スレイヤーズD×D   作:デンドロビウム

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スレイヤーズ!小説新作!!

詳細はまだですが熱い!!




和平と新たなる敵編(仮)
奴が夢に現れる


 

 

あ〜、これは夢?明晰夢ってやつかしら?

 

そんで?夢にまで出て来て私に用がある奴なんて誰?

 

『ふふふ、まぁ、そうツンケンしなくてもいいんじゃない?大凡は分かっているんでしょう?』

 

元凶?

 

『ちょっとひどくない?』

 

これっぽっちも〜。そもそもこの状況ってあんたのせいじゃないの?

 

『まあ、そうだけれども。』

 

そろそろ目的とか教えて欲しいんだけど?

 

『「イレギュラー」を倒して欲しいのよ。』

 

「イレギュラー」ね〜。

 

『そもそもの原因は里奈が私の力を使えるようになった事なのよね〜。そういう意味だと里奈が一番のイレギュラーなんだけど。』

 

あんた(・・・)も想定してなかったってこと?

 

『そもそも()一部(・・)を使える事自体おかしいのよ。』

 

大元の生みの親ってあんたじゃない。

 

『まあ、そうなんだけど、ある程度はコントロールしてたんだけど、全部は見れないからね〜まさか人間で私の力使えるようになるとはね。』

 

魔族と神族が使おうとか考えないんじゃない?

 

人間だからだと思うわよ?

 

『普通は人間のキャパじゃ発動しないのよ。ある意味で里奈が一番のイレギュラーかもね。』

 

なんで私があんたの力使えるか原因分かっているんでしょう?

 

『はっきり分かったのは里奈が前世で死んで魂だけになってからだけどね。』

 

んで?

 

『理由は分からないけれど里奈の魂に私の欠片が混ざってるせいね。』

 

さらっと凄い事言われた気が。

 

現状私が以前より強くなってる理由は?

 

『「イレギュラー」を倒してもらうのに私の力を乗せてるのよ。』

 

それでも奴には勝てないと思うんだけど?

 

『それは里奈が力を引き出せて無いだけ。力を使い切れればこの世界で里奈が最強になれるわね。』

 

どんだけよ!

 

『仕方無いじゃない。最悪を考えるとそれ位じゃないと勝てないのよ。あいつ(・・・)あれ(・・)を利用するとしたらそこまでするしか無かったのよ。』

 

あれ?

 

『この世界で最強の存在よ。まだどうなるか分からないからこれ以上は言わないわ。今日はここまでね。次は力の使い方教えてあげるわ。これからのヒントとしては現状の呪文じゃどうやっても無理ってことね。ああ、助っ人なんだけどパシリ神官の他にもいるから見つけてね。それじゃあね〜。』

 

 

 

 

「ふざけんな〜!!!」

 

・・・。

 

私は叫びと共に目を覚ました。

 

言うだけ言っていなくなるか?ふつ〜。

 

とはいえ幾つかの謎は解けたわね。

 

当面の方針は「イレギュラー」を倒す事。あいつの力を引き出せるようにする事。みんなのレベルアップもしないとかしらね〜。

 

あ〜、あと助っ人探しもしないといけないのか。せめて人数だけでも言っておいて欲しかったわね。というかこれ以上誰かいたかしら?

 

コンコン。

 

「起きてるわよ〜。」

 

「おはようございます、お姉様。さっき叫ばれてましたけど?」

 

「ああ、気にしないで。理不尽な夢に抗議しただけだから。」

 

「?。朝ご飯の用意が出来てるんで、支度したらリビングに来てくださいね。」

 

「分かったわ、アーシア。何時もありがとうね。」

 

「助けて頂いた上に保護して下さってるのでこれくらいは当然です。」

 

良い子ね〜、アーシア。

 

「支度したらすぐ行くわ。」

 

私は支度をしてリビングに降りた。

 

 

 

その日の放課後、部室に集まってみんなに朝の夢の話をした。

 

「話を聞く限りどう転んでもろくな話にはなりそうにないな。」

 

「そうなのよね〜。まだ話には続きがあるみたいだし、早目に戦力の強化も考えないといけないのよね〜。」

 

ガウリイの言葉に私も答える。

 

「私達だけでどうにかするというのも限界があるわね。お兄様にもこの話したほうがいいかしら?」

 

リアスが話した直後に部室に魔法陣が表れ中から数人現れる。

 

「話は聞かせてもらったよ。」

 

「サーゼクスにグレイフィア!それにアザゼル!?」

 

なんていうタイミング!

 

「常に監視してる訳じゃないでしょうね?」

 

3人にジト目で聞く。

 

「たまたまですよ。こちらに来る時は一応確認してから来る様にしてますので。」

 

しれっとグレイフィアが答える。

 

相変わらず動じないわね。

 

「それにしたってアザゼルまで来るのはおかしいんじゃないの?」

 

「まあ、そう思うのは仕方無いがこちらでもちょっとした話し合いがあってな、天使、堕天使、悪魔で同盟を結ぼうという話になって、和平会談をここでするから話をしに来たんだよ。」

 

このタイミングでそうくるのか!

 

とはいえ和平が成立したらこちらの件も頼みやすくなるわね。

 

「さっきの話を聞いていたって事はこの和平が成功したら三大勢力の力も貸してもらえるのかしら?」

 

「そうだな。かなり厄介な事になりそうだし面倒事は早期に無くしたい所でもあるな。その辺も会談で少し議題に上げるか。」

 

アザゼルが答える。

 

「ここに来た理由はそれだけ?」

 

私の言葉に反応したのはサーゼクスだった。

 

「他にもあってね、まずコカビエルの件の説明を会談でしてもらいたい。なので会談には我々の護衛兼事情説明として参加して欲しい。それから・・・これだ。」

 

サーゼクスは懐から一枚のプリントを取り出す。

 

!?

 

「ちょ!それは!」

 

リアスが狼狽しながら反応する。

 

プリントの内容は授業参観のお知らせだった。

 

「サーゼクス様はこの学園の理事をしておりますので私から報告させていただきました。」

 

「当日には私とお父様も参加させてもらうよ。リアスの成長をきちんと記録しておかないといけないからね。」

 

サーゼクスって

 

「シスコン?」

 

「部長のご家族は部長を物凄く可愛がっているからね。サーゼクス様だけじゃなくてご両親もね。」

 

私の呟きに祐斗が答える。

 

さすがグレモリー家?それだけじゃないような気もするけども。

 

「公務のついででこんな事してもいいの?」

 

「ああ、今はプライベートでもあるんだよ。」

 

それならいいのか?

 

「人間界の視察も兼ねていてね、暫くこちらに滞在する事になっている。」

 

「視察?」

 

「ああ、悪魔の世界にも人間界の施設を参考にして色々建てようと思っていてね。今迄も色々参考にさせてもらっているんだ。」

 

「人間からの転生者向けってこと?」

 

「そうなるね。それに施設だけではなく、他にも色々取り入れようと考えてもいるんだよ。」

 

民主主義でも取り入れるんだろ〜か?なんて、悪魔は貴族社会だからそれは無いか。

 

それから暫く話をして解散になった。

 

授業参観か〜・・・家の両親も知ったらノリノリで参加しそうよね〜。仕事ほっぽってでも来るわね。

 

どうしようかしら?




ちょっとしたネタバレが・・・。

仲間誰にしよう?

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