フェバル~TS能力者ユウの異世界放浪記〜   作:レストB

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227「伝説の超お姉さん」

 魔人種に対してほぼ傷もなく完勝したエーナであるが、魔力はほぼ使い切ってしまったため、見た目ほどの余裕はない。

 魔力無しでは精々並みのS級魔獣を殴り殺すことが関の山(それでも現地人にとっては大戦力なのであるが)なので、彼女は無理をせず冒険者やありのまま団に混じって雑魚を散らすことにした。

 その頃、ジルフは魔人種五体に対して終始危なげない立ち回りを演じ、ちょうど三体目を一刀の下に斬り伏せているところだった。

 

「おーやってるやってる。さすがジルフね」

 

 エーナは自分と戦闘タイプの差をはっきりと感じつつ、心強い味方に安心感を覚える。

 見たところ彼は技の一つも使っている様子はなく、基本技能だけで撃破しているようだ。

 彼なりの配慮である。もし彼が周りの被害をまったく考えなくて良いのならば、五体と言わず八体すべて同時に相手をして、既にケリはついているはずだ。

 一方で、残りの二体と現地人の戦闘の進行は芳しくない。命がけで二体の注意を引き付けているのは、ありのまま団長ゴルダーウ、S級配達員セナ、快鬼アルバス、魔聖ケーナなどのトップメンバーである。

 素の能力では彼らでさえ一分足らずで屠られるはずだが、S級、A級冒険者とありのまま団幹部が中心となり、集団魔法によって彼らを強化支援しているおかげで、危ないところで均衡は保っている。

 だが傍目にも押されていることは明らかであり、いずれ均衡は破られる。

 それまでにジルフが間に合うかどうかだが……あと二分はかかるだろう。超人クラスの戦いにおいて、二分というのはとてつもなく長い。

 魔力の切れたエーナではかえって足手まといになる恐れがあったので、彼女は歯がゆい思いをしながら自分の仕事をこなすしかなかった。

 

 均衡が崩れたのは、おおよそ一分が過ぎる辺りだった。

 現地人たちが相手している魔神種の二体のうちの一体――『獄神犬』ゾアケルベロスが突如として咆哮を上げ、怯みによって一時的に強化支援が途切れてしまったのだ。

 そこを狙って、もう一体の『死のガス状生命体』ルモリスが即死効果のあるガスをばら撒く。

 効果はてき面だった。

 ルモリスに近い者から死のガスに触れる。触れた瞬間、全身が一瞬にして焼けただれ、骨も残らず溶けて消えていく。

 

 果敢にも敵に最も接近していた快鬼アルバスと魔聖ケーナは、初動で逃げ遅れてしまった。

 死を覚悟した二人は、思い思いに呟く。

 

「もう一度、レオンやユウと手合わせしたかったぜ」

「後は任せたわよ。みんな」

 

 二人の勇敢な戦士が、この世から消えた。

 

 そして集団はパニックに陥っていた。

 幸いにも即死を免れる距離にあったゴルダーウは、全声力で叫ぶ。

 

「退避だ! 退避ィーーーーーッ! 退いて体勢を整えろッ! 統率を乱すなッ!」

 

 パニック状態にあった集団は、彼の一括によって集団としての意志を取り戻す。

 とは言え、それで死の攻撃が迫って来る事実に変わりはない。最接近していたトップメンバーの二割は既に呑み込まれ死亡していた。

 さらに深刻なことに、トップメンバーを支援していた中上位メンバーは、元々の身体能力が比較して低いことと、支援のため固まっていたこともあり、明らかに逃げ遅れていた。

 支援魔法が使える者たちが壊滅すれば、たとえこの場を凌げたとしても明日を戦っていくことなど不可能。

 誰かが助けなければならないが、誰もが逃げるだけで精一杯でそんな余裕などない。

 

 この惨状を一人眺めていた配達員セナは瞑目すると、覚悟を決めた。

 

「ここまでか」

 

 逃げられたはずの彼は《縮地》を駆使すると、逃げ遅れた集団の前に立ち塞がり、死のガスを前に最後の配達を行う。

 

《アルティメットパッケージ》

 

 すると、周囲の死のガスはすべて彼自身の側に集まり始めた。

 彼の掌に生じた亜空間に吸い寄せられているのだ。彼の得意とする《収納魔法》の効果だった。

 これと《縮地》により、どんな重い荷物であってもものともせず彼は運び続けてきたのだ。

 だがそれを使うということは、直撃ではないとは言え、最も近くでガスの影響を受け続けるということ。

 皮膚はただれ、血を吐き、傍目には誰が見ても彼は助からない状態になった。

 それでも彼は決して魔法を止めることはしなかった。

 

「「配達屋ッ!」」

 

