お待たせしました、投稿再開します。
気分は最悪の一言に尽きる、ここまで酷い気分はいつ以来だろう。
いや、どれだけ酷い思い出をかき集めても、不快感でこれに勝る記憶は無いだろう。
そりゃダーズリー家に居た時は酷かった、階段下の物置に押し込められたり、ダドリーのサンドバッグになったりと。
他にも一年の時奇跡の150点減点をしでかした時や、スリザリンの後継者扱いされた時も特に酷かった。
ダーズリー家の頃はもはや割り切ってたから違うけど、僕がそれに耐えきれたのは、僕を信じてくれる親友たちが居たからだ。
けど今回は違った、よりにもよってその信頼している親友が裏切ったのだ。
いや、もしかしたら最初から裏切るつもりだったのかもしれない。
僕たちを生け贄にして、あいつはアンブリッジの信頼を得ようとしたんじゃないか?
だとしたら今やそれは成功し、あいつはアンブリッジの右腕みたいな立ち位置になっている。
ダンブルドア先生が根回ししてくれたのか、幸いな事に僕たちは退学にはならなかったけど、関わった生徒一人につき50点減点され、スリザリン以外0点になってしまった。
まあ
そして僕は首謀者として、クィディッチ永久禁止令を出されてしまった。
僕は防衛協会以外唯一の息抜きであった、クィディッチすら奪われてしまったのだ。
けど、それ以上に僕を腹立たせているのは、更に激化するアンブリッジの暴虐だ。
僕たちの一件を理由に、あいつは尋問官親衛隊というのを設立した。
勿論リーダーはキリコ、というかキリコの発案だという噂がある。
更に僕たちの活動を理由に、あいつの権力は更に強力になってしまった。
親衛隊と、増大した権力の結果アンブリッジの横暴は今までとは比較にならない程大きくなった。
生徒への体罰が親衛隊に許可され、親衛隊になるだけで高い成績を約束される。
更に大広間には専用の席が設けられるという謎待遇を受け、挙げ句教員の親衛隊への罰則は禁止と、聞いた時は何の冗談だと思った。
アンブリッジ本人は言わずもが、ついに授業中の嫌がらせを通り越し、直接授業へ介入できる権利を手に入れ、気分次第で体罰をできるようになってしまっていた。
勿論フィルチ待望の、鞭打ち復活でだ。
無論僕も何度もマルフォイを筆頭とした親衛隊にリンチにされ、最近は常に集団で行動する様にし、それを警戒している。
そんな状況下でも、アンブリッジへのイタズラを続けている双子には尊敬を覚える。
今も目の前で、あいつの頭に蠍(玩具)が降り注いでいた。
「キャアアアア!?」
鳥肌が立つほどの甲高い悲鳴を上げるアンブリッジに、近くに居た全員の視線が集まる。
彼らが見たのは泡を吹き白目を向いてひっくり返るガマガエルと、高笑いしなから逃亡するフレッドとジョージの姿だった。
「よっしゃやったぜ!」
「逃げろ逃げろ!」
しかし、逃げ出そうとした瞬間全ての通路を親衛隊が塞いでしまう。
追い詰められた二人に向かって、してやったりといった顔を浮かべたあいつが迫る。
「いつまでも逃げれると思ったのか? ウィーズリー」
いつも憎たらしいけど、その憎たらしさを最近五割増しにしたマルフォイが現れる。
