ていとくが、いっぱい!   作:deckstick

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3時間目、社会(経済)。
ああ、設定厨の血が、血がぁ……げんじつとーひたのすぃ(*´﹃`*)
ネタ分が足りない? ……仕様です。


教えて、香取先生!-3

「それでは、提督や鎮守宝珠としての活動内容と、その維持に関しての説明をしましょう。

 まず何より提督と艦娘に求められるのは、生活圏の防衛となります。

 これについては、よろしいでしょうか?」

 

「深海棲艦に対処できる存在として頼られる、という事ですよね?」

 

「その通りです。

 ですが、これまでの経緯により、戦力としての活動を強制されることはありません。あくまでも哨戒や防衛を依頼され、遂行により報酬を得る形を取っています。

 依頼人は国、自治体、企業など様々ですから、窓口や調整を提督ギルドが担当しています。提督は傭兵よりも独立的であり、ゲームやファンタジーでよくある国や地域、冒険者ギルド、冒険者のような活動形態であるとご理解ください」

 

「冒険者のようなというより、まんま冒険者そのもののような……

 依頼内容は、やはり討伐や調査といった形式ですか?」

 

「それ以外に、護衛も重要な仕事となります。

 これらの依頼について、最終的に受けるかどうかは提督の判断となりますが、提督ギルドが調整を行う事がありますし、ある程度のルールを定めています。

 調整の内容としては、1つの依頼に対して希望者が多く集まった場合、重要ですが報酬の少ない依頼を報酬の多い依頼と抱き合わせる場合、あまり受け手のいない依頼を斡旋する場合などがあります。

 ルールとしては、提督が同時に引き受けられる依頼件数の上限に関するものが最も影響するでしょう。

 いずれにせよ、提督と依頼者の双方が納得できるようにするためですので、ご理解下さい」

 

 この内容だと、提督間の調整も提督ギルドが介入する部分があるって事だよな。誰かが仕事を全部かっさらうのは問題だし、定期的な哨戒とかだと順番を決めるのも必要になりそうだ。

 依頼の放置が多いと、依頼自体も減るだろうし……

 

「また、これらを円滑に行うため、提督には所属支部へ所有艦娘を報告する事を定めています。レベルも大雑把な実力を把握するには有用ですし、特殊な称号を持つ場合などはそれを生かせる依頼や避けるべき依頼もありますから、定期的な情報の更新も必要です」

 

「なるほど、そうですか。

 登録するのは、艦娘の名前だけでなく、レベルや称号も込みという事ですね」

 

「はい。それと、提督ご自身の称号などについての登録も求めています。その内容によっては、通常とは異なる依頼が行われる場合がありますので。

 併せて鎮守宝珠の支部所属に関する魔法的な契約も行います。契約自体に強制力はありませんが、艦娘を鑑定した際にも得られる特殊な情報であり、遠方へ行く依頼等の際に情報の照合や身分証明等で使用するなど重要なものとなります」

 

 あー、俺の情報も参照する、と。

 ま、まあ、掲示板の情報を信じるなら、吸血鬼やら悪魔っぽいのやらもいるらしいし、険悪な感じはしなかったから、真祖の吸血鬼でも問題無いはず。きっと。

 

「なお、提督ギルドが仲介する依頼について、異界への突入を行うものはかなり限られます。

 国や提督ギルドからの調査依頼が稀にある程度で、通常は沿岸部の哨戒や輸送船団の護衛に関するものが殆どとなります。また、海岸に近付く深海棲艦が発見された際は緊急の討伐依頼が発行されますが、これは短時間で現地へ到達可能な艦隊による受託が優先されますから、哨戒中の艦隊による討伐が最も多くなります。

 もっとも、討伐に併せて深海棲艦が漏れてきた箇所の調査が依頼される事があり、その際は異界に飲まれる可能性はありますので、対策は必要です」

 

「不正の防止は、どの様になっていますか?

