里奈:デレてもないしデ~トでもないわよ!
読者に聞いてみたら?
里奈:・・・・・黄昏より───略
ドガアアアアアアアアン!
改築とデ~ト
あれから改築と増築は予定通り行われ、引っ越しも問題無く終った。
地上6階、地下3階、屋上にはガラス張り(外からは中は見えない)の露天風呂に小さな庭園。別にちゃんとした庭もあってガーデニングが出来るようになっている。
部屋割も無事済んだ・・・・・・が。
「誰だこの設計したのおぉぉぉぉぉぉ!!」
私は部屋割を聞いて叫んだ。
「何か問題ある?」
母さんが平然と答える。
「ガウリイと一緒にされるとは思ったけど・・・なんで二階丸々なのかしら?」
「不満なの?それぞれの部屋に寝室に書斎にリビング、キッチン。これだけあって不満なの?」
分かってて言ってるわね。
「何で私達だけ二世帯住宅みたいになってるのよ!」
「いずれはそうなるんでしょ?なら今からでも変わらないわよね?」
平然と答える母。
「もう出来てるんだから諦めるしか無いんじゃないか?里奈。」
ガウリイ・・・あんたって人は・・・。
「あ〜も〜、分かったわよ!ただし!!この件で私達を冷やかしたら家ごと吹き飛ばすからね!わかった?」
私の本気を感じたのか全員が頷く。
よしよし。
「さてと、そうなると色々必要よね。ガウリイ、買い物行くから荷物持ちね〜。」
「お〜、わかったぞ〜。」
そう言って私達は買い物に出掛けることにした・・・・デートじゃないんだからね。
〜 梨沙 side 〜
まったく素直じゃないわね〜。
「あれはデートよね。」
「そうだな。まあ、いいんじゃないか?最近無理してたみたいだし、色々あったし。これからもまだ色々あるんだろうからたまには息抜きしないとな。」
誠司さんも気付いてたのね〜。
「やっぱりそうですか?」
アーシアちゃんも心配そうに聞いてくる。
「そうね〜、最近気負ってたみたいだし。とはいっても昨日あたりからかしら?肩の力抜けた感じするわね。」
となるとやっぱり原因はガウリイさんかしら?
「良いコンビじゃないか。里奈も彼がいれば大丈夫じゃないのか?」
誠司さんも同じ事考えてたのね〜。
「転生前から良いお二人でしたよ。それに私が別れてから結婚されたみたいですし、今は私が知っている時よりも絆は固くなっていると思います。」
そういえば元夫婦だって言ってたから照れてるのかしら?素直になった方が楽しいと思うけど多分二人は前からあんな感じなんでしょうね。じゃないとガウリイさんのあの包容力は出ないわね〜。
「里奈ちゃんもガウリイさんと再開してから雰囲気ちょっと変わったわね。」
「前より柔らかく・・・いや、素直になった、かな?」
「誠司さん、そこは断言して欲しかったんだけど?もっと素直に甘えられればね〜。」
時間が解決してくれるかしら?悪魔だし時間はたっぷりあるし。
〜 梨沙 side out 〜
なんていう母さんの想いに気付かずに私とガウリイは買い物をしていた。
「カーテンとか変えたいわね〜。」
「内装は里奈の好きにしていいぞ?」
「相変わらずこういうのには興味無いのね。」
「基本的に前とあまり変わらない生活してたからな〜。討伐とかガードとか。」
確かにグリゴリにいたらそうなるかもしれないわね。
「それに俺のセンス壊滅的なの知ってるだろ?」
「えっ、そこも変わってないの?」
「ああ、前に自分で本棚買ったんだが、アザゼルに買い替えられた。」
本棚買い替えってどんなの買ったのかしら?
