そして更に数日後、IS学園第6アリーナにて一組の面々が集まっていた。
「はい、それでは皆さーん。今日は高速機動についての授業をしますよー。」
山田先生が全員に向けてそう言うと千冬がこう続けた。
「今日はこの第6アリーナで行う高速機動実習は中央タワーまでISを使って
移動するという物だが高速機動をすることに備えて高速機動用補助バイザーを先ずは専用機達で行う、織斑・東丈・篠ノ之前に出ろ。」
それを聞いて3人が前に出ると3人はISを起動して構えると同時に千冬は
山田先生に上に上がるように伝えた後山田先生はフラッグを持たせて
上に上がらせるとこう言った。
「では皆さん・・・3・・・2・・・1・・・・ゴー!」
山田先生がフラッグをはためかせると同時に3人は飛翔した。
「くう・・・これが高速機動か!」
箒がそう言って緋燕を可変式バックパックで高速起動状態で動かしていると
刃更と一夏が前に出たのだ。
「悪いな、先行くぜ!」
「置いて行くぞ箒!」
「な・・・・ええい!」
箒は追い抜かした刃更と一夏を見てむっとしながら更にスピードを上げた。
そして其の儘・・・順位が決まった。
一位・織斑 一夏
二位東丈 刃更
三位 篠ノ之 箒
「くう・・・負けた・・・!」
「いやそれでもよ?俺らに付いてこれただけましだぜ?」
「そうだぜ箒、俺達だってあのスピードの中ちゃんとぶつからないように
気にしながら戦ってたんだから当然だろ?」
「そうですよ篠ノ之さん。」
「・・・山田先生。」
箒は山田先生の方に目を向けると自身と同じくらいの重たげな胸部を持っている山田先生がこう続けた
「篠ノ之さんはよく頑張ってました、まだ専用機を持って
そんなに経っていないのにあの2人を相手に離れず踏ん張ってましたよ?
それに篠ノ之さんは放課後は良くISの訓練もしていましたから私は篠ノ之さんの
頑張りを認めますよ。」
「山田先生・・・ありがとうございます!」
箒はそれを聞いて山田先生に向けて頭を下げるといえいえと山田先生がえへへと笑いながらそう答えた後千冬は全員に向けてこう言った。
「今年は異例で一年生も参加となる、何時もはIS学園で
通常講義をしているのだがやる以上は結果を残すようにしろよ?さもなくば
来年頃の本番に響くからな。其れではこれより全員の中から訓練機に
搭乗してもらう!ここからクラスの中で好成績を出した順から生徒半分を絞り込みそこからさらに上位10名を出場対象とする!残りは二年の整備課の
生徒の手伝いとする!!」
良いなと聞くと全員が了承して準備が始まった。
そんな中で専用機持ちは自分の機体をキャノンボール・ファストに向けて
機体調整をしなければいけないのだ。
一夏の場合
「う~~ん、やっぱセカンドシフトしているから機体性能は高いけど
その分出力を見ないといけねえよなあ?ビットで使う分をスラスターに
回したとして火力不足を補うには武装はショットガンとミサイルを増設するとしてそうなると総重量とバランスを調整しなきゃなあ・・・そういやあ
新兵装があるって篁さんから聞いたけどそれ後で聞かないとなア。」
刃更の場合
「一夏の機体が速すぎだろ~~?あいつのスピードに対抗するにゃあこっちのワールド・ゲートを全部スラスターに回してバニシング・リベルの
未来予知の感度を上げて。」
箒
「うむむむ、元々が高速機動型だからあとやる事となると・・・・。」
箒がそう言っていると背後から・・・声が聞こえた。
「エネルギーバイパスを~~スラスターに~回した後に~武器を~使う分を~データで~調整すると~機体が速くなるよ~~。」
「む、本音か?・・・本当なのか?」
箒がそう聞くと本音はえへへと言ってこう続けた。
「私~整備課に~進路予定だから~~。」
楽だよこれ~と言うとふむと箒は本音の言葉を聞いて考えていると・・・
箒は本音に向けてこう言った。
「済まないが手伝ってくれないか?私一人では整備に時間が
かかりそうなんだ。」
「分かった~~、代わりに~~お菓子8日分~~!」
「・・・分かった、それで手を打とう。」
箒がそう答えると本音はやった~~と言って作業に入ったが内心
こう思っていた。
「(まあお菓子8日分と言っていたがたかが知れているしそれにそれで一夏達を相手取れるのならば安い物だ!)」
箒はそう思っているがその日の午後お菓子を買いに行き・・・一日で
1万5千円分が消えたというのは蛇足となろう。
そしてこの時の箒の心情は・・・哀れなものとなる。
「と言う訳で私達生徒会の手順は以下の通りよ。」
楯無がそう言って生徒会の面々に向けてそう言った。
「辺りの監視にはトランスフォーマーや戦術機部隊が担当となります、
IS対策には新型リムーバーバレットを専用機持ちの子たちに装填させておいて。
パステロッテに入れておいて上級生の機体にも採用させる事。
皆頭に叩き込むように。」
楯無がそう言うと刃更達は了承する中今後の事を考えていた。
「万が一か・・・ねえ事を祈りてえもんだぜ。」
刃更はそう言いながら夕焼けを眺めていた。
次回はキャノンボール・ファストです。