戦姫絶唱シンフォギアEX-AID 運命を変える戦士   作:狼牙竜

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プロローグです。
Gのラストから始まります。

エグゼイドロスが終わらない…(泣)

感想、評価お待ちしています!!


第1章 NEW GAMEの始まり
第0話 衝撃のStart!?


 

 

6人の歌姫たちの力は一つの大きな力となり、目の前の強大な怪物を討ち果たす。

 

彼女達が戦っているのは、古より人間を殺す殺戮兵器『ノイズ』の拠点とも言える異空間『バビロニアの宝物庫』。

 

対峙しているのは完全聖遺物『ネフィリム』。

 

まもなく1兆度という途方もない熱量で爆発するネフィリムを利用して、バビロニアの宝物庫を消し去り、ノイズの驚異を完全に排除する。

 

 

 

苦戦の末、ついに彼女達…『シンフォギア装者達』はバビロニアの宝物庫から脱出、宝物庫の鍵とも言える『ソロモンの杖』も宝物庫の中に消え、ついに人類はノイズの恐怖から解放された。

 

 

 

 

 

しかし、ここで本来はありえない『外部からの干渉』によって、歴史は少しづつ狂い始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「ゲーム…スタート」

 

 

――――――――――

 

「やっと…終わったんだね」

 

砂浜に座り込む少女、立花響。

 

 

ソロモンの杖は、彼女の親友である『小日向未来』がバビロニアの宝物庫に投げ入れたことで閉鎖、ネフィリムの引き起こした1兆度の爆発が彼女たちの世界に影響を及ぼすことはなかった。。

 

「ああ。これでノイズの驚異も去ったということか…」

 

 

感慨深げな表情を浮かべるのは、響の先輩『風鳴翼』。

 

何年もの間ノイズから人々を守ってきた『防人』としての戦いも終わり、自分の夢に向かって進むことができることに喜びを感じていた。

 

 

 

だが、一時の平穏はすぐに壊されることとなる。

 

 

 

 

『皆、急いでその場から離れて!』

 

オペレーターの『友里あおい』から通信が入る。

 

「な、何デスか!?」

 

それに反応したのは、金髪にバッテン型の髪留めが特徴的な小柄な少女、『暁切歌』。

 

 

『とにかく離れてくれ!さっきまで宝物庫が開いていた空間に、歪みが発生している!』

 

 

もう一人のオペレーター『藤尭朔也』の言葉は正しかった。

 

 

さっきまで何の異変もなかったはずなのに、突然空間に大きな歪みが発生している。

 

さらに、モニターに表示された情報に全員が目を見開く。

 

 

 

「この反応は…!」

 

スーツを着た細身の男性『緒川慎次』が驚きの声を隠せない。

 

 

 

 

 

 

「『ネフィリム』…だとぉ!?」

 

響達のリーダー、風鳴弦十郎は、驚愕の叫びをあげた。

 

 

――――――――――

 

 

響達は、目の前で起きていることが信じられずにいた。

 

空間に僅かな歪みが発生し、それは瞬く間に人一人が通れるほどのサイズへと広がる。

 

 

そこから出てきた怪物の姿に驚きを隠せない。

 

先程までとは違い、人間とほぼ同じ大きさになっているが、見間違えようがない。

 

聖遺物を食らう、完全聖遺物ネフィリム。

どういうわけか、先程までの姿『ネフィリムノヴァ』ではなく最初の頃の人型形態に戻ってはいるが今の彼女達にとってそれは問題ではなかった。

 

 

「よりによって、こんな時に…!」

 

 

トップモデルのような美しさを持つ女性『マリア・カデンツァヴナ・イヴ』は持っていた赤い結晶のペンダントを見るが、悔しそうに手を強く握る。

 

彼女の持つペンダントの結晶は無惨にも大きなヒビが入っており、『本来の力を発揮で

きない状態』だった。

 

 

それだけではなく、先程まで彼女達は限界を超えた強大な力で戦っていた反動で、体への負担もかなりのものとなっていた。

 

 

 

【グルルルルゥゥ…】

 

獲物を探すネフィリムに対し、立ち上がる気力すら殆ど残っていない装者達。

ネフィリムは、そんな中で響に狙いを定めた。

 

かつてネフィリムは、最初の戦いで響によって消滅寸前まで追い込まれた。

 

 

本来知性など持ち合わせていないはずのネフィリムは、まるで積年の恨みを晴らすかのように響に襲いかかる。

 

