スレイヤーズD×D   作:デンドロビウム

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展開がちょこっと変わってきます。


テロ襲撃

 

 

「時間停止!?」

 

咄嗟に結界を張りなんとか部員達だけ影響が出ないようにしたけど・・・。

 

ソーナ達は覆いきれず止まってしまっている。

 

「もしかしてギャスパーが?!」

 

「仮にギャスパーだとしてもここ迄広域にはならないわ。もしかしたら・・・。」

 

リアスに答えつつ最悪の結果を推測してしまった。

 

理由としては

 

「テロか。まったく、いつの時代も変わんないな。大きな勢力が手を結ぼうとすると、どこかから邪魔が入るもんだ。」

 

アザゼルは呑気な口調で言ってるけど・・・緊張感ないわね。

 

既に結界の外から侵入した魔法使い達が攻撃してるっていうのに。

 

「んで、どうすんの?時間停止は恐らくギャスパーを利用されてるか違う類似の神器(セイクリッド・ギア)の能力を増幅か暴走させてるんでしょう?」

 

「だろうな。俺達を止めるには出力不足だったみたいだが、放置しておく訳にはいかんな。外の魔法使いもだな。」

 

アザゼルの言葉にリアスが

 

「ギャスパーの所には私が行くわ。部室には戦車(ルーク)の駒があるから。」

 

キャスリングね。

 

「しかしリアス一人だけというのも。」

 

「サーゼクス様、私が転移の魔法でキャスリングを利用してリアス様と後一人なら何とか出来ます。」

 

サーゼクスの懸念に姉ちゃんが提案する。

 

「じゃあ、私が行くわ。」

 

「里奈、お願いするわね。」

 

私とリアスの言葉を聞いて即座に魔法の構築を始める姉ちゃん。

 

「外の連中はヴァーリ、頼めるか?連中も白龍皇が出てくれば多少は動揺するだろ。」

 

「ああ、わかった。」

 

そう言ってガウリイは禁手化(バランス・ブレイク)して外に出ていった。

 

「それから里奈」

 

アザゼルが腕輪?を私に投げて寄越す。

 

「その腕輪はある程度能力を抑えられる腕輪だ。ハーフ・ヴァンパイアにつけてやれ。多少なりとも制御に役立つはずだ。」

 

「サンキュ、アザゼル。助かるわ。」

 

アザゼルに腕輪を軽く掲げて見せて礼を言う。

 

「アザゼル、あなたは神器(セイクリッド・ギア)の研究をどこまでやっているのですか?」

 

ミカエルが嘆息しながら聞くが

 

「いいじゃねぇか。もう神はいねぇんだ、誰か解明出来る奴が必要だろ?お前等だってシステムの研究してるだろ?それと同じだ。」

 

「とはいえ戦争しないと言っているあなたがなぜ神器(セイクリッド・ギア)を集めている?『神滅具(ロンギヌス)』所有者まで数人集めているとも聞いてます。」

 

サーゼクスも続けて聞く。

 

「備えていたんだよ。」

 

「備えて?」

 

「ああ。お前等の戦力に、じゃないがな。自衛の手段だよ。」

 

「何処に対してだ?」

 

サーゼクスの質問にアザゼルは真剣な顔になり

 

禍の団(カオス・ブリゲード)────」

 

その名を口にする。

 

「カオス・ブリゲード?」

 

「名前と背景について判明したのは最近でな、うちの副総督のシェムハザが不審な行為をする集団に目を付けていたのさ。三大勢力の危険分子を集め、中には禁手(バランス・ブレイク)出来たり神滅具(ロンギヌス)保持者もいるらしい。」

 

「目的は?」

 

「破壊と混乱。単純だろ?平和が気に入らないのさ。テロリストだ、しかも最大級に性質が悪い。」

 

ということは今のテロも───

 

「組織の頭は『赤い龍(ウェルシュドラゴン)』と『白い龍(バニシングドラゴン)』の他に強大で凶悪なドラゴンだよ。」

 

『────!!』

 

アザゼルの言葉に全員が反応する。まさか!