けど双子の前にマルフォイが出ることは無く、親衛隊を押し退け出てきたのはリーダーであるキリコだった。
「…お前達か」
「「これは! 俺達で親衛隊を買ったキリコ様じゃないか!」」
キリコは基本的に目付きが冷たい、正直今でも直視すると恐い。
けど双子を見詰める今のキリコの目付きは、この前までのキリコと同じ人間だとは思えない程冷たく鋭い。
「や、やっと現行犯で捕らえましたよ! 貴女方二人は退が―――」
「待って下さい、その程度で後悔する様な連中ではありません」
…僕はゾッとした。
あいつは今まで見たこともない、醜悪な笑みを浮かべていたのだ。
「…来い、死ぬほど後悔させてやる」
「「…クソッ!」」
何処かへ連れ去られる双子を助けたいけど、あいつの笑みに足が震えて動けない。
同じく双子の無事を祈りながら見詰めるロンとハーマイオニーが、心配そうに呟いた。
「兄貴たち…大丈夫かな…」
「大丈夫よ、きっと…そんな事、キリコはしないわ」
「でも、今のキリコは僕らの知ってるキリコじゃない」
ロンの一言で、ハーマイオニーも黙り混んでしまう。
皆キリコの裏切りにショックを受けていたけど、一番辛いのはキニスだ。
この中で一番付き合いも長く、一番仲が良かったのだから、そのショックも並大抵のものではない。
今も僕らの隣で、現実を認めまいと俯いて…
「…グゥ」
「寝てる!?」
「ハッ!? ここは何処!?」
いなかった、嘘だろ、何でこの流れで寝てられるんだ。
その能天気さに衝撃を受けた僕たちの叫びで、キニスは飛び起きる。
「…大丈夫?」
「うん、大丈夫、僕元気…スヤァ」
「ちょっと、寝るなって」
随分前からキニスはずっと疲れた雰囲気を出している、やっぱりショックが大きいのだろう、そのせいで寝不足なのかもしれない。
「…元気出そうよキニス、悲しいのは分かるけど」
「へ? 何の事?」
「ほらキリコの…」
「…あ、うん…」
忘れてたのか? もしくは忘れようとしてたのか。
悲しさを浮かべたキニスは、少し目を閉じる。
「大丈夫、もうあんな奴の事、忘れるよ」
キニスはそうバッサリ言い切った、けど言葉で言うのは簡単で、その顔はまだ辛そうだ。
同じく割り切ろうとしているハーマイオニーが、それを肯定しようとする。
「それが一番ね、…でも、本当にキリコは裏切ったのかしら」
「…………」
…やっぱりハーマイオニーも割り切れてない、けどそれは僕たちだって同じだ。
彼女の言う通り、実の所まだ信じられないでいる。
クィレルに、バジリスクに殺されかけた時、他にも色々僕たちを助けてくれたキリコが、本当に裏切ったのか?
セドリックが死んだ時だってそうだ、あいつは断ったら殺される状況でも、ヴォルデモートに屈しなかった。
自分が不死身だって言われたからかもしれないけど、そんな荒唐無稽な話をすぐに信じられるものか?
あの時は間違いなく、逃げるのも絶望的な中、自分の意思で拒絶していた。
そんな強さを持つあいつが、何でアンブリッジに付くんだ?
…予想できない訳じゃない、もしかしたらキリコは、アンブリッジに何かをする為に、だからこそ懐に潜り込んだんじゃないか?