 このルールですと、発見し討伐したと嘘をつくことも可能そうですが」

 

「戦闘等の記録を行う魔導具が開発されているため、これの使用が義務付けられています。また、あくまでも依頼が出された討伐に対して報酬が出るため、発見時は速やかに報告し深海棲艦の確認を要請するルールとなっています。

 誤認は仕方ない場合もありますが、意図的な虚報や誤魔化しが発覚した場合は相応のペナルティーが科せられます。鎮守宝珠及び艦娘の主としての矜持を持ち、誠実な活動を求めます」

 

「あ、はい、それはもちろんです」

 

「なお、報酬に関しては、通常は金銭や資材となります。

 依頼によっては各種魔導具等となる場合もありますから、都度確認してくださいね」

 

「わかりました。

 艦娘には資材が必要だそうですが、それの入手は提督ギルド経由で、ですか?」

 

「資材の入手については、依頼の報酬以外にも複数の手段があります。

 まず、提督ギルドの業務として、資材売買の仲介を行っています。遠方への出撃時など所属する鎮守宝珠以外で補給を行う際にもこの制度を使用することになります。売買の仲介ですので売ることも可能ですし、場所や時期により値段が変化する事はご理解ください。例えば、今回来られた異世界の提督は多いですから、余剰資材を売って現金を得ようと一斉に動けば資材価格が下がりますし、それを見越した買い控えにより既に価格が低下傾向にあります。

 次にお手軽なのは、ゴミ処理でしょう。宝珠の機能で行えば、少量ですが資材が入手可能です。但し臭いなどへの対処が必要ですので、安易な導入はお勧めしません。

 危険を伴いますが、異界の中に資材を獲得できる場所が存在しています。戦力に余裕があるのであればそちらを利用する手もありますが、そこに行くための準備や出撃に必要な資材もありますので、よく考えてから行う必要があります。

 神からの任務と呼ばれる、不思議な依頼もあります。日や週といった単位で繰り返せるものと、1回しかできないもの等があり、何らかの条件を満たすことで可能となります。これは秘書艦への神託に近い形で通達され、達成すれば資材などを得る事が出来ます。危険な内容のものも多いですし、必要な資材や危険性に対し報酬が見合わない事も多いですから、注意が必要です」

 

 ……最後のって、どう考えてもゲームの任務っぽいな。異界の中の資材って、出撃で拾えるやつみたいだし。

 他はまあ、聞いていたゴミの処理と、普通に売買……じゃないな。

 

「売買の仲介、ですか?」

 

「はい。艦娘が使用する資材は管理などの都合で、提督ギルドではなく鎮守宝珠での取り扱いとなります。提督ギルドとして保有しているわけではないため、仲介という扱いとなっています。

 大抵は、宝珠を持たない提督への施設貸出を行っている提督が、資材に関する業務も担当していますね」

 

「宝珠を持たない提督も……ああ、宝珠との契約にはケッコン済みの艦娘が必要だからですか。

 ……ケッコンまで、かなり遠くありませんか?」

 

「ケッコンが可能となる条件は、その艦が最終段階まで改装可能なレベルとなっている事とお考え下さい。艦隊これくしょんとは違い、最高レベルまで上げる必要が無いのです」

 

「必要なレベルが随分とばらけませんか?」

 

「それは仕方がありませんし、ある日突然必要なレベルが上がることもあります。

 そちらで言う改二などの実装と、ほぼ同じタイミングのようですね」

 

「そうですか……という事は、宝珠との契約で改二の無い駆逐艦が選ばれたりするわけですね」

 

「そのような話はよく聞きます。

 未契約艤装の売買も提督の収入の1つなのですが、駆逐艦の一部は若干高めで取引されているようです。秘書艦にした際の維持費の安さとケッコン可能なレベルの低さが人気の理由ですね」

 

「ああ……改二のある吹雪や睦月は秘書艦にするには遠いから、秘書艦用としては敬遠されやすいのか……」

 

 それだと、艦これの初期からいて改のレベルが低く、改二も無い駆逐艦の方が、売る相手が多い分高めになるって事か。

 艤装の売買自体に思うところは特に無いようだし、ほぼソロプレイでケッコンの意味とシステムが違う艦これの常識は持ち込まない方がいい、と。

 

「宝珠を持たない準提督と呼ばれる方々にとって、宝珠獲得までの期間を短くする意味はとても大きいですから。

 宝珠と契約することで自前の入渠設備などを持てるようになりますし、住居等のコスト負担も小さくすることができますので」

 

 そうだよな、宝珠の住居が無ければ住むところから準備しないといけないわけだ。

 入渠やらの設備を持つ条件を考えると、もしかしなくても、最初期の艦娘って相当扱い辛かったんじゃ……?

 

「そうなると、最初の頃はどうしていたんですか?

