戦姫絶唱シンフォギアEX-AID 運命を変える戦士   作:狼牙竜

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お待たせしました、第2話です!

今回は新たなガシャットでエグゼイドが大暴れ!

感想、評価が作者の原動力になります。

では、GAME START!!


第2話 I,m a 仮面ライダー!

「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」

 

そう宣言した戦士…仮面ライダーエグゼイド。

すると、彼の周囲をハンマーのような武器の描かれたアイコンが現れ、実体化する。

 

 

《ガシャコンブレイカー!》

 

AとB、二つのボタンが目立ち白とピンクをベースカラーとしたハンマーを手に取るエグゼイドは、ミカに向かって走る。

 

 

――――――――――

 

「おいおい、あれって!?」

 

突然現れたエグゼイドに、装者達と未来は驚きを隠せない。

 

「みんなは、彼のことを知ってるの?」

あおいは装者達がエグゼイドの事を知っているのに驚き、質問する。

 

「は、はい!あの人、フロンティア事変の時にネフィリムを倒した人です!」

 

響がすぐに返事をする。

 

 

因みにあの戦いの時、エグゼイドが変身した瞬間に通信不能となっていたため、装者達と未来以外はエグゼイドの姿を見ていなかった。

 

「しかし、ネフィリムを倒した時とは姿が違う…」

 

 

「ええ。あの時の黄金の姿になる前、一瞬だけ今の姿へと変身していたけど…」

 

翼とマリアは、エグゼイドが以前と異なる姿で戦っていることに疑問を持っていた。

 

 

 

「それにあの二人…響を助けてくれた…」

 

先日のミカとの戦い、重傷を負った響の応急処置をした通りすがりの医者志望を語った青年。

 

それこそがエグゼイドに変身した青年、将也とパラドの二人だったのだ。

 

 

 

「彼の名前は、わかりますか?」

 

緒川が響に聞く。

 

 

「はい。彼は………仮面ライダー、エグゼイド」

 

 

「エグゼイド…か」

 

 

弦十郎は、目の前のエグゼイドが繰り広げる戦いを見つめていた。

 

 

 

 

さらに、エグゼイドのデータを調べていた藤堯から驚くべき言葉が告げられる。

 

 

「司令!エグゼイドから『アウフヴァッヘン波形』に酷似した反応が検出されています!」

 

 

 

「なんだと!?」

 

 

 

アウフヴァッヘン波形。

 

 

それは、シンフォギアが発する特殊なエネルギー波形。

 

目の前の存在からはそれによく似た波形が感知されたという。

 

 

 

 

「どうなっている…?」

 

 

――――――――――

 

 

 

「ま、まずはオマエから解体してやるゾ!」

 

ミカはすぐさまテレポートジェムを取り出し、エグゼイドに向かって投げる。

ジェムが砕け、20体を超えるアルカ・ノイズが出現するが、エグゼイドは恐れる様子がない。

 

 

「まずは取り巻きモンスターか…いいぜ、最速クリアだ!」

 

ガシャコンブレイカーのBボタンを押し、アルカ・ノイズの1体を砕く。

 

 

「はっ!てりゃ!オラァッ!」

 

アルカ・ノイズの解剖器官の攻撃を的確に避けて、次々とハンマーを叩き込む。

 

隙のない連続攻撃に調も切歌も、目を奪われた。

 

すかさず、エグゼイドはガシャコンブレイカーのAボタンを押す。

 

 

 

《ジャ・キーン!》

 

ハンマー部分に収納されていたブレード部分が飛び出し、ガシャコンブレイカーはブレードモードへと変形する。

 

「纏めて撃破だ!」

 

エグゼイドはベルトに装填されていたマイティアクションXガシャットをベルトから引き抜き、ガシャコンブレイカーにセットする。

 

《ガッシューン!》

《ガッシャット!キメワザ!》

 

 

ガシャコンブレイカーにド派手な色のエネルギーが集まり、技名が告げられた。

 

 

《マイティ!クリティカルフィニッシュ!》

 

『MIGHTY CRITICAL FINISH!』

 

 

「おおおりゃああ!!!」

 

スライディングしながらアルカ・ノイズの背後に回り込み、連続で切り裂く。

 

 