 誰かが悲痛な思いで叫ぶ。

 彼の人となりはまったく謎であり、誰にもわからない。彼には知人や友達というものはいないだろう。

 だが彼の誠実な仕事ぶりと、寡黙ながらユニークなキャラクターを愛する町民は多かったのだ。

 セナは彼らに振り返ると、あえて余裕の笑みを浮かべて言った。

 

「次の仕事の時間だ。失礼する」

 

 仕上げにと魔法の出力を上げ、一気に死のガスを取り込み切ると、彼は《転移魔法》によって姿を消した。

 運びのエンターテイナーは、最期の姿を誰にも見せないことで、一切の謎を残したまま生涯を終えた。

 

「あの野郎……! かっこつけやがって……」

 

 こうして、一人の男の尊い犠牲により、ルモリスのガス攻撃による死者はトップメンバーの二割のみに留まった。

 

 だが、ピンチは終わらない。

 

 恐ろしいことに、現地人に大損害をもたらした攻撃も、魔神種にとっては一度きりの切り札ではなく、何度も使える強攻撃の類に過ぎないのである。

 ルモリスと入れ替わるように、ゾアケルベロスは次の攻撃を繰り出していた。

 

〈警告。冥獄火炎。レジンバークに直撃した場合に想定される結果。レジンバーク住民五割の焼失。対処――現状勢力では不可能〉

 

「そんな……!」

 

 エーナは、先ほどから冷酷に告げられる警告という名の「詰み」に抗えずにいた。

 ジルフも二体同時攻撃を捌いているところで、とても手を出せる状態ではない。現地人たちもまだ体勢を立て直してはいないのだ。

 そして彼女の掌からは絞りカスのような魔法しか出ない。普段は力があり過ぎることを疎む彼女も、このときばかりは無力を嘆いていた。

 

 無情にも、ゾアケルベロスの三つの首からそれぞれ放たれた冥獄火球は、寸分の狂いもなくレジンバークに向かって飛んでいく。

 

 このままでは――町が――

 

 誰もが絶望した、そのとき――

 

 

 

 突如として虚空が裂け、光の柱が立ち上った。

 

 

 

 光の柱は、ちょうど町と火球の間に立ち塞がるような位置に現れた。

 それに火球がぶつかる。

 

 人々は、信じられない奇跡を見た。

 

 まるでそれに弾き返されるように、三つの火球がそれぞれ正反対の方向へ――火球を吐いたゾアケルベロスへ向かって飛んでいくのを。

 予想もしていなかった事態に、ゾアケルベロスは避けることもままならず、自分の攻撃を三つの顔面に喰らった。自分の攻撃でやられることこそないものの、少しの間怯む。

 

 そして光が消えたとき、誰かが現れた。

 

 いや――誰かではない。

 

「おい、あの人は……!」

「まさか……!」

 

 誰もがその人を知っていた。

 誰もが彼女を知っていた。

 普段は大人しいように見えて、お祭り騒ぎのときは決まって一番目立つ彼女。

 まるで内に秘めた情熱を示す太陽のような赤髪は、遠目からでも際立っていた。

 

「人が呼ぶところ、私は現れる」

 

 彼女は大見得を切って叫ぶ。

 エアマイクパフォーマンスで。わざわざ拡声魔法を駆使して。

 

「時には受付のお姉さん、時にはギルドマスター、時にはコンテストの実況司会、時には一介の冒険者、時には10000ジット札の顔、時にはアイドルの追っかけ、時にはラナ教主、時にはゲーム開発者――しかしてその正体はッ! やっぱり受付のお姉さん!」

 

 受付のお姉さんは、拳を高々と突き上げてシャウトした。

 

「私は来たッ! みんなの生きたいと願う声に! みんなの助けを呼ぶ声に! 闇の底から帰って来たぞ! アイカムバックッ!」

 

「う……」

 

「「うおおおおおおおおおおーーーーーーー! 受付のお姉さんーーーーっ!」」

 

 明らかに空気が変わった。

 絶望と死に満ちた戦場を、いつものお祭り騒ぎに変えてしまった。たった一人で。

 

「あの女ァ」

「しぶとく生きてやがったか」

 

 ゴルダーウとカーニンが口々に安堵の言葉を口にする。

 避難誘導の末、アルトサイドに落ちてしまった彼女であるが、闇に呑み込まれることなく自力で帰ってきたのである。

 

 気に食わないのは魔神種の二体である。憎い人間を根絶やしにできるかと思ったら、よくわからないやつに邪魔をされた。

 こいつから亡き者にしてくれようと、動き出そうとして――

 

「ちょっと待て。人が話をしてるでしょうが」

 