 入渠とか、資材とか……」

 

「入渠に関しては、維持のコストは高いですが、妖精の力を借りて治療可能な魔法陣を構成する事が可能です。また、魔法やアイテムなどでの回復も可能ですから、重要ではありますが必要不可欠とまでは言えないでしょう。

 資材の管理は、ある程度の量の資材を格納できるアイテムボックス的なアイテムが存在していますから、それを使用する事が多かったようです。現在では運搬用に使用していますね。

 資材の生成に関しても、妖精の力を借りて魔法陣を形成することで、鉄くずや鉄鉱石、原油などから作ることができました。

 この様に、多くの場合で艤装や武装、アイテムなどの生成に関しても、妖精と魔法陣に頼ることになります。ですから、宝珠の能力を使用した方が、負担やコストが小さいですね。ある程度のサポート体制ができた現在では、無理に自分で用意するよりも借りたり買ったりして済ませるのが一般的です」

 

「結局は、妖精さんや宝珠頼りですか……」

 

 このままだと、本気で人類が衰退するんじゃ?

 ただでさえ戦争状態が長く続きそうなわけだし、頼ってるのは妖精の謎技術だし……

 

「艦娘や隊息に直接関わる部分では、そうですね。

 ですが、鉄鉱石から【資源/鋼材】を、原油から【資源/燃料】を、ボーキサイトから【資源/ボーキサイト】を、複数の材料から【資源/弾薬】を作り出すことに成功しています。弾薬以外は逆変換も可能ですから、原料の産地で加工し、先に説明したアイテムボックス的な物を使用した輸送を行う事も一般的になっています。

 アイテムボックスを再現した魔導具も開発されていますから、人も、黙って現状を受け入れているわけではありません」

 

「なるほど、そうですか。

 ところで、アイテムと魔導具は、何が違うんですか?」

 

「公文書上では、アイテムは【生成】したもの、魔導具は人が作成したものを指しているとされています。

 一般的には混同される事も多いですし、公文書でも消耗品に関してはアイテムと一括りにされたりします。日本以外では特に区別していないようですね」

 

「生成ですか……作ったものについては、生成した人のものという扱いですよね?」

 

「はい、そうなります。

 宝珠や妖精の力を借りて生成を行う場合、艦隊これくしょんとは違い、開発、建造、大型艦建造の区別がありません。また、称号にあるような小物も同じ手順で行いますし、投入可能な資材の種類も多いですから、注意してください」

 

「資材の種類、ですか?」

 

「はい。開発や建造に相当する生成であれば、概ね艦隊これくしょんと同じと言ってよいそうです。

 それ以外の物、つまりアイテム等を生成する場合は、有機物と無機物の2種類の資材が重要になります。

 といっても、かなり運の要素が強いですから、一般に知られるレシピも参考程度にしかなりません。生成の称号をお持ちで利用するつもりであるなら、それに合う量を調べる事が肝要です。その結果次第で、収益を求めた量産が可能なのか、趣味での生成に留まるのかが決まりますから」

 

「なるほど……わかりました」

 

 んー……丼飯はともかく、酒は質によってはそこそこ行けるかもしれない、程度か?

 酒造やらの法規制に引っかかるかも調べた方が良さそうだ。

 

「それでは、提督の主な収入に関するお話をしましょう。

 先ほどの依頼や生成以外にも、収入を得る方法は多数あります。ですが、前提条件として、宝珠に人を入れる場合は、拡張宝珠を使用することをお勧めします。

 これは、提督や艦娘の生活圏を分離しておかないと、かなり高い頻度で侵入などの問題が発生するためです。これはファン等の暴走以外に、妨害や破壊工作的な行為を含みます。十分に留意して下さい」

 

「つまり……批判派がテロ行為に走っている、という事ですか?」

 

「原因や思想はともかく、過去にそのような例があった、という事です。

 これらの問題をクリアした上での話となりますが、提督ギルドとしては、準提督への入渠と資材に関する設備の提供を呼び掛けています」

 

「治療と補給の施設、ですか。足りていないんですか?」

 

「はい、不足しています。

 傷は魔法やアイテムでも回復可能ではあるのですが、資材の補給を伴わない場合は応急処置でしかありませんし、疲れや細かな不調などは入渠の方が効果的です。何より、補給は実際に資材のやり取りが必要です。舞鶴支部には約100人の準提督が所属していますから、順番待ちが多く発生している状況ですね。

