フェバル~TS能力者ユウの異世界放浪記〜   作:レストB

45 / 537
8「早過ぎた力」

 俺は引き千切った縄を掴み、三人に向かって投げつけた。

 己が犯した罪を突きつけるように。

 

「おじさん。こんなことしていいと思ってるのかな。大人なら知ってるよね? こういうの、虐待って言うんだよ」

 

 図星を突かれたこいつらは、みるみるうちに顔が赤くなる。見ていて面白いくらいだ。

 

「ガキのくせに生意気な口きくんじゃねえ!」

 

 激昂したおじさんが、拳を作って迫りかかってくる。

 言うに事欠いて暴力に訴えるか。まあそういう人だよね。

 それにしても遅い。なんだこのハエが止まりそうなパンチは。

 俺は今までこんなものに苦しめられていたのか。

 迫る拳を顔面すれすれでかわすと、そのまま懐に滑り込み、伸びた腕を掴んで投げ飛ばしてやった。

 おじさんはぐるんと回転して、背中から床に叩き付けられた。

 何が起こったのかわからないといったまぬけな顔をしている。

 これはお母さんの投げ技だ。力はほとんどいらない。

 よろよろと立ち上がったおじさんは、既に先ほどまでの威勢を失っていた。

 ようやくいつもの俺でないことを察したのだろう。

 これでむやみに殴りかかってくることはあるまい。

 

「いきなり暴力はよくないと思うな。まずは話し合いをしようよ」

「話し合いですって?」

 

 驚くおばさんに、俺はわざと口角を上げ、罵倒を込めて言ってやった。

 

「そうさ。お前らの罪深さを教えてやるって言ってんだよ」

「生意気な口を! この家に住まわせてやってる恩を忘れたのか!?」

 

 焦って憤慨するおじさんが、滑稽で仕方がなかった。

 本人もわかっててやってるのだから、面の皮の厚さはアカデミー賞ものだ。

 

「何が恩だ。笑わせるなよ。俺の養育費を口実に、両親の遺産を掠め取ってる泥棒のくせにさ」

 

 言われたおじさんとおばさんの口が、あんぐりと開いて塞がらなくなる。

 そうだ。そのアホみたいな顔が見たかったんだよ。

 

「どうして……。なぜ、それを知ってるんだい!?」

「いつだかの夜中に得意そうにべらべらと喋ってたじゃないか」

「馬鹿な! それはあんたの両親が亡くなったすぐ後、確かあんたが6歳のときじゃないか! わかりっこないはずだよ!」

「それがわかるんだよ。俺にはね」

 

 望むなら、すべての記憶にアクセスできる。まったく素晴らしい力だ。

 

「まあいいさ。きちんと世話してくれるなら、その金はあげてやってもいい」

 

 それを聞いて、おじさんとおばさんはほっと胸を撫で下ろしていた。

 こいつらは金さえ無事ならそれでいいのか。

 心の底から軽蔑しながら、話を続ける。

 

「莫大な金という対価をもらってる以上、あんたらには代わりに俺をきちんと育てる義務があるはずだ。そうでしょう?」

「あ、ああ。そうだな」

「ええ。そうね」

 

 歯切れが悪そうに答える二人。

 そりゃそうだ。なぜなら――。

 俺は湧き上がる怒りを込めて叫んだ。

 

「なのに! あんたらはその義務をちっとも果たさなかった! それどころか、この扱いだ!」

 

 俺はシャツをめくり上げて、身体中に残った痛々しい傷跡を晒した。

 こいつのおかげで、体育のときに人前で着替えることもできやしない。

 

「見なよ。この痣と、傷と、火傷の跡を! どうしてこんなことをするの? あんたらは、一切心が痛まなかったの!?」

 

 二人はばつが悪そうに顔をしかめて押し黙る。

 当然だ。返す言葉がないのだから。

 ケンの奴は、おどおどしながら俺たちの様子を見守っていた。

 

「俺がどんなに泣いても喚いても謝っても、おじさんもおばさんも決して止めてはくれなかった。むしろ楽しんでたよね。はっきり言ってやるよ。あんたたちは、最低だ」

 

 二人とも、びきびきと青筋が走っていた。

 子供にここまでコケにされ、言いくるめられている事実に対して苛立っているのが、容易に見て取れる。

 この期に及んでも反省の色がまったく見られないとは。心底呆れるよ。

 俺は溜息を吐くと、冷たい口調で諭した。

 

「さて、何か言うことはありませんか?」

 

 もちろん求めているものは一つだ。

 だが、二人はあくまで黙っているつもりのようだった。

 仕方がないから、俺はとっておきのカードを切ることにした。

 

