スレイヤーズD×D   作:デンドロビウム

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更新遅くなってすみません。

亀更新になると思いますがよろしくお願いします。

ギャスパーの修行プログラム書き忘れてたので追加しました。


作戦会議に新たな情報

 

あれからゼロスと別れて一旦グレモリーの城(家とは認めない)に戻り自室で聞いた事を整理してからアザゼルとガウリイを呼び出した。

 

 

 

「なんで俺達だけなんだ?」

 

入ってくるなり聞いてきたのはガウリイだ。

 

「ディオドラとの話で俺達だけに相談か報告したいって事があるってことか。」

 

流石アザゼル察しがいい。

 

「そういう事ね。主にガウリイ絡みなんだけどアザゼルも事情知ってるからね。」

 

「俺達三人でって事だと・・・ルシファーか!リゼヴィムが動き出したのか?」

 

「まだ確証がある訳じゃ無いんだけどゼロス・・・ディオドラが言うにはそうみたい。しかも転生体が入ってる可能性が高いわ。」

 

「ふ〜ん。爺さんにも誰かの転生体がいたのか。全然気付かなかったな〜。知ってる奴なのか?」

 

「ふ〜んって・・・なんとも思わない訳?」

 

「無い訳じゃないが今更気にしてもな。おかげでアザゼルにも会えたし里奈達とも再会出来たと考えればむしろ結果だけ見れば良かったのかもな。」

 

そうなのかもしれないけど〜・・・なんか納得出来ないわね。

 

「ヴァーリは相変わらずだな〜。まあだからこそ見てて面白いんだが。それで里奈、その転生体はどんな奴か目星はついてるのか?」

 

アザゼルはガウリイに苦笑しながら言ったあと真剣な顔に戻り私に聞いてくる。

 

「多分想定している最悪の奴ね。隠居していたリゼヴィムが動いてるらしいと聞いて調べたみたいなんだけど偶然遠くで見かけた時に少しだけ奴の波動を感じたと言っていたわ。」

 

「具体的にどう動いてるとかはわからないのか?」

 

「流石に詳細までは無理ね。禍の団(カオス・ブリゲード)に関わってるというのは確かみたいたけれど。」

 

ゼロス自身潜入していてチラッとしか見れなかったと言っていたからどれだけ関わっているかまでは把握できてなかったし見たのも最近で情報も集め始めたばかりだから下手に動けないとも言ってたわね。

 

禍の団(カオス・ブリゲード)か。厄介な事になってきたな。」

 

「そうね〜。奴の転生先が冥界である意味最も厄介な奴でしかもテロリストと関係してるとなると一番最悪な状態だわ。」

 

「里奈が関わった事件なんていつもそうだったじゃないか。それでも解決してきたんだから何とかなるだろ。しかも今回は協力者も多いんだから。前も言ったと思うが里奈はもっと周りを頼るべきだと思うぞ?」

 

相変わらずガウリイは物事の本質を掴む力に長けているわね。おかげで何回も救われているし今回も一人で背負いすぎたかしら?

 

「わかってるわよ!と言いたい所だけどそうね、ちょっと気負い過ぎてたわね。ありがと、ガウリイ。・・・それから上手く隠してるつもりだろうけどバレてるわよ、盗聴の術式。まったく、こっち来て良いわよ、これからの事皆で考えましょ。」

 

私がそう言った数分後会話を聞いていただろうメンバーが部屋にやって来た。

 

「朱乃と小猫と協力したのにバレるとは思わなかったわ。」

 

そうリアスは言ってきたが

 

「能力もそうだけど感覚も上がってるのよね〜。仙術でちょっと細工したくらいなら分かるわよ?」

 

そう言うと小猫がちょっと悔しそうにこちらを見る。

 

最近始めた仙術の修行だけどなかなか上手くなっているようである。

 

「ま、それはそうとみんな聞いてたんでしょ?とりあえずなんか意見とかある?」

 

