自身の姿を変える秘術を習得した俺は、出来る事を誰にも言わず、王宮へ戻ったら各所から文句言われまくったが聞く耳持たず、平常運転を続けた
「どこへ行ってたのアナタ?」
ユキネにまで問い詰められる始末、奴らめ・・・ユキネにまで問い詰めさせるとは!
「ん?ちょっとな・・・分かったよアークエンジェルのテスト運転に行ってたんだよ」
「なんで連れて行ってくれなかったの?行きたかったなぁ~」
「え?そうなの??けどテストだしユキネに何かあったら困るし」
「アナタって相変わらずなんだから♥」
そのままユキネを押し倒してパンパンすると機嫌が直ったのか、サービス満点だったのでえがった超えがった・・・
その後ユキネにアークエンジェルでどっか行く?って聞くと行きたいと言うので、こっそり抜け出して宇宙の旅へ出かける
宇宙の旅から帰ると、今度は正座させられた、アウラを筆頭に側室と世話係達が揃って俺達夫婦にだ、なんか怖い・・
「そ・れ・で・どこ行ってたの?」
「いあ~ちょっとな?」「・・・・うん」
「どうしても言わないのなら学園への入学は辞めて貰いますよ?もしくは行く事をフローラ様に言いつけます」
「そらにちょっと散歩に行ってました・・」「・・うん」
「空?何言ってるの??」
「いあ~アークエンジェルでクルージングというか・・」
「へぇ~出したんだ、あれだけ封印したとか言っておきながら証拠にもなく封印を解いて行ったんだ、あれだけ私達が乗りたいと言っても無視し続けたのに、へぇ~いいなぁ~いいなぁ~いいなぁ~いいなぁ~x10」
「あーーーもう連呼しすぎ!どんだけだよ、良いだろ別に誰にも姿を見られてないんだし」
「やっぱり何処にでも飛んでいけるのね?、どういう作りになってるの??」
此処で初めて食いついてきたのは、ワウアンリーだ、彼女には散々追及されたからなぁ~無視してたけど
「ノーコメントで・・・」
「ほらほら~お姉ちゃんに言って見なさいゲロッちゃいなよ、楽になるのよ?その方がスッキリするじゃない」
「そ・その手には乗らないんだからな!」
「・・・・・アナタ諦めたほうがいいよ」
「皇后陛下もそう仰ってるんだから、諦めなさい」
「じゃ~ワウ以外で行こうか」
「なんでよおおおおおお!!!」
「だって調べるだろ?」
「調べないから!絶対に調べないから連れて行ってよ!」
「嘘臭いし、絶対に結界工房にバラすし嫌だ、じゃ~ワウの居ないのを見計らって、今度連れて行くよ」
「「「わーーい!」」」「いやああああああ!」
1週間の間ワウは俺に張り付いて離れずトイレにまで入ってくる始末、最初の3日間なんて、がっしりしがみ付いてるんだゾ、この変態め!
