期間が少し開きましたが、相変わらずの低クオリティ。
それでもよければ、どうぞ。
「あ、あのさ……雫」
川の流れる音だけが聞こえる山の中で、雪刀は幼馴染みの名前を呼ぶ。
「?どうしたの、雪?」
不安そうな雪刀の声に疑問を抱き、雫は雪刀の顔を覗き込む。
「今日の儀式、成功するかなって…………」
そう、彼は今は亡き母、雪乃の代わりに巫女として生活をしている。
そして、今日は雪刀にとって初めての儀式。
不安になるのは当然だ。
「ふふ、大丈夫よ、雪。絶対に成功する。だから頑張って」
雫は雪刀を抱き寄せ、落ち着ける。
「う、うん!頑張るよ、雫!」
それにより安心したのか、雪刀は笑顔になる。
「此処にいたのか、雪」
「……兄様、やっと見つけた」
すると、後ろから低い男性の声と少女の声がする。
「あ…お父様、雪花」
銀髪を肩まで伸ばし、金色の瞳をした彼は、東雲刀輝。雪刀の父親だ。
同じく銀髪を腰まで伸ばしている金色の瞳をした彼女は、雪花。雪刀の妹だ。
黒髪に黒い目の雪刀と全く違う容姿だが、三人は血の繋がった家族である。
「そろそろ時間だ、行くぞ。」
「はい、お父様。じゃあまた後で雫」
刀輝に返事をし、雫に手を振る雪刀。
雫はそれを見ているだけだった。
(……ああ、私は此処で間違った………)
(此処で止めていたら、彼が苦しむ事はなかった)
(彼が壊れる事はなかった)
(だけど…………過去はもう変えられない)
(………だから、今度は間違えない)
(必ず見つけ出して、その手を掴むから……)
(それまで、待ってて………雪)
……………
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「転入生?」
教室に入るや否や、叫んだ龍子の声に扇子を仰ぎ、首を傾げる。
「この間、美遊が来たのに、珍しいね」
と、俺の右腕にしがみついているイリヤが言った。
「大丈夫。ユキお兄ちゃんとイリヤは私が守る」
と、俺の左腕にしがみついている美遊が言った。
「……二人とも、そろそろ離れない?」
「「やだ」」
さいですか………
しかし、転入生か、面倒ごとにならない事を祈ろう。
それから暫くして、先生がやってきて、転入生を紹介すると言った。
「じゃあ、早速だけど、入ってきて!!!」
先生が転入生を呼ぶと、教室のドアが開く。
そして………
「東雲 雫です。よろしくお願いします。」
その転校生は、俺の幼馴染み雫だった。
………え?なんで?何故此処に?しかも苗字東雲じゃ無いよね?
とにかくパニックだった。
「それじゃあ席は……」
「先生」
そんな俺を置いて話が進んでいく。
しかし、それを雫が止めて、
「彼の隣に座りたいんですけど、いいですか?」
更なる爆弾発言をしやがった。
「え、いいけど、幸人君も大丈夫?」
おいおい、どうすんの?絶対正体バレてるよ。
「あれ、幸人君?」
ある意味予想できてたけど、いきなり過ぎるだろぉぉ!
だけど此処は、他人のフリをするしか………
「大丈夫?」
瞬間、思考が止まった。
気付くと、雫が俺の目の前にいて、その白い指で俺の頬を撫でていた。
「あ、あ、あ………」
声が出ない。人前でこんな事をされているんだ。きっと顔も赤いだろう。
「……先生、彼は気分が悪いようなので、保健室に連れて行きますね。
そして、半ば無理やりに連れて行かれたところで、記憶が途切れた。
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「ん、ん〜」
目が覚めると、其処は、保健室のベッドだった。
「目が覚めた?」
更に言えば、服をはだけさせた雫が添い寝をしていた。
「!!」
身の危険を感じ、ベッドから出ようとしたが、両手両足を縛られていて、動けない。
「ふふ♪その顔、良いわね、もっと見せて…………」
そう言って近づく雫。目が怖い。
「や、誰か助け………」
「「ストッーープ!!!」」
そこに、イリヤと美遊が入ってきて、一時的だが、助かった。
どうでしたか?
突然現れた幼馴染み雫ですが、最後でわかる通り、変態です。
次回は、実妹登場の予感!?
一体どんな性格なのか?(まだあまり決まっていない)
では、さようなら。