すみません‥‥‥。
あ、皆様にご報告が。
『鉄血のオルフェンズ好きな俺が(ry』のTSイッチー編の次話を来週あたりに投稿します。
お楽しみに。
では、どうぞ。
「はっ、はっ、はっ‥‥‥」
「ちょっと、待って、大ちゃん、速いって」
「チルノちゃん、急いで。多分急がないと、ヤバい」
背中に羽が生えた少女二人が森林を走る。
何故飛行しないのか、というとそこの森林は異常に木々が生い茂っているため飛行すれば羽を傷つける可能性があるからである。
「‥‥‥はぁっ‥‥‥はぁっ‥‥‥見つけた」
「だ、大ちゃん速すぎるって‥‥‥っておろ?」
「大変、枝がお腹を貫いてる‥‥‥」
「うわ、よく生きてられるなぁ‥‥‥ってちょっと大ちゃん、見てよこれ」
「どうしたのチルノちゃん?」
「いや、こいつの腕。なんか明らかに人間の腕じゃないよ」
「本当だ‥‥‥なんだろう、魔理沙さんとは段違いな魔力を感じる」
「でもこれじゃあ運べないよ大ちゃん。けーねとか呼んでこないと」
「そうだね‥‥‥チルノちゃん、ここでこの人を見ててくれる?」
「わかった。その間に大ちゃんがけーねを呼んでくるって事ね」
「そう。じゃあお願いね」
そう言って緑髪の少女は来た道を走って戻っていった。
「んー‥‥‥とりあえず血を止めなきゃ。これで止まるかな‥‥‥てりゃっ」
残った少女は青年の傷口を凍らせた。
応急処置にはなったのか、青年の顔色は少し良くなったようだ。
「しっかし所々土まみれじゃん。どっかから落っこちたのかな?」
「チルノちゃーん!!」
「あ、大ちゃん!」
「おまたせ、慧音先生連れてきたよ」
「さっすが大ちゃん。けーねもありがとね」
「それで大妖精、怪我人は何処だ?」
「こっちです」
"大妖精"と呼ばれた少女は青髪の女性を青年が倒れている場所まで案内する。
その惨状に一瞬女性は目をしかめたがすぐに元に戻り冷静に指示を出した。
「‥‥‥よし、チルノ。お前はこのまま傷口を凍らせて止血を。大妖精、お前は彼の傷口から枝を引く抜くから手伝え」
「わかったよけーね」
「わかりました。慧音先生」
「しかしどうやったらここまで貫通するんだ‥‥‥よし、枝を掴むぞ。怪我しないようにな」
「はい‥‥‥こうですか?」
「そうだ。チルノ、私達が引き抜いたらすぐに止血しろ」
「はーい」
そうして女性は枝を掴んだ腕に力を込め、引き抜く。
青年は一瞬呻き声を上げるがすぐに黙る。
「ほいっ、と。これで血は止まったよ」
「よし、よくやった。大妖精もありがとう」
「い、いえ。これくらいあたりまえです」
「このまま彼を人里まで運ぼう。大妖精、チルノ、彼の傷口を見ていてくれ」
そう言って女性は軽々と青年を担ぎ上げ、人里へと歩みを進める。
それから数時間が経った。
「う、ん‥‥‥?ここは‥‥‥?」
「あ、起きた」
「ちょっとチルノちゃん、ダメだよー‥‥‥」
「‥‥‥!?」
青年は慌てて周りを見回し、自分の置かれた状況を確認する。
和風漂う部屋にベッドではない布団。
さらには自分の知らない少女が二人いる。
そして、腹部に手をあてると包帯が巻かれていた。
「助かった、のか‥‥‥?」
「あのー‥‥‥大丈夫ですか‥‥‥?」
「え、あ、あぁ。大丈夫‥‥‥君は?」
「私は大妖精です。こっちはチルノちゃん」
「よろしくー。改めてアタイはチルノ!妖精だぞ!」
「よ、よろしく」
「それで、貴方のお名前は?」
「俺?俺は‥‥‥アラン。まだまだ駆け出しのデビルハンターさ」
「デビルハンター‥‥‥?」
「読んで字の如く"悪魔を狩る者"だ」
「それって強いのか?」
「あー‥‥‥多分強いんじゃないのか?」
「へー‥‥‥すごいな」
「あの、アランさん。もしかして貴方は"外来人"なのでは?」