「ねーーもう諦めなよ、諦めて連れて行ってよーー!」
「だが断る!っていうかワウが諦めるんだな、何時までもそうしてたって、何も変わらんよ?」
「いいもん、ウンと言うまで何時までだって、しがみ付いててやるんだから」
「ふーん、じゃー頑張れよ」
色々と手段を講じるが一向に俺の様子が変わらず、時間だけが過ぎていき、他の側室が引きはがすまで続いた
「ふーーっ、やっとかよ長すぎるぞ」
「これで行けるのよね?」
「アウラかお前も大概だよな、行きたいが為にワウを牢屋に閉じ込めるなんて、たかがソラへ行くだけだぞ?」
「ねぇ~誤魔化してない?何か誤魔化してるよね?」
「何のことだ??」
「気のせいならいいんだけどね、それでこれから行くの?」
「そうだな準備出来次第出発するか」ニヤリ
そして俺の予想は大当たりで、牢屋に取り付けてた盗聴器からキッチリ内通をしていたのが発覚、それをバカ共に聞かせてやると青ざめた表情となり、結局行くこと自体を取り辞めさせた
「よし、薬がキッチリ効いてるなクックク」
「こんな真似しなくてもいいのに、普通に連れて行ってあげられないの?」
俺とユキネによって、側室3人を薬でぐっすりと眠らせてから、こっそりとアークエンジェルへ乗せると出航する
「ついでだからマグノリアも連れて来たけど、下の2人には大きくなってからと思って諦めて貰おうかな」
「その方がいいわよ、刺激が強すぎるもの」
そのまま宇宙に出て、異世界に通じる衛星とは違う、もう1つの衛星へ向かうと着陸して起きて来るのを待つことに、最初に起きて来たのはマグノリアだった
「父王殿下様・・それに皇后様これはいったい??」
「お!起きたか、ここはアークエンジェルの中だ、場所は名も無き衛星、名前無かったよな?ユキネ」
「うん、無かったよ」
「あの・・・一体何の話をされておられるのでしょうか?」
「簡単に説明すると、家族旅行に来た、場所は名も無き衛星の1つ、おk?」
「衛星とはジェミナーの周りにある衛星の話なのですか?」
「おおーそうそう、ジェミナーの周りを回ってる衛星の事だ、よく勉強してるな、俺なんかジェミナーって名前だって事を知ったの最近だぜ?」実は今知った・・なんて言えねぇ
「僕は夢でも見てるのでしょうか?」
「ふふふ、そうよね母さんも最初は同じ反応でしたもの、マグノリア本当に宇宙へ来てるのよ、衛星は重力がジェミナーと違うから、体が軽いはずよ」
「あ・ごめん重力装置入れてるから変化ないよ、今解除する」
そして解除すると、体に浮遊感が現れる、2人共あらためて驚愕すると共に自分の体を確かめている、少ししたらまた重力を戻してあげる
「ま・こんなもんだ、マグノリアこの事は絶対に秘密だぞ?この事が漏れると戦争になりかねん頭のいいお前なら分かるはずだ」
「はい!そんな貴重な事を教えて頂き・・・」
「まてまて、ここは宇宙なんだ王国でもねーしジェミナーでもない、見て見ろよ、あの小さく見えるのがジェミナーだ、正式な話し方ではなくていい、気を抜いて話したって誰も文句は言わんよ」
「は・はい、すごくうれしいです、ジェミナーがあんなに小さく見えるなんて、こんな感動するものなんですね」
「よかったわねマグノリア」
「はい!」
「それじゃ~宇宙の旅と言っても、マグノリアの宇宙服は作って無いから外に出られないんだけどな、中からだけだし満喫できるかも不明だがのんびりしていけ、勉強ばっかさせられて嫌になるだろ?1日はこの衛星にいるから気楽にしてていいぞ」
「はい!」
そして側室たちの居る部屋が騒がしくなって来たので、室内に取り付けられている通信で話しかける
「ようこそ名も無き衛星へ、この衛星で1日間の滞在を予定しています、トリステイン宇宙旅行会社の社長シスイが案内をさせて頂きます」
「な・何言ってるのよ?本当に何処なよココ?」
