「一人でって・・・どういう意味だよ刃更!」
一夏が怒りの声でそう聞くと刃更はこう答えた。
「これは俺達の問題なんだ、それに向こうには万理亜がいる。あいつが
何でゾルギアと組んでいるのかを知りたいんだ!頼む一夏・・・俺一人で」
「ふざけんな!」
一夏はそう言いながら刃更に詰め寄ると胸倉掴んでこう続けた。
「お前が何んで一人で何もかもするのかは分からねえけどこの戦いは・・・
いやあの女だけじゃなくて後2人相手取らなきゃいかないんだぞ!そんなの
無駄死になるだけじゃないか!!」
「これは俺達の問題だって言ってるだろ!それにお前だってこの間の学園祭の
襲撃者の事はどうだよ!!お前だって一人で何とかしようとしていたじゃねえかよ!?」
「其れ今言う事かよ!今は違うじゃねえか!!」
「同じだろうが!手前だって一人で背負ってんなら俺だって同じことしても
問題ねえだろうが!?」
「相手が違うんだろ!そのゾルギアって奴は悪魔側の権力者だって言うんなら
そいつが自分の勢力だけだって言う可能性が無いんだぞ!!俺達全員でそいつを」
「今澪がどうなってんのか分からねえんだぞ!今すぐ向かうべきなんだよ!!」
刃更と一夏が言い合いする中でキンジが前に出て・・・2人を離してこう言った。
「こういうことしている間にもその澪だっけ?危険なんだろ??だったら
こう言う事せずに直ぐに行くべきだが相手が強敵で戦ったことある奴に聞いて
そいつの戦闘パターンから戦う奴を決めたほうが良いだろ?」
「確かにな・・・私もそいつの言葉に賛成だ、時間が無いのならば
行動は速い方が良い。」
千冬がそう言うと刃更に向けてこう続けた。
「今は緊急事態だ、あの船が何処から来たのかはこちらで何とかするが
成瀬 澪の救出はお前たちに任せるとする。先ずは分かる限りの情報から戦いを行う、
これはパイロット科では最初の授業でやる戦略講義でやる事となるが
今から執り行うぞ。」
千冬の言葉を聞いてだけどと思っているが千冬は更にこう続けた。
「あそこで戦ったのは篠ノ之、レッドラム、ギャラクシーだったな。
話してもらうぞ。」
千冬はそう言って箒達に敵についてを聞いていた。
「相手は悪魔に神器持ちにIS持ち・・・何だそのごちゃまぜラインナップは?」
「ああそれとだけど私が戦ってた子なんですけど・・・
何だか可笑しかったんですよねえ。」
「可笑しい・・・一体何があったんだ?」
千冬がそう聞くとグリフィンはこう答えた。
「あの子の左腕と右目が・・・蜥蜴みたいな見た目だったんですよ。」
「蜥蜴・・・恐らく改造されているのか?それとも」
刃更がそう呟いていると・・・彼らの背後から声が聞こえた。
「ああそれ、『竜の血(ドラゴン・ブラッド)』だろうね。」
『『!?』』
いきなりの声を聴いてキンジ達が身構えているとそこにいたのは・・・用務員服姿の
斯波がそこにいたのだ。
「斯波さん!どうしてこんな所に!?」
一体どうやってと聞くとああそれねと斯波はこう答えた。
「簡単だよ?君たちの背後に魔力と気配を隠してここまで来たんだけど・・・
ええと君は確かグリフィンって言ってたよね?」
「ああはいそうです!」
「待て、斯波と言ったな?『竜の血(ドラゴン・ブラッド)』とは一体何なんだ??
どういう物なのだ?」
答えろと聞くと斯波はこう答えた。
「『竜の血(ドラゴン・ブラッド)』、数世代に一度の確率で生まれる特殊な血を持つ人間なんだ。竜種はあらゆる生物の中でも適応能力が高くそして高い生命力を
保有しているある意味全ての生物の頂点に君臨する種族何だけど色々と伝説で
殺されてるから数は少なく今じゃあ生き残り何て殆どいないに等しい
絶滅危惧種なんだが・・・それは血液だけ見ても例外じゃないんだ。」
「血液だけって・・・一体何で何ですか?」
一夏がそう聞くと斯波はこう答えた。
「竜の血を浴びたり体の中に少しでも入ってたりしたら
『竜の血(ドラゴン・ブラッド)』は宿主となった体内で増殖して高い生命力と
順応能力を相手に与えるが副作用があってね・・・。」
「副作用・・・それがこの人が言ってた蜥蜴みたいなか?」
キンジがそう聞くとそうだよと斯波はそう答えてこう続けた。
「『竜の血(ドラゴン・ブラッド)』は他の竜と出会うと過剰反応を起こして
高い闘争本能を起こすんだけどもし『竜の血(ドラゴン・ブラッド)』を持っている
人間にドラゴン系神器が発動すればドラゴン系神器の元となった魂がその血に適応して
所有者である人間を乗っ取るって言う副作用が現れるんだ。」
『『?!』』
それを聞いてそんなと思っていたが刃更は確かにと思っていた、
ドラゴン系神器の中でも邪竜に位置づけられるドラゴンはバラバラにしても
その魂は生き続けているからだ。
「恐らくは其の子の浸食は進んでいるだろうねえ、そこまでになると
普通のやり方じゃあ治せないからなるだけ神器を使わせないようにさせるしかないね。」
斯波はそう言いながらそれとと言ってこう続けた。
「もう一人の女の子・・・多分あれだろうねえ。」
「あれ?何なんだ一体?」
千冬がそう聞くと斯波はこう答えた。
「彼女は只の人間じゃない、恐らくは・・・異能者、それも既に覚醒済みの
人間だろうね。」
そして次回へと続く。