けどキニスに爆破呪文を打ち込むのは明らかにやりすぎだ、アンブリッジに信頼されるための演技だったと考えても、躊躇が無さすぎる。
「考えても無駄じゃないか?」
悩む僕たちに向かって、ロンがそう呟く。
まったくもってその通りだ、その通り何だけど…
「確かにそうね、もし何か企んでいるなら何れ行動を起こす筈よ」
「じゃあ何で僕たちに伝えてくれないんだ?」
もしかして信用されていないのだろうか、考えたくないがあり得なくは無い。
頭に血が昇った時の、口の軽さはこれでも自覚している。
…自覚してるのと治せるのは、別問題だけど。
「それも分からないわ…けど…」
「…僕はもう行くよ、いつまでもあいつの話何てしたくない」
「あ…キニス…」
やけくそ気味の言葉を投げ捨て、キニスは自分の寮へ戻ってしまう。
それを追いかけようとしないのは、皆も同じ意見だからだろう。
自分達を裏切ったような奴の話を、好き好んでする人なんて普通は居ない。
「…仕方無いさ、一番の親友が裏切ったんだ? ああも成るよ」
複雑な感情を浮かべるキニスに、掛ける言葉を見つける事はできない。
それでもキリコの話をするのは、ここまでされて尚実は裏切って無いという確証が欲しいからだ。
だからこそ無駄だと分かっていても、話さずにはいられないんだ。
都合の良い展開を望む自分に呆れ、ハアと息を漏らす。
とその時、キリコに連れ去られていた双子が戻って来た。
「あ! 戻ってき―――!?」
けど僕たちは安心なんてできなかった、あのキリコがああ言っておいて無事に返す筈がなかったんだ。
「ど、どうしたのその傷は!」
「へ、平気さ…」
「こんなの何ともない…」
二人は、顔のあちこちが傷で血塗れになって戻ってきた。
それも生半可な量じゃない、まるで潰れたトマトみたいにびっしりと血が滴っている
「平気な訳ないじゃない! 今直すわ、
「「いや本当に大丈夫! マダム・ポンフリーの所で治してくる!」」
怪我を治そうとしたハーマイオニーを突っぱねて、双子は医務室に飛んで行ってしまった。
「…何であそこまで嫌がったのかしら?」
「さあ…もしかして治癒呪文でもダメな傷だったのかも」
「…あれを、本当にキリコがやったのか…」
…キリコは本当に変わってしまったのだろうか。
そうは思いたくなかったけど、双子の傷を見た僕はそうとしか考えられなかった。
あれだけの傷を付けるなんて、悪戯でもあり得なかったから…
*
11月に入った頃、元防衛協会メンバー達は突然ハーマイオニーに呼び出された。
キリコの裏切りを引き摺っている僕にとっては、それを思い出す様で気乗りしなかった。
けど、いつまでもウジウジしてるのも良くないので、やはり行く事にする。
集合場所として指定された″暴れ柳″跡地に向かうと、元防衛協会メンバーが居た。
「…これ以上待つのは危険かしら」
ただ全員集まってはいない、前のが壊滅して以来アンブリッジに逆らわなくなった人や親衛隊入りしちゃった人は来ていない。
「一体何の用? 敷地内とはいえあいつに見つかったらイチャモンをつけられるぞ?」
ロンが言ってることももっともだ、あれ以降アンブリッジの無茶は爆走し続けてる。
ここは禁じられた森じゃなく、入っていい場所だけどあいつが「エヘンエヘンこんな時間に外を歩いては危険ですわよ」と言うのが想像できる。
「宣言するわ、防衛協会の復活を」
―――へ? どういう事?
予想していなかった宣言に、全員ポカンとしている。
「…ハーマイオニー、何を言ってるのか分からないんだけど」
「見つかったのよ、必要の部屋以上に、そして絶対に見つからない練習場所が」
「…そんな場所あるの?」
「あるわ、この穴の奥に」
ハリーの質問を受けたハーマイオニーは、かつて叫びの館に繋がってた穴を指し示す。
それを見た僕は少し懐かしく思う、ロンが大きい犬を追いかけたと思ったら、キリコがシリウス・ブラックと内通していて、更にロンのペットのスキャバーズがまさかのピーター・ペティグリューで…
スネイプ先生の乱入も乗り切り事件解決かと思ったらルーピン先生が人狼で、最終的に暴走したルーピン先生がキリコの仕掛けた罠に片っ端から引っ掛かって、最後は館が消滅…うん、色々ありすぎる。
いや問題はそこじゃない、そのせいで叫びの館はもう存在してないのが問題なんだ。
じゃあ何でハーマイオニーは、その抜け穴を指差してるのか…
ちなみに暴れ柳も館消滅に巻き込まれ、燃え尽きてしまっている。
「…ハーマイオニー、叫びの館はもう無いんだ」
「…僕たちが苦労させたせいで、とうとう頭が…」
「貴方達後で覚悟しなさい、私は狂ってないわ」
「あの…早くしないと見つかるよ?」
ハリーとロンにご立腹の彼女だったけど、余り余裕が無い事を思い出してくれた。
「とにかく防衛協会は復活するわ、でもまだ皆の意見を聞いてない。
絶対見つからない場所と言ったけど、万一の可能性は否定できないわ、それでも、もし復活するなら…って人だけ、ここに残ってちょうだい」
少し厳しめの言い方に何人かはムッとしてたけど、むしろそれが皆の気持ちを刺激したのか、集まったほとんどの人がその場に残る。
…まあよく考えたら、ここに来た時点で、アンブリッジに見つかる可能性はある。
それを承知の上で来たんだから、この反応は当たり前なのかも。
「…皆残ってくれてありがとう、それじゃあ付いてきて」
ハーマイオニーに続き、皆が抜け穴の中に入っていく。
通路の中は昔通った時と同じく、暗くじめじめとしている。
けど前あった筈の照明や整備された部分も無くなってるのは意外だ。
やっぱりあの時の火災で、通路も燃えちゃったのかな?
