パーティー会場に着いて私が最初にしたのはアザゼルとサーゼクスに会う事だった。
だったんだけど〜・・・
「この飲んだくれ共がぁぁぁぁぁ!」
アザゼル達を見つけて開口一番私が発したのはこの言葉だった。
話には聞いていたが想像を超えていた。こいつら本当に悪魔と堕天使のトップなのか?始まって直ぐなのに既に出来上がっていた。
「お〜、里奈じゃないか。どうしたんだ?そんな怒っていると折角のドレス姿も台無したぞ〜。」
こいつは〜!!
「り、里奈待て!ここで魔法を撃つんじゃない!」
魔法の詠唱をガウリイが止めに入る。
「まさかガウリイ迄飲んでないでしょうね?」
「今日は護衛兼ねてるから飲んでない。」
ならいいか。ガウリイは飲んで酔っても分からないのよね。そのくせ飲み過ぎると記憶無くすし。パッと見判断つかないのよね〜。
「はぁ〜。アザゼルにサーゼクス、ちょっと話があるんだけどいいかしら?」
素に戻って話しかけると流石に察したらしく表情を引き締める。
「何かあったのか?」
聞いてきたアザゼルにメフィから聞いた話と私の考えも一緒に伝える。
「里奈とは違う赤龍帝のオーラか・・・。またやっかいな事になりそうだな。もし冥王と
「奴って、リゼヴィム・リヴァン・ルシファー?」
「ああそうだ。奴は初代ルシファーの息子でヴァーリの祖父だ。数千年隠居してはいるが本質は世間一般の悪魔を体現したような存在で自分の快楽の為なら他はどうでもいいというやつだ。しかも超越者の1人でかなり強い。頭も切れるから共有しているのならこれ程厄介な事は無い。」
苦虫を噛み潰したような表情でアザゼルは言う。
「それを抜きにしても里奈さんとは違う赤龍帝のオーラが確認されたというのは気になるね。そちらは我々の方でも他に感知した者がいないかの確認と調査をさせよう。」
サーゼクスも私の話を重く受け取ったらしく深刻な顔をしつつ部下に命令している。
「とりあえずこの件はこっちでも調査はする。とはいえ今日はパーティーだからな、ヴァーリと少し楽しんでこい。ここなら警備も充分だからヴァーリが少しくらい離れても大丈夫だ。珍しく綺麗に着飾ってるんだ普段大変な分たまには羽目を外しても文句はあるまい。今更だがドレス似合ってるぜ。」
ま、確かにこれ以上考えても答えは出ないでしょうしたまには楽しむのもいいわね。そうと決まれば・・・
「じゃあガウリイ、行きましょうか。」
「おお。じゃあアザゼルちょっと行ってくるぜ。ああそれと里奈、ドレス似合ってるぜ。」
「っ、ありがと。ガウリイもカッコいいわよ。」
ガウリイの突然の褒め言葉に私はそれしか返すことが出来なかった。さらっと言うとら相変わらず天然なのか考えてなのかわかりにくい!赤くなった顔がバレないように私とガウリイは会場に移動する事にした。
暫くガウリイと料理を楽しみガウリイはアザゼルの所へ戻ったので私はアーシア達のいる所で少し休憩することにした。
「みんな楽しんでる?」
「料理はおいしいですが雰囲気には慣れません~。」
確かに最近まで教会だったしアーシアには厳しいかしら。
「あと色んな男の人が話しかけてくるので大変でした~。」
あ~アーシアもそうだけどみんな可愛かったり綺麗だもんね~。
「まあみんな私が追い返したがな。」
ゼノヴィアが追い払ったのね、納得。
「ゼノヴィア先輩がほぼ睨みつけるだけで逃げて行きました。数回繰り返したら知り合い以外は寄って来なくなりました。」
ああ~
「ゼノヴィア魔力少し漏れてたわよ?そのせいもあるんじゃない?」
「っ!そうだったのか。まだまだ修行が足りないな。」
「まあまあ、それで寄って来なくなったからいいじゃない。それに気にしてないと分からない位だし相手も分かってないでしょ。実力の低い奴には分からないわ。」
「それでも里奈には分かるんだな。」
「一応大丈夫だと思うけど警戒は解いてないからね~。・・・なるほど、そう来るんだ。」
「どうかしたんですか?お姉さま。」
「ちょっと小猫私に付き合ってくれる?」
「・・・!わかりました。」
小猫も気付いたわね。
そうして私は小猫を連れてその場を離れた。
「呼び出すより先に気付かれるとはおもわなかったにゃ。」
「黒歌姉様・・・。」
今私達がいるのは会場のホテルから少し離れた林のなかにいる。
で、今目の前にいるのは以前捕獲に失敗した小猫の姉さん・黒歌である。
「転移でほんの少し空間が歪んだからね~。とはいえ仙術に触れてないと気付かない程度で他の皆は気づいてないでしょうけどね。」
「さすが里奈にゃ~、永遠のライバルだけあるにゃ!」
ザワザワと背筋に嫌な感覚が走る。
「ちょっとまてぇぇぇぇ!!永遠のライバルって何よ!すっごい嫌な台詞なんだけど!」
「にゃ~っはっはっはっはっは!私の前世がそう囁くのにゃ!」
前世!!まさか!!
