さてさて一夏がISに乗ってしまったので辺りの職員はいろいろな表情をしています。
ある者は・・・「アイエーーー!!ドウシテ、何でーーー???」
混乱のあまり日本語でないものになっていたり…
「あー、ここ最近まともに寝ていないから幻覚見ているんだな。後で病院行こ。」
現実逃避したり・・・
「ちょ、これどうなっているんだ!!誰かデータ取ってこい!!これが何なのか解明するんだ!!」
研究者の本能でデータを取ろうとする者
「・・・・・」
あまりのことに呆然する者と多種多様の反応を見せていたが当の本人はというと・・・
「え、俺IS着けてるの?」と、いまだ現実を受け入れていなかったりする。
そんな阿鼻叫喚の世界になった場所で1人の男性が一夏のところまで歩いてきたのだ。
そして男性は一夏のところまで進むと一夏にこう指摘した。
「一夏君、ISを外すときは自分がいつも服を脱ぐのと
同じような風にしてみてごらん。」
その男性の言葉を信じて一夏はそのイメージをした瞬間ISはそれに応えるように機体は両足を曲げて降りやすくさせるような体制になってから機体が外れた。
一夏は降りた後その男性のところに行き「ありがとうございました。」とお礼を言ったのであった。
そして男性は、「どういたしまして。」と答えた。
周りの技術者やスタッフはその機体の周りに集まって機体の異常がなかったのかや何で反応したのかをコアのデータから調べ始めたのであったのだ。
その間に防人たちは坂口や赤穂副総理を連れて一夏の元まで来た。
防人は一夏に「大丈夫か?どこも異常がないのか。」と訪ねると一夏は「ISに乗るとあんなに見る世界が違うんですねーー」といったのでこれは大丈夫だなと確信した。
そして一夏にアドバイスしてきた男性のもとに武や冥夜、悠陽と
もう一人の男性がいた。
「お前、びっくりしたぞ!少しは俺の事も考えろよな。寿命が縮みそうだよ。」
「ははは、巖谷お前のような強面をそこまで言わせるとやったかいがあるってものだよ。」
お前なーとその男性に対してまだいうことがあるように思えたが、武は少し話したいと巖谷に待つようにお願いした後「後でおごれよ。」といって話を切った。
そして武はその男性に対してこう言った。
「篁さん今回はありがとう。助かったよ。あそこで無理に動かして事故が起きたらたまったもんじゃないよ。」
「いえいえ社長私は当然のことをしたまでの事ですよ。それにここからが大変ですよ。我々もここにいる全員もね。」
この男篁 佑唯は一夏を見た後これからのことを考えた。
彼の周囲の環境も人生も変わることになると暗示していたのであった。
イレギュラーが発生した場合あなたはどうします。
それを消すか、それとも見守り続けるか。
どちらにしても大変なのはその後である。