柾木家に喧嘩売るとか正気ですか?   作:ぐれむりん

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襲来

「シスイ君に会った人物が居ると言うのじゃな?」

 

「ええ、確かな情報よ、彼は学園の親友である人物の駆け落ちを手助けしたそうよ」

 

最初にセレスの失踪に目を付けたのはもちろんフローラだ、あの後も近辺の捜索に躍起になっており、現地より遠く離れた場所だったのにもかかわらず見つけ出したのだ、フローラ自ら赴き話を取り付けると、セレスの身分を保証する条件に話を聞きだしたのだ、セレス自身も特に口止めはされておらず、フローラ女王へ全てを話したのだ

 

そしてその情報は、学園に戻ったマリアを通じてラシャラ殿下にも伝えられたのだ

 

「それでその男性聖機師とやらはどうしたのじゃ?」

 

「ダメですわよ、彼らには既に護衛が付けられているんですから手出しできないわよ」

 

「なるほど伯母上が囲い込んでしまいおったか」

 

「そんなことよりもシスイ様が籠城してないのは確定したんです、先日の妨害の件は彼らから何も聞き出せませんでしたが、お母様は今も原因追及をしているわ」

 

「一体何なのであろうな、奴のやろうとしている事が一向に掴めないではないか」

 

「それでしたらラシャラさんの考える余地はありませんわよ、その件はお母様がやってるんですもの時期に分かるんじゃないかしら、それよりもあのシスイ様がユキネ様をそばに置かず、別の者と一緒に居た事ですわよ」

 

「なるほどのぉ~あのシスコンが離れ離れと言うのも、ちと腑に落ちぬが天地村の厳重警戒体制なのはそういう意味ではないのか?」

 

「そうでしょうね、彼が居るんでしたら敵が来たって返り討ちでしょうしね」

 

「っとなると、男性聖機師を助ける為だけに籠城から出て来たと言われる方がまだ納得できるな、妨害工作は只の嫌がらせではないのか?」

 

「私も同じことをお母様に言いましたわよ、彼の親友って少ないですし、その駆け落ちした彼とは、手助けをすると言う約束もしていたそうよ、打ち合わせもなくいきなり来て手助けしたみたいですけどね」

 

「ならそれでよいのではないのか?」

 

「問題なのは打ち合わせもなく突然現れて手を貸した事ですわ、前触れもなくそんな事出来るならもう神の領域ですわよ、恐らくシスイ様は何らかの方法で監視してるみたいなの、それを探し出せないかって話ですわ」

 

「なるほどのぉ~・・確かにそれならばつじつまが合う、してどの様にやるのじゃ?」

 

「ヒントはあるのよ、彼の件を逆手に取ると何らかの方法で学園の中を監視してるんじゃないかしら」

 

「なるほどのぉ~盗聴器とか言った類かスパイがいるという事じゃな、じゃがしかし奴の居た邸宅はもぬけの殻じゃったろ?」

 

「そこで盗聴器の方をラシャラさんの関係者の方々全員の部屋を調査したいのよ、許可して頂けないかしら?」

 

「お主の方の関係者の方も洗っておるのじゃな?」

 

「ええ、今も調査させてますわ」

 

「しかし見つかったとしてどうするつもりなんじゃ?」

 

「もちろん呼び出すに決まってますわ、一体何をしているのか根掘り葉掘り聞かないと気がすみませんもの」

 

「そうじゃな調査の方は好きにせい、じゃが不必要に部屋を荒らすではないぞ?」

 

「もちろんよ」

 

 

こうして関係者の部屋を中心に調査が開始された、そして数日後とある場所から探していた代物が発見されると、大騒ぎになるのだった

 

「まさか本当にあるととはのぉ~じゃが何故メザイヤの部屋なんじゃ意味が分からん、奴と仲が良かったわけでも関係があった訳でもないだろうに」

 

「まだメザイヤさんには伝えないでください、何か見落としてる可能性があるわ」

 