「す、凄い…」

「アルカ・ノイズをあんなに一方的に…強すぎデス…」

 

呆気にとられる調と切歌に対し、パラドと呼ばれていた青年は自慢げに答えた。

 

 

「当然さ。あれくらい、『今』の将也にとってはチュートリアルだよ」

 

すると、アルカ・ノイズの1体がこちらに狙いをつけたのか、解剖器官を輝かせて襲って来る。

 

「こ、こっちに来たデスよ!?」

 

 

慌てる切歌だったが、パラドは落ち着いた様子で腕に装着していたアイテム『ガシャコンバグヴァイザー』のBボタンを押した。

 

 

「くらえ」

 

抑揚のない声でアルカ・ノイズに銃口を向けると、先程より強力なビームが放たれ、一撃でアルカ・ノイズを消し炭にした。

 

 

「こっちにも来やがったか…だったら!」

 

 

 

パラドはポケットから黒いガシャットを取り出し、起動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ギリギリチャンバラ!》

 

 

三味線を思わせるメロディーが流れると、パラドの周囲に弓型の武器が出現し、パラドはそれを掴む。

 

 

《ガシャコンスパロー!》

 

 

 

素早くガシャコンスパローのAボタンを押して二振りの鎌へと変形させた。

 

《ス・パーン!》

 

 

「さて、肩慣らしにはちょうどいいか…」

 

 

パラドは人間離れしたスピードでアルカ・ノイズの1体を真っ二つにする。

 

 

「斬られたい奴からかかってきな!」

 

 

二本の鎌を持ちながら、パラドは不敵な笑みを浮かべた。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

圧倒的な強さでアルカ・ノイズを殲滅するエグゼイド。

 

 

その強さに驚く響達だったが、パイプオルガン型のアルカ・ノイズが分解能力を持った弾丸を撃ち込み、エグゼイドに直撃した。

 

「ああ!」

「まずい!このままではあの男の鎧が!」

 

誰もがエグゼイドの装甲が砕かれる姿を思い浮かべたが、その予想はあっさりと裏切られる。

 

 

確かに、アルカ・ノイズの攻撃で装甲が砕けたが、一瞬にして修復。

 

胸に描かれていたHPゲージ『ライダーゲージ』が僅かに減少しただけだった。

 

 

「うわっ!?ゲージが減ってるし…」

 

エグゼイドは自らのゲージが減少しているのを見て、目の前の敵を鋭く睨む。

 

エルフナインは、エグゼイドが解剖器官の攻撃を受けても大したダメージを負っていないことに驚愕していた。

 

「そんな!アルカ・ノイズの攻撃を受けて無傷だなんて…」

 

アルカ・ノイズの持つ危険性を知ったエグゼイドは、腰のホルダーから赤いガシャットを取り出す。

 

 

 

「こうなりゃ全部粉砕してやるぜ!」

 

 

 

 

 

 

エグゼイドは取り出したガシャットのボタンを押した。

 

 

 

 

 

 

 

《ゲキトツ!ロボッツ!》

 

 

 

エグゼイドの後ろにゲームタイトルが表示され、そこから画面に描かれている人型ロボットをデフォルメしたような小型メカ『ロボットゲーマ』が出現、近づいてきたアルカ・ノイズを弾き飛ばす。

 

 

《ガッチョーン!》

《ガッシャット!》

 

 

エグゼイドはドライバーのレバーを一旦閉じ、ゲキトツロボッツガシャットをマイティアクションXの隣のスロットに装填。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大・大・大変身!」

 

 

右腕を大きく三回転させ、素早くレバーを開く。

 

 

《ガッチャーン!レベルアーップ!》

 

 

ロボットゲーマがエグゼイドの頭部に乗っかる。

 

《マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!エーックス!》

 

 

先程と同じメロディーが鳴る。そして…

 

 

 

 

《アガッチャ!》

新たなレベルを知らせる音声。

 

 

 

《ぶっ飛ばせ!突撃!ゲ・キ・ト・ツ・パンチ!》

 

ロボットゲーマは大きく変形し、エグゼイドの上半身を覆う強靭な鎧へと変わる。

 

最後に、頭部パーツに金色のV字アンテナが、左腕に大きなアームが装着されると、エグゼイドの姿は大きく変わっていた。

 

 

《ゲ・キ・ト・ツ・ロボッツ!》

 

これこそ、エグゼイドのさらなる姿。

 

 

『ロボットアクションゲーマー・レベル3』!

