「それでだけどさ・・・ああうん、分かった。そんじゃあ後はそっちで
宜しくねえ。」
じゃとブリッツアはそう言って電話を切るとガウェインのコックピットの中で
作業をしているルルーシュに向けてこう言った。
「ねえさあ!終わった~~!!」
「もう終わっている、後余った時間を使ってセキュリティーを・・・
これで良し。」
ルルーシュはそう言って機体から出ようとして・・・昇降式ロープを使って
下に降りるのを見てブリッツアはこう聞いた。
「ねえさ、あんた一体何してたの?」
そう聞くとルルーシュはああと言ってこう返した。
「こいつのプロテクトをしていた、暫くの間は閲覧処か機体の起動にも
そうだな・・・7か月は無事のはずだ。」
「あんた・・・あの短時間でそんなことしてたの?」
「?・・・普通時間があれば誰でも出来るだろこんなこと?」
ルルーシュはあっけからんと言っているがブリッツアはルルーシュに
対して・・・目を細くしてこう聞いた。
「あんたってもしかして・・・宇宙人か何か?」
「誰がだ!」
その後ブリッツアはルルーシュと共に外に出ようとしている中ルルーシュに
向けて・・・こう聞いた。
「あんたさあ、服とか無いの?」
そう聞くとルルーシュはちょっと待ってろと言って蜃気楼の方に行って
暫くしていると・・・ある物を出してこう言った。
「俺が使っていたアッシュフォード学園の制服、こいつならどうだ?」
「まあ・・・その仮装衣装よりかはマシよね。」
「な!・・・中々の衣装ではないのか!!」
「いや・・・まあ良いわ、個人の好き好きって言うし。」
「・・・納得がいかん・・・!」
ルルーシュはそう言って蜃気楼に戻って着替えた。
「これで良いだろう。」
「そんな制服なんだ、意外に簡単な奴ね。今時の奴はもっと恰好が良いわよ?」
「良いんだ、これは俺にとって学生であったことの・・・俺にとって
大切な場所だった証だ。」
ルルーシュはそう言って制服を着直すとブリッツアはこう言った。
「そろそろ行くよ、あたしらのアジトは一度街中通るから・・・
逸れないようにね。」
ブリッツアはルルーシュに向けてそう言ってから外に出た。
「古い倉庫街か?」
「そ、バブル経済の時に盛り上がった企業が使ってたらしいけどバブル崩壊後は倒産して今は中小企業連合の一部しかしらない場所だよ。」
「その中小企業連合とは一体なんだ?」
「この国において東京を中心にした企業連合、幾つもの中小企業が中心となってアメリカが製造している人造トランスフォーマー日本製造部門を一手に
引き受けている連中さ。」
「ほお・・・それ程の開発技術を保有しているのか?」
「まあね、他の企業の兵器開発も請け負っているからそこら辺の奴らよりかは
腕は立つわよ。」
ブリッツアはルルーシュに向けてそう言いながら町に入るよと言って見た
先にあったのは・・・閑静な住宅街であった。
「ここは・・・何処なんだ?」
「はあ、何言ってんのよ?ここは・・・
・・・・・東京よ。」
「ここが・・・。」
ルルーシュはそう言って街を見ていた、平和な世界で・・・然もここが
日本だという事に今も驚いていた。
前に見た日本の普通の家づくりだけではなく日本語もあったのだ、嘗て自分が
人質として日本に来て・・・親友であった男と今は亡き妹と共に見た光景
その儘であった。
「そうか・・・俺は・・・・。」
ルルーシュはそう言いながら周りを見ているとブリッツアに向けてこう聞いた。
「それでだがお前たちのアジトとは何処だ?」
人があまり寄り付かないところかと聞くとブリッツアはああそれねと言って
こう答えた。
「あそこにある大きなマンション、そこの最上階のビップ専用。」
そう言って指さした先で目にしたのは・・・巨大なタワーが見えた。
「・・・あれがか?」
「そうよ?それが何??」
ブリッツアは何言ってんのと言うがルルーシュは頭を抱えてこう呟いた。
「・・・何考えてるんだこの世界のテロリストは・・・!!」
そして中に入ってエレベーターを使って最上階に到達するとブリッツアは懐からカードキーを抜き取ってこう言った。
「これがあたしらの鍵、もしかしたらあんたの分も発行されるかもねえ?」
「だが俺には戸籍が無いぞ?」
「そんなもんこっちで偽造させるよ、こっちにも金が無くて
戸籍売った奴とかがいるからそれから手に入れれば良いよ。」
「・・・何処の世界にもあるものだな差別も・・・格差も。」
「それが人間なんだよ、有史以来変わっているのは文明だけで中身はそう簡単に変わらないもんだよ。」
そう言って中に入るとルルーシュはほうと言って周りを見ていた。
結構な広さで後数人入ったとしても十分に補えれるほどの広さである事に
感心していると上から・・・こん・・・こんと何かが当たる音が聞こえた。
「何だ?」
そう言って振り向いた先にいたのは・・・白杖を使って歩いている月光が
そこにいた。
「あら?ブリッツアさん彼がですか??」
「そうよ~~、アンタが言ってた例の奴。」
ブリッツアがそう答えるのを聞いて月光はルルーシュに向けてこう言った。
「お初めまして、私は月光。『亡国機業(ファントム・タスク)』の実働部隊の一人です。」
「実働部隊だと?・・・目はどうしたんだ??」
作戦中のかと聞くとああこれはと言って月光はこう答えた。
「私の目は特殊ですので人と会う時には白杖を使って目を閉ざしているのです、私の目は・・・人の物ではありませんから。」
月光はそう言いながら手を差しだすとルルーシュは何も聞かずにそうかと答えて握手すると・・・窓際から声が聞こえた。
「あら?貴方がブリッツアが言ってた例の子ね?」
そう言って現れたのは・・・白い肌の女性であった。
ウェーブの入った黒髪
病的なまでに白い肌
それと相反するかのような黒の着ものにフリルが付いていた。
そして何よりも胸の谷間を露出するその光景にルルーシュはあたふたと
目を逸らすと女性はくすくすと笑ってこう言った。
「あらあら初心な子ね?けど私達を見て厭らしく見ない事には
好意はもてそうね。」
そう言うとルルーシュは目を逸らしながらこう言った。
「貴様が・・・こいつらのボスか?」
そう聞くと女性はこう答えた。
「ええそうよ、私は・・・『亡国機業(ファントム・タスク)』
実働部隊『モノクローム・アバター』隊長にして・・・
・・・・・人と悪魔・・・そのハーフである存在・・・・・・
・・・・・『不二帰・ルシファー』、それが私の名前よ。」
そう言って腰から2対4翼の黒い蝙蝠の様な羽・・・
・・・・・悪魔の羽を出すとルルーシュは・・・何と言ってそれを見て
驚いていた。
そして『不二帰・ルシファー』はルルーシュに向けてこう言った。
「さてと・・・貴方が何者なのか聞かせてもらいましょうか?・・・・
・・・・・・謎の訪問者さん。」
次回は説明。