「そうじゃろうな、それで呼び出せそうなのか?」

 

「分からないわ、けど無くなって居たら再び設置しに来るはずよ、そこを捕まえればたどり着けるわ」

 

「なるほどのぉ~メザイヤを泳がしておくという訳じゃな」

 

「ええ、何らかの動きがあるんじゃないかしら」

 

 

 

しかし一向に変化がある訳もなく時間だけが過ぎていく、当然シスイにとっては回収し忘れた代物で使ってなどいないのだから

 

そして事が起こるまで一切の動きがなくこの件は無意味となるのだった・・・ドンマイ?

 

 

 

 

数ヶ月後ついにババルンを先頭にシトレイユ旗艦バベルによって出陣する事に合わせて、内部の協力者達も動き始める、ババルンの進軍をいち早く察知したのは、天地村のユキ姉達、とシスイ達、そしてフローラ殿下達だった、他はフローラ殿下達が出陣した後に連絡を受けようやく知る事となり後手に回ってしまう

 

「姉さんの方は守りを固めておいてくれ、俺達はババルンの野郎と敵対してる事だけ示してから戻るから受け入れを準備しておいてくれ」

 

「分かったわ、無理しないでね」

 

「しないさ、俺達の目的は敵意を示して、正式に聖機神を壊す権利を得る事と、ドールを捕縛する事にある、悪いが他はその次だ」

 

「・・うん、けど出来れば助けてあげられない?」

 

「なるべくそうする様にするよ、あまり関わると俺達に付いて逃げてきかねないから避けたいんだけどな、そうなった場合の補給とかはあるんだっけ?」

 

「うん、200名規模が半年くらいは過ごせるくらいの備蓄はあるよ、聖機人も20体は隠してあるから、ある程度の攻撃にも耐えられるわ、シスイ達が出かけた後もシスイには前よりも多くの補助金が送られて来たのが大きかったわ、それを元にアレからも準備を進めていたし」

 

「了解した、場合によってはそっちへ連れて行く」

 

 

 

 

 

そして俺達ははるか上空から、こっそり作っていたグラビディエンジンを搭載した巨大戦艦に乗って様子を遥か上空から観察する

 

「剣士まもなく作戦開始になる、状況により作戦は臨機応変になるが基本方針は変わらんからな」

 

「分かってるよ、それにしても凄いねこの戦艦、これだけの大きなのを1人で動かしてるなんて」

 

「半分くらいは前に乗ってたのを流用したにすぎんよ、エンジンとかを追加したりはしたけど」

 

「大きさが何倍にもなってるのにちょっとなんだ」

 

「まだテスト機だから宇宙には行けないけどな」

 

「シスイ君も大概だよね」

 

「それを言うなよ、かなり気を使って作ってあるんだ、むしろそのプロテクトに大幅な時間を使ったくらいだぞ」

 

 

 

 

 

 

その頃ババルン達が動き出したのを知ったフローラ女王達は、フローラが先行して列車を使ってババルン達の攻撃目標へ向かう傍ら飛行船の部隊も同時に発進させる

 

「ようやく動きましたわね、この列車が先行して大義名分を確かめた後に攻撃開始をします、城の方の守りは任せましたよ」

 

「おやめください!なぜ女王陛下が先行しなくてはいけないのです!」

 

「オーホホホ!この私自らババルンにこの件を直接問いたださねばならないのです!」

 

「ただ単に誰よりも早く攻撃したいだけではありませんか、一国の女王が誰よりも先に出るなど前代未聞です、後世に恥をさらすおつもりなのですか?」

 

「何を言っておるのです、攻撃宣言は総大将の務めです、貴女こそ弁えなさい」

 

そして彼女は列車に乗り込み学園に向けて出発する、飛行船の何倍ものスピードで駆け抜けていく彼女の後を必死について行く飛行船、しかし飛行船で行く場合はルートを大きく迂回しなければ通る事も出来ず、どうしたって遠回りせざる得ない