 

 

「鎧を重ねた!?」

「めちゃくちゃカッコイイデス!!」

 

 

驚きの声を上げる調と、目を輝かせる切歌。

 

エグゼイドは迫り来るアルカ・ノイズに向けて左腕を思いっきり振り抜く。

 

 

「くらええええ!!!」

 

すると、左腕のアームが射出され、アルカ・ノイズを次々と打ち砕く。

 

 

ゲキトツロボッツの力で追加されたアームは、相手を打ち砕くロケットパンチになり、装備しているとパンチ力をおよそ10倍まで跳ね上げる強力な武器だ。

 

 

「アルカ・ノイズをここまで圧倒するとは…」

 

弦十郎の言葉に誰もが頷く。

 

戦闘開始からおよそ5分。

突然現れた戦士はほぼ一方的にアルカ・ノイズを蹴散らしていた。

 

 

 

「何にしても今が好機だ。今すぐ二人の救出に向かうぞ!」

 

「あ、ああ!」

 

 

翼とクリスは自らのギアを持って救出に向かう。

 

しかし、全員の目は赤い鎧の戦士と黒コートの青年の二人に釘付けになっていた。

 

 

――――――――――

 

 

「よし!こいつで…終わり!」

 

 

《ガッシャット!キメワザ!》

 

パラドは、弓モードのガシャコンスパローにギリギリチャンバラのガシャットを装填。

 

 

 

《ギリギリ!クリティカルフィニッシュ!》

 

『GIRIGIRI・CRITICAL・FINISH!!』

 

 

空中に浮かぶ無数の光の矢。それをパラドは躊躇いなく蹴り飛ばす。

 

「はああ!!!」

 

無数の矢はアルカ・ノイズの軍勢を全て貫き、消滅させた。

 

 

すると、パラドは今まで傍観してきた敵が動いたことをエグゼイドに知らせる。

 

 

「将也!気をつけろ!」

 

「え?うわっ!?」

 

 

振り返るエグゼイドだが、胸に赤い結晶体が直撃し、装甲に火花が散る。

 

「ハッハッハ~!油断大敵だゾ~!」

 

放たれたのは、ミカのメイン武器である高圧縮カーボン。

 

 

しかし、堅牢な装甲を纏うレベル3のエグゼイドには大したダメージではなかったようで、すぐに立ち上がる。

 

 

「おお!オマエ思ってたより頑丈だな!」

 

ミカは楽しそうに笑いながらカーボンを両手から連射する。

 

「くっそ!」

 

 

咄嗟に避けようとしたエグゼイドだったが、その場から動くことなくカーボンの連射に耐えていた。

 

 

その理由は…

 

 

 

 

 

 

「し、調…!」

 

「切ちゃん…!」

 

 

エグゼイドの後ろには無防備な状態の調と切歌がいる。

 

パラドはすぐに二人を遠ざけようとするが…

 

 

「邪魔はさせないゾ!」

 

ミカは左手でテレポートジェムを取り出すと、パラドに投げつける。

 

 

パラドの周囲に魔法陣が展開されると、そこから新たにアルカ・ノイズが出現した。

 

 

「お前ら…邪魔すんな!」

 

パラドはガシャコンスパローで対抗するが、アルカ・ノイズの数が減る様子はなく、焦りの色が隠せない。

 

エグゼイドもまた、ミカの攻撃から調達を守るのに手一杯で身動きがとれず、ミカの接近を許してしまう。

 

 

「吹っ飛べェェェ!!!」

 

 

先程切歌のイガリマを破壊したときのように、腕を突き出しながらカーボンロッドを高速で射出、エグゼイドの装甲を破壊しようとする。

 

「危ない!」

 

「逃げるデス!」

 

調達の叫びが聞こえる中、何かが砕ける音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

勝利を確信したかのように笑みを浮かべるミカ。

しかし、すぐさまその笑みは崩れる。

 

 

 

 

確かに、カーボンロッドはエグゼイドの胸部を直撃した。

 

