ゾルギアにとってこの状況は正にピンチのはずなのに何故意味深な笑みを
浮かべているのかと思っていると・・・頭上に巨大な魔法陣が展開して来ると
そこから出てきたのは・・・巨大な化け物であった。
「な・・・何だあいつは・・・!」
一夏がそう呟くとゾルギアはフハハハハハと高笑いしながらこう答えた。
「最早お前たちはここで全滅だ!例え勇者の一族の・・・エルフと互角に
戦える奴がいたとしても最早勝ち目はないのだ!!」
そう言いながらゾルギアはそれを見てこう続けた。
「あれは儂がカオスブリケードにフェニックスの涙を提供するのと引き換えに
提供してもろうた逸れ悪魔を無理やり魔力を暴走させてやっとのことで完成したこの
『チェリュー・シュトローム』を相手取って貴様らは死ぬのだからな!!」
そう言ってさあと言って『チェリュー・シュトローム』に向けてこう言った。
『チェリュー・シュトローム』はゾルギアの方に目を向けた。
まるで幾つもの軟体生物を混ぜ合わせたかのようなその見た目は生理的嫌悪感が
出そうだと思う中ゾルギアは笑いながらこう言った。
「さあ行け『チェリュー・シュトローム』よ!この哀れな劣等種族を皆殺しにせよ!!」
そう言うと同時に『チェリュー・シュトローム』はぐおおおおおおおと奇声を上げながら向かって来るのを見て通信機から千冬が指示を出した。
『今先ほど全ての部隊がそちらに向かっている!後13分の辛抱だと言うが・・・
我々の目的は成瀬 澪の奪還だ!!これを持って総員は撤退しIS学園に』
「待ってください織斑先生!」
『・・・何だ成瀬、今私はお前に』
「撤退と言うのは分かってます!けどここでゾルギアを逃せばまた同じことを
しでかすかもしれないし何よりも・・・あいつは万理亜を追い詰めました!!それに・・・もう嫌なんです私のせいで誰かが苦しむのは!?」
『・・・・』
「今ここでゾルギアを討たなければ未来でまた誰かが悲しみます!お願いです
織斑先生!!戦闘の許可を!?お願いします!」
澪の言葉を聞くもだがと千冬は撤退を第一に考えているが・・・斯波が
千冬に向けてこういった。
「織斑先生、僕も同じ意見だと思うよ?」
『斯波!貴様何を』
「今ここであいつを倒さなければ間違いなくまたやってくる、悪魔側にも連絡ルートがあっても枢機院のあいつは間違いなく逃げて今度は本物のテロリストとして
現れるだろう。だったらここは・・・あいつを倒すべきじゃないかな?」
千冬は斯波の言葉を聞くもだがと言うと・・・シェーラが千冬に向けてこう言った。
「大丈夫よ、この子たちは私が絶対に守ってやるから。それに何よりも・・・
私も自分の娘が死んだって事を聞いて腸煮えくりかえってるのよねえ・・・未来ある
悪魔の子供たちを無下にした報い・・・受けるべきよね。」
そう言った瞬間にシェーラの魔力が・・・爆発的に辺りを覆うのが分かって
これはこれはと斯波はたらりと冷や汗を掻くのを見て刃更もマジかよと思っていた。
そして全員が身構えると・・・『チェリュー・シュトローム』の触手が全員に目がけて襲いかかってくると・・・突如として箒がその触手を切裂いて前に出てきたのだ。
するとゾルギアは(* ̄▽ ̄)フフフッ♪と笑いながらこう言った。
「お前が儂の前に現れたとしても最早勝利は必然よ!それとも何か?
万理亜を殺した償いにお前が儂に協力してくれると言うのかな?」
ゾルギアは正に下等な存在を見るかのような目つきでそう聞くと箒は・・・
こう答えた。
「いや・・・お前を倒しに来た。」
「ほお・・・この『チェリュー・シュトローム』を前にそんな事ほざけると言うか!」
そう言ったと同時に『チェリュー・シュトローム』の触手が箒目掛けて襲いかかるも
箒は緋燕の腕の装甲をパージしてそして・・・箒のその腕がその触手に当たって
そして・・・
・・・・・触手が吹き飛んだのだ。
『?!』
それを見て一夏達が驚いていると・・・ゾルギアは箒を見て矢張りと言って・・・
苦虫を嚙み潰したような表情で箒に向けてこう言った。
「成程な・・・あの時の貴様の目を見てまさかと思ったが・・・今ので確信した・・・
・・・・・そこにいるようだな・・・マリア!」
そう言ったと同時に箒の背後から・・・薄い紫色の光が零れでるとその光が形作られてそして・・・その姿が露となったのだ。
そう・・・マリアであった。
ーー如何やら分かってたようですねゾルギア。
「万理亜!」
澪が万理亜に向けて・・・悲痛な表情でそう言うと万理亜は澪に向けてこう言った。
ーー申し訳ありませんでした澪様、私がゾルギアに対してもっと注意して置ければ
この様な事にならずに済んだものを。ですが最早罰をも受けれるこの身ですが・・・
あの男を倒す為にお力を貸してくれますか篠ノ之さん!
「ああ無論だ万理亜・・・お前の無念と共に・・・『私達』で奴を討ち倒すぞ!」
箒がそう言ったと同時に紫色のエネルギーが箒の腰に纏わりついてそして・・・それはベルトとなると箒のその手には・・・紫色のまるで・・・スタンプの様な
形状の物が出てきたのだ。
次回は遂に・・・あれが出ます。