作者:まあまあ。いいじゃん、嫉妬する里奈は可愛いんだし。
里奈:殺す!
作者:(逃げ)
里奈:まてこら~!
里奈ちゃん嫉妬!
私は不機嫌オーラを全開にしていた。
原因は・・・
「新しい先生カッコいいよね。」
「女子の授業も見てくれないかしら?」
・・・
「里奈さん、機嫌悪いみたいだけどどうしたの?」
「何でもないわよ!」
「ひっ!」
私に話し掛けてきた女の子は逃げるように離れていった。
朝、私のクラスの副担任として赴任して来たガウリイ(学園ではヴァーリ)がクラスの女子に人気が出てしまったのだ。
以前にも増して見た目がカッコ良くなっているというのが最大の要因なのだが、更に挨拶での気さくな感じがみんなにうけたらしく、教室での話題はもっぱらガウリイの事ばかりなのだ。
元妻としては面白くない。
とはいえ他のみんなには気取られたく無い。
が、このモヤモヤは抑えることも出来ず、誰かに当たることも出来無いので現状としてはこうしてるしかないのである。
私らしくないとは思うが、過去にガウリイと結婚してるせいかどうにも気持ちがザワついて仕方無いのである。
そんな不機嫌なままおとずれた放課後、私達は部室に集まっていた。
「里奈さんからドス黒いオーラが・・・。」
「何かあったんでしょうか?」
「里奈お姉様が怖いです。」
「過去の記憶含めてもあんなに黒い里奈を見たのは初めてね。」
「大きな事件でもあったんでしょうか?」
みんなが私から離れた所でヒソヒソ話している。
全部聞こえてるわよ。
とはいえ、このままっていうのは私らしくない!
「だーっ!!!」
ゴウッ!
声と共に魔力を開放して気分をリセットする。
ちなみに部室はちゃんと結界で覆っている。
「里奈!?」
「ああ、ごめんごめん。ちょっと鬱々としててね。」
「里奈が、鬱々とか似合わないわね。何があったの?」
「ああ〜、ちょっとね。」
リアスに曖昧に答える。
嫉妬の炎燃やしてたとか言えない。
「おお〜、ここが部室か〜。雰囲気あるな。」
そしてガウリイがやってくる。
む!
・・・我慢我慢。
「ガウリイ、先生やってみてどうだった?」
なんとか抑えてガウリイに聞く。
「なかなか新鮮で楽しかったぞ?ゼフィーリアで剣の先生やってたの思い出したぜ。普通の生活ってのもいいもんだな。」
ガウリイが楽しそうに言う。
人の気も知らないで〜!!
「ああ、でも女子に囲まれて色々聞かれたのには参ったな。彼女とか聞かれても里奈が、とか言えないしな。」
!?
「あ、あああ当たり前じゃない!」
「だよな〜。って里奈、顔真っ赤だけど大丈夫か?」
あんたのせいだ!この天然め!
「だ、大丈夫よ。」
一人で嫉妬してたのが馬鹿みたいじゃない。
「ああ〜、そういう事ですか。」
「言われてみればそうね。」
「うふふ、里奈も可愛い所ありますわね。」
みんなに感づかれた!恥ずかし過ぎる!
「ところで、この部活って何やるんだ?」
ナイスガウリイ!この話に乗って逸してしまおう!
「私も実際の活動ってしたことないわね。」
「もうちょっと見ていたかったけれど・・・。まあ、いいわ。何時もではないけれど河童とかの妖怪に話聞いたりUMAを探したりとかかしら?あとは修行したりお茶したりね。」
オカルト研究部だから間違ってないんだろうけど普通に聞いたら胡散臭いことこの上ないわね。
「中々面白そうなことしてるな。」
ガウリイはこういうの好きそうよね。
コンコン。
などと話しているとノックとともに数人の人が入って来た。
生徒会?何かしら?
「ソーナじゃない。どうしたの?」
「新しい眷属が増えたので紹介に。リアスの所も増えたのでしょう?」
お互いに増えたから顔合わせね。
「匙、挨拶しなさい。」
「新しくソーナ会長の眷属になった匙元士郎です。兵士です。」
「里奈とアーシアも挨拶して。」
「兵藤里奈よ。兵士やってるわ。」
「アーシア・アルジェントです。僧侶です。」
「げ!兵藤もなったのか!?」
匙が私を見てちょっと引いている。
「何か文句ある?」
ちょっと威圧気味に言ってみる。
「ないです!」
以前言いがかりを付けてきたので軽くお灸を据えてやったのを思い出したのだろう。ちょっと怯えている。
「いやいや!俺は駒4個消費だ、もう兵藤に負ける要素は無いはずだ!」
ほ〜、匙も複数消費なんだ。
「匙、あなたが駒4個消費でも里奈さんには逆立ちしても敵いませんよ?」
「そんなはず」
匙の言葉をソーナ会長が遮る。
「あるのですよ。まず、ライザーを転生前の人間のままで凌駕し、転生した時もグレイフィア様の兵士8個消費です。その内3個は変異の駒です。トレードで今はリアスの眷属になってますが、多分ここにいる全員で戦っても里奈さんには勝てないでしょう。ヴァーリ先生が加わったら勝てるとは思いますが。」
「え!?」
「里奈さんは高位の魔法使いでなおかつ
あんまり誉められるとむず痒いわね。事実だけど。
「・・・。」
ソーナ会長の言葉に匙は固まっている。
「里奈さん、アーシアさん、これからもよろしくお願いしますね。」
「こちらこそよろしくお願いするわ。」
「よろしくお願いします〜。」
ソーナ会長の言葉に私とアーシアも答える。
「それから、ヴァーリ先生もよろしくお願いしますね。」
「ああ、よろしくな。」
ガウリイ、あんた軽いわよ。
「ヴァーリ先生も悪魔なんすか?」
あ、匙が復活した。
「ええ、そうよ。その上今代の白龍皇でもあるわ。」
「な!」
またもフリーズする匙。
ある意味仕方ない気もするけど。
「せっかく集まったんだしこのまま親睦会でもしましょうか。」
「それはいいですね。他の生徒会のメンバーも呼びましょう。」
リアスの提案にソーナ会長も同意する。
「それではお茶菓子用意しますね。」
「先輩、私も手伝います。」
朱乃と小猫も同意みたいで準備を始める。
「みんなでパーっとやりましょうか!」
その後生徒会の他のメンバーも集まってみんなで楽しく過ごした。
私の嫉妬の話がうやむやになって良かったわ。
というわけで里奈嫉妬。
あと、匙出し忘れてた。
次も番外予定。