 

 

しかし、砕けたのはエグゼイドの装甲ではなく、『カーボンロッド』の方だった。

 

 

 

「う、嘘!?ありえないゾ!?」

 

「ふうう……おおおりゃあああ!!!」

 

 

エグゼイドのアームによって強化されたパンチは、ミカの右腕を捉え、粉々に砕く。

 

 

 

「グホオオオオ!?」

 

奇妙な叫びをあげて吹き飛ばされるミカ。

 

 

「散々やってくれたな!今度は俺の番だ!」

 

ミカに向かって走るエグゼイド。

ミカは左腕からカーボンロッドを精製して対抗するが、アームによって弾き飛ばされる。

 

「はああ!!」

 

 

エグゼイドの一撃がヒットした瞬間、アームが射出され、ミカを吹っ飛ばした。

 

 

「フィニッシュは必殺技で決まりだ!」

 

 

 

アームが戻ってきたのを確認すると、エグゼイドはゲキトツロボッツのガシャットを引き抜き、キメワザスロットホルダーに装填、スイッチを押す。

 

 

 

《ガッシューン!》

《ガッシャット!キメワザ!》

 

 

カラフルなエネルギーがエグゼイドのアームに集まり、エグゼイドはもう一度ボタンを押した。

 

 

 

 

 

《ゲキトツ!クリティカルストライク!》

 

 

『GEKITOTSU・CRITICAL・STRIKE!!』

 

 

必殺技の名称が告げられ、エグゼイドは左腕を思いっきり突き出した。

 

 

「ハアアァァ!!!」

 

赤く輝くロケットパンチがミカに直撃する。

 

 

 

「ゲフアアアァァァ!?」

 

しかし、ギリギリでミカは耐えられた。

 

「へへ…残念…!?」

 

一度は耐えられたことで再び笑みを浮かべるミカだったが、その余裕はすぐに消し飛んだ。

 

 

 

なぜなら、エグゼイドが猛烈な勢いで走ってきたからだ。

 

 

「もう一発おまけだ!」

 

エグゼイドの拳は、ちょうどミカが受け止めていたアームに収まり、威力を増した状態で追い打ちをかけた。

 

 

 

《パーフェクト!》

 

『PERFECT!!』

 

 

どこからか流れた音声とともに、ミカが爆発する。

 

 

 

 

「………」

 

しばらく、パンチの状態で固まっていたエグゼイドだが、ゆっくりと拳を下ろす。

 

 

 

《ゲーム・クリアー!》

 

『GAME CLEAR!!』

 

 

 

 

 

「か…勝った…?」

 

「しかも、ほぼ完封デス…」

 

 

自分達を圧倒したミカをあっさりと撃破したエグゼイドの姿に、調も切歌も警戒心を僅か

に強める。

 

 

しかし…

 

 

 

 

《ガッチョーン!》

《ガッシューン!》

 

エグゼイドはベルトに挿入されていた二つのガシャットを引き抜くと、変身が解除される。

 

 

将也は、ガシャットをポケットにしまうと先程までパラドが持っていたバグヴァイザーからグリップ部分を取り外し、どこからか取り出した白いガシャットを装填。バグヴァイザーのBボタンを押すと、オレンジ色の粒子がアルカ・ノイズ達のいた空間を漂い、全てバグヴァイザーに再び吸収された。

 

 

 

将也は近くに落ちていた自分のカバンを拾うと、バグヴァイザーをしまいこんだ。

 

「さて…」

 

将也は切歌と調のもとまで走ってくる。

 

 

突然のことに僅かながら警戒する二人。

 

 

 

しかし、彼がカバンから取り出したものは二人にとって予想外のものだった。

 

「え…?」

「それって…救急箱…デスか?」

 

赤い十字が描かれた、白い箱。

 

 

その中には薬品や包帯といった、治療に必要な道具が揃っていた。

 

「二人とも、腕から血が出てるよ。今止血するから、じっとしててね」

 

 

そう言いながら消毒液や止血剤などを取り出し、慣れた手つきで処置をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで良し。後は君達の迎えが来れば終わりだけど…!」

 

 

突然、将也はポケットから先程使っていたマイティアクションXのガシャットを構える。

 