「立花!」

 

「響!」

 

 

翼と未来が助けようとするが、ネフィリムは尻尾を振るい、二人を弾く。

 

「先輩!小日向!」

 

彼女たちに駆け寄るのは、響達の仲間である装者『雪音クリス』。

 

すると、ネフィリムは両手から桃色の光を作り出すと、響達に投げつける。

 

 

『きゃああああ!?』

 

 

爆発に巻き込まれ、倒れる装者達。

 

やがてネフィリムは響の首を締め上げると彼女の持つペンダントに狙いを定め…

 

 

 

 

 

 

 

「これは…絶対に渡さない!」

 

 

奪い取ろうとするが、響は必死にペンダント…マリアから受け継いだ力である、無双の槍『ガングニール』を手放さないように抵抗していた。

 

【グルルゥ!!】

 

 

「ああっ!!」

 

しかし、強引にネフィリムはガングニールを奪い取る。

 

 

「そんな…!ダメ!!」

 

 

 

ネフィリムはガングニールを食らおうとする。

 

 

 

 

だが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《マキシマムマイティ!エーックス!》

 

 

《ハイパー!ムテキ!》

 

 

突然、どこからか力強い音声が鳴り響く。

 

 

すると、無数の巨大なチョコブロックのようなものが出現し、ネフィリムに直撃。その衝撃でガングニールを手放した。

 

急いで響はガングニールを回収する。

 

「なんだ、今の声!?」

 

クリスが周囲を見回すが、どこから出てきたのか分からない。

しかし、それを見つけたのは切歌の親友である『月詠調』。

 

「…いた!」

 

そこに立っていたのは、一人の青年。

 

体格から男性とわかるが、夕日の反射で顔は見えない。

 

 

青年は持っていた銀色の大きなゲームカセットのような道具を腰に巻いた蛍光グリーンとピンクをベースにしたベルトに装填する。

 

 

《マキシマム・ガシャット!》

 

 

すかさず、青年はベルトについたピンク色のレバーを開く。

 

 

 

 

 

 

 

《ガッチャーン!レベルマーックス!》

 

すると、青年の頭上になにかの顔を模した巨大なメカが浮いている。

 

 

しかし青年は気にすることなく持っていた金色のカセットを構え、大声で叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハイパー………大変身!!!」

 

金色のカセットを銀色のカセットの横にセットする。

 

 

《ドッキーング!》

 

 

力強く、壮大な音楽が流れる中、青年は二つのカセットの頂点についていたボタンを同時に叩く。

 

 

 

《パッカーン!!ムーテーキー!!!》

 

 

次の瞬間、青年は浮遊していた巨大メカに飲み込まれると、その姿をマゼンダカラーのヒーローへと姿を変え、勢いよく射出された。

 

 

《輝け!流星の如く!》

 

 

 

金色に輝く体に、次々と光が集まる。

 

 

 

《黄金の最強ゲーマー!》

 

 

金色の体に星を象ったマスク、さらに特徴的なのは長い髪にも見える頭部パーツ。

 

 

《ハイパームテキ!エグゼーイド!》

 

 

 

着地したその姿は、まさに無敵の戦士。

 

 

 

 

 

 

「完全聖遺物ネフィリム!」

 

金色の戦士…『エグゼイド』は力強く叫ぶ。

 

「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」

 

 

――――――――――

 

装者達は目の前の戦闘に目を離すことができなかった。

 

 

《ガシャコンキースラッシャー!》

 

斧と銃の要素が混じった大剣を構えるエグゼイド。

 

 

ネフィリムが攻撃をするよりも早く、目にも止まらぬスピードでネフィリムを切り裂く。

 

 

 

ネフィリムの体に『HIT!』という表示が浮かび、同時に火花が散る。

 

 

「これで…」

 

エグゼイドはキースラッシャーの持ち手部分のボタンのうち、オレンジ色の大きなボタンを操作。

 

 

《スパ・パ・パーン!》

 

 

 

キースラッシャーの斧部分が一瞬輝き、アックスモードへと変わる。

 

「どうだ!」

 

 

重い一撃がネフィリムを捉え、吹き飛ばす。

 

「逃がすか!」

 

 

今度は黄色いボタンを操作。

 

 

 

《ズキュ・キュ・キューン!》

 

 

キースラッシャーの先端に付いていた銃口からビームが放たれ、ネフィリムに直撃する。

 