「ねえ。黙ってていいの? 虐待の事実を世間に公表してあげようか? いくらでも方法はあるんだよ? そしたら、あんたたちの社会的信用はどうなるだろうね」

「すまなかった……」

「ごめんなさい……」

 

 本心ではないにしろ、ようやく望んでいた言葉が聞けて、ほんの少しだけ溜飲が下がる。

 けれど、たった一言の謝罪で許すには、俺が受けた傷はあまりにも深過ぎた。

 

「やっと謝ってくれたね。でも俺は、お前たちを絶対に許さないよ」

「この! 人が下手に出れば調子に乗りや――」

「黙れ」

 

 視線だけで殺してやるとばかりに殺気を放ったら、おじさんはびびって言葉を詰まらせた。顔がピーマンみたいに青くなっている。

 小物も小物だ。所詮、弱い者をいじめて愉悦に浸る奴なんて、この程度なんだろう。

 どうしてこんな奴を怖がっていたのか。本当に馬鹿馬鹿しくなってくるよ。

 

「いいか。周りにばらされたくなかったら、今すぐ扱いを改善しろ。せめて人並みにして」

 

 すっかり竦み上がったこいつらは、何も言えないようだった。

 語気を強めて促してやる。

 

「返事は?」

「わ、わかったよ!」

 

 情けない奴。いつも人を食ったような顔をしてるおばさんも、この通りだ。

 もう少し仕返ししようと思って、俺は嘲笑しながら言ってやる。

 

「そうだ。心配しなくても、別に今まで通り家事くらいはやってあげるよ。おばさん、ずっと家にいるくせに一人じゃ家事もまともにできないもんね」

 

 図星を突かれたおばさんは、顔を真っ赤にして俯いてしまった。

 おじさんもおばさんも、もはや形無しだった。

 二人に言いたいだけ言ってとりあえず満足した俺は、横できょろきょろしている奴に標的を変えることにする。

 

「ケン」

「は、はひ!」

 

 思わず噴き出してしまいそうになった。

 いつもは威張り散らしてるこいつが「は、はひ!」だって。

 親の情けない姿が、よほど応えたのだろう。

 外から見れば穏やかな笑みを浮かべながら、俺はこいつにゆっくりと近づいていく。

 

「いつも俺のこと、こき使って楽しかった?」

「うわ! ち、近寄るな!」

 

 素が出たこいつは、やはりすぐに手が出た。

 この辺りは親譲りだな。

 もちろん、おじさんのと比べてもさらに遥かに劣る拳だった。

 こんなのよけるまでもない。

 その場で足を蹴り上げて、ケンの拳にぶつけてやる。

 それだけで、こいつは簡単にひるんだ。

 俺は怯えるこいつに触れる距離まで迫り、お返しに狙い澄ましたリバーブローをお見舞いしてやった。

 のたうち回ることすらできないほど苦しむケンの耳元に顔を寄せ、囁ぎ声で説教してあげる。

 

「こうやってね。殴られると痛いんだよ。苦しいんだよ。わかったでしょ? 君はもっと人の痛みを知った方がいいと思うね」

 

 コクコクと、小動物のように頷くばかりのケン。

 へえ。子供な分だけ、親よりよっぽど素直じゃないか。

 でも、まだ許さない。こいつには余罪があるのだ。

 

「あとさ。何か言うことがあるんじゃないの?」

「な、なんのことでしょう?」

 

 また急に丁寧語で改まり出したケンに内心苦笑いしながら、俺ははっきりと告げた。

 

「今日のこととかね。君のお母さんにちゃんと謝ったら?」

「いや、そそそそれは……」

 

 きょどりまくるケンに、思い切りドスを利かせた声で脅しかける。

 

「ほら言えよ。今日俺の部屋を散らかしたのは誰だ? 俺にエアガンの弾と水風船をしこたまぶつけたのは誰だ? 部屋を片付けるべきだったのは誰なんだ?」

 

 ケンは半泣きになって、汗を滝のように流しながら白状した。

 

「ひ、ひいっ! ごめんなさい! 俺です! 俺が全部やりましたぁ~~!」

 

 俺はその返答に満足して、おばさんの方に振り向いた。

 

「聞いた? おばさん。悪いのはケンだよ。俺は何もやってない」

 

 俺にとっては大事なことだったんだけど、おばさんにとってはもはやどうでもいいことのようだった。

 俺とケンのやり取りを見てますます青ざめた彼女は、身体を震わせながら非難するように言ってきた。

 

「急に知恵が付いたみたいに! いったいなんなんだい!? 気味が悪いよ! この化け物め!」

 

 化け物。

 そんなこと言われたの初めてだよ。だが心外だな。

 

「化け物? どっちが。お前らこそ人の皮をかぶった化け物みたいなもんじゃないか。なあ?」

 

