはキニスも分かっているので、何故か非常に疲れた顔をしながら談話室に帰っていく。

それを見届けた後、教室奥の準備室に入りソファーにお互い座る。

 

「紅茶です、飲んで良いですよ」

「…ありがとうございます」

 

温かい紅茶を啜ると、豊かな香りが鼻を突き抜け心に広がっていく。

同じ紅茶でもどうしてここまで違うのか、やはり人間性が出るものなのか。

 

「マルフォイ邸に監禁されていたとは…本当に、よく無事に帰って来てくれました」

 

本当にグレイバックとワームテールの間抜けさには感謝するばかりだ。

 

「…では、先生も?」

「ええ、騎士団のメンバーです」

 

俺の事情は知っているという事か、なら遠慮なく話せるな。

 

「…何故呼んだんでしょうか」

「アンブリッジの補習を受けてきたと聞きました、何かありませんでしたか?」

「真実薬を飲まされかけました」

「真実薬!? あれは生徒に飲ませる物ではありませんよ!?」

 

紅茶を吹き出し掛ける彼女を落ち着かせ、沈黙で次の言葉を促す。

 

「…飲んでいないのにも関わらず、何故真実薬だと?」

「薬品を入れているのが見え、状況からそう判断しました」

「そうですか…しかし、どうやって飲むのを防いだのですか?」

「紅茶アレルギーだったので」

「…アレルギー? でも先程私のは…ああ、そういう事ですか…」

 

意味を理解した彼女は、パッと見分からないが明らかに笑いを隠せていなかった。

…あの女との間に何かあったのだろうか。

その後、アンブリッジに対する警戒や授業の遅れ等を話し、俺専用の羊皮紙を貰い話は終わった。

 

「ミスターキュービィー、貴方には味方が居ます、あの女…オホン、アンブリッジに何かされたら遠慮なく言いなさい、限界はありますが…できる限り対処しましょう」

「…ありがとうございます」

 

それはありがたいが、実際頼りになるかどうかは分からない。

自分の力でどこまであの横暴に対抗できるか、それはまだ分からなかった。




―――ハリー・ポッターとラストレッドショルダー―――



ご存知、ないのですか!?
彼女こそ只のウザいキャラから二次創作の恩恵を受け、ハリー・ポッターシリーズ最高のアイドル道を跳ね回っている超時空魔女っ子アンブリッジ補佐官です!

ツッコミはセルフでどうぞ。
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