「名も無き衛星?」「あれ?名も無き衛星ってもしかして・・・嘘よね?」
「面白い反応してるぞマグノリア、ククックク」
「父上、いくらなんでも可哀そうです、こちらへ来ていただいた方が景色が綺麗ですよ」
「虐めるのはこれくらいでいいか、3バカ共貴様らが待望した戦艦アークエンジェルの中だよ、それで宇宙をソラとも呼ぶんだ、今はジェミナーの周りにある名も無き衛星の1つに着陸してる、今ユキネが案内しに行った、付いてこっちに来い」
「えええええええ!!」「うそ?嘘よね??」「バカな・・・」
そして暫くするとユキネの指示に従って、操縦室に3人が来ると大きなガラス越しに宇宙が広がってるのが見えると、改めて声を失う3人
「ようこそ宇宙戦艦アークエンジェルへ」
「ま・まさか宇宙戦艦だったなんて・・・」
ワウがそう言うと他の2人が頷いている、俺は指をさして
「あれがジェミナーになる、綺麗だろ?俺達の住む世界ってのは」
「うん」「すっごいね」
「ねーこれってどうやって動いてるの?おかしいよね?色々おかしいよね?」
「言う訳ないだろ?、コレがどんなにやばい事かくらいワウにだって分かる癖に」
「うん・・そうなんだけど、あーーもう気になるうう!!」
「諦めるんだな、けど1つ教えておいてやる、ダブルオーは宇宙で活動する為に設計された機体で、MS00ガンダムが正式名称でモビルスーツの略がMS、00が機体番号、今から発進して見せてやるから、それでもう何も聞くな、嫌なら見せない」
「ううん、もうそれでおなか一杯になるからお願い」
そしてダブルオーで発進して軽く飛び回って遊んでから戻った
「アナタおつかれさまです、調子良さそうですね」
「ああ、久しぶりに動かしたけど問題ないな」
「ガイアがあっさりと倒される訳だね、改めて秘密にしてたのが良く分かったわ」
「だろ?、じゃ~誰か飯の用意してくれ、腹減ったよ」
そして1日の滞在をした後、再び戻っていくアークエンジェル、戻る途中に無重力空間で遊んだり、無重力セックスもしてみた、マグノリアは眼を輝かせてずーーっと外を飽きもせずに見続けていた
そして到着する前に全員を寝かせる前に
「さて、色々機密があるから、今から全員強制的に眠ってもらうが、絶対に漏らすなよ?漏らしたら殺されても文句は言えんからな?それではシーユー!」
そして宇宙旅行は幕を閉じ全員を寝かせると其々の部屋のベットに寝かせると、俺とユキネは俺の部屋で一緒に旅の疲れを癒すために寝る事になった
宇宙両行の後は、大人しく王宮でのんびりしながら過ごす、何もない毎日にうんざりしながらも、徐々に世捨て人のような生活にも慣れ始めた頃、双子との初めての謁見が行われる、姉をロザリア、妹をミザリア、それぞれが銀髪で濃い青い目をした子供達で、2人共そっくりだが、性格が全く違うのか姉の方はユキネに似たのか少々コミュ障気味、妹は逆に活発で畏れ知らずな感じで髪型も違う、姉は眉毛の下のあたりまで髪を下ろしておりロングヘアーに三つ編みを両サイドに作ってる、妹の方はショートカットでスポーツ少女と言った感じだ、それぞれが8歳となり、俺が一緒にいたら3つ子みたいだ・・・萎える
しっかりした口調でありながら何処かたどたどしい感じが可愛い2人に、言葉を崩しながら話しかける
「ようやく会う事が出来て嬉しいよ、ロザリアもミザリアもユキネによく似て2人共可愛いよ、勉強頑張ってるんだってな聞いてるよ」
「はい!ありがとうございます、父王殿下様」「うん!ありがとうごじゃます、父オー殿下様」
「よし!頑張ってる褒美に一緒にどっか遊びにでも行くか?」
「いいのですか?」「うん!行きたい・・です!」
「どういった所へ行って見たい?」
「ど・どうしようミザちゃん?」「海へ行って見たいです!」
「よし!行くぞ今から準備して来い、世話係達よ2人をしっかりと育ててくれた大儀であった、後で褒美を渡そう受け取るがよい、それでは余達は遊びに行って来る」
