意見が思ったより多かったため、予定を変更してやってみました!
ちなみにグレモリー眷属はほとんど出ません。
そして多めですね。
さて、今回のライダーは誰でしょう(笑)
それではどうぞ!
「……待ってください」
俺がオカ研の部室から校門まで来ると、塔城小猫が追いかけてきた。
「……なんだ?勧誘ならお断りだぞ」
こいつが黒歌の妹か。
黒歌と違い、全体的に小さいな。
「今、失礼な事考えませんでしたか?」
「………気のせいだ。それで、何のようだ?」
俺の問いに塔城は言い淀む。
「………天道先輩は、黒歌という人物に心当たりはありませんか」
まさかとは思ったが、やはり黒歌の事か。
「知っていたら、なんだ?」
だが、話すきは無い。
俺は、家族として黒歌を守るんだ。
「………いえ、すみません。勘違いです」
そんな俺に何を思ったのか、塔城はお辞儀をして去っていった。
「………」
おそらく彼女は黒歌の事を恨んでいる。
いや、恐れているのか?
「………仕方ない、後で手伝うか」
何にしても、今はまだどうにもできない。
時間が解決する問題もあるのだろう。
「さて、どうしたものか」
俺はそのまま帰路についた。
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帰る途中、魚屋にサバを買いに行く。
今夜はサバ味噌かなどと考えながらサバを選んでいると、不思議な男が近くにやってくる。
「なるほど。これが“サバ”という魚か。興味深い」
「………お前、サバを知らないのか?」
あまりの一言につい口を出してしまった。
しかし、この日本にいながらサバを知らないという事があるのか?
「ん?まぁ、調理前のサバを見るのは初めてだが………君は誰だい?」
なんだこの見た目は大人、中身は子供の不思議くんは。
みるからに俺よりも少し年上な割に、言動が伴っていない。
「俺は天の道を行き総てを司る男。……天道総司だ」
「ほう。自らを天の道を行くと表現するのか。君は世間一般でいう“ナルシスト”というやつかい?」
「………お前、喧嘩売ってるのか?」
なんだこいつ。
違和感しか感じない上に、あきらかに喧嘩を売っているよな。
よし、買おう。
「そういうわけじゃない。ただ、一般常識を再認識しただけだよ。それと、お前じゃない。僕の名前は」
「おい、フィリップ!!」
不思議男が何かいうのを遮ったのは、帽子をかぶった男。
言動からしてこいつ、フィリップといったか?
まぁ、そいつの知り合いで間違いないか。
「翔太郎。そんなに慌ててどうしたんだい?」
「どうしたじゃねぇよ!お前、依頼の事すっかり忘れてただろ」
そう言って翔太郎と呼ばれた男はフィリップをどつく。
「あぁ。たしか猫の捜索だったか。すっかり忘れていたよ」
つまりあれか、猫=魚=魚屋という思考でここにたどり着いたのか?
「おっと。すまねぇ。こいつ、少しズレたところあるから。迷惑かけたか?」
翔太郎はこちらに気づき、声を掛ける。
「あぁ。とりあえずは大丈夫だ」
「そうか。そうだ、自己紹介がまだだったな。俺は左翔太郎。こいつはフィリップだ。二人で探偵をしているんだ」
翔太郎はそれを聞いて安心したのか、名乗り出した。
「探偵?そうは見えんが……」
「ぐっ。ま、まぁとにかく。なんかあったら頼ってくれ。行くぞ、フィリップ!」
「あぁ、翔太郎。ではまた会おう、天の道を行く人」
そう言って二人は去っていった。
「何だったんだ?……まあいい。さて、サバを買ってさっさと帰るか」
そして俺は改めて家へと向かった。
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家に着くと、またしても俺と黒歌以外のやつの靴がある。
さらには、とどめと言わんばかりにヴァイオリンの音色が聞こえる。
こんな事をできる知り合いは一人しかいない。
案の定、居間に行くと紅が演奏していた。
紅は家事もできない引きこもりだが、ことヴァイオリンを作ることと演奏する事においてはかなりの腕だ。
この俺が断言する。
こいつは天才だ。
