HSDD〜天の道を行き総てを司る男〜《凍結》   作:ソヨカゼ

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はい、実に三ヶ月ぶりの投稿ですね。
今回はほのぼの系です。

えっと、この作品についての相談を活動報告でやってます。
どうかご協力お願いします!


番外編 天道家のお正月

 

『3』

 

『2』

 

『1』

 

バンッ!

 

「Happy New Year にゃん!総司ぃ!」

 

「あけましておめでとう!天道君!」

 

「……あぁ、おめでとう。黒歌、それと紅」

 

新年、あけましておめでとう。

天の道を行き総てを司る男、天道総司だ。

 

「えっと、天道くん?なんか僕、おまけみたいな扱いなんだけど……」

 

「違うのか?」

 

そう、俺と紅、黒歌の三人は今現在年越しにカウントダウンを終えたところだ。

なぜ紅がいるのかというと……とどのつまりおまけだ。

年末年始に一人は寂しいとかいって転がり込んだのだからおまけでいいだろう。

 

「うぅ……ちょっと酷いよ。」

 

「ふふっ、でもそれは仕方ないかにゃ?だって渡、何かある度にうちに転がり込んでくるし」

 

「黒歌さんまで……でも仕方ないじゃないか。天道くんの料理はすごく美味しいんだし……」

 

そういって紅はズズッと蕎麦をすする。

そう、いわゆる年越しそばだ。

俺は一本の蕎麦にも手を抜かない。

今年も蕎麦粉から蕎麦を作り、出汁も一からとったものだ。

故に、俺の蕎麦は天下一品……いや、天上天下天地無双だ。

 

「まぁ、それはちょっとわかるかも」

 

紅に続き黒歌もおせち料理へと手を伸ばす。

どれにしようか?と箸を迷わせる黒歌に、おれは黒豆を差し出した。

 

「……えっと、総司?」

 

「いいから食べろ」

 

「え?あ、うん。モグモグ……美味しい」

 

なんで黒豆?という疑いの眼差しを切り捨て、俺は黒歌の口に黒豆を押し込む。

俺が作ったんだ。

不味いわけがないだろ。

では、なぜ俺が黒豆を黒歌に食べさせたのか。

 

「なぁ、知ってるか?」

 

「え?」

 

「おせち料理における黒豆にはな……黒く日焼けするほど達者(マメ)に働けるようにと邪気を払い長寿と健康を願ったものなんだ。」

 

「えっと、総司……さん?」

 

そう、つまり何が言いたいのかというと……

 

「今年こそ……働け、黒歌」

 

「……あ、やっぱり?だが断る!にゃん!」

 

あぁ、おばあちゃん。

どうやら、今年も平和な一年になりそうです。

……黒歌は今年こそ働かせるがな。

 

「是が非でも働かせるぞ」

 

「いやっ!絶対いやっ!私は総司のご飯食べてゴロゴロできれば生きていけるもん!」

 

「わかった。なら今度から飯抜きだな」

 

「本当にごめんなさいだからそれだけは許してくださいお願いします!!!!!」

 

本当に平和だ。

俺はこんな平和を守るために戦おうと改めて誓おう。

かけがえのない日常を、大切な家族を守ると……それが俺の戦いなんだ。

 

「ちなみに紅、お前もだぞ?」

 

「えぇ!?」

 

まぁ、こいつも守ってやってもいいかな?

さて、今年も俺の戦いは終わらない。

 




前書きでも書きましたが、どうかよろしくお願いします!
結構大切なものなので。
ではまた次回!
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