 

「ついに準備して来たコレを使う時が来たのです、大いに暴れるとしましょう」

 

「・・・やっぱり」

 

補佐官は頭を抱え、女王陛下をもしもの時は止める様に言われていたが無理だと思い、自分の仕事をしに行くのだった

 

 

 

 

一方の学園も、制御室や管制室などと言った主要施設の制圧へと乗り出していた

 

「第一目標制圧完了しました」

 

「随分あっけないじゃないわねぇ~コレが聖地の防衛なの?」

 

「防衛というより他の国への牽制、監視と言った感じだからなぁ、しかも交代要員の施設は聖地の中にある」

 

「内部に入り込めば、驚くほど脆いって訳ね」

 

「本来それが一番難しいんだがなぁ、おっと第二と第三目標の制圧も完了です」

 

中央コントロールルームで画面越しに指示を出してるダグマイアの傍らには夏に攻め込んできた盗賊連中が控えている、ダグマイア自身も此処を制圧した程度で全てのコントロールを得られるとは思っていない、だからこそ盗賊ごときに任せているのだ、それにメインとなる制御室は場所すらも結局分からずじまいだった為、制御を逆に奪われる前におおよその施設の制圧を急いでいるのだ

 

そしてダークエルフの国であるシュルフォン王国の連中が動き出す前に、バベルを受け入れる為には護衛所を何処まで制圧できるかが肝となる、シュリフォン王国の連中は特区になっており独立した組織の為に事前にどうにか出来る様な事は不可能な為だ

 

そして動き出すと、邪魔をさせまいとダグマイアも出ていきシュリフォン王国の連中を足止めに行く、そして出て行った頃には護衛所はほぼ全てを制圧し、バベルを受け入れ始める

 

学園も所々から爆撃音と火災によって大混乱となる、中央コントロールが制圧されてしまっており警報すら出ないのだ

 

後手に回ってしまった学園長たちは制御室を取り戻すべく、メイン制御室へ向かいどうにかコントロールを奪う頃にはバベルはすぐそこにまで迫っており、対抗するのを諦め避難をゆうせんするべく動き出した

 

中央コントロールの制御を奪われると、そこに居た連中はとっととその場を離れ、思い思いに動き始める

 

シュリフォン王国も対抗すべく動くが、肝心の王女殿下は負の時間中であり、戦士は聖地を守るべく動いていたスキを突かれてしまい王女の部屋への侵入を許してしまうが、間一髪のところで負の時間を克服して逆に侵入者を制圧、状況を確かめるべく移動を開始するのだった

 

 

 

 

 

 

 

そして最速で向かっているフローラ女王達の乗る列車が見える位置にまで来たところで、回線を開く

 

「お久しぶりですフローラ殿下、ところで急いで学園に向けて移動しているようですが騒ぎに混ざろうと言うのですか?ちなみにですがどちら側で?」

 

知ってはいるが一応は聞いておかないといけない、大した挨拶もなしに行き成り回線を繋いで一方的に問いただすシスイ

 

「やっと声が聞けたと思えば、どう言う事かしら、私があのババルン側だとでも言いたい訳かしら?」

 

「それならば此方と攻撃目標は同じですので確認をしておきたかっただけです、状況はどの程度まで?」

 

「ババルン達のバベルが進行をしてるのは知ってるわ、そっちは何処にいるのかしら?」

 

「学園付近に居ます、混ざりたいのですが、なにせ俺は休学生ですからね、中に入って、避難の誘導をしたいのですが管制室も制御されていて連絡が取れませんので身動きが取れない状況です、それでそちらに合流したいのですがよろしいでしょうか?どうせババルンの回線も知っておられるのでしょう?」

 

「ええ知っているわ、合流とは言ってもどうやってするのかしら?」

 

「許可さえいただければ直ぐにでも参上します」

 

「許可するわ合流しましょう」

 