そういえば結婚して部屋の物買いに行ったときも選ぶの選ぶの酷かった覚えが。
「くくっ、くっ。」
「何笑ってるんだ?」
「前にも買い物行った時のガウリイのセンスの酷さを思い出しちゃって。」
「ひで〜なぁ。苦手だっていってるのに無理矢理選ばせたの里奈じゃねぇか。」
そ〜だった気もするけど
「まさかあんなに酷いとは思わなかったのよ。」
「だから今度は最初から里奈に任す!」
「胸張って言われてもね〜。」
そう言いながら買い物を続ける。
「お、里奈。これどうだ?」
ぶ!ペアのマグカップ・・・ガウリイにしては良いセンスしてるけど・・・よりにもよってコレかい!
「・・・ガウリイにしてはセンス良いんじゃない?それも買おっか。」
そう言ってカゴに入れる。
ま、たまには良いわよね、こういうのも。
そうして私はガウリイとの買い物を続けた。
「ほれ。」
ガウリイが投げてきた缶ジュースを受け取る。
「サンキュ。」
そしてガウリイは私の隣に座る。
「ん〜、たまにはこういうのもいいわね。」
私とガウリイは買い物した後、公園のベンチで休憩する事にした。
「そうだな〜、ここ最近戦闘やらなんやらで忙しかったしな。」
「ガウリイ、最近私って余裕無さそうだった?」
「そうだな、というかアザゼル言いやがったな?・・・まあ、もうちょい周りを頼っても良いんじゃないか?何でも1人で背負いすぎだ。俺も多少は背負ってやるしみんなだってそう考えてると思うぜ?」
アザゼルも言ってたわね~。
「ふふ、そうね。ちょっと焦ってたのかも。前の世界の皆にも再会できたしそれに伴って戦わなきゃいけない相手も見えてきて早く片付けてみんなで平和に暮らせるようにしたいな~なて思ってたけど、私一人の力なんて知れてるもんね。それに私が解決してやるなんてちょっと偉そうかしら?」
「里奈らしくていいんじゃないか?前から変わらずお人よしだしな。ただ今回は組織が相手になるだろうしそうなったら里奈だけ、俺達だけじゃ対処出来なくなるかも知れないからな。結局他に頼る事になるんだからそれならもうちょっと俺達を頼って欲しいな。俺も保護者として夫として一緒に背負ってやるよ。」
ちょ!
「夫って!・・・・・まったく〜、ていうか久しぶりに聞いたわね、私の保護者って。」
「これでも気になってたんだぜ?子供二人もそれなりに育ってこれからって時に病気になってお前等三人残して死んだからな。」
「そうね〜、ガウリイが死んだときは流石に落ち込んだけど、あの子達がいたから頑張れたしその後もそれなりに人生楽しく過ごしたわよ。孫も見れたしね。」
「リリもジンも結婚したのか!?」
「ええ。私もあの子達が結婚出来るとは思わなかったわね〜。リリは特に研究者肌だったし。」
あの子は基本引き篭もって魔法の研究ばっかりしてたし。
「ジンだって俺に似たのか剣士一筋だったじゃないか。」
「ふふ、あの子セイルーンの騎士になったのよ。アメリア直属親衛隊長。で、その縁でお見合い結婚したんだけどベタ惚れしてたわね。おまけに子煩悩だったし。」
「お前のコネか?セイルーンなんて。」
「違うわよ。ぜフィーリアに来たフィルさんに気に入られてね、そのまま士官したのよ。」
「そういう話し聞くとやっぱ残念だよな〜、仕方無いっちゃ仕方無いけどな。」
「大丈夫よ、これからまたやり直しましょ。なんたって悪魔の寿命は長いんだから。これからもっと楽しくなるわよ。みんなもいるんだから。」
「そうだな。さっさと問題片付けてみんなで楽しくってのも悪くないな。だからって気負うなよ?」
「わかってるわよ、これでも反省してるんだから。これからは訓練する時はガウリイも手伝ってもらうわよ?」
「おお、まかせろ。」
久しぶりにガウリイと二人ってのも良いわね。本人には絶対言わないけどね。
照れ隠しでドラスレは・・・ガクッ。
里奈:デ~トじゃないわ!