勝手に謁見を終わらせて、教育係達に褒美を適当に考えて渡すように伝えると、王族専用高速艇に荷物を運びこんで、2人を引き連れて行こうとすると、既に数十名の世話係達やコックなんかが待機してる、おのれぇ・・・やりおる
仕方ないので、ついでにユキネも誘って出発して、プライベートビーチへ到着する
「わーー海だ!」「すっごいねーー!」
「あ~そうだよな、やっぱ子供ってこうだよな・・・」
「そうね、なんか安心するのはなんでなんだろ・・・」
2人のはしゃぎっぷりに何故か安心する2人、マグノリアには悪いがアレはもう子供なんかじゃない・・
「ねーちちおーさま!あそぼーー!」「・・・・うん」
「よし!」
何処からどう見ても小学生の子供達3人です、本当にありがとうございました・・
それを見守るユキネはどうみても3人の保護者にしか・・・許せ
散々遊んで夕方になるまで遊んだ後、一緒に風呂に入ってると、ミザリアが
「ねー本当にパパって呼ぶのが普通なの?」
「そうだじぇ~2人共パパでいいんだぞ言いやすくていいだろ?」
「うん!」「・・・うん」
「そういやミザリアは剣を覚えたいんだって?」
「うん、剣のお勉強は楽しいんだ、パパは強いんでしょ?先生が言ってた」
「先生って誰だっけ?」
「うんとねーキャイア先生だよ」
「あ・・・アイツか・・・」
そうキャイアは結局行く当てもなくなって俺が拾ってやったんだ、そしたらめちゃくちゃ忠誠を誓われてしまって、マグノリアもキャイアが教えたんだっけ・・・
ちなみにキャイアの元主人のラシャラ元女王は、フローラに預けた後に文官として働いてたはず
「どうしたの?キャイア先生と何かあったの?」
「いあ~昔ちょっとな教えたことが有るんだ、その後は敵になったり拾ってやったりと少し可哀そうな事をしたなって思ってな」
「へぇ~けどパパに教えて貰ったことが有るって言ってたよ」
「そっか、じゃ~ミザリアが教えて欲しいなら教えてやってもいいぞ?」
「ほんと?!」
「おう!ロザリアはどうする?」
「・・・・うん」
「はっきり言いなよお姉ちゃん」
「・・・やってみたいです」
「そう言ってやるな、ママも昔は同じだったし、パパは好きだぞ?」
そう言うとロザリアは嬉しそうに微笑む、かわえーのぉ~
そしてせっかく風呂に入ったのに、出た後に早速手合わせする事に
「少し前に俺も師匠に鍛えて貰ったからな、腕は錆びてないぜ?遠慮せずかかってこい!」
「パパに師匠がいるの?」
「ああ~居るぜ、パパより遥かに強いのがな」
「誰なの?」
「まぁ~俺に勝てたら教えてやる」
そして2人相手にチャンバラじゃなくって剣の練習に付き合ってやる、確かに好きと言うだけあってスジはいい、しかし骨格が8歳児なのだ、どうしたって軽くなっちゃうし、それをカバーする為の技術が足らない
「ほい・・ほいほいっと!」「えいいーーーー!」
此方から攻撃せずに好きなように打たせてやる、2人が力尽きるまで続くのに20分程度かかったいい具合と言えるだろう、よく走り込んでるのが分かる
「2人共に言えるがよく走り込んでるのが分かる、これからもしっかり走り込んでスタミナをまず付ける事を心がけるといいぞ、成長に伴ってそれは財産になるからな、後はそうだな軽い体を補う為の技術があれば文句なしだろうな」
「パパ凄いね、全然当たらないし全然疲れて無さそうだし」
「・・・うん」
「そんじゃ~少し、技術ってのを教えてやるから、休憩終わったら付いて来い」
「やったーー!」
休憩を取って、前にユキネに教えた時に使った設備を使って訓練する、ユキネも様子を見に来て一緒に久しぶりにやりたいと言って訓練する
「ホレ、ホレホレ!」
素振りをやらせた後に、木の杭の上で剣を使って打ち返す訓練、足の使い方をする訓練、などを一通りやらせると暗くなったので戻って食事にして風呂に入って一緒に寝る
