スレイヤーズD×D   作:デンドロビウム

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フリード登場!


狂った神父に大司教

 

 

次の日の夜、私は祐斗と小猫ちゃんではぐれ神父の捜索をしていた。

 

今日の昼間にイリナから一緒に来ていた神父の一人が殺されたと報告を受けたからだ。

 

今頃イリナ達も捜索しているはずである。

 

「夜中に歩き回るなんてお肌に悪いわ!」

 

「先輩、私達は悪魔なんですから夜の方が調子よくなります。」

 

「なら昼間寝ればいいのね!」

 

「先輩は駄目な悪魔になりそうですね。」

 

「あはははは。」

 

祐斗が苦笑いしている。

 

どうも何も話さないでただ探すというのは性に合ってない。

 

しかも見つけるより向こうから来るのを待ってる感じなのでつまらない事この上ない。

 

「先輩、つまらないとか思ってません?」

 

「だって~、来るの待つなんて性に合わないわ!この町だって決して狭いわけじゃないし──来たわね。」

 

私の言葉に即座に2人も反応した。

 

「ひゃはははは!これはこれは悪魔さんじゃありませんか!」

 

なんかおかしい感じの神父?が話し掛けて来た。

 

「あんたがはぐれ神父かしら?」

 

「悪魔なんかに正直に答えるわけないっしょ~。」

 

という時点で言ってるのと同じね。

 

「それで?私達に何の用かしら?」

 

「決まってんじゃねぇかよ!おめぇら全員チョッパーしてやろうってなあああ!」

 

そう言って剣を抜き斬りかかって来る。

 

早い!

 

ギイイン!

 

祐斗がいち早く反応して受け止める。

 

「っ!聖剣か!」

 

一旦離れてから

 

「そうですよ!これは聖剣エクスカリバーの一つ天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)だ!今度は本気でいくぜ!」

 

そう言って再び斬りかかって来る。

 

キン!ギイイイン!

 

再び祐斗と打ち合う。私も呪文を唱え様子を見る。

 

「そんなもんですか!悪魔さんよおお!」

 

バキイン!

 

祐斗のけんが砕けるが直ぐに作り直す。

 

「魔剣の神器(セイクリットギア)ですか?」

 

「くっ!」

 

祐斗は熱くなってるわね、まったく。

 

氷の矢(フリーズ・アロー)!」

 

ドドドドドド!

 

私は魔法で牽制して2人を離す。

 

「祐斗!冷静になんなさい!そんなんじゃやられるわよ?」

 

「っ!・・・はぁ~、ごめん里奈さん。」

 

わかってくれたようである。

 

「まったく~、気持ちは分かるけど冷静になんなさいよ。復讐する前にあんたが殺されたら意味無いでしょ?あとリアスの気持ちも汲みなさい。あんたの為にみんなで動くの許可してるんだからね?」

 

「ああ、わかったよ里奈さん。協力していこう。」

 

「当然でしょ?」

 

「私も頑張ります。」

 

さてさて仕切り直しね。

 

「作戦会議は終わりましたか~?」

 

「おかげさまでね、次は私が相手してあげる。祐斗と小猫は強化魔法かけてから参戦ね。」

 

そう言って私は剣を取り出し奴に向かう。

 

「光よ!」

 

「悪魔が光の剣とかおかしいんじゃね?」

 

そう言って私と打ち合う。・・・これ位ならドライグ使わなくても問題ない。

 

魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)!」

 

霊王結魔弾(ヴィスファランク)!」

 

私が奴の相手をしている間に2人の魔法が完成する。

 

「次は僕達が相手をするよ。」

 

そういって私と入れ替わり祐斗と小猫が奴の相手をする。

 

ふむ。

 

「ドライグ!」

 

『応!Boost!』

 

篭手を出し倍加をする。それと同時に魔法を唱える。

 

2人なら大丈夫そうだけど小猫がやりにくそうね。

 

『Boost!』

 

烈閃咆(エルメキア・フレイム)!」

 

「なんとぉ!」

 

私の魔法を奴はなんとか剣で防ぐ。

 

『Boost!』

 

その間に私は小猫に近づき

 

『Transfer!』

 

「小猫、これなら数回剣を手で受けれるわ!」

 

「ありがとうございます。」

 

「そんなわけあるか!」

 

そういって小猫に剣を振り下ろすが

 

バジッ!

 

小猫に受け止められ

 

「えい!」

 

ドゴォ!

