スレイヤーズD×D   作:デンドロビウム

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3ヶ月も開いてしまった・・・。

今回はご都合主義全開でいきます。

そう、奴が何度目かの登場です。


都合の良い展開と破壊の龍

 

 

『んっふっふ、苦労してるわね〜。』

 

出たわね?苦労してるわね〜、じゃないわよ!あんなちょっとだけのヒントであんたの力の制御なんて出来るわけないでしょ〜が!!

 

『常時発動状態なのは里奈の術式というより里奈の気持ちの問題なんだけどね。』

 

どういうこと?

 

私の欠片(・・・・)って言い方が悪かったわね。私の力だと思い込んでるから制御出来ないのよ。里奈の力(・・・・)だと思えばいいわ。確かに私が上乗せしたのは否定しないけれど上乗せした時点で私の(・・)ではなく里奈の(・・・)力なのよ。』

 

どゆこと?

 

『だから里奈自身に備わってる力なら制御出来ないなんてことはないでしょ?自分の力じゃないと思ってるから無意識にだろうけど制御出来ない力と認識してるかもしれないわね。』

 

え、まぢで?

 

『前回の私の余計な一言のせいもあるわね。最初は戸惑うと思ってガウリイに補助させて慣れたらあなだけでも出来るようになると思ってたんだけど逆に制御出来ないものって認識させちゃったみたいね。』

 

という事は通常の篭手も出せるってこと?

 

『変化したのは変わらないわ。ただ、制御出来れば以前と同じ様にできるし更に上の力を出しても耐えられるわよ?』

 

となるとあとは私次第でどうにでもなると。

 

『そういう事ね。ただ分かってると思うけど出力の上限は比にならないくらい上がってるからそこは修行しながらつかむしかないわ。』

 

珍しくサービス良いわね。

 

『この間の一言の罪滅ぼしと()が動き出してるみたいだから早く里奈に力の制御をしてもらわないと困った事になりかねないのよ。』

 

あんまりゆっくりしてられないってこと?

 

『そうね〜。聞いてると思うけどゼロスが見かけたって事はある程度準備が出来ていて表に出て来たと考えた方が無難だと思うわ。サイラーグの時もあらかた準備が終わってから出て来てたしね。』

 

確かに!

 

『そういう訳だから里奈には早いとこ今の力に慣れてもらわないといけないのよ。あとは動きがあればゼロスから連絡来ると思うから今のうちに出来る準備はしておいてね。』

 

となると私が直ぐに出来るのはまずは力の制御ね。これに目処がつかないと動きようもないしね。

 

『そういうことね。ああ、それから最後の一人なんだけど・・・近いうちに会えるかもしれないわね。』

 

え〜、いらない。

 

『そうも言ってられなくなるわよ?』

 

え、それってどういう・・・。

 

『そんじゃ、まったね〜。』

 

まてこらあぁぁぁぁ!!

 

 

 

「あんのアマァ(女?)!!」

 

もう何度目か、私は叫びながら目を覚ました。

 

ワザとよね!あいつワザとやってるわよね!

 

まあ、今回は色々教えてもらったからいいけども。

 

とりあえず

 

赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)!」

 

声と共に左腕に赤に黒の装飾が施された篭手が出現する。

 

ふむ。

 

まだ完全制御とはいかないが魔力の放出が大分収まっている。

 

なるほど〜、以前よりも馴染んだ感覚がする。意識の違いでここまで変わるのね〜。

 

『大分安定したじゃないか。』

 

()の助言のおかげよ。もしかして聞こえてた?