「流石に疲れ果てたみたいだな、風呂の中で寝るとはな」
「うん、ちょっとこの子達にはキツかったかもね」
そして翌日ものんびりバカンスを楽しむ、しかしミザリアが昨日の訓練がもっとしたいと言い出して砂浜で付き合ってやる、姉のロザリアはユキネと浜辺で遊んでるのに
「しっかしミザリアは剣が好きなんだな、戻ったら暇なとき遊びに来い、相手してやるよ」
「え?本当にいいの??」
「なんだか俺が滅多に教えてないみたいな言い草だな」
「先生がそう言ってたよ?」
「アイツの場合は最初に自分の武器も満足に選べずに剣に振り回されていたへっぽこだったからだよ、他にも理由があるんだけどな、ついでだキャイアも今度シゴイてやるかな」
「うわ~~それ見たいなぁ、キャイア先生もすっごく強いんだよ?」
「マジか?前はユキネにさえ全く歯が立たなかったのに、そりゃ楽しみだ」
「え?ママって強いの???」
「知らなかったのか?秘剣燕返しの使い手だぞ」
「なにそれ!!!秘剣ってなんかかこいいーーー!!」
「後で見せて貰えるといいな」
「うん!」
その後ミザリアがトテトテと走って行き、ユキネに秘剣みたいーー!と言っておねだりすると、俺の方に冷たい視線が・・・
「アレは危険だから俺が受けてやるから、やってみろよ」
「・・・もう、教えたのアナタじゃない」
「それを技として昇華させたのはユキネじゃん」
目をキラキラさせながら見ている子供達の前で、早速ユキネが俺に向かって何度か打ち込んだ後に燕返しを繰り出す、腕は錆び付いてない様で綺麗な剣筋の燕返しだ
「うん、相変わらずのキレだな、そういやキャイアが、かなり強くなってるって知ってた?」
「そうなの?私も知らないけど」
「今度呼びつけてみようかなって、どれくらい強くなったのか気にならね?」
「うん、久しぶりに会いたいね、この子達の先生なんでしょ??お礼も言いたいし会いたいね」
そんな話をしていると、ユキネに向かってミザリアは眼を輝かせながら、教えて!って言って来るが俺の方を見るので
「ミザリアにはまだ早いな、今覚えてもケガをするだけだ、ちゃんと剣を使える様になったら教えてやるよ」
「うん!絶対だからね!!」
なぜか女性とバカンスに行くと合宿になる件について考えさせられる、バカンスを堪能し2週間ぶりに王宮へ戻った数日後、マグノリアが泣きそうな顔をして俺の所に来る、どうやら双子に剣を教えたのが羨ましくてしょうがなかったそうだ
「ったく脳筋ばっかかよ、なんだって俺なんかに教えて欲しいんだ?どいつもこいつも」
「アナタは自分の事をすっごく低く評価してるでしょ?それが原因よ」
「教えるのはいいけど、俺は専門に教える為の教育なんか受けてないし、手荒いぞ?」
「はい!もちろん覚悟の上です父王殿下様!!」
「しゃ~ね~な、キャイアと双子を明日の朝飯食った後に呼び出しておけ、ついでに相手してやる」
「はっ!有難き幸せ」
翌朝の朝飯食った後に、闘技場の広場に集まる面々、なぜか側室の奴らまで居る
「なんか多い気がするがいっか、まずマグノリアから好きにかかってこい」
カンカンカンンカンカン・・・カーーン・・ガラガラガラ
マグノリアは、流石に双子より体が大きいだけあって、それなりと言えるだろう、課題は性格の様に真っすぐすぎる点と、変則的な攻撃にめっぽう弱い、足の使い方が悪い、武器の切り戻しが遅い、と言った感じかな
「よく鍛えているのが良く分かる、しかし変則的な攻撃に弱すぎる、それと基礎をもっとしっかりやるべきだな、後は色々あるがまずはこの2点を直す様にやっていけばいいだろうな」
「はい!ありがとうございます」
「じゃ~次はロザリア、ミザリアの相手をする同時に来い」