そして俺達は上空に待機させている戦艦より一気に降下していく、コクーンを2個抱えて片方には剣士を中で待機させ、前にお披露目した事のある普通の機工人に乗った俺は、高速移動する列車に飛び移る

 

「剣士はそのまま待機」「おk」

 

俺は回線を再び開いてフローラ殿下に連絡を取る

 

「お待たせしました、フローラ様」

 

「随分と凄い登場の仕方ね、待ってたのかしら?」

 

「ええ、本来はもっと早く駆けつけて食い止めたかったんですが、後手に回ってしまって、そしたら見覚えなあるのが駆け抜けてるのが見えましたから」

 

俺の言ってる事は、ほぼ全部嘘、フローラも完全には信じられないいい訳だが、戦力が加わることは歓迎したいし状況を知りたいのも事実だ、毒と知りながらも飲まざる得なかった

 

俺は機工人を中へ入れると、コクピットから出て話をする事に、フローラ様も出て来てくれるので握手を交わし話をする事に

 

「手短で簡単に説明します、現在聖地の場所はババルン軍がほぼ制圧を完了しています、突然の出来事で逃げ遅れている方々が大勢いる状況ですね、俺達はこれを助けに行きます、そちらにはババルンに対して宣戦布告と聖地へ俺達の参戦許可を頂ければ直ぐに出ます」

 

「分かったわ、ババルンへの宣戦布告は終わりました、今から学園長に連絡を取ります」

 

 

 

 

そしてフローラ殿下は俺を侍らせて学園長に回線を開いて、参戦許可をスグに貰うと駆け足で元の位置へ行くと

 

「まってどうやって聖地まで行くの?」

 

「弾丸の様にコクーン事飛ばしますので離れていてください」

 

「もう1機を私に貸しなさい」

 

「アレの中には既に聖機師が居ます、フローラ様はこの列車の指揮と避難者の受け入れをお願いします」

 

「・・・そう、分かったわ」

 

「何を残念そうにしてるんですか、白い2機が行きますんで学園長にはそう言っておいてください」

 

そして機工人のシステムを使い、コクーン2個を学園に向けて発射させると空中で聖機人へと変化する2機は学園の中へと侵入し、教えて貰っていた学園長への回線を開く

 

「学園長お久しぶりです、シスイ・メアと隣の白いのは味方です、敵を食い止めてる間に避難誘導をお願いします」

 

「シスイ君ね、分かったわ無理しないでね」

 

「了解!」

 

 

 

そして手筈通りに剣士は生徒を1人1人敵から守るために動き始める、彼には作戦中に喋ることは許していないので無言でひたすら逃げ惑う人達を誘導していく

 

そして俺の方は、シールドモードで一気にダグマイア達に近寄り蹴り飛ばすと

 

「よぉ~クソ共、シスイ様が遊びに来てやったぜ」

 

俺の機体の登場に場は一気に注目する、各所のモニター画面には、クシャトリアの姿が

 

「お・・おのれ!!奴を囲んで始末するぞ!」

 

周りに居た聖機人達は、ダグマイアの指示通り俺を囲み攻撃態勢に入る

 

「ひー・・ふー・・・・たった4機では足らんな、もっとないのか?ウジ虫はウジ虫らしくもっとうじゃうじゃいるんだろ?出し惜しみするなよ」

 

そしてダグマイアを除く3機を一瞬で斬り伏せると、上空から援軍が来るので、それに乗じて

 

「そこのポンコツ達、避難を優先させろ俺は闘技場へ奴らを引き付ける」

 

その間にも上空から銃撃が俺に降り注ぐが、肩パーツで全部防いでいく、そして押されるふりをして闘技場の中へと誘導してから襲い掛かって来る聖機人を八つ裂きにしていくと何人かは恐れおののき逃げ出そうとするので急加速により回り込んで切り刻む

 

「やれやれだなダグマイア、弱いくせに粋がるからここで死ぬんだ、死ぬ前に何か言う事はあるか?」

 

「き・貴様---っ!!」

 