 

『ああ、里奈とは魂で繋がっているからな。会話には参加出来ないが聞くことは出来るからな。この感じだと禁手化(バランス・ブレイク)も問題無いだろう。魔力の放出も慣れれば無くなるだろう。だが、瞬間的な火力は以前より下がっているな。』

 

ああ〜、コツは分かったけど力が強すぎてまだ使いこなすことは出来そうにないから意識的にリミッターつけたのよ。

 

『よくもまあ、あれだけの会話でここまで制御出来るようになるとは。歴代でも里奈は最強の宿主だよ。まだまだ楽しめそうだな。』

 

まだまだよ、やることいっぱいあるんだからこれからもお願いするわ。

 

『応!』

 

ドライグとの会話が終わったのと同時に篭手も消す。少なくなったとはいえ魔力を放出し続けのるはやっぱり消耗するし、それに・・・

 

「里奈!」

 

こうなるわけである。

 

「ああ、大丈夫よ。力の制御の方法が分かったから試しただけだから。」

 

「あ〜、なるほど〜・・・・・って!制御出来るようになったのか?!」

 

「完全にじゃないからコツを掴んだ感じかしら?とりあえずお腹空いたからみんなで朝食取りながら説明するわ。着替えて食堂にいこ、ガウリイ。」

 

「おう、わかった。」

 

私の言葉に安心したのかガウリイは返事をして部屋に戻って行った。

 

さてさて私も仕度をして行きますか。

 

 

 

食堂に集まったみんなに朝食を取りながら夢での事と起きてからの話を軽くしたんだけど・・・。

 

「昨日の私達の苦労は!!」

 

話を聞き終えたメフィが叫んでいた。

 

気持ちはよ〜っく分かるが・・・慣れたくはないが慣れてきているのも事実だったりする・・悔しい。

 

「メフィ落ち着け。経緯はどうあれ制御の目処はたったのだから良しとしとこうじゃないか。とはいえリミッターを掛けているのが気になるのだが?」

 

ミルさんがメフィを落ち着け私に聞いてくる。

 

「まだ慣れてないっていうのが最大の理由なんだけど、リミッターを掛けても魔力の放出はしているのよ。それに自分の力といっても昨日まで感じていた魔力の感じだとまだまだ制御出来る自信がないのよ。」

 

「でも里奈自身の力なのよね?」

 

メフィが当然みんなも思ってるだろう事を聞いてくる。

 

「だから慣れてないって言ったじゃない。私の力なんだろうけど強すぎて持て余してる感じなのよ。後は全力出すと魔力がもたないわ。だからリミッターをかけて細かい調整できるようになってから外す感じかしらね〜。匙加減が分からないと戦闘時に魔力切れましたじゃ済まないもの。」

 

「そこまで考えているなら修行の内容は決まったな。」

 

「どうするの?」

 

ミルさんの言葉に私は聞き返す。

 

「実戦だな。里奈もそうだがガウリイ、イリナ、ゼノヴィアもドラゴンの力を宿しているからな。昔からドラゴンの修行は実戦で培うものだよ。」

 

「へ?俺もなのか?」

 

ミルさんの言葉にガウリイが聞き返す。

 

「どの道この修行に付き合う予定だったんだろ?これからの事を考えるとお前さんも強くなっておくに越したことはあるまい。イリナとゼノヴィアには戦いながらアドバイスする感じで里奈とガウリイは実戦経験を積んでもらう形にはなるな。」

 

「そうだな〜。最近本気で戦ってないし異論は無いぜ。」

 

ガウリイがそう言い他のみんなも異論は無いらしく頷いている。

 

「では食べ終わって軽く休憩したら修行開始といこう。」

 

 

 

朝食が終わり1時間後に全員この修行の為に作られた部屋に集まっていた。

 

「イリナとゼノヴィアはメフィと。里奈とガウリイは私とで分かれよう。」

 

実力を考えると丁度良いのだろうか。とはいえメフィは現役の龍王だからな〜、イリナとゼノヴィアの方が大変そうである。しかもあの(・・)メフィである・・・大丈夫よね?

 

かすかな不安を覚えつつ私達は二手に分かれて修行を開始したのだった。

 

 

 

ドドドドドドドドドドドド!!

 

辺りがドラゴンのブレスと私の魔法の応戦で爆発、振動する。

 

「おおおおおおおお!!」

 

その隙をついてガウリイがミルさんに肉迫する。

 

ガキィン!ギギン!ギィン!

 

ミルさんはガウリイの剣を爪で受けたり受け流したりして応戦する。

 

「やるな!以前よりも格段に強くなってるな!」

 

「それでも当たらないんだから全然嬉しくない!」

 

ズバッ!

