Re:東方魔神録   作:アインスト

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リメイク第四話。

張り切っていきましょー。

では、どうぞ。


4th mission "弾幕ごっこ"

 

翌日。

 

俺と霊夢は先日現れた屋敷を調査するために準備を進めていた。

 

 

「おい霊夢、準備できたか‥‥‥って」

 

「ん、何?」

 

「お前なんで縁側でくつろいでんだよ‥‥‥」

 

「だって特に準備するものないし。陰陽玉とかお祓い棒とか封魔針さえあればなんとかなるし」

 

「それでいいのか博麗の巫女‥‥‥」

 

 

言葉を交わしていたその時、空から声が聞こえる。

 

霊夢よりも活発的な声の印象を受ける。

 

 

「おーい霊夢ぅー!」

 

「あら、魔理沙じゃない。どうしたの?」

 

「どうした、じゃないって。私もあの屋敷を調べようと思ってな」

 

「霊夢、誰だコイツ?」

 

「なっ、コイツとは失礼だな!」

 

「落ち着きなさい魔理沙。紹介するわ、彼女は‥‥‥」

 

「私は霧雨 魔理沙。魔法使いだ!」

 

 

巫女、妖精ときて魔法使いか‥‥‥頭が痛くなりそうだ。

 

 

「それで、お前は?」

 

「俺か‥‥‥俺はアラン。デビルハンターだ」

 

「デビルハンター?お前が?」

 

「あぁそうだ」

 

「ふーん‥‥‥お前みたいなのが異変解決できるとは思えないなぁ」

 

「‥‥‥何?」

 

「だいたい何だよその腕。よく分からない腕してるしそもそもスペカ持ってんのか?」

 

「‥‥‥霊夢、スペカって何だ?」

 

「スペルカード。簡単に言えばとっておきの一札ね」

 

「とっておき‥‥‥なるほど、切り札(ジョーカー)って訳か」

 

「そういう事になるわね。そして、そのスペカを用いて戦う事を」

 

「弾幕ごっこ、って言うんだよ。わかったか?」

 

「"ごっこ"‥‥‥か」

 

 

俺は先程聞いた弾幕"ごっこ"に少し納得がいかなかった。

 

そもそも戦いは命をかけてやるもののはずだ。

 

なのに、こちらでは"ごっこ"と称している。

 

 

「‥‥‥魔理沙って言ったか」

 

「なんだよ」

 

「お前は‥‥‥命をかけるような戦いをした事があるか?」

 

 

少し、聞いてみる。

 

これであるならかなりの手練れなんだが‥‥‥。

 

 

「はあ‥‥‥?別に弾幕ごっこに命をかける必要あるか‥‥‥?」

 

「‥‥‥そうか」

 

 

やはり、か。

 

まああくまでも"ごっこ"の範疇なんだろう。

 

だが、命をかけて戦った事が無い奴に口を挟まれたくはないな。

 

 

「‥‥‥残念だ霧雨」

 

「だから何が!」

 

「いや、お前みたいな奴だと悪魔相手にするならスケアクロウが限界だろうな」

 

「スケアクロウ‥‥‥案山子しか相手に出来ないってか‥‥‥!!」

 

「‥‥‥落ち着きなさい魔理沙」

 

「でも!」

 

「でも、じゃない。事実よ魔理沙」

 

「なんでわかるんだよ!?」

 

「博麗の巫女としての私の"カン"ってやつね」

 

「カンって‥‥‥はぁ‥‥‥わかった、わかったよ。霊夢がそこまで言うなら仕方ないな。だけど、私はまだ認めてないからな!だから今ここで私と勝負しろ!」

 

 

 

勝負、か。

 

純粋な力比べか、あるいは此方のやり方に乗っ取って弾幕ごっこか。

 

すると、霊夢から三枚の札を手渡された。

 

‥‥‥これは?