ダグマイアと話しつつも俺の目線の先はドールにあった、聖機神の隣に居るメザイアことドールが起動させてくれるのを俺は待ってるのだ

 

「おいおいそれが辞世の句でいいんだな?」

 

「私はこんな所で死ぬ訳にはいかぬのだ、貴様に殺されたやるほど私の命は軽くない!!」

 

「だそうだメザイアさっさと聖機神を動かせよ、俺はくだらない辞世の句なんぞ聞きに来たんじゃないんだ」

 

「な・何を言っているのだ貴様?」

 

「俺が知らぬとでも?っていうかお前ら俺の取り付けた発信機にまだ気が付いてないのか?」

 

「それは知っている!やはり貴様の仕業だったのだな、ならばなぜ今頃ここへ来たのだ!!」

 

「俺が学園から居なくなる前に使ってなどいなかったよ、そういう反応をすると言う事は随分見つけてから苦労したみたいだな、俺が釣れるとでも思ったのか?、それは滑稽だククック」

 

「き・・貴様ああああーーーっ!!」

 

動き出そうとするマグワイアの胸部を踏みつけると、面白い様にうめき声を上げる、それと時を同じくしてバベルは目的地へと到着し着陸した振動で建物が大きく揺れる

 

「さてドール・サードことメザイア・フラン、急がないとコイツ死ぬぜ?」

 

「やめて!!シスイ殺さないで」

 

キャイアが声を張り上げてダグマイアの死刑執行を止める様に嘆願するが、俺の視線はドールの方を向いている

 

そしてババルンが動きを見せ、メザイアを操り、聖機神の起動と移動を開始する

 

「よもや貴様がこの事を知っていようとはな小僧、しかも起動を待ってくれるとはなクックク」

 

「待たせんなよ、おかげで気を失ってしまったぜお宅の息子はよ」

 

「今更どうでもよいわ殺すなり好きにすれば良い、知っていながら無視した礼だ」

 

「知ってても壊せないだろうが、神聖視する遺物なんだぞ」

 

「それもそうであるな、動いた時点で貴様には勝てない、愚かしい事だな力に自惚れた事を後悔してダグマイアの後を追うがよい」

 

「だったら早くしろ、待つのは好きじゃないんでな」

 

「クッククク・・それではリクエストに答えるとしよう目覚めよ!」

 

「姉さん!!」

 

「キャイアよ、メザイアはお前の姉などではない、メザイアはお前の父が聖機神と同じ遺跡より発掘した古代の文明で作られた物なのだ」

 

「・・そ・そんな」

 

「見るがいい!」

 

メザイアの姿が変化していき、緑の髪を持つ少女へと変化し、目つきの悪い表情で大笑いしながら聖機神と同化していく

 

「アホ面して見てないで非難が済んでない奴らはさっさと非難を済ませて此処を離れろ!、生身でここに居るのは危険だ!!この場所は残念だが奴らの占拠済みだどうにもならんとっと逃げだしやがれ!!」

 

「貴方には止められるのですか?シスイ君」

 

「学園長か、さっさと脱出を急がせろ、この場に居ても死体を増やすだけだ、勝てるかじゃない時間を稼ぐんだよ、持っても10分だそれ以上は無理だと思え!」

 

「分かりました、ご武運を」

 

「おいフローラ、合図をしたら主砲を俺の居る場所へ打ち込め、それが撤退の合図になる分かったな?」

 

「分かったわ」

 

「剣士もう撤退しろ、残りは何とかなるはずだ合流地点を間違うなよ」

 

「うん、それはいいけど大丈夫なの?」

 

「計算上は問題ない10分後に俺も脱出する、先に戻ってろ」

 

「了解!」

 

 

 

 

そして聖機神が起動し始める

 

「荒ぶる神の復活だ!!」

 

ババルンの宣言に合わせて、聖機神が俺に襲い掛かって来る前に周りにある聖機人の破片やらを回収し吸収していく

 