その視線の先にあるのは、ミカが爆発した場所。

 

爆発の影響で瓦礫が崩れ、ミカの姿が見えなかった。

 

 

しかし、瓦礫が緑の竜巻によって吹き飛ばされる。

 

 

 

 

そこに立っていたのは、3人の女だった。

 

 

 

 

 

「随分と派手にやられたな、ミカ」

 

黄色をメインカラーとした女、『レイア・ダラーヒム』。

 

 

「情けない姿…と言いたいところだけど、いくらなんでもあれは予想外よね」

 

緑をメインカラーとし、剣を携えた女『ファラ・スユーフ』。

 

 

「ほ~んと、手間かけさせてくれますわね。ミ~カちゃん☆」

 

 

青をメインカラーとし、メイド服にも似た服装の少女『ガリィ・トゥーマーン』。

 

3人とも、ミカと同じ自動人形であり、キャロルの作り上げた『終末の四騎士(ナイトクォーター)』と呼ばれる存在である。

 

 

「…助かったゾ、皆」

 

3人の後ろには右腕が失われ、あちこちが破損した状態のミカがいた。

 

 

「で、あいつは何者?」

 

「…わかるわけないゾ。突然出てきたんだから」

 

 

ミカの憮然とした答えに対し、特に反応を見せないファラ。

 

それに対し、将也はガシャットを構えながら聞く。

 

 

「……自動人形…かかってくるなら相手するよ…!」

 

 

いつの間にか、パラドも将也と同じベルトを装着し、その手には青いガシャットが握られている。

 

「…未知の相手との戦闘…しかも単純な力でミカに勝利した以上、今戦えば地味に危険」

 

 

レイアは懐に手を入れた瞬間、2人は同時にガシャットを起動させる。

 

 

《マイティアクション!エーックス!》

 

将也の後ろにはマイティアクションXのタイトル画面が出現、ゲームエリアが展開される。

 

 

《タドルクエスト!》

 

パラドがガシャットを起動させると、後ろには西洋の騎士を思わせる戦士が映し出されて

いるゲーム画面が展開され、ゲームエリアの展開とともに無数の宝箱が配置される。

 

 

「術式レベル2!」

 

「大!」

 

 

「「変身!」」

 

二人が同時に叫び、ガシャットをドライバーに挿入すると同時に、ファラが竜巻で瓦礫を、レイアが持っていたコインをまるで弾丸のように飛ばしてきた。

 

 

 

《ガッシャット!》

《ガッチャーン!レベルアーップ!》

 

 

2人の前に展開されたキャラセレクトのパネルによって攻撃は防がれる。

 

《マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!エーックス!》

 

将也は再びエグゼイド、レベル2に。

 

《タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!》

 

パラドは、騎士を模した姿の『仮面ライダーブレイブ・クエストゲーマーレベル2』に変身し、それぞれの武器で攻撃を防ぐ。

 

 

「もう一人いたようね」

 

「地味に屈辱だが、ここは一度引くとしよう」

 

 

レイアはテレポートジェムを取り出すと、足元に落とす。

 

ジェムが砕けると、4人の足元に魔法陣が展開され、潜っていく。

 

 

「いずれ、この借りは返すわ。覚えてらっしゃい、仮面の戦士さん?」

 

その言葉を最後に、自動人形達は姿を消した。

 

 

 

―――――――――

 

エグゼイドとブレイブは、同時にガシャットをドライバーから引き抜いて変身を解除する。

 

 

《ガッシューン!》

 

すると、青いシンフォギア『天羽々斬』を纏った翼と赤いシンフォギア『イチイバル』を纏ったクリスが走ってきた。

 

 

「翼さん…クリス先輩…」

 

「強化型ギア、完成したんデスね!」

 

 

ホッとした表情を浮かべる切歌と調。

しかし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このバカ!!」

 

クリスの怒号に肩を震わせる2人。

 

 

「お前ら、勝手なことばかりしやがって…!」

 

怒りに満ちた表情のクリスに怯え、目を固く瞑る2人。

 

しかし、その直後に感じたのは痛みではなく、暖かい感触だった。

 

 

「え…?」

 

 

恐る恐る目を開ける2人。

 