 提供していただける場合は各提督からの利用料収入以外に、提督ギルドからの報奨金が支払われます。基本的に出入りは艦娘や提督に限定できますから、危険性もあまり高くないでしょう。

 もちろん提督ご自身の環境や戦力の整備が優先ですし、魔力にそれなりの余裕が必要となりますから、強制ではありません。このような呼びかけがなされていることを覚えていてください、という事です」

 

「わかりました」

 

「拡張宝珠の特性次第となるのですが、農地や宅地、養殖場といった用途での貸し出しを行っている提督もいらっしゃいます。ただ、聞いた話になりますが、環境を維持するのは大変だそうですし、充分な雨が降る特性のものか、川や湖等で十分な水が確保できなければ難しいようですね。関係者のみが出入りできる食糧生産施設という事で歓迎されやすいですが、人手の確保も課題のようです。妖精を使う方法もありますが監督は必要ですし、数を増やすと魔力の負担が問題になりがちですから。

 宅地では収入に比例してトラブルも多いようですし、何より一般の方々からの信頼が必須となります。また、宝珠に一般の人を入れる場合についてですが、宝珠内は原則として独立国に近い扱いですから、治安などの維持も提督の責任となる点に注意してください。

 なお、宝珠内の土地は提督の所有物であり、貸し出しは出来ても販売は不可となっています。提督や秘書艦の死亡で消滅するため定められた規定ですね」

 

 広い土地やらがあっても、安定性に難があるって事か……死ねば消える場所だから当然か。

 その上でどう利用するかだけど……候補は多くても問題も多い、と。

 

「何らかの施設を作って利用料を取る提督もいらっしゃいます。深海棲艦や魔物のいない海水浴場や湖水浴場、運動場などですね。雨が降らないタイプであれば利便性も高いでしょう。

 こちらは一時的な利用ですし、最悪の場合は廃業も可能です。支部のある都市は人口が過密になりがちですから、広い土地が必要な施設は有難がられるでしょう。ですが……」

 

「……間違いなく企業経営に踏み込むことになるし、治安維持の問題もある、と」

 

「その通りです。運営を委託しても多少は打ち合わせなどが必要となりますし、それらは本質的には提督業とは無関係です。そういった組織運営に関心が無い限り、あまりお勧め出来ません。また、拡張宝珠の特性によっては不可能な場合もありますから、契約前から施設設置を目論むのは避けるべきです。

 他にも、ゴミの受け入れで自治体から処理料を受け取り、生み出した資材を販売している提督もいらっしゃいます。ゴミ処理に悩む自治体からの要請は多いですし、魔力負担と環境面の問題をクリアできるのであれば、有望な選択肢ではあるでしょう」

 

「何をするにも一長一短、ですね。

 まあ、これをすれば安心というものが無い、という事だけは確かですか」

 

「そういう事です。

 基本的には依頼からの収入がそれなりに得られますから、艦娘を必要以上に増やした場合や、短期間のみ現れる異界への対応要員を揃える場合の副業ですね」

 

「こっちにもイベント海域があるのか……」

 

「新しい艦娘を得られる可能性が高いようですから、特に異世界の提督は積極的に突入しているようです。その為にそろえた艦娘の維持と、突入に必要な資材などの確保に必死になっているとはよく聞きます」

 

「こっちでも艦隊これくしょんやってるのか。根性あるなぁ……

 でも、建造でも得られるはずでは?」

 

 いやだって、轟沈あり状態でイベントに突っ込むようなもんだろ?

 前情報やら攻略Wikiやらが無い状態でそれは、怖すぎるだろ。

 

「新しい艦や珍しい艦は、恐ろしく可能性が低いとは聞きますね。

 例えばアイオワは、これまでに建造で得られたのはニューヨークの1隻だけだそうです。それに対し、短期間のみ現れた海域での発見は10隻以上ですね」

 

「なるほど……これくしょんをやってる連中が突入するわけだ……」

 

「アイオワほど強力で稀な艦の艤装ですと、売買価格も高いですからね。

 それはともかく、ここまでは宝珠の機能を使用したものになります。

 次に、提督ギルドからの、出撃以外の艦娘への依頼について説明します」

 

「艦娘への、ですか?」

 