 

 

 

「それはスペカよ。それもまだ使われていないもの」

 

「なんで俺に?」

 

「貴方がここにいる以上出来る事は増やしておいた方がいいわよ?」

 

「お気遣いどうも、博麗の巫女さん」

 

「ぶん殴るわよ?」

 

「悪かったって」

 

「まったく‥‥‥」

 

「で、これはどう使うんだ?」

 

「ああ、それはあんたが技の内容をイメージして、イメージしつつその札に書くの」

 

「技名を?」

 

「そういう事になるわね」

 

「なるほど、な」

 

 

じゃあ‥‥‥二枚使うか。

 

近距離型と中・遠距離型の二つがあればなんとかなるだろ。

 

残りの一枚は何かあった時のために残しとくか。

 

‥‥‥で、そうだな‥‥‥あれだ、レッドクイーンを用いた技が良さそうだな。

 

使用時間はかなり少ないが一気に攻めるには有効だろうな。

 

"スティンガー"で刺突かつ急接近して連続袈裟斬り‥‥‥そうだ、斬りつける瞬間にスロットルを捻って攻撃力増加させるか。

 

そうだな、技名は‥‥‥ある意味無法なやり方だから"剣符:アウトレイジ"でどうだ‥‥‥っと。

 

そんなイメージをしながら札に書く。

 

するとその書かれた札が光り、完成した事を告げているようだった。

 

 

「これが‥‥‥スペルカード」

 

「あら、意外と良い出来じゃない。もう一枚はどうするの?」

 

「そう、だな‥‥‥じゃあ」

 

 

そうしてあるイメージを持って札に書き込む。

 

 

「‥‥‥よし、こいつだ」

 

「どれどれ‥‥‥ふふ、あんたらしいわね。そのスペカ」

 

「なんだなんだ?私にも見せろよー」

 

 

"銃符:ジャックポット"。

 

ただ、普通に撃ちまくる訳じゃあない。

 

実は幻想郷に来てから霊夢に居候になった時からずっと作っていた銃がようやく完成しそうでな。

 

その銃のためのスペルカードだ。

 

居間に戻って物置から一つの箱を取り出す。

 

 

 

「それは?」

 

「俺の自信作。まぁ作るのは初めてなんだけどな」

 

「お、じゃあ私にも見せろよ。ほらっ」

 

「あ、おいっ!」

 

 

魔理沙が俺の手元から箱を奪い、布を外した。

 

その箱に入っていたのは"白"と"黒"の拳銃。

 

その拳銃を霊夢と魔理沙が一つずつ手に取る。

 

 

「‥‥‥なんだこれ?鉄砲?」

 

「凄い‥‥‥素人目で見ても綺麗に作り込まれているわ‥‥‥」

 

「そうか?」

 

「ふむふむ、こりゃ高く売れそうだな!じゃあこれは私が借り‥‥‥」

 

「魔理沙?」

 

「うっ、なんだよ霊夢‥‥‥いいじゃないか二つあるんだし」

 

「ダーメ。ほら、早く返す」

 

「ちぇっ‥‥‥」

 

「おい霊夢、霧雨って手癖が悪いのか?」

 

「そうねぇ。珍しい物があったら真っ先に自分の物にしちゃうし」

 

「そ、そんなに強欲じゃねぇよ!!」

 

「はいはい」

 

 

連射力を主眼に置いて作り上げたその拳銃を俺の師匠の愛銃から取って、"エボニーⅡ&アイボリーⅡ"とした。

 

まあ元々そうするつもりで白と黒にしたんだけどな。

 

で、何故"銃符:ジャックポット"にしたかっつうと、コンセプトを"ばらまかれた弾が追尾する"って事にした。

 

魔力を送り込めばホーミングできるようにする事は実に容易だしな。

 

まあという訳で連射力を上げたエボニーⅡ&アイボリーⅡなら出来ると思ったからそうした。

 

 

「よし、じゃあ私と弾幕ごっこしようぜ」

 

「何故そうなった‥‥‥」

 

「まあまあ、とりあえずやってみなさいよ。あんた飛べる?」

 

「‥‥‥無理」

 

「対空戦闘って訳ね‥‥‥大丈夫?」

 

「な、なんとかなるだろ」

 

「声が震えてるってば」

 

 

 

と、いう訳で魔理沙と弾幕ごっこする事になってしまった。

 

まぁ挑まれたからにはやってやろうじゃねぇか。

 

 

 

「で、勝敗は?」

 

「一発でもあたれば負けって事でどうよ?」

 

「わかった」

 

 