俺が世界の宝だとするなら、こいつは音楽の宝と言ったところか。
「うにゃ?あ、おかえり。総司ぃ!」
「あ、おかえり。あとお邪魔してます、天道君」
二人は俺に気づき、紅は演奏するてを止めた。
「あぁ、ただいま」
俺は簡単に返し、サバとその他食材をテーブルに置く。
「そ〜うじぃ!」
すると、後ろから黒歌が抱きついてくる。
「どうした?」
「エヘヘ〜。なんでもないよ〜。あ、今日はサバ味噌かにゃ?」
伊達に長い付き合いをしていない。
俺が買ってきた食材だけで理解したのだろう。
「あぁ。いいサバが手に入ったからな」
コンコン
そんな雑談をしていると、窓を叩く音がする。
みてみると、カブトゼクターがこちらを伺っていた。
「……はぁ。悪いな、黒歌。少し待っててくれ」
俺はそれの意味を理解した。
「どうしっ……!?はぐれ悪魔?」
黒歌は仙術を使い、街中の気配を探ったのだろう。
「天道君。僕も行くよ」
紅はヴァイオリンをそっとケースにしまいながらいう。
「どうなっても知らないぞ?黒歌は留守番を頼む。大丈夫だ、すぐ帰る」
「………うん。待ってるからね?」
さて、とっとと終わらせて早くサバ味噌を作ろう。
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「おーい!渡!!」
俺と紅でカブトゼクターを追いかけていると、奇妙なものが飛んできた。
不思議な形をしたコウモリのようなものだ。
「あ、キバット!」
キバットバット三世という紅の使い魔らしい。
「お前も戦うのか?」
「うん。僕は、誰かを守るために戦うって決めてるから……」
そうしてしばらく走ると、街外れの廃ビルにたどり着く。
「ここか?」
「……うん」
俺の無意識のつぶやきに、紅が頷く。
「おっ、少年?」
「っ!?日高か。何故ここに……」
そうしていると、背後から日高の声が聞こえた。
紅は急いでキバットを隠す。
こんなときにやっかいな。
「おいおい。生徒がこんな時間に……。これは後で説教かな?」
「……何故ここにいる?用がないなら帰ることをオススメするぞ」
ここは街外れ。
何もないやつはまず近づかないだろう。
「ん?まぁ、ちょっとしたお仕事でね。そっちこそ、子供は早く帰って寝てたほうがいいぞ?」
……お仕事か。
「いや、俺たちも用事があってきている。それが終わったら帰るさ」
すると日高は目を細める。
なるほど。
少なくとも、ここに何がいるかわかってきているようだ。
「用事……ね。ま、目的地が同じらしいし、一緒に行こうか」
「………構わない。ただし、とっとと終わらせるぞ」
そうして俺と紅、日高というなんとも奇妙なパーティーができあがったのだった。
「ニンゲンダァ」
「ニンゲンガナンノヨウダ?」
「ケケケッ!クワレニキタノカァ?」
なかにはいってしばらくすると、三匹のはぐれ悪魔がいた。
一匹目は巨大な蜘蛛の胴体に女性の上半身を持った異形の怪物、二匹目は大きさは人間程度だが、包帯を巻いてミイラ状の奴、三匹目も大きさは人間程度で、全身が硬い甲羅で覆われていて片方の手がハサミ状になっている。
「あらあら。これまた大きいなぁ。……よし、この化け蜘蛛は任せろ」
そう言って日高は一歩前に出る。
「大丈夫なのか?」
俺が確認を取ると、日高はシュッと敬礼のようなもので返してきた。
「さて、行きますか」
日高はどこからか鬼の顔の装飾がある音叉のようなものを取り出し、指で弾く。
すると、高音の綺麗な音が響き渡り、日高はそれを額へと近づける。
「……響鬼」
すると、そのつぶやきと同時に日高は
紫の炎に包まれた。
しかし、本人は苦しむ様子がなく、ほどなくして日高が腕を横に凪ぐとそこにいたのは………
「紫の……鬼?」
紅の言うとおり、そこにいたのは紫の鬼だった。
「よっしゃ!」
俺たちの驚きをよそに、日高は化け蜘蛛へと突っ込んで行き、先端に鬼の顔がついたバチのようなもので応戦していた。
「やはり、ただものじゃなかったか」
「すっ、すごい………。よし、キバット!」
「おう!気張って行くぜ!」
ガブッ!