「聞いた感じだと放置は出来ないけれど急を要する感じではないしまず相手の動きが分からない以上動向を探りつつ様子見かしら?」

 

リアスの意見は最もね。狙いが分からない以上こちらとしては動きようが無いのも確かである。

 

「そうなると有事の際に動けるように備えておくのが一番かな。とりあえず僕達の戦力の強化と里奈さんの力の安定をした方がいいかもしれないね。」

 

「私もそう思います。転生した魔族がどの程度の力があるか分からない以上それに備えておくのがいいと思います。」

 

祐斗と小猫の意見は最もで私自身もまだまだ力を安定させないと戦闘で長い時間戦えない。

 

「そうね〜。それなら当初の予定通りこの夏休みは修行に当ててソーナ達のゲームに備えましょうか。アザゼル、そっちの方でも密偵送って調査させてるんでしょ?」

 

「ああ、数人送り込んでいるぞ。後で指示してディオドラの情報の精査と詳しいことを調べさせるつもりだ。ついでだから明日からの修行の内容も伝えておくか。」

 

そう言い部員全員にメモを渡していく。

 

「まずリアスは全ての能力が高い。なのでトレーニングはさほど特別な内容は準備していない。それにリアスはキングだからな、自分の実力もそうだが自分の眷属をいかにうまく使うかが重要になってくるから空いた時間は実際の試合のビデオと戦術の本で戦術を叩き込め。それから朱乃は雷光をもっとコントロール出来るようにしろ。気持ちはわかるがそれが出来なければこのままだと足手まといになりかねんからな。祐斗は・・・師匠に修行つけてもらえるんだったな。小猫はリアスと同じトレーニングだが最近使い始めた仙術を使いこなせるようにしろ。それからアーシアは聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)の回復を飛ばせるように訓練しろ。範囲の拡大と遠距離への回復が出来るようになればアーシアはこの眷属の要になる。それから体力が少ないからなリアスと一緒のトレーニングもやっていけ。あとギャスパーは対人恐怖症克服プログラムとアーシアと同じで体力強化だな。お前は基本スペックが高いから今の二つを改善するだけで強くなれる。」

 

「私は?」

 

「里奈は力の制御がメインになるからサーゼクスとアジュカにも頼んで強固なフィールドを作ったからそこでヴァーリとあと二人助っ人が明日くるからそいつ等と話しをしてからになるな。」

 

助っ人?

 

「誰?」

 

「新たに見つかった転生者だな。俺もさっき聞いたばかりでな、サーゼクスの所に連絡が来てグレイフィアが確認をとったらしい。で、協力してくれるという話になったので早速修行に付き合ってもらおうということになった。実力が申し分ない上に術式にも詳しいからな、まずは情報交換をしてから修行というかたちになるな。」

 

ちょ、それって・・・

 

「さらっと言うことじゃないわよね?」

 

「言い方なんてどうやったって変わらないだろ?俺だってさっき聞いたばかりだしディオドラの話もあったから先に聞いてから言うつもりだったんだよ。こんな展開になるとは思わなかったしな。」

 

「仕方ないわね~。んで?私の修行に対しては助言とかないのかしら?」

 

「制御を頑張れ!里奈なら一人でなんとかしそうだが・・・とはいえそうだな、まずは籠手を出した状態で制御出来るようにしてそれから段々解放していくのがいいんじゃないか?戦闘継続時間を延ばさないとどうにもならんからな。今なら籠手だけでも充分強いからな、そこから慣らしていくのがいいんじゃないか?」

 

なるほど。それは考えてはいたがアザゼルから見てもそうした方がいいみたいね。やっぱり何事も基本からってのが一番ね。

 

「オッケー、充分参考になったわ。それじゃあ明日に備えてそろそろ休みましょうか。」

 

私の言葉で解散になった。

 

さて~、明日から頑張りますかね!




次回は新キャラ登場します。

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