HSDD〜天の道を行き総てを司る男〜《凍結》   作:ソヨカゼ

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なぜこうなった?
何でこんなに天道さんとリアスさんの関係が……
さて、気を取り直して今回のライダーは誰でしょうね(笑)
少し短めですがどうぞ!


二話 太陽の定理

グレモリーとあった後、まっすぐに家に帰った。

 

すると、玄関に総司と黒歌以外の靴がある。

 

耳を澄ますと、話し声が聞こえることから、誰か来ているのだろうと予想する。

 

最も、こんな時間に家にくるやつなんて限られているのだが。

 

「あ、おかえり。おじゃましてるよ、天道君」

 

「あぁ。やっぱりお前か、紅」

 

居間に向かう、おおかた予想していた人物が話しかける。

 

紅 渡(くれない わたる)

 

数少ない友人の一人で、所謂ご近所さんだ。

 

そして、一人暮らしのくせに家事があまり得意ではないためよく家に飯を食いにくる。

 

ちなみに学校と学年が同じだったりするが、人見知りで引きこもりなため、あまり学校にはこない。

 

それでも、あった頃と比べればよく成長したと思う。

 

「総司ぃーーー!!」

 

「……どうした、黒歌」

 

カバンを置くと黒歌が抱きついて来た。

 

紅はそれをみて苦笑いする。

 

「大丈夫かにゃ?怪我とかない?痛いところがあったら教えて、すぐ治すにゃ!」

 

「落ち着け黒歌。大丈夫だよ、この通り怪我一つ無いから」

 

おそらく黒歌は、俺が戦ってるときに魔力を感じたのだろう。

 

それに彼女は仙術というものまで使える。

 

戦いがばれるのは当然だ。

 

「でも、本当に大丈夫?あきらかに上級クラスの魔力が一つあったけど……」

 

実は紅もオカルト側の人間だったりする。

 

確か人間と吸血鬼のハーフだと言っていた。

 

「あぁ。上級悪魔のリアス・グレモリーだ。少し目をつけられた。明日使いを出すそうだ」

 

「うーん。確かこの土地の管理者だっけ。気をつけてね?」

 

土地の管理者とはまた大きく出たものだな。

 

「あぁ、わかった。さて、今日は豆腐パーティでもするか。幸い、豆腐はたくさんあるからな」

 

「……うん」

 

珍しく黒歌のテンションが低い。

 

「……そうか。グレモリーのところには……」

 

「うん。白音がいるにゃ」

 

黒歌の生き別れの妹。

 

今は塔城小猫と名乗っているらしい。

 

「今気にしてもしょうがない。とりあえず食べよう」

 

「……うん。そうだね。ありがとう、総司」

 

「気にするな。家族だろ?」

 

黒歌と俺は微笑み合う。

 

「さて、丸く収まったんだし、早く食べようよ。あ、僕が麻婆豆腐作るよ!」

 

「やめとけ。ただでさえ料理できないだろ、お前」

 

紅はグハッ!と言って黙り込む。

 

事実なので仕方ない。

 

「フフッ。あ、じゃあ私が麻婆豆腐作るにゃ。総司のために♡」

 

黒歌はそう言って総司に抱きつく。

 

「あれ〜?あれあれ〜?総司顔赤いよ〜??」

 

「気のせいだ。……それとも朝飯抜くか?」

 

「うにゃ!?そ、それだけは勘弁を〜!」

 

その一言で黒歌は慌て出す。

 

からかった罰として本当にぬいてやろうか?

 

「ハハハッ。じゃあ僕は豆腐ハンバーグでも「「やめろ(にゃ)」……はい」

 

けっきょく黒歌が麻婆豆腐、俺が冷や奴と湯豆腐、紅がご飯を炊く係りになった。

 

やはり日本人は豆腐に限るな。

 

 

 

 

 

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「おい、天道!」

 

学校に登校するとまず兵藤が突っかかってくる。

 

「天道!聞いてるのか!」

 

兵藤に肩を掴まれ、俺はようやく止まる。

 

「はぁ。……何だ?」

 

とてもだるそうに振り返る。

 

「何だじゃねーよ!昨日のやつは何なんだ!」

 

「なんだ、グレモリーから何か聞いたんじゃないのか?」

 

「え?あ、後で使いを出すとしか聞いてないけど……」

 

どうやら何も知らないらしい。

 

「なるほど。俺も同じだ。なら、使いが来るまで待つべきだ」

 

そういって総司は席につく。

 

グレモリーがこの土地の管理人だとすると、悪魔が複数いることは頷ける。

 

では、堕天使はなぜいる?

 

悪魔を狩るため?