 

小猫のパンチをくらって吹っ飛ばされる。

 

「ぐ、がは!うそだろ!聖剣を悪魔が受け止めるとか!」

 

「拳に魔法で強化した上に私が更に強化したのよ、慢心しすぎじゃない?聖剣だって悪魔に対して万能じゃないのよ?」

 

「くそ、くそ、くそがあああ!」

 

その時、奥の路地から姿を現した人が言った。

 

「何をしている、フリード!剣に因子の力を込めてみろ!」

 

「バルパーのおっさん。おし、はあああああ。」

 

バルパーに言われた通りに剣に力を込める。

 

「おお、これは!これならいける!」

 

「祐斗、小猫、フリードをお願い。私はバルパーを相手するわ。」

 

「分かったよ里奈さん。」

 

「先輩、気をつけてください。」

 

そういって2人は再びフリードと対峙する。

 

「バルパーだっけ?私が相手してあげるわ。」

 

「ふん、小娘が。いいだろう、かかって来るがいい。」

 

『Boost!』

 

篭手の倍加を再開する。

 

青魔烈弾波(ブラム・ブレイザー)!」

 

私は用意していた魔法を解き放つ!

 

バシュ!

 

しかし私の魔法は防御魔法をあらかじめ使われていたのかあっさりはじかれる。

 

う~ん、やっぱりか。こいつ並の使い手じゃないわね。

 

「その程度なのかな?」

 

「今のは小手調べよ。バルパー?・・・あ、思い出した!あんた聖剣計画の首謀者ね?」

 

「なっ!」

 

祐斗に聞こえていたらしく驚愕している。

 

「いかにも。良く知っていたな。」

 

「あの施設吹き飛ばしたの私だからね~。軽く調べておいたのよ。」

 

「施設を破壊したのは君か。まあ、あの時点で施設は破棄していたからね、問題は無いよ。」

 

皆殺しの大司教──非道な実験を行っていた事から付いたあだ名らしい。

 

「んで?その追放された司教様がコカビエルと組んで何企んでるのかしら?」

 

「それを素直に言うとでも?それから組んでるんじゃなくてコカビエルは私の主だよ。」

 

「まぁ、どっちでもいいわ。どのみちあんたを倒して聞き出すだけだから。」

 

そう言って私は構える。時間稼ぎは充分ね。

 

『explosion!』

 

力が膨れ上がる。10回分の強化である。

 

「ほう、力が膨れ上がったな、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)か。」

 

余裕こいてるわね~。じゃあ、こっちからいくわよ!唱えていた魔法を解き放つ。

 

獣王牙操弾(ゼラス・ブリット)!」

 

光の帯が防御魔法を貫きパルパーに向かう!並みの障壁じゃ防げないわよ?倍加で強化かけてるし。

 

「はあああああああ!」

 

バルパーが剣を抜きそれで受ける。

 

バキィン!

 

剣が折れ

 

バシュ!

 

「ぐああああああ!!」

 

そのままバルパーの右腕を切断する。

 

「聖剣を破壊するとは!少々侮っていたようだな。」

 

そう言って破片を回収する。

 

あれがコアだろーか?

 

「フリード!撤退だ!」

 

「はいな!」

 

そう言ってバルパーの横に移動し何かを地面に叩きつける!

 

カッ!

 

地面に当たったとたん激しい光で辺りを覆う。

 

閃光玉か!

 

氷の矢(フリーズ・アロー)!」

 

私は光の方向に魔法を放つが・・・手ごたえ無いわね、外したか。

 

「くそう、逃がしたか。」

 

「僕は奴を「駄目よ。」おおっ。」

 

「まったく、冷静になれって言ったじゃない。」

 

「でも!」

 

「気持ちは分かるけど一人で追いかけてどうするの?フリードはなんとか倒せるかもしれないけれどあのバルパーって奴は少なくともフリードなんかより全然強いわよ?」

 

「本当ですか?そんな感じは・・・。」

 

「最初に撃った魔法はそこそこ強い魔法よ?それを魔法障壁で簡単に防いだり、強化した魔法でやっと右腕だけ(・・・・・・・)切断できたのよ。あれは私の手持ちでもかなり強い魔法よ。それを強化してたにも拘らず腕切断したら消えたわ。そうなると奴自身もかなりの耐性か力があると思っていいわ。」

 

それに奴は逃げる時に冷静に破片を回収していった。普通ならありえないはず。

 

「とりあえず部長に連絡します。」

 

「ええ、イリナたちにも一応連絡入れておきましょう。」

 

連絡をしたあとそれぞれ解散する事にした。祐斗もなんとか抑えてくれたようで帰って行った。




フリード実は前に出てたんですが、教会の扉吹き飛ばした時に倒されてました。なので名前が出るのは今回初ですね。

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