そう言って魔理沙は竹箒の上にまたがり、飛行を始める。

 

俺は早速完成したエボニーⅡ&アイボリーⅡを構え、戦闘体勢に。

 

 

 

「さぁ、まずは私から行くぜっ!」

 

「huh、来な」

 

 

直後、魔理沙のスペルカードと思われる技が放たれる。

 

無数の星のような弾幕が降り注ぐ。

 

 

「うおおっ‥‥‥!?」

 

「へっ、どうだ!私のスターダストレヴァリエの味は!」

 

「これは‥‥‥かなり厄介だな‥‥‥!」

 

 

 

そう考えている間にも際限無く弾幕が放たれていく。

 

これは‥‥‥かわすので精一杯だ‥‥‥!

 

だったら‥‥‥かわしながら撃つしかない!

 

 

「shit‥‥‥オイタが過ぎる奴には鉛弾をプレゼントっ!」

 

「いらねぇよそんなプレゼント!?」

 

「ぶっつけ本番だが‥‥‥くらえっ!」

 

「お、ついにお披露目か!」

 

 

 

エボニーⅡ&アイボリーⅡで全方位に魔力を込めた銃弾を撃ちまくる。

 

撃ち出された瞬間、即座に魔理沙へと銃弾が向かっていく。

 

 

「うわっ!?ホーミングかよっ!」

 

「よし‥‥‥上手くいった!」

 

「‥‥‥だけど、単調だな!」

 

「何っ!全部避けやがったのか!」

 

 

全弾回避した魔理沙は八卦炉を取り出し、俺に向けて構える。

 

まさか大技がここで出るか‥‥‥!

 

 

「そらっ、返すぜ!マスター‥‥‥スパァァァァァク!!」

 

「‥‥‥huh、参ったねこりゃ」

 

 

光の奔流に巻き込まれそうになり、目の前に手をかざす。

 

何か起こる訳が無いとわかっていても、無駄な抵抗はしたかったのかもしれない。

 

‥‥‥だが。

 

 

「‥‥‥おいおい、マジかよ」

 

「何が‥‥‥起こっているの‥‥‥?」

 

「こいつは‥‥‥」

 

 

俺が目を見開くと、目の前で透けた俺より大きい両腕が魔理沙の大技を防いでいた。

 

俺も何が何だかわからない。

 

 

「‥‥‥はぁ、霊夢ぅー?こりゃ私の負けだ」

 

「あら魔理沙、自分から負けを認めるってどういうつもり?」

 

「いや‥‥‥あの腕が光った時に魔力を測ってみたんだけどありゃ桁違いだ。なんて物持ってんだよあいつ‥‥‥」

 

「なぁ、勝負はどうなった?」

 

「ああ、私の負けだぜ。強さに違いがあるからな」

 

「‥‥‥?」

 

「じゃあ魔理沙、これで認めてくれるわね?」

 

「仕方ないなぁ‥‥‥よし、じゃあよろしくな!」

 

 

 

‥‥‥魔理沙が仲間になった。

 

認めてくれたって事で良さそうだな。

 

これでようやく調査に乗り出せそうだ。

 

 

 




設定その四。

《登場人物》
霧雨 魔理沙
・普通の魔法使い。
・霊夢とは幼馴染のような関係。
・得意技は八卦炉による"マスタースパーク"。

《スペルカード》
魔符:スターダストレヴァリエ
・まるで流星のように展開する弾幕スペルカード。

恋符:マスタースパーク
・霧雨魔理沙の切り札。八卦炉から放たれる光の奔流で敵を消し飛ばす。

剣符:アウトレイジ
・アランの初スペルカード。スティンガーで詰め寄り、連続袈裟斬りを炸裂させるスペルカード。

銃符:ジャックポット
・同じく初スペルカード。アラン自作の"エボニーⅡ&アイボリーⅡ"で弾幕を張り、その銃弾に魔力を込める事でホーミング性能を持たせるスペルカード。



いかがだったでしょうか?

今回は無駄に長くなってしまった挙げ句に乱雑になってしまったような気がします‥‥‥。

それでも楽しんでいただけたなら幸いです。

では、次回の更新でお会いしましょう。

感想、質問等いつでもお待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ
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