 

いや、黒歌の話では天使、堕天使、悪魔は三すくみの関係にあり、お互いに不干渉をたもっているはず。

 

「これは、ずいぶんときな臭くなってきたな」

 

何があろうと、俺の家族は守り抜く。

 

そのための力なのだから。

 

 

 

 

 

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「やぁ、どうも」

 

放課後に俺たちの前に現れたのは、金髪碧眼のイケメン、木場祐斗だった。

 

「お前がグレモリーの使いか?」

 

「あぁ。ま、そんなとこ」

 

といって苦笑いする。

 

「で、俺たちはどうすればいい?」

 

「うん、僕に着いてきて。兵藤君もね」

 

木場は意外そうな顔をするも、すぐに気を取り直す。

 

まあ、いろいろ聞きたいからな。

 

周りの女子がうるさいが放っておこう。

 

そんなこんなで、木場に連れられて旧校舎まできた。

 

旧校舎は現在使われていないと聞く。

 

そこを使っているということはつまり、悪魔はこの学校の上層部と関わっている可能性が高いな。

 

「ここだよ」

 

木場の声に兵藤と俺は立ち止まる。

 

そこに書いてあったのは……

 

「オカルト研究部?」

 

兵藤のいった通り、そこにはオカルト研究部と書かれたプレートがあった。

 

「えっと、開けるよ?」

 

木場は扉を開ける。

 

さて、なにが待ってることやら。

 

中にはいると魔方陣やらよくわからん文字が所狭しと書かれていた。

 

まさに悪魔というわけか。

 

そんな中、ふと目に留まるものがあった。

 

「……なぜ部室に風呂がある?」

 

「部長の趣味、かな?」

 

その疑問に答えた木場も自信なさげだった。

 

「あら、きていたのね?」

 

その風呂からでてきたのは、何を隠そうリアス・グレモリー本人だった。

 

「客を待たせて入浴とは、いいご身分だな。グレモリー」

 

「あら、ごめんなさい。昨夜は時間がなくて。気を損ねたなら謝るわ」

 

俺はため息を一つはく。

 

「まずは座りなさい二人とも」

 

「粗茶です」

 

「あっどうも」

 

ソファーに座ると、美しい黒髪を一つにまとめた、いわゆるポニーテールの女性がお茶をいれてくれた。

 

兵藤は礼を述べ、俺は無言で一口飲む。

 

「……美味いな」

 

それを効いた女性は満足げにグレモリーの隣に腰掛ける。

 

「それじゃあ早速だけど、私たちは貴方たちを歓迎するわ。悪魔としてね」

 

「え?」

 

兵藤が突然の事に驚いている。

 

「なるほどな」

 

それとは対象的に俺は一つ頷くと、ソファーに深く座り足を組む。

 

グレモリーは何か言おうとしたが、なんとかこらえたようだ。

 

さて、グレモリーの話をまとめるとこうだ。

 

彼女らは悪魔という種族、そして昨日兵藤を襲った奴らは堕天使、それに天使を加えた三大勢力が争っているらしい。

 

まったく、人間にとっては迷惑極まりない話だ。

 

ここまでは黒歌からも聞いているがな。

 

そして兵藤が襲われたのは神器を所有していたからだそうだ。

 

聞くと、兵藤は前にも一度襲われていて、そのとき悪魔になったらしい。

 

「それで、あなたは何者なのかしら?」

 

どうやら一通り話し終えたらしい。

 

全員の視線がこちらに向く。

 

「愚問だな」

 

「……とういうことかしら」

 

グレモリーの問いにそう返すと、相手はあきらかに不機嫌になる。

 

右手で天を指しながら続ける。

 

「お前は太陽に何者なのかを聞くのか?」

 

ピキリ

 

グレモリーの額に血管が浮き出る。

 

「……じゃあ、あなたが使っていた赤いカブトムシはいったいなんなの?」

 

「それも愚問だな。お前は太陽にどうやって輝くのか聞くのか?」

 

「っ!あなた、いい加減にしなさい!まるで自分が世界の中心みたいに!」

 

ついにグレモリーがきれる。

 

「おばあちゃんが言っていた。『世界は自分を中心に回っている。そう思った方が楽しい』ってな」

 

「くっ!……はぁ。もういいわ。それじゃあ単刀直入に言うけど、あなたは私たちに協力してくれるのかしら」

 

グレモリーは頭を冷やしたのか、ため息交じりにいう。

 

そして、その問いに関しての答えは決まっている。

 

「嫌だ」

 

この場の時間が一瞬止まった。

 

「………理由を聞いても?」

 

グレモリーが何とか口を開く。

 

「言っただろう?俺の通る道は俺が決める」

 

そういってソファーさら立ち上がり、入り口で立ち止まる。

 

「俺の戦う理由はただ一つ。それ以外に興味はない」

 

「どう言う意味かしら?」

 

グレモリーは意味がわからずに尋ねる。

 

「自分で考えろ」

 

俺はそのまま部室を後にする。

 

俺の戦う理由はこれまでも、そしてこれからも変わることはない。

 

大事なものを守り抜く。

 

ただそれだけだ。




なぜこんなに二人の仲が悪い!!
やっちまったなーー!!
はい、今回はキバの紅渡君です。
天道さんと仲良しです。
これからライダーの中で一番出る人かもしれないですね。
アドバイスとかは常時待ってますので!
あとプロローグも変えました!
それではまた次回!
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