 同意を求めるように、ケンの方をちらりと見る。

 それがあまりに怖かったらしい。とうとう母親の膝に縋って、ケンは我を忘れて大泣きし始めた。

 

「うええええええええええええん!」

 

 情けなく泣きじゃくるケンを見下しながら、嘲りを込めて告げる。

 

「言われた言葉をそっくりそのまま返してやるよ。弱虫め」

 

 まあこいつへの仕返しはこのくらいでいいだろう。

 こいつはまだ小さいし、無邪気な部分もあった。

 両親とは違って改心の余地はあるから、許してやってもいいと思う。

 

 そのとき、いきなり後頭部に大きな衝撃が走った。

 

 視界がぐらりと揺れる。

 何が起こったのかと思ったときには、顔から床にぶつかっていた。

 くらくらする頭を振って、どうにか見上げる。

 鬼のような形相で激しく息を切らせている、おじさんの姿が映った。目が充血している。

 そう、か。

 側にあった置き物で、背後から俺を殴ったのか。

 

「へっ! ざまあみろ! 調子に乗るからだ! このクソガキめ!」

 

 脳が揺れて立ち上がれない。

 それをいいことに、調子に乗って何度も何度も蹴り付けてきた。

 

「ほら! お前も手伝え!」

「ああ! ちょっと離れてな! ケン!」

 

 息子を脇にやったおばさんも加わって、リンチ状態になる。

 

「死ね! 死ね!」

「くたばれ! 化け物め!」

 

 小さな体をボールのように蹴られながら、俺は死ぬほど心が痛かった。

 だって、まったく躊躇など感じられなかったから。

 こいつらは、俺のことを殺す気なんだ。

 少なくとも、うっかり死んでしまっても構わないと思っている。

 そのことが、たまらなく悲しかった。

 俺は身を固くして、じっと脳の回復を待った。

 守ることだけに集中すれば、こんな素人の蹴りなど、そうそう致命傷になどなりはしない。

 動けるようになった頃を見計らい、蹴る瞬間を狙っておじさんの足にしがみついた。

 そこを支えにして、どうにか立ち上がる。

 すかさず金的を殴り付け、痛がるおじさんから距離を取った。

 痛みに苦しみながら、おじさんはなおも俺に襲い掛かろうとする。

 けどそこまでだった。

 ギロリと睨み付けてやったら、二人の動きは銅像のように止まった。

 

 俺は一息吐くと、自分の頼りない身体を見下ろした。

 全身血だらけだった。

 生温い人の血だ。それがこの身体には流れている。

 顔を上げて、再びおじさんとおばさんを睨み付ける。

 対して、こいつらはなんだ。

 こいつらには、まともな血が通っちゃいない。

 決して許しはしないけど、扱いを改善させるだけで勘弁してやるつもりだったのに。

 やっとのことで残していた最後の良心のタガが、とうとう外れてしまったような気がした。

 

 記憶の世界に一つの漏れなく溜まっていた、数々の虐待の記憶。

 力を手に入れたとき、それらも一緒に解放されてしまったみたいだ。

「私」が力を使うなって言ってた理由が、やっとわかったよ。

 今の俺には、もう耐えられそうにない。

 誰も彼もが憎くて、さっきからずっと気がおかしくなりそうなんだ。

 こいつらに刻み付けられた残虐性と暴力性が、一気に俺を包み込んで支配しようとしてくる。もはや逆らうことはできなかった。

 

 もういいや。この気持ちに身を委ねてしまおう。

 

 そのとき、「私」の縋るような声が聞こえてきた。

 

『ダメだよ! 元に戻れなくなっちゃうよ!』

 

 ああ。そうか。

 今は能力を使ってるから、現実でも心が通じることがあり得るんだね。

 

 ねえ。もう一人の「私」。

 俺のこと、必死に止めてくれてありがとう。

 いつもは忘れちゃってるけど、ずっとそばにいてくれてありがとう。

 

『そんな。お別れみたいなこと、言わないでよ』

 

 もう、疲れたんだ。

 

『ユウ……』

 

 もし俺がダメになっちゃったら、そのときはこの身体は君にあげるよ。

 

『そんなこと、言わないでよ。あなたがいなくちゃ、私がいる意味なんてない。私は、あなたを支えるためにいるんだよ?』

 

 そっか。じゃあ、ごめんだ。

 言うこと聞かない子で、ごめんね。

 

『ユウ! ユウ! 返事をして! お願い!』

 

 ――――いこう。

 

 こんな奴らに遠慮する必要はないさ! なあ、そうだろう!?