と考えていたせいで、列が止まってたことに気づかず、前の人の背中に頭をぶつけてしまった。
「いて…何で止まったんだ?」
「この辺だったかしら?」
「「ああ、ピッタリだ」」
目的地についたようだけど、目の前は他の人で塞がれている。
先を見ようとジャンプし、身長差を埋める。
けどそれでも先には何も見えない、皆にも見えないらしく首を傾げている。
「…ハーマイオニー、ここどこ?」
「すぐ分かるわ、じゃあ、二人ともアレをお願いするわ」
ロンの質問を打ち切ったハーマイオニーは、何故かフレッドとジョージに何かを頼んだ。
「「これを全員で回し読みするんだ」」
そう言うと二人は一枚の小さな羊皮紙を取り出した。
それを回し読みし、やがて僕の所に回ってくる。
そこには『秘密の練習場はホグズミード村6番地1-9にある』と書かれていた。
「…こ、これって―――!?」
ハリーは何か言いかけたけど、すぐに黙って…いや、絶句してしまった。
そりゃそうだ、だって目の前の何も無かった空間に―――小さな屋敷が突然現れたんだから。
「え、ええ…え?」
「どうなってんだ…?」
「さ、入るわよ」
いつまでも呆然としてる訳にもいかず、小さな屋敷の中に入っていく。
結果、僕たちはまた絶句することになった。
「…ええ…」
広い、超広い。
そこには必要の部屋並みの、いやそれ以上に広い空間が広がっていた。
本当にどうなってるんだ、コレ。
「ハ、ハーマイオニー? ここは一体何なんだ?」
「「それの説明は俺達の仕事だ」」
皆の気持ちを代弁したハリーの質問に、フレッドとジョージが答える。
「まずここは″忠誠の術″で守られている、だからアンブリッジに見付かる事は絶対にない」
「…でもここはホグズミード村だよ? ″臭い″に引っかかるんじゃないか?」
「何言ってるんだロン、魔法使いの村で誰が使ったか何て分かるか?」
…確かに、これなら幾らでも練習できる。
けど僕はそれ処じゃ無かった、このままだと話に付いていけなくなってしまう。
それを危惧した僕は、急いで手を挙げる。
「どうしたキニス?」
「…忠誠の術って何ですか?」
「あ…そりゃ知らない人も居るわよね…」
頭を抱えるハーマイオニーだけど、正直彼女がつき抜けすぎているだけなんじゃと思う。
僕以外にも、首を傾げてる人は多いんだし。
「忠誠の術とは、秘密を人に封じ込める呪文よ、一般的には家を隠すのに使われるわ」
「家を?」
「ええ、それで家の秘密を封じた場合、その家を見る事はおろか、どんな方法を使っても認識すらできなくなるの。
家に入るには秘密を封じた″守人″に教えてもらうか、守人と一緒に家に入るしかない」
「つまり守人が裏切らない限り、僕ら以外がここに入るのはできないってこと?」
「その通りだキニス」
「そしてここの守人は俺たちだ」
フレッドとジョージの二人が守人だったのか、だからさっきの羊皮紙をお兄さん達が回してたんだ。
「…でも、内通者が出たら前と同じ事になるんじゃ」
「問題無いわ、そういうアンブリッジに媚を売りたい人達は皮肉な事だけど殆どが親衛隊入りしているわ。
防衛協会に元々不満があった人達は、またばれるのを怖がってもう参加していないしね」
そう考えると、あの腹立たしい親衛隊や、防衛協会の壊滅は一種の振り分けになっていたのかもしれない。