それが終わると一気に接近して障害物を薙ぎ払いながら接近してくるのを避ける

 

「随分ボロボロだな、ババルンのおっさん、せめてもう少し何とかならなんだのか?」

 

「ぬかせ只の聖機人でどうにかなるものか」

 

「じゃ~壊しても請求書はババルン宛って事でいいな?」

 

その間も聖機神の連続攻撃は続いて行く、攻撃方法を知ってるだけに特別苦労する事なくかわしていく間も会話を楽しむ、時間稼ぎだ

 

「ったく人の話は聞こうぜ、ポンコツ過ぎて外部マイクもないのか?」

 

「黙れ!!」

 

「ようやく喋ったのはいいが可愛げのない事で、おい!そこで見ているキャイアを誰か引きずっていけ邪魔だ!!」

 

「随分余裕じゃないか、本当に強いんだアーーハハハハハ!」

 

「ったく血は繋がって無くとも姉妹だろうに、人格は変わっても記憶はあるんだろ?」

 

「ああん?それがどうした、貴様も説得してみるか?」

 

「冗談は顔だけにしてくれよな、俺の目的の中にキャイアの命を保護しろという件は、残念ながら無いよ、ついでだから助けを伝えたにすぎん」

 

そして俺の攻撃は聖機神の左手のパーツを粉々に砕くと距離を取って外に出て、コントロールパネルから天地剣を落としたのに合わせて受け取り

 

「さてと武器も手に入った事だし、スクラップにしてやるぜ!」

 

のこのこ俺に釣られた聖機神を、天地剣で一気に薙ぎ払い残っている足を吹き飛ばすと胴体の部分を再び闘技場へと蹴り飛ばすと、吹き飛ばされた聖機神の追撃と同時に合図を送る

 

「フローラ打て!!」

 

そのまま聖機神に襲い掛かるが、相手の狙いに乗ってしまい被弾し右手を失うと距離を取る

 

「ったく、悪いが引かせてもらうぜ!」

 

フローラからの主砲が俺達に向かってるのに合わせて、その場から撤退すると主砲が命中して闘技場に大きな風穴を開ける

 

「後で合流する、それまでは回線を開かないでくれフローラ様、学園長」

 

「「分かりました」」

 

そのまま姿をくらませる俺は剣士との合流地点で落ち合うと、周りに誰も居ない事を確認して戦艦へと帰還する

 

「このままラシャラ殿下の船と合流する、俺が出ている間は剣士が操縦をしてくれ」

 

「うん、それはいいんだけど、なんで倒さなかったの?倒せたよね??」

 

「まだガイアの盾が残ってるんだ、あれも遺物なんでな引っ張り出すまでは本体である聖機神は半壊程度にしておかないと不味いんだ」

 

「なるほど、色々とめんどくさいんだね」

 

「そ・めんどくさいんだよ、次はダブルオーを使う事になる、こっからは聖機人では危険だからな」

 

「見られたら不味いのに、そこまで強いの?」

 

「そういう事だ、その為に開発したダブルオーだしな使ってやらねばなるまい」

 

「なんだかうれしそうだね、まぁ~僕も戦う所は見たいんだけどさ」

 

「とはいっても一度くらいは聖機人でどこまでやれるか試すのも一興か・・」

 

「それなら一緒に出陣してもいいよね?」

 

「ええーー出るの?不味くね?」

 

「言われた様にやったんだからいいだろ?僕だってもっと戦ってみたいんだ、コレが終わったら戦いなんてないんでしょ?」

 

「天地兄さんに言いつけてやる・・」

 

「うっ・・・それだけはやめて欲しいかな」

 

「がっははははは、まぁいい参加を条件付きで許可する、けど危険だと判断すれば人が死ぬ事になっても引いてもらうぞ?それでもいいなら許可する」

 

「うん、それでいいよ」

 

 

 

 

 

 

 

こうして聖地の学園はババルンの手によって落ちるのだった

 

 

 

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