紅はキバットに自身の腕を噛ませた。
すると、腰のあたりに幾重もの鎖が巻きつき、それは赤いベルトに変わる。
「変身!」
紅がバックル部にキバットを装着すると、結晶のようなものがまとわりつき、紅の姿を変えていく。
そこにいたのは、コウモリのような形の黄色の複眼を持った、赤い戦士だった。
「天道君!僕はミイラをやるからカニみたいなのお願い!」
そう言って紅も走って行った。
「どうやら、こちらもただ事ではないらしいな。さて、俺もいくか」
すると、今度は自分の番だと主張するようにカブトゼクターが宙を舞う。
「変身」
俺はそれを掴み、腰につけられた銀色のベルトに装着する。
『HENSHIN』
すると、機械音ともに、俺はベルトを中心に銀色の装甲に包まれる。
一瞬あと、俺の姿は青の複眼を持った銀色の鎧に変わる。
「ワタシノアイテハオマエカ?」
どうやらはぐれ悪魔は律儀に待っていたようだ。
「おばあちゃんが言っていた」
俺は右手で天を指す。
「『食事の時間には天使が降りてくる、そういう神聖な時間だ』ってな。お前は俺たちの食事を邪魔した。覚悟はできているな?」
「キシャァァァァ!!」
カニのはぐれ悪魔は聞く気も無いのか、真っ正面から突っ込んでくる。
「はっ!」
俺はそれに合わせ、カブトクナイガン・アックスモードで迎撃する。
「くっ!硬い!」
しかし、ハサミの部分が予想よりも硬く、若干苦戦気味である。
それに対しカニもどきは容赦なく攻撃を重ねる。
「っ!はぁ!」
「ギャ!?」
このままでは埒が明かないと思い、迎撃から本体への攻撃に切り替えた。
すると予想通り、本体はハサミほど硬くなかった。
さらに数発切り込み、殴り飛ばして距離を開ける。
「ガャァァァァァァァ!」
「……これで終わりだ」
カニもどきは怒りの声をあげ、ハサミを上段から振り下ろす。
俺はそれを身をそらす事で避け、すれ違いざまに右肩から袈裟斬りす。
「はぁ!」
さらに追い打ちとばかりに腰のあたりから両断した。
「ガ……ギャァァ………」
こうしてカニもどきは死に絶えた。
それを見届けた俺は、他はどうなったのかと思いまず日高の方を見る。
見ると、蜘蛛の足を何本か折ることで動きを止め、胴の部分にバックル部についていた丸いものを埋め込む。
するとそれが巨大化し、太鼓のようになる。
「はぁ!『猛火怒涛の型』!!」
日高はそんな掛け声と共に、太鼓のようになったバックル部を鬼の顔がついたバチで振り下ろす。
ドォォォン!!
いや、太鼓そのものだった。
「せい!やぁ!はっ!そら!」
日高は気合とともに、まさに怒涛の勢いで叩きまくる。
「ギャ!?アァァァァァァァーーーーー………」
叩き続けると化け蜘蛛の悲鳴は消え、日高は両方のバチを振りかぶり同時に叩く。
すると化け蜘蛛は爆発し、文字通り何も残らなかった。
「ふぅ」
なるほど、こっちは問題なさそうだな。
倒したのを確認したあと、次は紅の方を見る。
こちらは少し苦戦していた。
隙をみてパンチやキックを使っているが、どうも決めてにかけているらしい。
「はっ!はああぁぁぁぁ!!」
そう思っていると、紅はミイラの懐に入りパンチでラッシュをかけた。
「ガッ、グエッ!?」
ミイラがよろけたところで、キックで距離を開ける。
「はぁぁぁぁぁぁ……」
そして紅は両手を広げ腰を低くする。
すると、片足の鎖の装飾が弾け飛び、コウモリの翼のようなものが広がる。
紅そのまま飛び上がり、そこからミイラにキックを食らわす。
「ガァ……」
地面にコウモリのようなマークを残し、ミイラはガラスのように砕けた。
どうやら終わったらしいな。
「ふう。お疲れさん」
「お疲れさま」
二人は一息おいてからこちらに向かってきた。
そして全員変身をとく。
さて、三人でそれぞれ情報を公開しあった結果をまとめるとこうだ。
日高仁志
音撃戦士と言われ、主に妖怪や悪魔などを“清めの音”を使って倒すらしい。
陰陽師やエクソシストと似ているな。
また鬼とも呼ばれるらしく、見た目からしてなるほど、というしかなかったな。
仁志曰く、響鬼というのは仕事上の呼び名らしい。
紅渡
父が人間の半吸血鬼。
キバットの一族は母の吸血鬼一族と主従関係にあり、代々力を与えてきたとか。
その力があの“キバの鎧”だそうだ。
「それにしても、日高さんすごかったですね!」
説明が終わると、紅がはしゃぎ出す。
「ん?まぁ、鍛えてますから」
それに対し日高はいつもの飄々とした態度だった。
すると、突然携帯がなり出す。
「………俺のか」
ディスプレイを見ると、兵藤一誠の番号だった。
違和感を感じながら電話に出ると、そこから聞こえた声は兵藤のものではなかった。
『天道先輩、大変です!兵藤先輩が………』
電話に出たのは塔城小猫だった。
そしてその内容とは……
「なに?兵藤がエクソシストに襲われた!?」
一難去ってまた一難。
どうやら、神は俺の事を見捨てたらしい。
はい、今回はWのお二人でした。
さて、カブト、響鬼、キバの共闘はいかがでしたか?
作者の文才ではこれが限界です。
それぞれの戦闘時間が短いですよね(汗
今後変身する予定はまずありません。
書いてみてすごく難しかったので……
すみません!
それではまた次回!