「
「にゃああああああ!!いきなりなにするにゃ!」
私の突然の魔法に驚きながらも仙術でかき消して行く。
「っち!殺りそこねたか!」
「問答無用で殺そうとするなんてひどい奴だにゃ。まあ記憶を見れば里奈の行動もわからないでもないけどにゃ〜。」
「先輩どういうことですか?」
「こいつが最後の転生者で1番会いたくなかった奴ってことよ。今の反応だと引き継いだのは記憶がメインで性格は引き継いでないみたいだけど。で?何しに来たのかしら?」
少し落ち着いたので黒歌に問いかける。
「偵察に来たら白音がいたからついでに連れ戻しに来たにゃ。」
「今迄会いにすら来ないで今更連れ戻すとか随分勝手な事言うじゃない。」
「こっちにも事情があったにゃ。それに最近は特に迂闊に勝手な行動は出来なくなったしにゃ。」
「なる程〜、それで
「そういう事にゃ。さあ大人しく白音を渡すにゃ。」
そう言い魔力を開放して軽く構える。
「言うこと聞かなかったら力づくでもってところかしら?
言いつつ私は
バシュッ
という音と共に魔力が掻き消される。
「バレてるとはねぃ。」
言いながら魔法の飛んで行った方向から中華風の鎧を着た男が現れる。
「最初から知ってたわよ?気配を察知するのは得意なのよ。」
「ひゅ〜、やるねぃ。仙術使ってたのにバレてたとはねぃ。とはいえ俺っち達を同時に相手して勝てると思うのかい?」
「そんな訳ないじゃない。」
「それなら素直にそこの子を渡してもらおうかねぃ。」
そういう意味合いで言ったわけじゃないんだけどな〜。気付いてないのね。
と思ってると空から複数の魔法が飛んでくる。
ドドドドドドドドド!!
男の立っていた所に魔法が降り注ぎ辺りを土煙が覆う。
「危ねぇ!」
「よく避けましたわね、なんて避けれるように撃っだのですけど。」
上を見るとさっきの男とメフィが対峙していた。
「なっ!?ティアマットだと!龍王の一角が悪魔に助っ人とかおかしいだろ!」
「あら、知り合いが大変なら手を貸すのはどの種族でも変わらないですわよ?なのであなたの相手は私が・・・と言いたいところですけどおじさまに譲りますわ。」
言ったと同時にメフィの隣にもう一人並ぶ。
ミルさんである。
「ほう、孫悟空の子孫か。末の息子が好き勝手遊び歩いてるとは聞いていたがまさかテロ組織に加担しているとはな。」
「美猴だ。俺は初代と違って自由気儘に生きるんだぜぃ。元龍王が相手なら不足は無い。どんだけつええか試してやるぜ!如意棒!!」
美猴はミルさんに如意棒を伸ばしながら突撃していく。ミルさんも躱しながら攻撃をしている。
「さて、向こうも始まったしこっちもやる?黒歌。」
「白音が大人しくついてくるなら戦う必要は無いにゃん。」
「どうする?小猫。」
「私は・・・塔城小猫です。リアス・グレモリー様の眷属で
「よく言ったわ小猫。それじゃあ何時までも黒歌に守ってもらわないといけない弱いままじゃないって証明しないとね。だから小猫、あなたがまず戦いなさい。サポートはするし危なくなったら変わってあげるから思いっきり今の実力と気持ちを見せてあげなさい。」
「わかりました先輩。かなわないかもですが思いっきり力も気持ちもぶつけてきます。」
小猫が言い動き出そうとした時、突然辺りを強力な結界が覆いつくした。
黒歌も前世持ちです!明記してませんがあの方です。
もうちょっとそれっぽくしようとも考えて挑戦したんですがストーリーが進まなくなるわ混乱撒き散らす事になるわでやめました。
まあ所々出そうとは考えてます。
「永遠のライバル」「にゃ~っはっはっはっはっは!」の台詞が今出せる精一杯です。
笑い方が某物語に出てくる猫に似てますが気にしないっ!