 底冷えするような笑顔で、受付のお姉さんは言った。

 何か本能的に危ないものを感じ取ったのか、二体は身を竦めて立ち止まる。

 二体が止まったのを満足に頷いてから、彼女は一瞬で全員の方に詰め寄る。

 近付き、よく見えるようになったみんなの顔を見渡しながら、彼女は問いかけた。

 

「みんな、盛り上がってるかーい?」

「「Yeeeaaaaaaahhhhhh!」」

「うーん。いい返事だ! さーて、今日は大事な大事な防衛戦! もちろん私も気合い入れて来ましたよ!」

「わあああああああ!」「お姉さーん!」

「ふっふ。いつもは陰に徹し、みんなをもっともーっと盛り上げるのが私の役目なんですけどね」

 

 陰に徹せてないだろという突っ込みはともかく。

 不意に笑顔を止め、死屍累々たる戦場を眺めて、彼女は明らかに不機嫌な、そして哀しげな顔を見せた。

 

「お姉さんね。今日はちょっと虫の居所が悪いからね」

 

 拳をぽきぽき鳴らしながら、お姉さんはまた笑顔に戻って言った。

 

「今・回・は・特・別・に! 実況・解説・プレイヤーわたくしでお送りしたいと思いますーーーーっ!」

 

「うおおおおおーーー!」

「いいぞお!」

「さすが姉さん!」

「姐さんッ!」

「やってやれ!」

「みんなの仇をッ!」

 

 受付のお姉さん直々のお仕置き宣言に、聴衆は否応なしに盛り上がる。

「受付のお姉さん最強説」は、風の噂でまことしやかに語られるものだった。

 幻の伝説でしかなかった彼女の戦いを、ついにこの目で見られるのだ。

 それも、このレジンバークを守るという大一番で。

 彼女は、左手はぶいぶい言わせながら、右手はずっとエアマイクパフォーマンスを続けている。

 

「さあさあ! 本日のメインイベント! 相対するは伝説の魔神種! あの泣く子も黙るゾアケルベロスとルモリスの二体同時だ! 対するお姉さんに秘策はあるのかーーッ!?」

 

 受付のお姉さんはニヤリと笑い、左拳を握った。

 

「おーっと! 拳だ!? 拳だけで戦おうとしている!? これは無茶というやつではないでしょうか? 本当に勝てるのか!? その自信は一体何なんだ!? 果たして私は伝説の怪物相手にレジンバークを守り切ることができるのかーーッ?」

 

 エーナはぽかんとしながら受付のお姉さんの一人芝居を眺めていた。

【星占い】で彼女のことを調べようにも、今後の戦闘を占おうにも。

 

〈エラー。星脈に一切情報がありません〉

〈エラー。何もわかりません〉

 

 一切、何もときたものだ。意味がわからない。

 すっかりお姉さん空間と化したレジンバーク北の平原であるが、さすがに魔神種は空気を読んで引いてくれるような相手ではない。

 ルモリスが死のガス弾を撃ち出し、ゾアケルベロスが冥獄火炎を連続で吐く。特大の攻撃が数十も同時に襲う。

 位置関係は最悪だ。一つでも避ければ、レジンバークは死の町となるだろう。

 

「迫る! 恐ろしい攻撃が迫ってくる! 私はどうする!?」

 

 しかし彼女は、完璧にタイミングを見極め、すべてをパリィしてあらぬ方向に弾き飛ばしてしまった。右手はエアマイクパフォーマンスを続けているので、左拳の一つでである。

 左拳はいつの間にか虹色に輝いていた。

 

「効いていない! しかしまったく効いていません! 余裕です! お姉さん余裕です! どうしたガスおばけ! どうしたイヌッころ! フーフー息や火を吹くだけが特技なのか!?」

 

 そう言った直後、呆れるような速さで接近し――

 

「魔神種が聞いて呆れる! 動きが止まってみえるぞーー!?」

 

 二体のうちの一体、ゾアケルベロスの首の真下に位置つけると、

 

 ドッゴンッ!

 

「いったあああああああーーーーーー! 痛烈な一撃ーーーーッ!」

 

 およそ拳とは思えない爆音を打ち鳴らして、ゾアケルベロスの巨体は高々と空へ打ち上げられた。

 もちろん一撃などでは終わらない。

 

 ドッゴンッ! ベゴッ! バッゴンッ!

