ーーコブラ
その音声が辺りに響くと夕暮れが差し込む廃村にて・・・万理亜は姿を変えた。
そしてぐじゅぐじゅと姿を変えた万理亜は・・・人とは全く違う見た目となっていた。
頭部はまるでコブラの様な見た目
両肩にはコブラの鰭のような形状
全身がワインレッドの如き体色
そして何よりも・・・今迄澪を守っていたその手が蛇の尻尾の如き見た目となった
ヒトガタノナニカとなった。
「そのフルボトル・・・貴方はそれを・・・ゾルギアからですか?」
『エエソウヨ、ワタシガゾルギアトトリヒキシタサイニユズリウケタモノ。コレヲツカウイジョウ・・・アナタタチニミライハアリマセン。』
万理亜・・・いや、コブラサキュバスと言う名になった万理亜がそう言って
身構えていると箒は新たに装備されたビット・・・『天剣』が辺りに展開されると
コブラサキュバスに向けてこう言った。
「篠ノ之 箒。」
『・・・マリア・サリキュラス。』
そう言って互いに獲物を構えて・・・そしてこう言った。
「『押してまいる!』」
そう言ったと同時に互いにその獲物で・・・ガきんと言う音が聞こえた。
「はあああああああああ!」
『ウワアアアアア嗚呼あ!』
箒とコブラサキュバスと化した万理亜の戦いはインファイトである。
箒の緋燕はコブラサキュバスと化した万理亜における毒によって溶かされ始め
双天牙月も溶け始めたのだ。
そして箒自身も絶対領域が貫通され始めてISスーツも溶け始めていたが
万理亜の方も酷い物であった。
全身が裂傷と毒で出来た血によって体に異常が出始めているのを知っているにも
関わらず自分は攻撃を続けたのだ。
まるで・・・互いに譲れないものの為に戦っている様な感じで一進一退の
戦闘をしていた。
そんな戦いをクリスとベルは互いに見守るように見ていた、
そしてがガガガがと言う戦闘と共に・・・決着が付いたのだ。
「糞!」
『が・・・!』
箒とコブラサキュバスと化した万理亜はその痛みと共に下がった。
双天牙月が溶けて無くなると同時に万理亜はボロボロとなって下がるが万理亜は
自身の肉体を・・・なんと脱皮して怪我を治したのだ。
『コレデワカリマシタネ?ワタシニハゼッタイニ・・・カテマセンヨ?』
コブラサキュバスと化した万理亜がそう言う中で箒は・・・尚も諦めないような目線でまたガンランスをパステロッテから展開すると・・・コブラサキュバスと化した万理亜がこう言った。
『マダ・・・タタカウノデスカ?』
「当たり・・・前だ、私は・・・お前を・・・助けると・・・決めている・・・
カラだ!」
箒がそう言うのを見て・・・ふざけないで下さいと言ってこう続けた。
『イマサラ・・・ナニヲ・・・モウワタシハトマラナイノデスヨ!ワタシガミオサマヲウラギッタイジョウ・・・モウワタシハココニシカイバショガナインデスヨーー!!』
そう言いながらコブラサキュバスと化した万理亜が向かって行くと・・・
箒は万理亜に向けてこう言った。
「それでも・・・私はお前をーー!!」
そう言いながら向かって行くと・・・コブラサキュバスと化した万理亜は・・・その握っていた拳を緩めて・・・其の儘貫かれたのだ。
「ま・・・万理亜。」
『ワタシハウラギリモノ・・・ケジメハジブンデシタインデス・・・ソシテ・・・
オネガイシマス・・・
・・・・・ミオサマヲ・・・頼みます。」
そう言って・・・コブラサキュバスが解除されていって・・・万理亜に戻って・・・
そして万理亜が消滅していく中箒は・・・あああと消えていく万理亜を抱きしめようと
機体を解除して向かおうとすると万理亜は・・・笑顔で箒に向けて最後にこう言った。
「ありがとうございます・・・箒さん。」
「あ・・・あ・・・・
ああああああああああaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!」
今一人の悪魔が死に・・・決着が付いたのであった。
そしてもう一方・・・一夏達はと言うと・・・。
「これが・・・ISの威力なのかよ!」
一夏はそう言いながらZ相手に戦っていた、イエーガーの頭部にアルバイザーが
開いた瞬間にそこから・・・膨大なエネルギーが一夏達を襲っていた。
夜架はその攻撃を走りながら避けているが命中した箇所が・・・大爆発したのだ。
「全く・・・これ程無粋な攻撃をするお方は初めてでしてよ?」
そう言いながら夜架は小型アックスを使いながら近づこうとするも・・・
イエーガーの力は暴力的に強く圧倒的であった。
「夜架!」
「あんたの相手はあたしだよ!」
Zはそう言いながらシュヴァルベ・ナイフを構えながら一夏の懐に入りこもうとすると一夏はバスターソードを・・・壁代わりにして使うと永久唱歌を使って互いに近接格闘が始まった。
互いに近接格闘からなる応酬でがきがきんと移動しながらの戦闘の余波であろう
研究所の機械が破壊されながらも苛烈な攻撃に対して夜架はあらあらと言いながらも
イエーガーの攻撃に対してどの様に対処すべきかを考えながら様子を見ていた。
「(恐らくはあの機体からの火力は内部にある魔力回路から吸収してそこから・・・
成程そう言う絡繰りですか。)」
そして夜架は対処法を考えている中Zと一夏は互いに格闘での戦いにZは戦意が
高揚していくのを感じながら一夏と戦う中で良いねえと呟きながら・・・
Zは一夏に向けてこう言った。
「良いねえいいねえ!アンタとの戦いはあたしを高揚させてくれるんだ!!」
これでなくちゃ面白くねえと言って・・・Zはこう言った。
「システム・・・『バトルチェンバー』起動だ!!」
一夏対Z戦が続きます。