 

 

「強い…!」

 

マリアは、ネフィリムを圧倒するエグゼイドの姿に見入っている。

 

 

いや、マリアだけではない。

 

全員が、突然現れた金色の戦士の姿に目を離せなかった。

 

 

さらに、エグゼイドは全身を輝かせると一瞬でネフィリムとの距離を縮め、アッパーでネフィリムを上空に打ち上げる。

 

 

「おらああああ!!!!」

 

 

ネフィリムが上空から落ちてくるのを確認し、エグゼイドはベルトについた金色のカセット…『ハイパームテキガシャット』のボタンを押した。

 

 

《キメワザ!》

 

電子音声が鳴り、エグゼイドの右足に黄金の光が集まる。

 

「これでフィニッシュだ!」

 

 

もう一度ボタンを押し、必殺技が発動する。

 

 

《ハイパー!クリティカルスパーキング!》

 

 

 

『HYPER・CRITICAL・SPARKING!!』

 

「はあっ!」

 

 

エグゼイドは飛び上がり、ネフィリムに怒涛の連続キックを放つ!

 

 

 

 

 

「デデデデース!?1、2、3…何発キックしてるデスか~!?」

 

 

「えっと…10回から先が数えられない…」

 

切歌と調は数えようとするが、途中で数えられなくなる。

 

 

 

やがて、エグゼイドとネフィリムは着地する。

 

しかし、ネフィリムは何事もなかったかのように立ち上がった。

 

 

「おいおい、効いてねぇじゃねえか!」

 

クリスが狼狽えたが、次の瞬間…

 

 

 

 

 

 

 

【グル!?グルルルルルルル!?】

 

 

 

『HIT!』『HIT!』『HIT!』

 

 

次々とネフィリムの体に無数の『HIT!』マークが浮かび、その数はネフィリムの体を覆い尽くすほどに。

 

 

やがて、『PERFECT!』の文字が浮かび、ネフィリムの体がスパークを始める。

 

 

「お前はもう、ゲームオーバーだ」

 

 

 

エグゼイドの言葉を最後に、ネフィリムは爆発した。

 

《究極の一発!完全勝利!》

 

 

 

――――――――――

 

 

ネフィリムが消滅すると、頭上に『GAME CLEAR!』の文字が浮かぶ。

 

 

《ゲーム・クリアー!》

 

エグゼイドはその場から立ち去ろうとするが…

 

 

「あの、待ってください!」

 

 

うしろから響に声をかけられる。

 

 

 

 

「えっと…その…ありがとうございます!」

 

その言葉にエグゼイドは答えることなく、左腰のホルダーから黄色いガシャットを抜き、スイッチを押す。

 

 

《爆走バイク!》

 

 

《ガシャット!》

 

ガシャットをホルダーのスロット部分に装填すると、後ろに表示された画面から黄色いバイクが出現し、エグゼイドはバイクに跨る。

 

 

「おい!お前は一体…何なんだよ!?」

 

 

クリスの叫びに、エグゼイドは小さく答えた。

 

 

 

 

「俺は…俺の名前は…

 

 

 

 

 

仮面ライダー、エグゼイド」

 

 

バイクを走らせるエグゼイドの姿はすぐに見えなくなった。

 

 

「仮面…ライダー…」

 

 

「エグゼイド…?」

 

響達は、突如現れた戦士、仮面ライダーエグゼイドの正体を調べようとするが、とうと

う突き止めることができなかった。

 

 

――――――――――

 

こうして、世界を救うための大きな戦い、フロンティア事変は予想外の形で結末を迎えた。

 

 

 

しかし、それから100日あまり…

 

新たな脅威が、世界を襲う。

 

そして、その戦いに現れる戦士は…

 

究極の医療を体現する戦士。

 

 

矛盾の力をまとった戦士。

 

生きることに最後まで命をかけた戦士。

 

 

 

シンフォギア、錬金術師、仮面ライダー。

 

新たな戦いの舞台が、幕を開ける。

 

See You Next GAME…?




次回、シンフォギアエグゼイド!!

「『アルカ・ノイズ』の反応を検知!」

新たな戦いの幕が上がる!

「二人でなら…」
「怖くないデス!」

命をかける、二人の少女。

「始まるゾ…バラバラ解体ショー!」


消えそうな命を救うのは…


「あの子達の運命は…俺が変える!」

第1話 予想外のPlayers!?
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