 

「そうか、彼が動いたのか───『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』オーフィス──神が恐れたドラゴン。・・・この世界が出来上がった時から最強の座に君臨するドラゴン。」

 

とんでも無いのが動いてるわね〜。

 

『そう!オーフィスが禍の団(カオス・ブリゲード)のトップです。』

 

聞き慣れない言葉と共に床に魔法陣が展開する。

 

っ!この魔法陣の紋様は!

 

「そうか!そう来る訳か!今回の黒幕は───」

 

サーゼクスも気付いたみたいね。

 

「グレイフィア!リアスと里奈さんを!」

 

サーゼクスの声に答えて姉ちゃんは魔法を発動する。

 

「ちょっと!グレイフィア、お兄様!」

 

まあ、出て来る奴が予想通りならこの面子で大丈夫でしょ。

 

そして魔法陣が輝き私とリアスは転送された。

 

 

 

転送された私達が最初に見たのは───

 

アーシアの張る結界に攻撃している魔法使い達だった。

 

魔法使い達は私達の登場に戸惑っている。

 

「なっ!」

 

「どうやって?!」

 

動揺してる今のうちね。

 

「リアス!」

 

「ええ!里奈。」

 

私の声に答えて攻撃をしていく。

 

氷の矢(フリーズ・アロー)!」

 

「消し飛びなさい!」

 

室内戦闘・・・丁度いいわね。

 

「アスカロン!!」

 

私は篭手をだしアスカロンを抜く。

 

「はっ!てりゃぁ!」

 

動揺していた魔法使い達は私達の攻撃に対抗出来ずに殲滅された。

 

「みんな、大丈夫?」

 

魔法使いを拘束してリアスが声をかけるとアーシアが結界を解いた。

 

「はう〜、危なかったです〜。」

 

「おつかれ、アーシア。」

 

私は頭を撫でてあげる。

 

「魔法使いが突然現れたんですがアーシアさんが結界を張って守ってくれました。」

 

小猫が説明する。

 

「ということは敵さんの方に時間停止と同じ様な能力者がいて暴走させてる感じかしら?」

 

「味方の能力者を暴走させるなんて!」

 

リアスが憤慨するが

 

「テロリストなんてそんなもんでしょ。まあ、それを肯定するつもりもさらさら無いけど。」

 

いいながら、ギャスパーにアザゼルから渡された腕輪を着ける。

 

「ギャスパー、それを着けておけばある程度は能力を制御できるわ。」

 

「はい、ありがとうございます・・・。」

 

「ギャスパー?」

 

ギャスパーは少し考えて

 

「あの、今のは僕を狙って来たんですか?」

 

「そうね。おそらくこっちがうまくいかなかったから向こうの能力者を使ったんじゃないかしら?」

 

「僕のせいで小猫ちゃんやアーシアさんに迷惑が・・・。」

 

スパーン!!

 

私はギャスパーをスリッパで叩いてから

 

「あんた、まだそんな事言ってるの?ガウリイに言われた事忘れたの?誰も迷惑なんて思ってないわ。だって仲間なんだし。それでも気になるってのならこれから守れるように強くなればいいじゃない。頑張るって言ってたわよね?」

 

ギャスパーは私の言葉に驚いたように固まっていた。

 

「ギャスパー、いっぱい迷惑かけて頂戴。全部受け止めてあげるし叱ってあげる。それでも私はあなたを放さないわ!」

 

リアスが続いてギャスパーに声をかける。

 

「私も迷惑だとは思いませんし、私も里奈お姉様にいっぱい迷惑かけてます。それでも私はみんなと一緒にいたいと思ってます。ギャスパー君はリアス部長といたくないですか?」

 

「ギャー君は友達。迷惑なんて思わない。」

 

アーシアも小猫もギャスパーに声をかける。

 

「みなさん・・・ありがとうございます。僕もみなさんと一緒にいたいです!それから僕もみんなを守れるように強くなりたいです。」

 

まったく、手間のかかる子ね。

 

さてさて、こっちはなんとかなったから次は向こうの応援行かないとね〜。

 

彼女もそろそろ動くかもしれないしね。




アーシアが部室に残っていたのはこの為です。

次回から展開が原作とは変わります。

転生者も出ますよ。
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