「はい。例えば今の私の様に嘱託職員として説明を行う事も、依頼として受けた仕事となります。

 こういった依頼の場合、提督へ支払われる謝礼と艦娘へ支払われる報酬が別途設定されている事があります。金額が小さく、艦娘の小遣い稼ぎに近い扱いとなる事があるためですね。

 先ほどお伝えした艦娘食堂での業務もこれに含まれます。基本的に毎日営業しているので、募集はほぼ常時行われていますね。

 業務の補助など提督ギルドからのもの以外に、イベントへの参加やテレビ出演など一般企業からの依頼が出る事もあります。書類での審査や過去に問題があった企業の依頼拒否などは行っていますが、依頼の全てが問題ないことは保証できませんから、この点は注意してください」

 

「派遣みたいな事もやってるんですか。

 その仕事内容はよく考えて受けるように、と……」

 

「厳密に言えば仲介ですから、派遣会社のような体制は取っていませんよ。

 なお、提督の皆様が人を雇いたい場合も、提督ギルドを通して募集を行う事を推奨します。鑑定などによる審査等も行えますし、一般の方々の売り込みが提督ギルドに来ることもままありますので」

 

「えーと、宝珠の中で働きたい人も、それなりにいるという事ですか?」

 

「特に若い男性には、艦娘の近くでという意図が見える事が多いようです。

 提督ギルドを通した場合、そういった方々に対する注意や処罰もやりやすいですから」

 

「やっぱり問題はありがちですか」

 

「過去に色々ありましたので。

 それと……そうでした、提督銀行という安直な名前で提督ギルドは銀行業も行っています。

 基本的に提督ギルドとのやり取りは提督銀行の預金口座を使用して行うことになりますし、大きな金額を動かす場合は当座預金の口座が必要になる事があります。

 海外までよく行かれる場合はその国の通貨で口座を作る事も可能ですので、覚えておくと便利でしょう。為替の業務も行っていますし、少なくとも提督ギルドの支部がある地域で使用可能な主要通貨は網羅していますから」

 

「海外まで行く……護衛の依頼など、ですか」

 

「はい。なお、護衛の依頼を受けた際、それを完遂可能な戦力を揃えている事を条件に、艦娘による資材の仕入れが暗黙的に認められています。

 具体的には1艦隊につき1つの装備枠を資材運搬用のアイテムボックスで使用しても咎められない、と言うべきでしょうか。練度が十分である限りという条件が付きますし、資材の購入は自己責任となりますが、日本国内で仕入れるよりも安いでしょう。

 日本国としても国内の資材を少しでも増やす手段として、よほど大量とならない限り問題視する気は無いそうです。量の把握等のために、税関を通すことは求められていますが」

 

「日本から何かを持って行って売ることは、制限されていますか?」

 

「これもアイテムボックス1つ分までは許可されていますし、同様に税関を通ることが必要です。

 購入するだけでは貿易赤字が増える一方になるためなのですが、アイテムボックスに入れられるもの自体に制限があるので、何でも持ち出せるわけではありません。

 ですから、基本的にはこちらの輸出企業などが用意した品を購入し、先方の輸入企業へ売却する事が多くなるでしょう」

 

「アイテムボックスの制限、ですか?」

 

「アイテムボックスに入れられるものは、あまり大きくなく、かつ鑑定されたものである必要があります。生物は不可能ですし、時間の経過は普通にある上に冷蔵や冷凍という措置ができないため食品の輸送にも向きません。

 そのため、そこそこの大きさでそれなりの価値となる家電製品を運ぶことが多いようです。コストはともかく、世界で一番安全な工業地帯という認識を持たれているようですし」

 

「安全……安全、ですか?」

 

「艦娘の多さと、強力な魔物が発生する地の少なさが理由ですね。

 山林の危険性自体は他国より高めですし、決して安心できる状況ではないのですが……それでも、他の国々から比べると安全だという事でしょう。

 人同士が争っていないから、という面も大きいようですが」

 

「世知辛い世の中ですねぇ……」




逃避先と入力しようとして、頭皮先と変換する我がPC。艦これのイベントで禿げろというお達しですかそうですか。
なお、乙乙甲乙で突破済み&新艦は全部入手済みの模様。でも既存の海防艦とかレアな空母なんかが全くドロップしないのは仕様ですか?(E1LとE2Jをぐるぐるし、泣く泣く神風や春風を解体しながら)
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