「外来人‥‥‥?」
「簡単に言えば外の世界から来てしまった人の事です。本来なら忘れ去られたものがここに行き着くのですが‥‥‥」
「忘れ去られたもの、ねぇ‥‥‥」
アランは何か心当たりが無いか考察するが、何一つ浮かばなかった。
そもそも自分は何故ここにいるのかも皆目見当もつかない状況だった。
だが、一つ心配事がある。
「‥‥‥なぁ大妖精」
「なんですか?」
「俺の持ち物、そうだな‥‥‥剣と銃を見てないか?」
「剣と銃、ですか‥‥‥」
大妖精がうーん、と考えていると部屋に一人の女性が入ってきた。
中ぐらいの箱を片手に担いで、だ。
「お前の探している持ち物とやらはこれか?」
「ん‥‥‥?アンタは?」
「ああ、自己紹介が遅れたな。私は上白沢慧音。寺子屋の教師をしている」
「Ms.カミシロサワか‥‥‥で、俺の持ち物は?」
「あぁ、これだ。この箱の中に入れてある」
「Thanks.で、中身は‥‥‥ブルーローズリベイクか」
箱の中には一丁の改造拳銃が納められており、丁寧に磨かれたらしく輝いている。
それを手に取り、一緒に入っていた弾丸を拳銃に込める。
「ハハ、なんだか久しぶりに握った気がする」
「どういう訳か私の頭の上に落ちてきてな。持ち物が誰だかわからないからとりあえず保管しておいたんだ」
「それで、何故弾丸もあるんだ?」
「あぁ、その銃に入っていてな。危険だと思って抜いたんだ」
「そうか。で、剣は?」
「立てるか?」
「は?」
「いや、場所が場所なのでな。恐らくお前じゃないと引き抜けないと思うんだ」
「あー‥‥‥
「ああ、
「あの、慧音先生どういう事ですか?」
「刺さっているんだよ、剣が」
「刺さっている‥‥‥?」
肩を借りながら立ち上がったアランは慧音に案内され、人里の集会所前に立ち寄った。
そこには文字通り剣が刺さっており、今も大人たちが引き抜こうとしている。
「ぬおおおっ‥‥‥かってぇ‥‥‥!!」
「おーい、手伝ってくれー!」
「お?慧音先生じゃないか。そこの兄ちゃんはどした?」
「まさか先生の彼氏かぁ?んー?」
「違う、彼は外来人だ。その剣はどうやら彼の持ち物らしくてな。退いてやってくれないか?」
「お、わかった。だが兄ちゃん、これかなりかってぇぞ?大丈夫か?」
「大丈夫だ‥‥‥っと」
ズボッ、と剣をいとも簡単に引き抜いたアラン。
これには周りの大人たちは目を丸くして驚いた。
「ま、マジか‥‥‥簡単に引き抜きやがった」
「に、兄ちゃんすげぇなオイ」
「いいから、とりあえずちょっと離れてくれ」
アランの一言で大衆は少し離れる。
そして、アランが引き抜いた大剣"レッドクイーンリナーシタ"のグリップを捻る。
すると大剣に内蔵されたエンジンが火を吹き、刀身が僅かに赤熱化する。
それを自由自在に振り回し、背中に納刀する。
「こいつは大事な商売道具なんでな。失くす訳にはいかねえんだ」
「凄い‥‥‥あんな大きな剣を振り回せるなんて‥‥‥」
「‥‥‥」
「慧音先生?」
「‥‥‥いや、なんでもないよ大妖精」
「そうですか?」
「ああ。これが私の杞憂であってくれればいいのだが」
彼女の一言は大衆の歓声にかき消され、聞こえることは無かった。
設定その二。
《登場人物》
上白沢 慧音
・寺子屋の教師をしている。
・人里の中では美人教師として有名らしい。しかし本人は自覚していないようである。
・どうやら彼女には何か秘密があるようだが‥‥‥?
いかがだったでしょうか。
楽しんでいただけたなら幸いです。
では、次回の更新でお会いしましょう。
感想や質問等いつでもお待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