 

「あははははははははははははは! またそうやって暴力か! お前ら、それしか能がないのか?」

「ひいっ!」

「あああっ!」

 

 くっくっく。そんなにびびるなら、最初から手なんか出さなければよかったのにね。

 

「もういいよ。お前らがそういうつもりなら、俺にも考えがある」

 

 憎しみの感情が後押しする。やってしまえと背中を押す。

 ふと横を見ると、ケンは既にショックからか気を失っていた。

 よかった。こんなもの、見ない方が幸せだ。

 

『まさか……! それだけはやめて!』

 

 レンクス。食らった技を借りるよ。

 

【反逆】

 

 重力に逆らって、奴らを天井へ叩きつけろ。

 

 おじさんとおばさんの身体が、瞬く間に宙へと浮き始める。

 

「うわあああああ!」

「きゃあああああ!」

 

 躊躇うことなく、天井に激突させた。

 二人の断末魔のような悲鳴が、部屋中に響き渡る。

 その瞬間、能力を切って床へと突き落とす。床にぶつかったら、また【反逆】を使って引き上げてやる。

 そうやって、床へと天井へと、交互に何度も何度も叩きつけてやった。

 奴らの泣き叫ぶ声を聞きながら、俺は虚しい復讐心が満たされていくのを感じていた。

 

「ははは! これは報いだ! お前らがこの憎しみを育てた! 自分で自分の首を絞めたんだよ!」

 

 不思議と涙が流れてくる。楽しいはずなのに。

 ここまですることはないんじゃないのか? ここまでやり返したら、おじさんたちと一緒じゃないのか?

 そんな疑念が頭を過ぎる。

 でも、もう手を止められない。止まらない。

 

『もうやめて! 私は知ってる。あなたは優しい人だよ。だから、こんなに心が苦しいんだよ』

 

 ダメだ! 憎しみが止まらないんだ!

 全部壊してしまえって、頭の中にガンガン響いてくるんだよ!

 

【反逆】なんて強い能力を何度も使うのは、さすがに無理があったみたいだ。

 まもなく限界を超えた。

 堰を切ったように、膨大な情報が一気に頭の中に流れ込んでくる。

 頭が、割れる!

 

「うわあああああああああああああああああああーーーーーーー!」

 

 

 ***

 

 

 ユウ! しっかりして!

 周りを見渡すと、私の住んでいる『心の世界』は、かつて見たこともないくらいに荒れ狂っていた。

 普段は真っ暗なはずの世界に、まるで天の川のような、白い光から成る巨大な流れが生じている。

 それも、恐ろしい激流だった。

 力が、暴走してる。やっぱり扱い切れなかったんだ。

 早く止めないと! ユウが苦しんでる!

 私は必死に流れを止めようとした。だけど、私はあまりにも無力だった。

 膨大な『心の世界』の中で、そのたかが一要素に過ぎない私の力では、せいぜい小さな流れを押し止めるので精一杯だったの。

 ダメ! とても抑え切れない!

 やがてどこもかしこも激流に呑まれて、ただ立ち尽くすしかなかった。

 もう祈ることしかできない。

 

 お願い! 誰か! 誰か流れを止めて!

 このままじゃ、ユウが本当に壊れてしまう!

 

 絶望に飲み込まれそうになった――そのときだった。

 

 ユウの目を通して、部屋の窓ガラスが派手に割れたのが見えたの。

 勢いよく飛び込んで来たのは、見慣れた金髪の姿。

 彼がやって来たとき、奇跡が起こった。

 あれだけ激しくうねっていた流れが、次第に落ち着きを見せ始めた。

 気付けば『心の世界』は、すっかり元の真っ暗な空間に戻っていた。

 

 止まった……?

 

 すると、ふらっと力が抜けたようにユウが気を失って、代わりに私が表の世界に出てきた。

 彼は私を認めると、ほっとしたような笑顔を見せた。

 

「ふう。やれやれ。危なかった。間一髪のところで間に合ったな」

 

 彼のことを、こんなに頼もしいと感じたことはなかった。

 

「レンクス……」

「よう。遅れてすまなかった。助けにきたぜ」

「ユウは……助かったの……?」

 

 不安でいっぱいの私を安心させるように、彼はにこりと笑って頷く。

 

「ああ。ギリギリだったけどな。とりあえず記憶とのリンクを断って中で眠らせておいたから、確かめてみろ」

 

 言われて『心の世界』を覗くと、何も知らないユウが、安らかな顔で眠っていた。

 

 ユウが、助かった。

 レンクスが、助けてくれた。

 

「ぐすっ……。よかった……。ほんとに、よかったよぉ……」

 

 安心から、私はその場で泣き崩れてしまった。

 わんわん泣きじゃくる私の頭にぽんと手を置いて、彼はあやすように優しく撫でてくれた。

 こういうときだけ、ちっともいやらしさはなかった。

 

「お前たちのことはなるべく俺が守ってやるよ。ユナとの――約束だからな」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。