 

何とかミルさんの腕に掠めたが尻尾が飛んできて後退を余儀なくされる。

 

「元龍王は伊達じゃないわね〜。」

 

戻ってきたガウリイに声をかける。

 

「流石だな。掠めただけで精一杯だぜ。まあ、あっちも凄いことになってるけどな。」

 

「・・・・・。」

 

ミルさんを警戒しつつメフィ達の方を見てコトバを失った・・・。

 

「・・・あれいいの?」

 

思わずミルさんに確認を取る。

 

「っ!・・・・・あ〜・・・。ま、まあ流石に死ぬような事はないだろう・・・多分。」

 

ミルさんも私に言われてそっち(・・・)を見ながら汗ジトながらに答えてくれる。

 

いいのかそれで。

 

このフィールドはグレモリーの領地をベースに作られていてレーティングゲームのフィールドの応用でサーゼクスとアザゼルがわざわざ強固かつ広く作られているんだけど・・・。

 

「山二つ位あったよな?」

 

「ええ、そうね。」

 

ガウリイに簡潔に答える私。

 

来たときは山と自然が広がっていたのだ・・・来たときは。

 

なぜか2時間程で月面みたいになっていて山も跡形もなくきれいさっぱりなくなっていた。

 

そして今もメフィ(・・・)の破壊活動は続行中である。

 

「確か龍王ティアマットっていったらドラゴンには珍しく多彩な魔法と繊細なコントロールで有名だったはずなんだけど・・・。」

 

「さっきから強力な範囲攻撃連発してるぞ?」

 

「「・・・・・。」」

 

ガウリイのツッコミに黙り込む私とミルさん。

 

しかもあれだけ派手な攻撃をしているにも関わらず反撃の隙が無いのかイリナもゼノヴィアも逃げているばかりである。

 

「あれじゃあ敵の攻撃から逃げる修行じゃないの。そろそろ止めないとまずいんじゃない?」

 

「そ、そうだな。」

 

ミルさんの同意も得たので一旦こっちは休戦してメフィを止めに行くことにするのだった。

 

 

 

「あはははは、ごめんね〜。これだけ派手に暴れられる機会ってなかなかなくてさ〜、途中から楽しくなって修行の事忘れてたわ〜。」

 

・・・・・。

 

「あんた、転生して性格変わったんじゃない?前も割と見境なく攻撃魔法使ったりしてたけどここまで酷くなかったわよね?」

 

「酷いって・・・やりすぎたのは認めるけれど。なんというか、元々の人格に引っ張られたというのもあるのよ。世間的には多彩で繊細なコントロール出来る魔法で有名みたいだけどそもそもドラゴンだから派手に暴れるの好きだったみたいで・・・。」

 

それでこうなったと。それにしたってねぇ。

 

「まさかミルさんも!?」

 

「無くはないが悪魔に転生してレーティング・ゲームに参加してるおかげかここ迄抑圧されているというのはないな。」

 

そういえばメフィストの女王(クイーン)で自分でもチーム持ってたわね。

 

「それにしてもやりすぎじゃないか?メフィ。」

 

「そ、そうですわね。前世よりも遥かに強くて色々試していたというのもあります。お二人にはちゃんと防御魔法かけてましたが、途中から楽しくなってやり過ぎたと反省してます。」

 

はしゃいじゃった感じだろ〜か?とはいえ規模が酷すぎる。

 

「はぁ〜、明日からはキチンとやってよ?今日はもういい時間だし戻りましょう。」

 

私の言葉に全員が頷いた。

 

戻る途中でメフィがイリナとゼノヴィアに謝っているのを見て、あの感じなら明日からは大丈夫だろうと思ったのだった。

 

まあ、それでも今日の暴れっぷりはやり過ぎである。




メフィの破壊をしたいがために敷地の山ではなくフィールドを作ってもらったという設定になってます。あとは里奈達の力を察知させない等の目的もありますが・・・。

もう少し期間を開けないで更新出来るようにしたいと思います。
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