「アンタ・・・ここは何処なのよ!」
「ここは我が主ゾルギア様が保有する廃工場を我々が新たに建築させ直した
研究所です。」
「研究所・・・!」
澪がそう言って暗がりに目が慣れたのであろう辺りを見渡すとそこで目にしたのは・・・複数の巨大なポッドと共に入っていたのは・・・既に異形とかした女たちであった。
「うぷ。」
「ここは転生悪魔が裏切った際に逸れ化する際の変貌を人為的にかつ
イービルピースに付与させることで自由に影響下に置ける実験体を収容するための
場所です。」
「逸れ悪魔・・・イービルピース・・・万理亜から聞いたことあったけど・・・あんたらそんなことして何になるのよ・・・!」
「さあ、私には分かりませんが私は貴方をココに連れてくるように
言われただけですので。」
ではと言ってゼストが立ち去ろうとすると澪はゼストに向けてこう聞いた。
「万理亜は!・・・あの子は今・・・」
何処に居るのと聞くとゼストはこう答えた。
「そちらも知りません、それでは・・・見張りを頼みますよZ。」
「おお、任せておけ。」
そう言って天井の近くにいるZがそう答えるとではと言ってゼストが立ち去って行った。
ゼストが向かったのは小さな部屋にアルノートパソコンを起動させると・・・
特殊な魔法陣が現れると共に姿を見せたのは・・・ゾルギアであった。
『ふむゼスト、貴様がいるという事は成功したのか?例の娘を??』
「はい、それとデスが彼女が持っているISは別の部屋に保管されています。
解析を行いましょうか?」
『いいや、それは儂があの娘を儂のやり方で染めまくってからでも遅くは無かろう?
絶望も怒りもあらゆる感情を儂に対する欲情で染め上げてしまえばこっちの物じゃ。』
「では我々は此の儘待機していれば宜しいですね?」
『うむ構わん、何せあの魔王は儂らがいなければ何も出来んからのうハハハハハ。
それでじゃが近々バアル家とアガレス家とのレーティングゲームを執り行う日程が
決まったので儂らは其れに備えて準備をするためそうだな・・・空き時間が出来次第儂がそちらに向かおう、ではまた。』
ゾルギアがそう言って通信を切ると近くにいたAがゼストに向けてこう聞いた。
「おいどうすんだよ?こんな所でちんたらしていてよ?」
ぶっきらぼうにそう聞くがゼストは暖簾に腕押しと言う感じで無表情でこう返した。
「ゾルギア様がここに来るまで我々は待つべきです、其れに貴方の神器の抑制剤を
ゾルギア様が造っている以上貴方は従うべきではないでしょうか?」
「へいへい、従いますよ~~。」
Aがそう言ってちぇっと言いながら不貞寝する中でゼストはふむと言って
資料を見てこう続けた。
「あの娘が保有する魔力は測定するだけでもA以上ともなると魔力吸収装置の
出力を最大にする必要がありますね、其れに・・・あの船の中にあるものも万が一に
備えなければいけませんね。」
ゼストはそう言って港近くにアル廃工場にあるコンテナ船に目を向けた。
そんな中で飛鳥はキンジと共にバイクでそこに辿り着くとキンジと別行動を取った
飛鳥は廃工場に入ろうとする前にスキャナーで確認するとそこに映っていたのは・・・
・・・・・対人用の魔術結界であった。
「やっぱり・・・遠山君この中に入るには結界を突破しないといけないよ?」
『そうか、そうなるとレスティア達が来るまで待つか。内部の調査が出来ないのは
残念だが』
「その結界なら私なら解けるわよ。」
「『!?』」
飛鳥の背後から聞こえる声に飛鳥だけではなく通信しているキンジも驚いていると
振り向いたその先にいたのは・・・森暮であった。
すると森暮は結界のすぐ近くに迄近づくとこう呟いた。
「この術式・・・悪魔の奴ねそれも結構古いタイプだけど・・・魔術式には魔法使いと同じ魔術方程式が刻まれてる?・・・なら。」
森暮がそう言って自身の手にアル幾つもの装飾品を何個か取り出すと・・・・
・・・・・紅い魔力が噴き出したのだ。
「!」
飛鳥はそれを見て驚いている中森暮は結界に触った瞬間に・・・触れていた
箇所の結界に・・・穴が開いたのだ。
「これ・・・・!」
「これで中に入れるはずよ?それとだけど念のために通信しているあの子にも
伝えておきなさい、一緒に入っておいて損は無いはずよ?」
「と・・・遠山君。」
『ああ聞いてる、後25分であいつらも来るだろうから俺達も内部に入って
情報を取るぞ。」
「うん分かったよ、ありがとうって・・・あれ?」
飛鳥は森暮に対してお礼を言おうとした瞬間に・・・何時の間にか消えているのに
気づいて何処に行ったんだろうと思っている中で飛鳥はキンジと合流して廃工場の中に入って行った。
そして森暮はと言うと・・・同じように廃工場に入っていた。
そして森暮は内部に潜り込んでこう呟いた。
「あの万理亜って子・・・何か抱えていたわ・・・私みたいな事にならないように
させないと。」
そう言いながら森暮は万理亜を探しに廃工場で魔力感知を始めていた。
「御免なさい澪様・・・けど・・・これであの人は解放してくれるはず・・・
そうじゃなければ私は何のために澪様を裏切ったのか分からなくなる!」
万理亜はそう呟きながら・・・蹲って泣きそうな表情をしていた。
IS部隊が来るまであと25分
次回は一夏達サイド