 

「いった! いった! 私がいった! 私がいったっ! 私がいったああああああーーーーーっ!」

 

 完全に打ち上がる前に上に回り込んで打ち下ろし、地面に着く前に下に回り込んで打ち上げながら、受付のお姉さんは快調にエアマイクで叫ぶ。

 聞いているだけで痛々しい音が、何度も何度も獄犬神を打ちのめす。

 凄まじく重い連撃に、獄犬神はきゃいんきゃいん、とまるで子犬が鳴くような声で喚いている。

 

「すげえ……」

「なんて戦いなんだ……!」

「俺たちは今、神話の戦いを見ているのか……?」

 

 全員が熱い眼差しでお姉さんの雄姿を追っていた。

 

「何よあれ。セオリーも何もあったもんじゃない。滅茶苦茶じゃないの……」

 

 あまりに一方的な展開に、エーナは目を丸くして立ち尽くしていた。変な笑いが出て来た。

 フェバル級の戦闘では当たり前の――相手の意識やオーラが弱い場所を攻めるというセオリーがない。

 事実、戦い方は誰が見てもまったく洗練されているものではなかった。

 わざわざ実況縛りを付け、ほとんど力任せにぶん殴るだけ。

 それでも強い。

 ただただ不合理。勢いと力任せに理不尽そのものを叩きつけている。ある意味でフェバルよりもフェバルらしい戦いだ。

  自分にあのような真似ができるだろうか。絶対にできないと自信を持ってエーナには言えた。

 

「やるなあ」

 

 受付のお姉さんが暴れまくる裏で、さりげなくきっちり五体目を仕留めたジルフも、興味深く戦いを観戦していた。

 

「とどめぇ!」

「ガァフッ!?」

 

 最後に一発。三つの首すべて鼻の頭から潰す痛烈な蹴りがクリーンヒットし――

 

 キラーン。

 

 ゾアケルベロスは星になって消えた。

 生死はわからないが、生きていたとしてももう二度と戦える身体ではないだろう。

 

 一体を軽々とぶちのめした受付のお姉さんは、改めて残りの一体ルモリスに目を向けた。

 

「行儀の悪いイヌッころはきっちりしつけましたが! さあ、このガスおばけはどうしてくれようか! 数々の戦士たちの命を奪った罪! 決して許されるものではありませんっ!」

 

 そうだそうだの合唱を受けながら、彼女は超速でルモリスに迫る。

 ルモリスも必殺のガス攻撃で応対するが、なぜか彼女は拳を振るうだけでことごとく弾き飛ばしてしまうのだった。

 当たりさえすれば確実に死至らしめるという前提があって、初めてガス攻撃は脅威となる。その前提を根底から弾き飛ばす受付のお姉さんには、ルモリスの相性は最悪だった。

 ルモリスの目と鼻の先まで接近した彼女は、懐から何かを取り出す。

 

「ここで私が取り出したるは! あーっ! それを出すのか! そいつを出してしまうのか!?」

 

「なんだ?」

「何を出すつもりなんだ!?」

 

 彼女が取り出したのは、一見何の変哲もない受付台帳だった。

 ただ……真っ黒であることを除いては。

 彼女はわざとらしく、そして高らかに宣言する。

 

「あーっと! 出した! 出してしまった! 今この瞬間、量刑は確定した!」

 

暗黒受付台帳(ブラックリスト)!》

 

 彼女は真っ黒な台帳を放り、面の方をルモリスに向けて、裏表紙に手をバンと押し当てた。

 すると、台帳から黒い波動が放たれた。

 波動は極めて薄く、四角い紙そのものの形を取っている。

 最初は台帳の大きさだったものが、ルモリスに到達するまでには、ルモリスを覆うほどの大きさになっていく。

 そして、ルモリスがまったく反応できないほどに速い攻撃だった。

 黒い波動がルモリスに触れたとき、ルモリスは初めて異変を理解する。

 

 己の身体が波動に貼り付けられ、薄く引き伸ばされていることに。

 まるで植物のしおりを作るように。それは容易く遂行された。

 

 最期、ルモリスは空中に巨大な魔物図鑑の一枚絵を描いて絶命した。

 

 

 さすがに消耗が激しかったのか、一瞬だけ素に戻ってふうと息を吐いた受付のお姉さんには色濃い疲労があった。しかし弱い姿は見せられないと、再び明るく声を張り上げた。

 

「決着ーーーーッ! どうだ! みんなの仇は取ったぞーーーッ!」

 

「やった!」

「助かった!」

「これでセナの兄貴も……」

「快鬼や魔聖も浮かばれるってもんだぜ」

「ヒーローの胴上げだああああーーーっ!」

 

「「お姉さん! お姉さん! お姉さん! お姉さん!」」

 

 絶体絶命の淵から今日も生き残った。勝利を喜び、英雄を高々と持ち上げた。

 

 

 

「気持ちもわかるが、こっちの相手もしろよ……。一応S級とか大型ナイトメアなんだぞ」

「私も手伝うわ。レジンバークの連中って、ああなるとずっとああだし」

 

 二年ほどの付き合いで彼らの特性がわかっているジルフとエーナは、少々ぼやきながら、地味にまともな連中を指示しつつ、地味に雑魚を殲滅していった。

 

 受付のお姉さんの復帰により、レジンバークは最大の危機を乗り越え、小康状態を維持していくのだった。


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