姫島朱乃は幼い時にサーモンピンクの子供に助けてもらった事がある。あれは朱乃が七歳の時であった。朱乃の母はとある神社の巫女だった。しかし、父は『
「
「その子供は穢れた墮天使の子供だ!」
「嫌です!この子はあの人と私の子です!」
「朱璃、邪魔をするならお前も殺すぞ!」
数人の男たちが朱璃。つまり朱乃の母姫島朱璃を睨んでいた。朱璃は朱乃を守るようにしていた。朱乃は恐怖して母の朱璃にくっついていた。一人の男が
「仕方ない、貴様も一緒に殺す」
「いやー、面白いことになってるね♪」
『!?』
男達の背後から声がした。全員が驚き振り返ると雨も降っていないのに傘をさしたサーモンピンクの髪をした朱乃より一歳年下だろう。サーモンピンクの子供は笑っていた。まるでオモチャを見つけた子供のように
「な、なんだこどもか」
「だが、子供とはいえ、見られたからには殺させて貰う!」
「悪く思わない事だな」
一人が切りかかった。誰もが子供が死んだと思った。しかし、サーモンピンクの子供はニヤリっと笑い傘を閉じて切りかかって来た男の腹に刺した。
「ぐは」
『!?』
「思ったより弱いな~。まぁいいか?」
驚いている男たちに向かってさらに突っ込んでいった。圧倒的だった。傘を武器にして戦っていた数分もかからずに男たちは全員が死んだ。
「やっぱり弱い。強くなりそうも無かったし殺しちゃったなぁ」
「あ、あの」
「ん?何、おねーさん?」
「助けて下さりありがとうございました。何かお礼を」
朱璃が声をかけるとサーモンピンクの子供は首をかしげてきいてきた。朱璃は子供相手に敬語どうかと思ったが、助けてくれた恩人なので敬語で接した。
「別に良いよ。僕は君たちを助けた覚えなんてないしね♪」
そう言って帰ろうとすると朱乃は声をかけるかどうか迷ったが声をかけた。
「ま、待って!」
「何?」
「な、名前はなんって言うの?あ、わ、私は朱乃よ」
朱乃は緊張しながらいった。
「神真だよ」
「神真君、私とお友だちに」
「悪いけどヤダよ。僕は弱いやつには興味がない。今日は君が弱かったから君のお母さんは死にそうになった。君が強ければ問題は無かったしはずだよ?もし、僕と友達になりたければ強くなって来なよ」
朱乃の言葉は神真の言葉によって遮られた。神真は変わらずに子供のような笑顔を浮かべながら朱乃に言うと朱乃は頷いて答えた。
「分かった!じゃあ、その時はお友だちになってね?」
「いいよ♪」
神真はそう言うと何処かに消えていってしまった。これは姫島朱乃の初恋である。朱乃は強くなるために修行等を始めた。初恋の人に認められたいからだ。
朱乃は真田神真を見てその事を思い出した。そして同時に接触して友達になりたいと思った。頬を赤らめながらそんなことを思っていた。