クリスは肩を震わせながら2人を抱き寄せていた。

 

 

 

「本当、心配させんなよ…もう、ダメかと思ったんだから…無理だって…間に合わないって…」

 

「だが、無事で何よりだ」

 

 

安堵の表情を浮かべていたのは翼。

 

内心、2人がこうして無事だったことにクリスと同じくホッとしていた。

 

 

 

 

 

「あの…すいません」

 

 

後ろから聞こえた声に気づき、翼が振り向く。

 

そこには、先程までエグゼイドに変身していた将也が立っていた。

 

 

「話に割り込むのもアレかもしれませんが…あんまりその子達を怒らないであげてください」

 

穏やかな雰囲気を纏う将也は、先ほどの戦士としての面影は感じない。

 

 

「2人とも、今できる事を全力でしようとしていたんです。大切な人達の、かけがえのない命を守りたい。その思いが、彼女達の力になっていたんです」

 

 

 

「大事な人の命を守りたい。その思いだけは、理解してください」

 

 

その言葉に翼は笑みを浮かべる。

 

「そうですね…まずは2人の無事を喜ばねば」

 

 

すると、調と切歌が立ち上がり、将也に頭を下げる。

 

 

「えっと…ありがとうございます」

 

「ありがとうございますデス…」

 

 

 

 

「はい、どういたしまして!」

 

 

 

そう言って将也はカバンを持ち、ドライバーのキメワザスロットホルダーに爆走バイクのガシャットを装填、バイクを召喚して帰ろうとするが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってちょっと待て!何さっさと帰ろうとしてんだよ!?」

 

クリスに呼び止められてしまう。

 

「すまないが、色々と聞きたい話がある。少しでいい、話を聞かせてくれないか?」

 

未知の力を持った戦士の介入。

 

もし味方になってくれるなら心強いが、一体彼は何者なのか?

 

それを知るためにも話を聞こうとする。

 

しかし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…貴女達に話すことなんて、ありません」

 

 

突然、先ほどとは異なる態度になる将也。

 

「…おい、どういう意味だそりゃ?」

 

 

その言い分に、クリスは怒りを覚えて詰め寄る。

 

 

 

「僕の本来の目的は別にあります。錬金術師と戦うのは、もう一つの目的を完遂するための障害を排除するためです」

 

「そういうこと。じゃあな」

 

 

パラドはドライバーを外すと、粒子状になって将也と一体化する。

 

 

「な、なんだよ今の!?」

 

クリスの質問を無視してヘルメットを被り、バイクに跨る将也。

 

 

「!待て!」

 

 

翼は脚部アーマーから短剣を取り出し、バイクの影が映る地面に投げつけるとバイクが固定されたかのように動かなくなる。

 

 

 

『影縫い』。マネージャーであり、忍者の末裔でもある緒川から翼が学んだ近代忍術。

対象の影を射抜くことで相手の動きを止める技。

 

 

「……ハァ…」

 

 

将也はため息をつくと、スロットのボタンを押す。

 

 

《キメワザ!》

 

「なに!?」

 

 

バイクに高密度のエネルギーが集まる。

 

《爆走!クリティカルストライク!》

 

 

必殺技の余波で短剣が引っこ抜け、バイクは自由を取り戻す。

 

 

「…そんなに情報が知りたければ、調べればいい。政府の組織ならすぐに見つかりますよ」

 

 

バイクのスタンドを倒し、エンジンを吹かす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「宝条将也。この名前を調べればいい」

 

 

 

そう言い残すと、将也は走り去ってしまった。

 

 

これは、運命の始まり。

 

 

 

 

伝説の英雄の力を持った青年と、6人の歌姫が織り成す物語。

 

 

 

新たなゲームは、まだ始まったばかり…

 

 

 

See You Next GAME…?

 

                




次回、シンフォギアエグゼイド



「宝条将也。半年前まで聖都町に住んでいた医大生ですね」

謎に包まれた将也の過去!


「キャロル…ちゃん…!」

錬金術師、キャロル襲来!

そして、忍び寄る悪意…


「自らの罪に潰れてしまえ!!」


「ようやくみつけた…あいつの…『ゲムデウス』の手がかりを!!」


第3話「Alchemist襲来!」
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