だからといって壊滅して嬉しい訳ないけど。
「ついでに万一出ても問題無いぞ、要はアンブリッジに現場を押えられなければいいんだ」
「でもあいつはこの館を認識すらできない、だからスパイが居てもあいつはここに辿り着けない」
確かに親衛隊や裏切り者が何と言おうと、肝心の集団で練習している場面さえあいつに見られなければ、僕たちを捕らえる理由には不十分だ。
「誰かがアンブリッジを連れて来て、一緒に入ろうとしたらどうするの? それに先に待ち構えてたら…」
「いや、この通路は一本道だぞ? 俺たちが気付かない訳が無い」
「まず最初に俺たちが誰も居ないか確認する、それで待ち構えてたら逃げ出せば良い。
時間稼ぎ用の悪戯グッズも、あちこちに仕掛けてあるからな…」
よく目を凝らせば、部屋の天井に山のような糞爆弾が仕掛けられている。
この調子だとさっき通った道も同じだろうな…恐ろしい。
「まあその必要はないかもね、私達にはアンブリッジの動きを知る手段があるんですもの」
「そんな方法があるのか!? 流石ハーマイオニー!」
ハリーが誉めてるにも関わらず、ハーマイオニーの顔はすごい微妙そうだ。
まあ理由が分かれば、当然の反応だけど。
「…ハリー、貴方よ」
「え? 僕?」
「″忍の地図″! 忘れたの?」
「ああ! …ごめん忘れてた」
「…それがあれば入口付近にアンブリッジが居ないタイミングを伺って、出入りができるわ。
校内に居ないなら、ここに先んじて待ち構えてると予想もできる」
ハーマイオニーとお兄さん達の説明を聞き、ハリーも含め皆成程といった顔を浮かべている。
「…凄い…けど、一体誰がこの館を作ったの?」
ハリーが尋ねると、お兄さん達は何故か困った様な顔をした後、苦笑いを浮かべながら答えた。
「「勿論俺たちだ!」」
「ちなみに今言った、万が一のアンブリッジ対策法を考えたのも二人よ」
「マジか」
ロンがぼやいた、皆も頷いた。
僕たちの中で二人は、″成績や授業も省みず日々を新たな悪戯に費やす問題児二人組″といった感じで、こんな凄い妙案を出せると思われていなかった。
勿論実は頭が良く、真面目にやればトップの成績を狙えることはロンから聞いて知っている。
「これ以上質問は無いみたいね」
そりゃそうだ、これ以上何を突っ込めば良いんだ。
質問が無いと言うより、圧倒的完成度を前に感動していると言った方が近い気もするけど、文句が無いって意味は変わらない。
「今をもって防衛協会…いえ″
広々とした空間に、皆の興奮した声が響き渡る。
中には自主練習から飛躍して打倒アンブリッジや、打倒キリコを掲げている人も居た。
…けど、本当にキリコは裏切ったんだろうか。
僕には信じられない、何か企んでいるんじゃないのか。
そう信じていたからこそ、僕はあえてキリコに失望した様な態度を取った。
キリコが皆に嫌われようとしているなら、僕も嫌っているフリをするのが一番キリコの狙いに合っているからだ。
…勿論これはキリコが本当に何か企んでいる場合に限る、けど誰も信じていないなら、一人くらい信じても良いんじゃないか。
これは願いに近いのだろう、僕はキリコが裏切ったと認めたくないから、こんな理由を付けてまで信じようとしてるんだろう。
―――ハリー・ポッターとラストレッドショルダー―――
DAの完成度がどえらい事に…
一体誰が考えたんだろうなーアハハー。