腕は分かってるので、訓練がてら打ち合ってやる、課題の場所を指摘しながら淡々と打って来るのを受けて行ってあげる、バカンスの効果は少し出た感じかな
「一応聞くけど3バカもか?」
「3バカ言うな!何てこと言うのよ子供の前で」
「ワウはどうせ聖機人でとか言い出すんだろ?却下だぞ?」
「う・・なぜバレタし・・・」
「運動不足解消がてら相手してやるよ、ユキネもやるか?」
「うん」
そして4人を相手に打ち合っていく、子供達には見て少しでも参考にしろと言ってある、真剣な眼差しで見ているのが分かるので張りっきちゃってワウが大きく吹き飛んでしまう、やはりユキネとアウラはかなり強い、そういやアウラって初めてかも、全員の気がすむまで打ち合いスタミナが切れるまで付き合い終了、ざっと40分程度かかった
「アウラは、身体能力の高さが際立って高いのは種族特性なのか努力なのか、それとも両方なのか分からないが、随所でそれが仇となってる部分が目立つ、もう一度基礎を徹底的にやればさらに精進できるはずだ、ワウは運動不足だな錆びてるぞ、シルビアも錆び付いてる感じを受ける」
「「「ありがとうございました」」」
「最後はキャイアだな、子供達が世話になってる、よく基本をしっかりやらせてくれた、あいつらが強いのは、キャイアの努力の賜物だろう、褒美に剣を俺自ら打ってやる、グレイブか大剣にするかは、今から決める、それぞれにどれほど腕を上げたか見てやる」
「はっ!有難き幸せ、精一杯やらせて頂きます!」
「なんだよ、随分固くなったな、あの頃の様にでいいぜ?」
「そ・そんなご無体を・・」
「まぁ~いっか無理強いする話でもない、好きにかかってこい!」
まずは大剣での模擬戦となった、流石に筋力が付いて振り回されると言った事の無い剣筋、キレもよく体になじんでるのが良く分かる、相当に努力をしたのが伺える、だからといってやられる訳はないが、次々と繰り出される打ち込みを受け流していく、スタミナも十分あり一向に息が荒れない様だ
「よし、いいだろう、次はグレイブを渡してやれ」
グレイブを渡されて大剣と切り替えるキャイア、そしてグレイブを使ったキャイアと向き合い、一気に距離をつめてから突きによる攻撃、鋭さも申し分ない、受け流してからの切り替えしも早く鋭い、間合いを完全に把握しており無駄がない
「よし、ギアを上げるぞ」
そして攻撃の速度を上げていく、流石に相手が早いと目が追いついて来てるのに、武器を扱う体が追いついて行かず、徐々にボロが出始める様だ
どうやら格上との戦いをあまり経験できてないのが裏目に出たのだろう、しかし全体的に見ても相当の努力が伺える
「よし、このくらいでいいな」
「はい、ありがとうございました」
「キャイアには太刀を打つ事にする、扱いの難しい武器ではあるが、キャイアの才能である目の良さを考えると、突きそして斬るの両方に特化した太刀がいいだろう判断だ、太刀は独特の扱いが居るからな、暫らくの間付き合ってやる、よくぞ此処まで腕を磨いたな、惜しい点は強者との戦いが少なかった事だろうな、相手が強いと一気に崩れてしまうがコレは仕方のない部分だ、今後どうにだってしてやれる部分だ太刀は、この後に結界の中でやるから、早ければ明日にでも渡してやる」
「はっ!有難き幸せ、より一層の努力をする所存に御座います」
「それとな俺より強くなってみろ、会わせてやれるかもしれん本物の剣士にな」
「それは一体?」
「俺の剣での師匠だよ、俺は未だ全く届いてないキャイアよ上には上が居るぞ?」
「そ・そんな・・陛下より強い者が居るなんて・・・」
結界で太刀を打ってやる、木刀も用意させて、訓練や修行には木刀を使う事になった、翌日から毎日、来れる奴で剣の訓練をやる様になってから、ご飯が美味しいとです
そんな毎日を送っていたら、あっという間に学園への入学式当日となり、俺は用意していた偽名で入学する事になったのだった